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サンフランシスコ在住です。昨年ほぼ初日で鑑賞しました。ストーリーは『オッペンハイマーってこういう人だったんだ』という感じでしたが、壁がほぼスピーカーのドルビー箱でしたので、音響とヴィジュアルに圧倒されました、あの二つの原爆が出てくるまでは。あの小さい方は長崎、大きい方は広島、と文字で書かれているが如くその成り行きがわかりました。胸がギュッと締め付けられ、さーっと映画に入り込めなくなりました、すごい題材を品格を持ちながら作られた作品とは認めますが、好きではありません。観て良かったけど、再び観たいとも思いません。アメリカは映画が良かったな!って思うと拍手がエンディングで起こります。私の前の男性が、終わるや否や、手を叩いたら、隣の女性が慌てて『やめときなさいよ!』と制止していたのが、印象的でした。米国に住む人でも、原爆の受け止め方が全然違うんだな、と分かった瞬間でした。
原爆を造ってしまった本人が、日本への原爆投下直後から罪の意識に苛まされるのが、この映画での唯一の救いでした。
アメリカ現地レポートありがとうございます。私の懸念もまさしくそこにあります。
大好きなノーラン監督がキリアン・マーフィーに主役を演じさせる、と聞いただけで期待感が膨らんだ作品です。色々な事情から公開が延び延びになったことがとても残念でしたが、結果として観賞できたことに感謝です。その期待にはほぼ応えてくれました。特にキリアン・マーフィーの憑依したかのような迫真の演技はこれからも語り継がれるものだと思います。他のキャストもすごい豪華さで、パンフレットによれば「みんなノーランの映画なら、と言って喜んで集まってくる」とありました。映画界でのノーランの力は素晴らしいものですね。ストーリーについては何かとてつもないものを見せられてしまった、というのが正直な感想です。オッペンハイマーという天才的な物理学者がいて、マンハッタン計画のリーダーに抜擢されなければ、ポツダム会談直前の爆発実験成功、広島長崎への投下、という歴史上最大の悲劇も起こらなかったのに…。歴史に「もしも」はありえないとはいえ多くの偶然、必然の積み重ねが巨大な悲劇を招き寄せてしまった筋道を見せつけられた思いです。ノーラン監督はインタビューで「この映画をきっかけに、多くの人が核兵器の恐ろしさに気づいて欲しい」と発言していたかと思います。映画としては3時間の長尺、アクションも少なく、室内の会話シーンが多く予想外に地味な印象ですが、アカデミーで7冠を獲り大きな世界興収を上げていることは、核兵器廃絶へ向けて大きな影響力を及ぼすことを期待したい。
映画の完成度の高さや日本人が抱く複雑な思いはお二人が話されていますし、多くの方がコメントされているので繰り返しません。この映画の主題からは外れるかもしれませんが、原爆開発前夜の量子力学の黎明期の知的興奮もよく描かれていたと思います。ボーアやハイゼンベルクなど、物理学の教科書に出てくる巨人たちも登場して、観ていて「おーっ」と思いました。もし自分が物理学者であったとして、国内の最も優秀な人材を結集した「史上最大のプロジェクト」への参加を打診されたとしたら、果たして断る勇気があっただろうか、などとも。不謹慎な感想かもしれませんが、科学者が未知の領域にチャレンジする本能を抑えられないことも少し分かる気がします。
参加要請されていたら参加したと思います。故に人間は愚かだと思います。
初めてノーラン作品で置いてけぼりを食わずに最後まで鑑賞出来て嬉しかったです 竹内さんはお勧めされてませんでしたが、私は徹底的に予習していきました。分厚い二分冊の伝記(PHP社)と数々予習動画、NHKのドキュメンタリーなど結果、映画にない色んなことが知れて良かったです単純に時系列をなぞらず、ストローズと二軸にしたこと、公聴会と聴聞会に焦点を当てたこと、時系列をシャッフルしたこと。素晴らしいアイディアだと思います決してエンターテインする映画ではありませんが、予習・復習を含めて楽しませてくれる映画だと思います「変な家」の方が動員が多いなんて、日本は平和だな
アカデミー賞がレッドバージにハリウッドが加担したことを本格的に認めた初めての作品として記憶に残るであろうと思います。マッカーシズムに関して日本人はあまり知る機会がありませんが、戦後アメリカ史において最重要な事象であります。おそらく本国アメリカでは国家が一個人の権利を蹂躙する過程において、ハリウッドの映画人がその暴走に加担したり、静観していた歴史を認めた記録としてこの映画は語り継がれることになると思います。そういう意味でもこの映画は、イギリス系アメリカ人であるノーランによるアメリカに向けた愛と憎しみに満ちた考察であると考えます。もしも、キューブリックが撮っていたら、憎しみのウエイトが愛よりも上回ったことでしょう。映画それ自体は、時間軸を操作することに魅了されてしまったクリストファー・ノーランというクリエイターの脳内を覗きこむことのできる一作だと思います。そしてノーランのオッペンハイマーも原爆開発ではなく、映画に魅了されれば良かったのに、という苦いつぶやきが聞こえてくるようでもありました。今回のシネマサロンのように、丁寧に慎重に作品を紐解いていくアプローチは好ましく思います。作品によって温度は違うと思いますが、次回以降もゆっくり作品の核心に向かいながら論を進めていただけるとありがたいです。最後になりますが、多くの人たちが原子爆弾の被害を知る、第一歩、あるいはきっかけにこの映画がなることを願います。
この映画ほど「日本人としてどう観るか、どう考えるか」と思って映画を観たのは初めて。酒匂さんが仰るように色々考えさせられた映画でした。原爆を容認はしませんが、この映画を観て初めて「結局は誰かが作ることになった」ことは認められましたし、映画そのものも原爆を礼賛するものではなかったのでほっとできました。日本でこそ公開するべき映画。アカデミー賞の直後の公開は結果的に良いタイミングだったと思いました。
公開タイミングはベストになりましたね。
日本人が“もんぺ”をはいて、あらゆる金属供出させられて、一輪の花も飾れない時代に🇺🇸普通に着飾って、ヒール履いて、お酒酌み交わして…勝てるわけない。そんなこと始める前にわかってた。安全地帯にいる人が戦争をしたがるのは今昔変わらず。胸の中が重くザラザラとする映画でした。
『オッペンハイマー』素晴らしい映画だったと共に怖い作品でもありました配給の〝ビターズ・エンド〟に感謝です終始美しい映像から目が離せませんでしたストーリーが良かったです男たちの着こなしが素敵でしたオッペンハイマー、グローヴス、ストローズそれぞれの個性が際立つフィッティング素晴らしかったですありがとうございました♪
鑑賞前に原作は滅多に読まないのですが、クリストファー・ノーラン監督は時間や構成に凝るので、1月に文庫本3冊が発売されるとすぐに読み始めました。その頃チラシはまだなく、登場人物の多い中でも俳優名がわかるとイメージを膨らませました。その甲斐あってか、原作中のシーンが目の前に飛び出してきました。構成が素晴らしく、映画は原作本を超えていると思いました。原作を読んでいると確かにパンフレットは物足りないです。俳優の紹介が足りないからです。
俳優さんの紹介があまりにも少なくて残念でした。原作既読からのコメントありがとうございます!
長崎市民で原爆被爆者3世です映画を観てアメリカ視点の原爆を課題にした映画でしたがアメリカの市民が喜んでいるシーンは怒りを覚えましたがオッペンハイマーの最後の顔のシーンはずっと忘れないと思います
中国人です日本軍の731部隊に生体実験された祖父を思うと、原爆を落とされたシーンで同様に私も喜びました。アメリカありがとう
戦争とはそういうものです。日本国民だって伝えられる戦況に一喜一憂してました。
被爆3世てしてのコメントありがとうございます。この映画で本当に核爆弾や戦争の悲惨さが伝わるのか考えてしまいます。
原爆が落とされて喜ぶ人たちの顔が、しだいに変化して広島の人々に重なるシーンです。暗示、人類の未来への強烈な批判です。
「戦争とはそういうものです」って、うっすいなぁ。大前提としてそんな話は分かり切ってんだよ。
2回鑑賞しました自分は原爆の被害の描写はあのくらいでいいかなと思いました激しい映像描写があれば、主題がブレると思いますし、そこだけ切り取られることもあるでしょうし、何より全世界でヒットなんてするのかな、アメリカの保守層も観ているみたいなのでそれがスゴイことだと思います最後のアインシュタインの予言みたいなセリフに、授賞式を重ねた表現もとても良かったです。アメリカの勝手さを痛烈に批判していましたよね自分はとても心に残る作品になりましたもう一度IMAXで観たいなと思っています
コメントありがとうございます。おっしゃる通りの感想の方も多くいらっしゃると思います。
明快で解りやすくそれでいて楽しい解説素晴らしかったです。
コメントありがとうございます!お役に立てて何よりです。
原爆の威力を知りながらそれを使う人間がいるという恐怖。オッペンハイマーという人物とその背景を知ることでその後に各々がどこに興味を持ちどんな考えに至るか。キリアンマーフィーが本当に素晴らしかったです。
私はノーランが一番好きな監督で劇場で観て感動しました。特に編集のテンポ、音楽、人間描写は以前のノーランから飛躍があったと思いました。だからこそノーランの才能をもってすれば核兵器について一般の観客の想像を越える描き方を観せてくれると大ファンとしては期待するのですが、今作そこまでは越えてこなかったとファンがゆえに思いました。
コメントありがとうございます!同じくノーランに期待していたので残念です。
鑑賞を終えましたがしばらく動画の視聴とコメントするには時間がかかってしまった作品でした。リサーチせずに鑑賞しましたので会話劇が二方向で展開していき、後半の伏線回収は痺れるような感覚が起こりあっという間の3時間でした。(途中、エンタメ視点でチャーチルが登場した?!と驚いてしまいました)内容は違いますが過去に「戦場にかける橋」(戦勝国の目線で創られてることは認識してます)で日本人として胸が痛む場面を観てしまっているので本作の鑑賞後、時間が経つにつれて正直しんどい気持ちが増していきました。酒匂さんの日本人側の視点での慎重なトークに何度も頷きながらも見応えのある動画を視聴させていただきました。今回を契機として推してる配信者を応援するということで遅ればせながらメンバーシップ登録させていただきました。
メンバーシップ登録ありがとうございます!本作収録にあたっては様々なことに思いが巡り、手放しで傑作とはなりませんでした。悩みながらも正直にコメントさせていただきました。引き続き応援よろしくお願いいたします!
山﨑貴監督は、原爆の映画なんか作らなくていいよ、、、
実は原爆を日本に落とす必要性なんかなかったのだと指し示すハリウッド映画は初めて観た様な気がするし、全面的に反戦の意図のある映画であり、感動出来る部分もあるし紛れもない傑作だと思うけどなぁ。
映画としての濃密なクオリティについて、本当に楽しみました。同時に、日本人として、複雑な感情を抱かざるを得ないシーンも多く、多くを考えさせられる映画でした。酒匂さんが語られる作品を超えた部分での物足りなさと、映画としての圧倒的な質量に戸惑ってはいますが、原爆に隠れがちな東京大空襲への描写があることや、必ずしも原爆投下に肯定ではない作品が、全米で公開され、アカデミー賞作品賞を獲得したことは小さくないと考えてます。ちなみにトルーマンとオッペンハイマーのやりとりはほぼ事実だそうです。山崎貴監督がそれをできるかはやや疑問ですが、日本映画界がこの映画へのアンサーとなるような作品を作れるのかが、試されているような気がしています。
コメントありがとうございます!アンサー映画創らなければですね。
手放しで絶賛する映画チャンネルが多いなか、言葉を選び、慎重に話すお二方のお人柄を感じられました。どのレビュアーの感想より一番しっくり腑に落ちました。ありがとうございました。
コメントありがとうございます!日本人にとって重く繊細な問題ですのでいろいろ考えながら言及させていただきました。
手放しで絶賛する映画チャンネル、むしろ少なくないですか??
オッペンハイマー改めてクリストファー・ノーラン監督は時間に拘るし見事に操れる稀有な創作者との認識を新たにした本作の鑑賞直後感です。だから難解でスピード感に溢れる本作もその理解度を高めるためだけに時系列に沿って編集された版が仮にあるのならばもう一度それを鑑賞し直したいのが本音の希望ですね(笑)冒頭のシーンが原子爆弾の投下後の暗喩だと先ず直感しました。以降 広島と長崎へ投下された直接的な表現もないですしそのニュースを観る観客の表情のみがその表現でした。僕には被爆国たる現代の日本にも配慮がなされていたと思いました。よく理解できなかったのは、カラーとモノクロパートの違いでした。冒頭での核融合と核分裂との表記もあった覚えもありますが、モノクロの方は宿敵だったストローズの視点かなというのが僕の今の理解です。かつて「インター ステラー」がキューブリックの「2001年宇宙の旅」に影響を受けていたように、本作はあの「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」に影響を受けています。まさにそれを示しているかのような圧巻のラストでした。このラストからは監督は核兵器は決して抑止力なのではなくて人類がその自らを滅亡に導く「火」であるとの暗示です。それは冒頭に「古代ギリシャのプロメテウスは神から「火」を人に与えた」との引用からも分かります。核兵器の所有とその抑止力か否かは現在でも起こっている戦争下でも注目点です。そこに警鐘を鳴らしたかった裏のテーマこそがノーラン監督の真意だと僕には想えるのです。
最後の最後にキューブリックとノーランに触れていただきありがとうございます😂
おっしゃる通りノーランのメッセージはそこにあると思います。ただ、そのメッセージを伝え切るには核の恐怖の描写が物足りなかったです。
字幕を追うのが大変だったので日本語吹替が欲しいと思いました。
同じく吹替版でも観てみたくなりました!
情報の多い映画でぐったりしました。ストローズの話は映画の軸でしたが蛇足程度に感じました。
作品としては見応えがありました。締め方もノーラン監督の反核の意思がしっかりと心に刻まれました。日本も原爆を開発していましたが戦火で施設が破壊されたり諸々で頓挫したそうです。どちらがやるかやられるか、が戦争ですね。仮に当時の状況で逆に米国に原爆を落としたのが日本であれば、日本人も大喚起し、いまだに正当化する人も少なくないのではないでしょうか。そして、敗戦国ということもありますが「先に奇襲した」「侵略した」という戦犯国扱いなので、原爆は自業自得と言う考えの人々も多いように思います。しかし、それと原爆がいかに恐ろしく非人道的な兵器であるかは別なので、この作品をきっかけに興味を持つ人々が増えてくれることを期待します。東京大空襲の犠牲者数が台詞でありましたが、それすら「そんなに?」と思った米国人も多いのではないでしょうか。完璧に満足してはいませんが、世界的にネームバリューのある監督がこの題材を扱ってくれたことがありがたいです。冒頭でプロメテウスの話を出したのはうまいなと思いました。人類が創り出した業火と切っても切れないものです。チェルノブイリにプロメテウス像がありますが、旧ソ時代には原発の象徴だったそうで、事故の後となってはかなりの皮肉になってしまったと思います。(長々と失礼しました💦)
長文コメントありがとうございます!おっしゃる通り、少しでも変われるキッカケになれば良いと思います。
14:31オッペンハイマーでは核の脅威に関してリアルな描写はありませんでしたが、先日ヴィルヌーヴが核戦争を題材にした『Nuclear War: A Scenario 』の映画化を手がけるとの報道がありました。これは核兵器の悲惨さに関してかなり踏み込んだ内容になるのではと期待しています。
情報ありがとうございます!是非観てみたいです!
特殊効果をばりばりつかって見せる映画なのかなあ、と思っていたのですが、私が一番打ちのめされたのはオッペンハイマーが被害映像をみているシーンでした。俳優ってすごい。これはアカデミー賞主演男優賞も当然ですね。
クリストファー・ノーランは、一つのショットで説明するのが下手で不器用だから、時系列を混乱させるギミックを多用するのではないかなと思っています。ドゥニ・ヴィルヌーブの場合は、ショットがいろいろなものを説明しているので、その辺り対照的なのかなと思っています。不器用で難解なところがあって、そこがフックとして鑑賞者にひっかかるのだろうと思うのだけれど、実はそれは説明の下手さによるものだと思っています。でも、これまでほとんどのノーラン作品を観てきましたけれど、今回の作品は最高傑作だと思います。確かに不器用な部分は残るのだけれど、それを差し引いて余りある映像と音響の力を感じるからです。
作品のクオリティは流石でしたね。
IMAXで観ました。音響が怖かった。。。作品として素晴らしかった〜!!キャストも素晴らしかった〜!!が、前半寝ました。。斜め前の人もしばらく寝ていました😂😂
前半眠くなりますね💦
資料館にも行ったことがあるし『黒い雨』も『はだしのゲン』も読んだことあるのにオッペンハイマーという人の名前を知りませんでした。原爆の酷さをというよりは、オッペンハイマーの生涯を忠実に撮った作品だと思って観たので最後まで引き込まれました。竹内さんの仰るとおり、戦争の何がムカつくかって、『戦争始めます!』って言い出したお偉いさん達はかすり傷ひとつ負わずに済んで、戦争に反対してる市民が酷い死に方を強いられることです。冒頭の『プロメテウスは人間に火を与えた罪で永久に拷問にかけられた』というエピソードが怖すぎてザワザワしています。作品としては、生年月日も身長も自分と全く同じのキリアン・マーフィーの躍進がとても嬉しいけど、今回の役を演じるのはしんどかっただろうなぁと思います。ゆっくり休んでほしいです。原爆を知らない人達が、本当はどうだったのかを知ろうとするきっかけになったらいいなと思います。
コメントありがとうございます。おっしゃる通りきっかけになればいいと思います。残念ながらアメリカ万歳の方に訴求するまでには至ってないように思います。
新藤兼人は『原爆の子』(1952年)です。『ひろしま』(1953年)は関川秀雄です。『ひろしま』『原爆の子』共に「原爆の子~広島の少年少女のうったえ」を原作してます。最初は『ひろしま』が先の企画で日教組と新藤兼人の協力で映画制作がはじまりましたが、新藤の脚本に日教組が反発して結局両者は決裂し、別々の映画として制作された経緯があります。
情報ありがとうございます!
原爆投下を決める会議(京都は新婚旅行で 云々のくだり)は日本人だから不快感を抱くシーンなんでしょうが、そこから原爆投下後の体育館でのスピーチシーンまで不快感を抱いて鑑賞してました。その後、公聴会と聴聞会権力ドラマは知識があればもっと面白く観れたと思いますが、ストローズサイドを挟むことで(権力ドラマ)原爆投下に対するネガティブな感情が散らされて良かったとは思います。アインシュタインとの対話がオッペンハイマーのその後のシーンとオーバーラップして皮肉?のような演出でしたが、この映画自体がオスカーいっぱい受賞したねーって皮肉りたくなるのはきっと小学生の頃はだしのゲンを学校で見せられ数年間は夏になる度に窓ガラスの側が怖くなったせいです。
コメントありがとうございます!トラウマになるぐらいの恐怖を世界中の人が共有できれば世界も変わるかもしれませんね。
今作もまた、志しも良いし出来上がりも凄いが、好きでも面白くもないノーラン映画でした。でも、寝ることはなかったです 笑。劇中で主人公が称賛される姿を、この映画がアカデミー賞を席巻した事実と重ねて見てました。実に皮肉です。今回の配信は、久々に中身のある議論が交わされていて大変面白かったです。
おっしゃる通り皮肉ですね。
やや否定派です。力作だとは思いますが、いくらいつものノーラン作品とはいえ、技巧性を凝りすぎていて(時系列をシャッフルなど)、せっかくの、これほどのセンシティブな題材を阻害しているような気がします。
劇場に行くのはしんどい歳ですがこれぞという映画はガンバッて観に行きます(竹内さん推しはほぼアタリです)。そのチョイスをするためもこのチャンネルはありがたいです(ひとつお願いがあります。すてきな声のTさんの話が毎回聴き取りにくいので、要約で結構ですのでスパーインポーズを出してくれるとありがたいです。
私も実は原爆の爆発シーンが控えめに作られていたことに疑問を持ちましたが、これ、酒匂さんがおっしゃるように残酷なシーンを入れた場合、シンドラーのリスト、プライベートライアンに対する批判同様、悲劇をスペクタクル化して消費いるという批判が絶対出てきていたと思います。私が言いたいのはどっちが正しいとかではなく、あちらを立てればこちらが立たずで、つまりこの映画の題材はどちらにしても全員を納得させることが非常に困難な内容なんだと思います。
コメントありがとうございます。おっしゃる通り映画として取り上げるにはあまりにも重い題材なので、どんなアプローチをしても万人が納得できる事はないと思います。私の意見は日本人としての個人的な意見です。
出てくる人がスターばかりで楽しかったし、毒リンゴの暗喩が効いていたと思います。最後に明かされるアインシュタインとの会話の内容も。3時間長く感じませんでした。
コメントありがとうございます。3時間あっというまでしたね。
シネマサロンの『オッペンハイマー』待っていました。
いつもありがとうございます!
昔ははだしのゲン実写ドラマとか火垂るの墓とかやってたのにここ数年そういうのが減ってきたような気がする。
ノーラン初鑑賞でした。音響や画面効果、私にとってはすごくエンタメでした。ただ、どうしても日本人としては題材を俯瞰して描きすぎかな…と思ってしまい、作品そのものをうまく評価できません。映画を観たという感覚より、これが公開されたこと、原爆を落とした方の国でこういう作品が生まれたこと、そしてそれが評価されたこと、それぞれを社会現象として捉える方に意識が持っていかれてしまいます。ただ、アメリカでこのような映画が作られ、一定の評価を得たことは希望だと思いました。
不満は残るけれども大きな一歩になって欲しいですね。
原爆資料館海外の観光客が増えてきたって聞いたことがある。もう被爆者の人が限られた中で🇯🇵も映画で国際的に訴えかけないとダメな時代になってきたのかなぁ?
ノーラン監督ってオッペンハイマーを撮りたかったんだよなぁ。そういえば〇〇監督特集とかしないんですか?
予告の段階で怖くなってしまい、みにいくことをやめました。映画を見た人全員の脳内で、原爆が爆発する作品かなと想像してしまいました。そして脳内にトラウマができるほどの凄まじい体験になりそう。映画をみずして映画をみたような感覚になりました。
コメントありがとうございます!そこまで怖い作品ではなかったように思います。だが故に残念に思う部分もあります。
後半ホラー映画かよってビビらせにくる。ナチスは→技術やばいって感じで、やたらとソ連がセリフの中に入っていたな。なんか🇯🇵が犬ころみたいに見えてきてあー当時のアメリカってこんな感じなんだなぁって思った。ソ連のやばさはラーゲリより愛を込めてでなんとなくわかったからあんなの渡したら行けないよなぁって思った。
日本でも軍主導で、東京と京都で原爆の研究をしていました。映画「太陽の子」でも、計算と実験にのめり込んでいく研究者達が描かれています。彼らの頭の中では常に計算と想像と興味が巡っているのです。「太陽の子」予告ruclips.net/video/Maw5umcN7L8/видео.htmlsi=cWvgb_DM1r99w33c
情報ありがとうございます。日本、ドイツ、どこが開発しても不思議ではありませんね。
(ネタバレ)原爆投下のシーンが描かれていないことは、オッペンハイマーがプロセスの全てに加担していないということを強調していると解釈しました。悲劇の責任の所在は明確にできえないことを表しているのかなと思いました。
コメントありがとうございます!ご指摘の通りかもしれませんね。責任の所在が曖昧になるのも戦争の怖さですね。原爆の怖さは伝わりきれてないように思います。監督の意図はそこではないんでしょうね。
酒匂さんに共感。同じようにこの映画は手放しに良い映画とは思いませんでした。ノーラン監督のいつもの過去が現在そして未来につながっているというテーマを描くためにわざと時系列を混ぜて難解に作っているのは芸がなかったと感じた。日本人は他の国より核の恐ろしさを学んでるので怖く感じるだけでこの映画では核兵器の怖さを感じないし本来の目的の一つである子供に関心を持ってもらうという点でも良くできた映画とは思わなかった。
共感いただきありがとうございます!おっしゃる通り核の恐怖は伝わらなかったと思います。ノーラン程の人であれば、なんとか工夫できなかったものかと残念でなりません。
もちろん映画の作り上がり的には素晴らしいかったですね。構成はもちろん、音響、映像、演技、どれもハイクオリティでした。ただ、自分のフェイバリットにはなり得ないですね。とどのつまり、ユダヤ系アメリカ人の物語なんだなと思いました。もしフィクションという前提にしても、別の属性の人物の同じ物語だとしたら、彼らは決して同じように高く評価しないでしょう。アカデミー賞での『関心領域』におけるコメントへの批判、そして現実にパレスチナで今起きていることについての反応、こういうのを見るに付け、この作品でも、現実でも、自分たちを正当化したい、正義と思いたいんだろうな、そういう風に見ると割と腑に落ち、同時に冷めましたね。(もちろん、ユダヤ人・アメリカ人が全てそうとは言いません)大体、なぜ原爆の危険性を察知するに足る重大な事故、デーモンコアのことについて、全く触れなかったんでしょうか?そういうものに蓋をしたこと自体が欺瞞だし、被曝の恐ろしさについての説得力を欠く結果になったと思います。不安視してポイント鑑賞にしましたが、それは正解でしたね。
核の恐ろしさの説得力がないですね。この映画はオッペンハイマーを描いた作品だというのも逃げのような気がします。
39:03 ランキングは、初登場4位ですよ?1週目の興行収入も、7億円では無く4億円台です。
コメントありがとうございます。シネマサロンで言及させていただいている興行収入ランキングは動員ではなく、収入、金額ベースのランキングになります。なので本作は初登場3位の興収約3億8000万円となります。
長崎は修学旅行で…広島は社会人でそれぞれ行ったな。ナチス系は良く作られるけどこういう🇺🇸の戦時中のやつはあんまり見ないよなぁ?
酒匂Pの終始深刻な表情が印象的でした.ただ,原爆を扱ったものをエンタメ映画として仕上げた以上,表現するもの,しないものが出てくることは必然であり,展開は理にかなっていました,傑作なのは確かです.私にも日本人としての感想はありますが,それによって評価を保留することはないですね.
クリストファーノーランの次の伝記映画はフォンノイマンを期待します。
コメントありがとうございます!次は全く違う作品撮りそうですけどね。
最後のドラゴンボールみたいなのは怖すぎて現実にならないことを祈るばかり。原爆の恐ろしさはやっぱり🇯🇵だけしか伝えることはできないんだろうなぁ。作中でもそんなに被害出ないやろって描かれ方していたな。
本作では原爆の恐ろしさについては充分に描かれてませんね。監督の意図なんでしょうけど。
『オッペンハイマー』について酒匂さんが他のRUclipsレビュー番組にはない大変鋭いご指摘をしていたと思います。つまりクリストファーノーランがこの映画を作る前、構想段階でもいい、広島平和記念資料館に行っていたならば、上映されている内容どおりに描けていたかどうかですね。極端なことを言えば作品をつくることができなかったかもしれない。これはオッペンハイマーの伝記だから描かなくてもいいというようなことは今まさに、この現代を生きている人間は言えないと思います。結果と原因を逆にする映像技を持ちえたノーランにしては後味の物足りなさが僅かですけど残ります。ただ広島平和記念資料館に行っていないという確証がない。実は密かに資料館に行っていてこの映画を作ったのなら、もう脱帽しかない。勇気と冷淡を兼ね備えた精神強靭ですごい映画作家だと思います。
本作の動画収録前にはいろんなことに思いが過りました。気が重いながらも収録、動画アップしましたが、勇気をいただけるコメントありがとうございます。
あの町山さんは、五回鑑賞したとか😊
亀丸さんがどう感じられたか、ご自身のコメントで伺いたいです。
@@cinemasalon 作品としては、年間ベスト級かと。確かな評価、自身の考えを纏めるには、やはり複数回の鑑賞が必要かと。ただ、何回も観たいと思うだけのフェイヴァリット度が?😵今確実に強く思うのは、公開時期が延びたとはいえ、とにかく国内で上映されたことは本当に良かったということ(^.^)(-.-)(__)
クオリティは認めるもののフェイヴァリットにはならないのは同意ですね!
映画としては話題性の通りで素晴らしかったです。登場人物も多くてある程度の原爆に関する知識を持って観た方が良いのかなと。是非、IMAXで観て欲しい映画だとは思いました。
観客に大切な事を伝える際、作者は時系列をいじってストーリーを複雑にすることがそれを邪魔してしまうとは思わないのでしょうか。正直、僕にはオッペンハイマーの内面は断片的にしか伝わらなかった気がします。エンタメとして成立させるために時系列をいじったような不誠実な印象を受けてしまい、僕は嫌な気分になってしまいました。
同じくモヤモヤが残りました。
ドイツに残った物理学者はわざと原爆を完成させなかったという話もあるね。アメリカは被害者のことまで考えない人物を慎重に選んで開発責任者に任命したのではないのかな。
となると恐ろしくも巧みな人選だったということですね。
「スパイの妻」の主人公のように、国の方針よりも人道を優先するような人では計画が頓挫する恐れがあるかも。
音響で効果を出そうとするのは駄作の証明みたいなイメージがあるが…
確かに劇伴は過剰に感じました。
この映画をなんで日本で上映するのを躊躇したのか理解できませんね。話題を巻き起こして興収を増やすための戦略だったんじゃないですかね。この映画が伝えたかったのは核兵器のヤバよりも、人間の愚かさなのではないですかね?酒匂さん。
上映の遅れについてはメンバーシップ動画で言及しましたのでご覧ください。世の中に広まる言説とは事実は異なるように思ってます。主題はおっしゃる通りなんですが、核の恐怖は盛り込んで欲しかったです。
樺沢さんがこの映画の意義について話してます。ruclips.net/video/G3hQVhG8bew/видео.htmlsi=Dj0MhMaJkzHaDd06過去の広島長崎の悲惨さにばかりこだわるのは視野が狭いと思います。
《オッペンハイマー》映画そのものの感想は、あえて語りません。私自身は、この手の映画=原爆を扱った作品=に接する度に、アメリカは、永久に“原爆の必要性”を主張し、言い過ぎかもしれないが、この手の作品を作ることで、自分たちを正当化しようとしていると思えてしかたない💦
おっしゃる通りの懸念を抱かざるを得ないですね。
失礼かもしれませんが、竹内さんが純粋に映画としての完成度のみに焦点を当てて批評する感じが、どことなく原爆開発を推し進める科学者たちと重なりました。原爆の直接的な表現に関してはどちらでもいいのですが、それ以上に何か、目から鱗的なグッとくるものを期待して観ていたのですが特に目新しいメッセージ性の様なものは感じなかったです。
監督に、そのつもりはなかったんでしょうね。残念でした。
ポリコレ汚染されていないので「あっ、ポリコレ配慮!」って冷めることがなく3時間没頭出来る映画、ラーメン屋でラーメンを出されるようにオッペンハイマー屋でオッペンハイマーをお出しされた感じ、欠点らしい欠点がないので減点方式でも100点満点中100点の作品ディズニーだったらアインシュタインをブラックウォッシュしてただろうけど、ノーラン監督はしなかったので良いね赤狩りと公職追放を現代のポリコレによるキャンセルカルチャーとして、ポリコレの愚かさ醜さ悪辣さをえぐり出して白日の下にさらしてくれたマリオがポリコレをガン無視したのを超えてオッペンハイマーはポリコレに中指を突き立てた勇気を評価できるアインシュタインの「こんな仕打ちをする祖国を捨てたら?」に対してオッペンハイマーは「私は祖国を愛している」と答えたのが「ポリコレによるキャンセルカルチャーが吹き荒れる時代だけど、映画作りはやめない、私は映画を愛している」というノーラン監督の映画愛爆発
行き過ぎたポリコレやキャンセルカルチャーは映画の興趣を大きく損ないますね。
竹内さんがいくらノーランを擁護しても、納得できない!広島長崎の惨状を描くべきだ!それが配慮というものだ!今回の竹内さんの意見には賛同できない!ノーランはけしからん!
コメントありがとうございます!そういうご意見もよくわかります。
@@cinemasalon 興奮してしまってごめんなさい。親戚に被爆者がいるもので。。
サンフランシスコ在住です。昨年ほぼ初日で鑑賞しました。ストーリーは『オッペンハイマーってこういう人だったんだ』という感じでしたが、壁がほぼスピーカーのドルビー箱でしたので、音響とヴィジュアルに圧倒されました、
あの二つの原爆が出てくるまでは。あの小さい方は長崎、大きい方は広島、と文字で書かれているが如くその成り行きがわかりました。胸がギュッと締め付けられ、さーっと映画に入り込めなくなりました、すごい題材を品格を持ちながら作られた作品とは認めますが、好きではありません。観て良かったけど、再び観たいとも思いません。
アメリカは映画が良かったな!って思うと拍手がエンディングで起こります。私の前の男性が、終わるや否や、手を叩いたら、隣の女性が慌てて『やめときなさいよ!』と制止していたのが、印象的でした。米国に住む人でも、原爆の受け止め方が全然違うんだな、と分かった瞬間でした。
原爆を造ってしまった本人が、日本への原爆投下直後から罪の意識に苛まされるのが、この映画での唯一の救いでした。
アメリカ現地レポートありがとうございます。
私の懸念もまさしくそこにあります。
大好きなノーラン監督がキリアン・マーフィーに主役を演じさせる、と聞いただけで期待感が膨らんだ作品です。色々な事情から公開が延び延びになったことがとても残念でしたが、結果として観賞できたことに感謝です。その期待にはほぼ応えてくれました。特にキリアン・マーフィーの憑依したかのような迫真の演技はこれからも語り継がれるものだと思います。他のキャストもすごい豪華さで、パンフレットによれば「みんなノーランの映画なら、と言って喜んで集まってくる」とありました。映画界でのノーランの力は素晴らしいものですね。
ストーリーについては何かとてつもないものを見せられてしまった、というのが正直な感想です。オッペンハイマーという天才的な物理学者がいて、マンハッタン計画のリーダーに抜擢されなければ、ポツダム会談直前の爆発実験成功、広島長崎への投下、という歴史上最大の悲劇も起こらなかったのに…。歴史に「もしも」はありえないとはいえ多くの偶然、必然の積み重ねが巨大な悲劇を招き寄せてしまった筋道を見せつけられた思いです。
ノーラン監督はインタビューで「この映画をきっかけに、多くの人が核兵器の恐ろしさに気づいて欲しい」と発言していたかと思います。映画としては3時間の長尺、アクションも少なく、室内の会話シーンが多く予想外に地味な印象ですが、アカデミーで7冠を獲り大きな世界興収を上げていることは、核兵器廃絶へ向けて大きな影響力を及ぼすことを期待したい。
映画の完成度の高さや日本人が抱く複雑な思いはお二人が話されていますし、多くの方がコメントされているので繰り返しません。この映画の主題からは外れるかもしれませんが、原爆開発前夜の量子力学の黎明期の知的興奮もよく描かれていたと思います。ボーアやハイゼンベルクなど、物理学の教科書に出てくる巨人たちも登場して、観ていて「おーっ」と思いました。もし自分が物理学者であったとして、国内の最も優秀な人材を結集した「史上最大のプロジェクト」への参加を打診されたとしたら、果たして断る勇気があっただろうか、などとも。不謹慎な感想かもしれませんが、科学者が未知の領域にチャレンジする本能を抑えられないことも少し分かる気がします。
参加要請されていたら参加したと思います。
故に人間は愚かだと思います。
初めてノーラン作品で置いてけぼりを食わずに最後まで鑑賞出来て嬉しかったです
竹内さんはお勧めされてませんでしたが、私は徹底的に予習していきました。分厚い二分冊の伝記(PHP社)と数々予習動画、NHKのドキュメンタリーなど
結果、映画にない色んなことが知れて良かったです
単純に時系列をなぞらず、ストローズと二軸にしたこと、公聴会と聴聞会に焦点を当てたこと、時系列をシャッフルしたこと。素晴らしいアイディアだと思います
決してエンターテインする映画ではありませんが、予習・復習を含めて楽しませてくれる映画だと思います
「変な家」の方が動員が多いなんて、日本は平和だな
アカデミー賞がレッドバージにハリウッドが加担したことを本格的に認めた初めての作品として記憶に残るであろうと思います。
マッカーシズムに関して日本人はあまり知る機会がありませんが、戦後アメリカ史において最重要な事象であります。
おそらく本国アメリカでは国家が一個人の権利を蹂躙する過程において、ハリウッドの映画人がその暴走に加担したり、静観していた歴史を認めた記録としてこの映画は語り継がれることになると思います。
そういう意味でもこの映画は、イギリス系アメリカ人であるノーランによるアメリカに向けた愛と憎しみに満ちた考察であると考えます。もしも、キューブリックが撮っていたら、憎しみのウエイトが
愛よりも上回ったことでしょう。
映画それ自体は、時間軸を操作することに魅了されてしまったクリストファー・ノーランというクリエイターの脳内を覗きこむことのできる一作だと思います。そしてノーランのオッペンハイマーも原爆開発ではなく、映画に魅了されれば良かったのに、という苦いつぶやきが聞こえてくるようでもありました。
今回のシネマサロンのように、丁寧に慎重に作品を紐解いていくアプローチは好ましく思います。
作品によって温度は違うと思いますが、次回以降もゆっくり作品の核心に向かいながら論を進めていただけるとありがたいです。
最後になりますが、多くの人たちが原子爆弾の被害を知る、第一歩、あるいはきっかけにこの映画がなることを願います。
この映画ほど「日本人としてどう観るか、どう考えるか」と思って映画を観たのは初めて。酒匂さんが仰るように色々考えさせられた映画でした。原爆を容認はしませんが、この映画を観て初めて「結局は誰かが作ることになった」ことは認められましたし、映画そのものも原爆を礼賛するものではなかったのでほっとできました。日本でこそ公開するべき映画。アカデミー賞の直後の公開は結果的に良いタイミングだったと思いました。
公開タイミングはベストになりましたね。
日本人が“もんぺ”をはいて、あらゆる金属供出させられて、一輪の花も飾れない時代に🇺🇸普通に着飾って、ヒール履いて、お酒酌み交わして…勝てるわけない。そんなこと始める前にわかってた。安全地帯にいる人が戦争をしたがるのは今昔変わらず。
胸の中が重くザラザラとする映画でした。
『オッペンハイマー』
素晴らしい映画だったと共に
怖い作品でもありました
配給の〝ビターズ・エンド〟に感謝です
終始美しい映像から目が離せませんでした
ストーリーが良かったです
男たちの着こなしが素敵でした
オッペンハイマー、グローヴス、ストローズ
それぞれの個性が際立つフィッティング
素晴らしかったです
ありがとうございました♪
鑑賞前に原作は滅多に読まないのですが、クリストファー・ノーラン監督は時間や構成に凝るので、1月に文庫本3冊が発売されるとすぐに読み始めました。その頃チラシはまだなく、登場人物の多い中でも俳優名がわかるとイメージを膨らませました。
その甲斐あってか、原作中のシーンが目の前に飛び出してきました。構成が素晴らしく、映画は原作本を超えていると思いました。
原作を読んでいると確かにパンフレットは物足りないです。俳優の紹介が足りないからです。
俳優さんの紹介があまりにも少なくて残念でした。
原作既読からのコメントありがとうございます!
長崎市民で原爆被爆者3世です映画を観てアメリカ視点の原爆を課題にした映画でしたがアメリカの市民が喜んでいるシーンは怒りを覚えましたがオッペンハイマーの最後の顔のシーンはずっと忘れないと思います
中国人です
日本軍の731部隊に生体実験された祖父を思うと、原爆を落とされたシーンで同様に私も喜びました。
アメリカありがとう
戦争とはそういうものです。
日本国民だって伝えられる戦況に一喜一憂してました。
被爆3世てしてのコメントありがとうございます。
この映画で本当に核爆弾や戦争の悲惨さが
伝わるのか考えてしまいます。
原爆が落とされて喜ぶ人たちの顔が、しだいに変化して広島の人々に重なるシーンです。
暗示、人類の未来への強烈な批判です。
「戦争とはそういうものです」って、うっすいなぁ。
大前提としてそんな話は分かり切ってんだよ。
2回鑑賞しました
自分は原爆の被害の描写はあのくらいでいいかなと思いました
激しい映像描写があれば、主題がブレると思いますし、そこだけ切り取られることもあるでしょうし、何より全世界でヒットなんてするのかな、アメリカの保守層も観ているみたいなのでそれがスゴイことだと思います
最後のアインシュタインの予言みたいなセリフに、授賞式を重ねた表現もとても良かったです。アメリカの勝手さを痛烈に批判していましたよね
自分はとても心に残る作品になりました
もう一度IMAXで観たいなと思っています
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りの感想の方も多くいらっしゃると思います。
明快で解りやすくそれでいて楽しい解説素晴らしかったです。
コメントありがとうございます!
お役に立てて何よりです。
原爆の威力を知りながらそれを使う人間がいるという恐怖。オッペンハイマーという人物とその背景を知ることでその後に各々がどこに興味を持ちどんな考えに至るか。
キリアンマーフィーが本当に素晴らしかったです。
私はノーランが一番好きな監督で劇場で観て感動しました。特に編集のテンポ、音楽、人間描写は以前のノーランから飛躍があったと思いました。だからこそノーランの才能をもってすれば核兵器について一般の観客の想像を越える描き方を観せてくれると大ファンとしては期待するのですが、今作そこまでは越えてこなかったとファンがゆえに思いました。
コメントありがとうございます!
同じくノーランに期待していたので残念です。
鑑賞を終えましたがしばらく動画の視聴とコメントするには時間がかかってしまった作品でした。
リサーチせずに鑑賞しましたので会話劇が二方向で展開していき、後半の伏線回収は痺れるような感覚が起こりあっという間の3時間でした。(途中、エンタメ視点でチャーチルが登場した?!と驚いてしまいました)
内容は違いますが過去に「戦場にかける橋」(戦勝国の目線で創られてることは認識してます)で日本人として胸が痛む場面を観てしまっているので本作の鑑賞後、時間が経つにつれて正直しんどい気持ちが増していきました。
酒匂さんの日本人側の視点での慎重なトークに何度も頷きながらも見応えのある動画を視聴させていただきました。今回を契機として推してる配信者を応援するということで遅ればせながらメンバーシップ登録させていただきました。
メンバーシップ登録ありがとうございます!
本作収録にあたっては様々なことに思いが巡り、手放しで傑作とはなりませんでした。
悩みながらも正直にコメントさせていただきました。
引き続き応援よろしくお願いいたします!
山﨑貴監督は、原爆の映画なんか作らなくていいよ、、、
実は原爆を日本に落とす必要性なんかなかったのだと指し示すハリウッド映画は初めて観た様な気がするし、全面的に反戦の意図のある映画であり、感動出来る部分もあるし紛れもない傑作だと思うけどなぁ。
映画としての濃密なクオリティについて、本当に楽しみました。同時に、日本人として、複雑な感情を抱かざるを得ないシーンも多く、多くを考えさせられる映画でした。
酒匂さんが語られる作品を超えた部分での物足りなさと、映画としての圧倒的な質量に戸惑ってはいますが、原爆に隠れがちな東京大空襲への描写があることや、必ずしも原爆投下に肯定ではない作品が、全米で公開され、アカデミー賞作品賞を獲得したことは小さくないと考えてます。
ちなみにトルーマンとオッペンハイマーのやりとりはほぼ事実だそうです。
山崎貴監督がそれをできるかはやや疑問ですが、日本映画界がこの映画へのアンサーとなるような作品を作れるのかが、試されているような気がしています。
コメントありがとうございます!
アンサー映画創らなければですね。
手放しで絶賛する映画チャンネルが多いなか、言葉を選び、慎重に話すお二方のお人柄を感じられました。どのレビュアーの感想より一番しっくり腑に落ちました。ありがとうございました。
コメントありがとうございます!
日本人にとって重く繊細な問題ですのでいろいろ考えながら言及させていただきました。
手放しで絶賛する映画チャンネル、むしろ少なくないですか??
オッペンハイマー
改めてクリストファー・ノーラン監督は時間に拘るし見事に操れる稀有な創作者との認識を新たにした本作の鑑賞直後感です。
だから難解でスピード感に溢れる本作もその理解度を高めるためだけに時系列に沿って編集された版が仮にあるのならばもう一度それを鑑賞し直したいのが本音の希望ですね(笑)
冒頭のシーンが原子爆弾の投下後の暗喩だと先ず直感しました。以降 広島と長崎へ投下された直接的な表現もないですしそのニュースを観る観客の表情のみがその表現でした。僕には被爆国たる現代の日本にも配慮がなされていたと思いました。
よく理解できなかったのは、カラーとモノクロパートの違いでした。冒頭での核融合と核分裂との表記もあった覚えもありますが、モノクロの方は宿敵だったストローズの視点かなというのが僕の今の理解です。
かつて「インター ステラー」がキューブリックの「2001年宇宙の旅」に影響を受けていたように、本作はあの「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」に影響を受けています。まさにそれを示しているかのような圧巻のラストでした。このラストからは監督は核兵器は決して抑止力なのではなくて人類がその自らを滅亡に導く「火」であるとの暗示です。それは冒頭に「古代ギリシャのプロメテウスは神から「火」を人に与えた」との引用からも分かります。核兵器の所有とその抑止力か否かは現在でも起こっている戦争下でも注目点です。そこに警鐘を鳴らしたかった裏のテーマこそがノーラン監督の真意だと僕には想えるのです。
最後の最後にキューブリックとノーランに触れていただきありがとうございます😂
おっしゃる通りノーランのメッセージはそこにあると思います。
ただ、そのメッセージを伝え切るには核の恐怖の描写が物足りなかったです。
字幕を追うのが大変だったので日本語吹替が欲しいと思いました。
同じく吹替版でも観てみたくなりました!
情報の多い映画でぐったりしました。
ストローズの話は映画の軸でしたが蛇足程度に感じました。
作品としては見応えがありました。締め方もノーラン監督の反核の意思がしっかりと心に刻まれました。
日本も原爆を開発していましたが戦火で施設が破壊されたり諸々で頓挫したそうです。
どちらがやるかやられるか、が戦争ですね。
仮に当時の状況で逆に米国に原爆を落としたのが日本であれば、日本人も大喚起し、いまだに正当化する人も少なくないのではないでしょうか。
そして、敗戦国ということもありますが「先に奇襲した」「侵略した」という戦犯国扱いなので、原爆は自業自得と言う考えの人々も多いように思います。
しかし、それと原爆がいかに恐ろしく非人道的な兵器であるかは別なので、この作品をきっかけに興味を持つ人々が増えてくれることを期待します。
東京大空襲の犠牲者数が台詞でありましたが、それすら「そんなに?」と思った米国人も多いのではないでしょうか。
完璧に満足してはいませんが、世界的にネームバリューのある監督がこの題材を扱ってくれたことがありがたいです。
冒頭でプロメテウスの話を出したのはうまいなと思いました。人類が創り出した業火と切っても切れないものです。
チェルノブイリにプロメテウス像がありますが、旧ソ時代には原発の象徴だったそうで、事故の後となってはかなりの皮肉になってしまったと思います。
(長々と失礼しました💦)
長文コメントありがとうございます!
おっしゃる通り、少しでも変われるキッカケになれば良いと思います。
14:31オッペンハイマーでは核の脅威に関してリアルな描写はありませんでしたが、先日ヴィルヌーヴが核戦争を題材にした『Nuclear War: A Scenario 』の映画化を手がけるとの報道がありました。これは核兵器の悲惨さに関してかなり踏み込んだ内容になるのではと期待しています。
情報ありがとうございます!
是非観てみたいです!
特殊効果をばりばりつかって見せる映画なのかなあ、と思っていたのですが、私が一番打ちのめされたのはオッペンハイマーが被害映像をみているシーンでした。俳優ってすごい。これはアカデミー賞主演男優賞も当然ですね。
クリストファー・ノーランは、一つのショットで説明するのが下手で不器用だから、時系列を混乱させるギミックを多用するのではないかなと思っています。ドゥニ・ヴィルヌーブの場合は、ショットがいろいろなものを説明しているので、その辺り対照的なのかなと思っています。不器用で難解なところがあって、そこがフックとして鑑賞者にひっかかるのだろうと思うのだけれど、実はそれは説明の下手さによるものだと思っています。でも、これまでほとんどのノーラン作品を観てきましたけれど、今回の作品は最高傑作だと思います。確かに不器用な部分は残るのだけれど、それを差し引いて余りある映像と音響の力を感じるからです。
作品のクオリティは流石でしたね。
IMAXで観ました。音響が怖かった。。。作品として素晴らしかった〜!!
キャストも素晴らしかった〜!!が、前半寝ました。。斜め前の人もしばらく寝ていました😂😂
前半眠くなりますね💦
資料館にも行ったことがあるし『黒い雨』も『はだしのゲン』も読んだことあるのにオッペンハイマーという人の名前を知りませんでした。
原爆の酷さをというよりは、オッペンハイマーの生涯を忠実に撮った作品だと思って観たので最後まで引き込まれました。
竹内さんの仰るとおり、戦争の何がムカつくかって、『戦争始めます!』って言い出したお偉いさん達はかすり傷ひとつ負わずに済んで、戦争に反対してる市民が酷い死に方を強いられることです。
冒頭の『プロメテウスは人間に火を与えた罪で永久に拷問にかけられた』というエピソードが怖すぎてザワザワしています。
作品としては、生年月日も身長も自分と全く同じのキリアン・マーフィーの躍進がとても嬉しいけど、今回の役を演じるのはしんどかっただろうなぁと思います。ゆっくり休んでほしいです。
原爆を知らない人達が、本当はどうだったのかを知ろうとするきっかけになったらいいなと思います。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りきっかけになればいいと思います。残念ながらアメリカ万歳の方に訴求するまでには至ってないように思います。
新藤兼人は『原爆の子』(1952年)です。『ひろしま』(1953年)は関川秀雄です。
『ひろしま』『原爆の子』共に「原爆の子~広島の少年少女のうったえ」を原作してます。
最初は『ひろしま』が先の企画で日教組と新藤兼人の協力で映画制作がはじまりましたが、
新藤の脚本に日教組が反発して結局両者は決裂し、別々の映画として制作された経緯があります。
情報ありがとうございます!
原爆投下を決める会議(京都は新婚旅行で 云々のくだり)は日本人だから不快感を抱くシーンなんでしょうが、そこから原爆投下後の体育館でのスピーチシーンまで不快感を抱いて鑑賞してました。
その後、公聴会と聴聞会権力ドラマは知識があればもっと面白く観れたと思いますが、ストローズサイドを挟むことで(権力ドラマ)原爆投下に対するネガティブな感情が散らされて良かったとは思います。
アインシュタインとの対話がオッペンハイマーのその後のシーンとオーバーラップして皮肉?のような演出でしたが、この映画自体がオスカーいっぱい受賞したねーって皮肉りたくなるのはきっと小学生の頃はだしのゲンを学校で見せられ数年間は夏になる度に窓ガラスの側が怖くなったせいです。
コメントありがとうございます!
トラウマになるぐらいの恐怖を世界中の人が共有できれば世界も変わるかもしれませんね。
今作もまた、志しも良いし出来上がりも凄いが、好きでも面白くもないノーラン映画でした。でも、寝ることはなかったです 笑。
劇中で主人公が称賛される姿を、この映画がアカデミー賞を席巻した事実と重ねて見てました。実に皮肉です。
今回の配信は、久々に中身のある議論が交わされていて大変面白かったです。
おっしゃる通り皮肉ですね。
やや否定派です。
力作だとは思いますが、いくらいつものノーラン作品とはいえ、技巧性を凝りすぎていて(時系列をシャッフルなど)、
せっかくの、これほどのセンシティブな題材を阻害しているような気がします。
劇場に行くのはしんどい歳ですがこれぞという映画はガンバッて観に行きます(竹内さん推しはほぼアタリです)。そのチョイスをするためもこのチャンネルはありがたいです(ひとつお願いがあります。すてきな声のTさんの話が毎回聴き取りにくいので、要約で結構ですのでスパーインポーズを出してくれるとありがたいです。
私も実は原爆の爆発シーンが控えめに作られていたことに疑問を持ちましたが、これ、酒匂さんがおっしゃるように残酷なシーンを入れた場合、シンドラーのリスト、プライベートライアンに対する批判同様、悲劇をスペクタクル化して消費いるという批判が絶対出てきていたと思います。私が言いたいのはどっちが正しいとかではなく、あちらを立てればこちらが立たずで、つまりこの映画の題材はどちらにしても全員を納得させることが非常に困難な内容なんだと思います。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り映画として取り上げるにはあまりにも重い題材なので、どんなアプローチをしても万人が納得できる事はないと思います。
私の意見は日本人としての個人的な意見です。
出てくる人がスターばかりで楽しかったし、毒リンゴの暗喩が効いていたと思います。最後に明かされるアインシュタインとの会話の内容も。
3時間長く感じませんでした。
コメントありがとうございます。
3時間あっというまでしたね。
シネマサロンの『オッペンハイマー』待っていました。
いつもありがとうございます!
昔ははだしのゲン実写ドラマとか火垂るの墓とかやってたのにここ数年そういうのが減ってきたような気がする。
ノーラン初鑑賞でした。
音響や画面効果、私にとってはすごくエンタメでした。
ただ、どうしても日本人としては題材を俯瞰して描きすぎかな…と思ってしまい、作品そのものをうまく評価できません。
映画を観たという感覚より、これが公開されたこと、原爆を落とした方の国でこういう作品が生まれたこと、そしてそれが評価されたこと、それぞれを社会現象として捉える方に意識が持っていかれてしまいます。
ただ、アメリカでこのような映画が作られ、一定の評価を得たことは希望だと思いました。
不満は残るけれども大きな一歩になって欲しいですね。
原爆資料館海外の観光客が増えてきたって聞いたことがある。もう被爆者の人が限られた中で🇯🇵も映画で国際的に訴えかけないとダメな時代になってきたのかなぁ?
ノーラン監督ってオッペンハイマーを撮りたかったんだよなぁ。そういえば〇〇監督特集とかしないんですか?
予告の段階で怖くなってしまい、みにいくことをやめました。映画を見た人全員の脳内で、原爆が爆発する作品かなと想像してしまいました。そして脳内にトラウマができるほどの凄まじい体験になりそう。映画をみずして映画をみたような感覚になりました。
コメントありがとうございます!
そこまで怖い作品ではなかったように思います。
だが故に残念に思う部分もあります。
後半ホラー映画かよってビビらせにくる。ナチスは→技術やばいって感じで、やたらとソ連がセリフの中に入っていたな。なんか🇯🇵が犬ころみたいに見えてきてあー当時のアメリカってこんな感じなんだなぁって思った。ソ連のやばさはラーゲリより愛を込めてでなんとなくわかったからあんなの渡したら行けないよなぁって思った。
日本でも軍主導で、東京と京都で原爆の研究をしていました。映画「太陽の子」でも、計算と実験にのめり込んでいく研究者達が描かれています。彼らの頭の中では常に計算と想像と興味が巡っているのです。
「太陽の子」予告
ruclips.net/video/Maw5umcN7L8/видео.htmlsi=cWvgb_DM1r99w33c
情報ありがとうございます。
日本、ドイツ、どこが開発しても不思議ではありませんね。
(ネタバレ)原爆投下のシーンが描かれていないことは、オッペンハイマーがプロセスの全てに加担していないということを強調していると解釈しました。悲劇の責任の所在は明確にできえないことを表しているのかなと思いました。
コメントありがとうございます!
ご指摘の通りかもしれませんね。責任の所在が曖昧になるのも戦争の怖さですね。
原爆の怖さは伝わりきれてないように思います。監督の意図はそこではないんでしょうね。
酒匂さんに共感。同じようにこの映画は手放しに良い映画とは思いませんでした。
ノーラン監督のいつもの過去が現在そして未来につながっているというテーマを描くためにわざと時系列を混ぜて難解に作っているのは芸がなかったと感じた。日本人は他の国より核の恐ろしさを学んでるので怖く感じるだけでこの映画では核兵器の怖さを感じないし本来の目的の一つである子供に関心を持ってもらうという点でも良くできた映画とは思わなかった。
共感いただきありがとうございます!
おっしゃる通り核の恐怖は伝わらなかったと思います。ノーラン程の人であれば、なんとか工夫できなかったものかと残念でなりません。
もちろん映画の作り上がり的には素晴らしいかったですね。
構成はもちろん、音響、映像、演技、どれもハイクオリティでした。
ただ、自分のフェイバリットにはなり得ないですね。
とどのつまり、ユダヤ系アメリカ人の物語なんだなと思いました。
もしフィクションという前提にしても、別の属性の人物の同じ物語だとしたら、
彼らは決して同じように高く評価しないでしょう。
アカデミー賞での『関心領域』におけるコメントへの批判、
そして現実にパレスチナで今起きていることについての反応、
こういうのを見るに付け、この作品でも、現実でも、
自分たちを正当化したい、正義と思いたいんだろうな、
そういう風に見ると割と腑に落ち、同時に冷めましたね。
(もちろん、ユダヤ人・アメリカ人が全てそうとは言いません)
大体、なぜ原爆の危険性を察知するに足る重大な事故、
デーモンコアのことについて、全く触れなかったんでしょうか?
そういうものに蓋をしたこと自体が欺瞞だし、
被曝の恐ろしさについての説得力を欠く結果になったと思います。
不安視してポイント鑑賞にしましたが、それは正解でしたね。
核の恐ろしさの説得力がないですね。
この映画はオッペンハイマーを描いた作品だというのも逃げのような気がします。
39:03
ランキングは、初登場4位ですよ?
1週目の興行収入も、7億円では無く4億円台です。
コメントありがとうございます。
シネマサロンで言及させていただいている興行収入ランキングは動員ではなく、収入、金額ベースのランキングになります。
なので本作は初登場3位の興収約3億8000万円となります。
長崎は修学旅行で…広島は社会人でそれぞれ行ったな。ナチス系は良く作られるけどこういう🇺🇸の戦時中のやつはあんまり見ないよなぁ?
酒匂Pの終始深刻な表情が印象的でした.
ただ,原爆を扱ったものをエンタメ映画として仕上げた以上,表現するもの,しないものが出てくることは必然であり,
展開は理にかなっていました,傑作なのは確かです.
私にも日本人としての感想はありますが,それによって評価を保留することはないですね.
クリストファーノーランの次の伝記映画はフォンノイマンを期待します。
コメントありがとうございます!
次は全く違う作品撮りそうですけどね。
最後のドラゴンボールみたいなのは怖すぎて現実にならないことを祈るばかり。原爆の恐ろしさはやっぱり🇯🇵だけしか伝えることはできないんだろうなぁ。作中でもそんなに被害出ないやろって描かれ方していたな。
本作では原爆の恐ろしさについては充分に描かれてませんね。
監督の意図なんでしょうけど。
『オッペンハイマー』について酒匂さんが他のRUclipsレビュー番組にはない大変鋭いご指摘をしていたと思います。つまりクリストファーノーランがこの映画を作る前、構想段階でもいい、広島平和記念資料館に行っていたならば、上映されている内容どおりに描けていたかどうかですね。極端なことを言えば作品をつくることができなかったかもしれない。これはオッペンハイマーの伝記だから描かなくてもいいというようなことは今まさに、この現代を生きている人間は言えないと思います。結果と原因を逆にする映像技を持ちえたノーランにしては後味の物足りなさが僅かですけど残ります。ただ広島平和記念資料館に行っていないという確証がない。実は密かに資料館に行っていてこの映画を作ったのなら、もう脱帽しかない。勇気と冷淡を兼ね備えた精神強靭ですごい映画作家だと思います。
本作の動画収録前にはいろんなことに思いが過りました。
気が重いながらも収録、動画アップしましたが、勇気をいただけるコメントありがとうございます。
あの町山さんは、五回鑑賞したとか😊
亀丸さんがどう感じられたか、ご自身のコメントで伺いたいです。
@@cinemasalon 作品としては、年間ベスト級かと。確かな評価、自身の考えを纏めるには、やはり複数回の鑑賞が必要かと。
ただ、何回も観たいと思うだけのフェイヴァリット度が?😵
今確実に強く思うのは、公開時期が延びたとはいえ、とにかく国内で上映されたことは本当に良かったということ(^.^)(-.-)(__)
クオリティは認めるもののフェイヴァリットにはならないのは同意ですね!
映画としては話題性の通りで素晴らしかったです。
登場人物も多くてある程度の原爆に関する知識を持って観た方が良いのかなと。
是非、IMAXで観て欲しい映画だとは思いました。
観客に大切な事を伝える際、作者は時系列をいじってストーリーを複雑にすることがそれを邪魔してしまうとは思わないのでしょうか。正直、僕にはオッペンハイマーの内面は断片的にしか伝わらなかった気がします。エンタメとして成立させるために時系列をいじったような不誠実な印象を受けてしまい、僕は嫌な気分になってしまいました。
同じくモヤモヤが残りました。
ドイツに残った物理学者はわざと原爆を完成させなかったという話もあるね。アメリカは被害者のことまで考えない人物を慎重に選んで開発責任者に任命したのではないのかな。
となると恐ろしくも巧みな人選だったということですね。
「スパイの妻」の主人公のように、国の方針よりも人道を優先するような人では計画が頓挫する恐れがあるかも。
音響で効果を出そうとするのは駄作の証明みたいなイメージがあるが…
確かに劇伴は過剰に感じました。
この映画をなんで日本で上映するのを躊躇したのか理解できませんね。
話題を巻き起こして興収を増やすための戦略だったんじゃないですかね。
この映画が伝えたかったのは核兵器のヤバよりも、人間の愚かさなのではないですかね?酒匂さん。
上映の遅れについてはメンバーシップ動画で言及しましたのでご覧ください。
世の中に広まる言説とは事実は異なるように思ってます。
主題はおっしゃる通りなんですが、核の恐怖は盛り込んで欲しかったです。
樺沢さんがこの映画の意義について話してます。
ruclips.net/video/G3hQVhG8bew/видео.htmlsi=Dj0MhMaJkzHaDd06
過去の広島長崎の悲惨さにばかりこだわるのは視野が狭いと思います。
《オッペンハイマー》
映画そのものの感想は、
あえて語りません。
私自身は、この手の映画=原爆を扱った作品=に接する度に、アメリカは、
永久に“原爆の必要性”を主張し、言い過ぎかもしれないが、この手の作品を作ることで、自分たちを正当化しようとしていると思えてしかたない💦
おっしゃる通りの懸念を抱かざるを得ないですね。
失礼かもしれませんが、竹内さんが純粋に映画としての完成度のみに焦点を当てて批評する感じが、
どことなく原爆開発を推し進める科学者たちと重なりました。
原爆の直接的な表現に関してはどちらでもいいのですが、それ以上に何か、目から鱗的なグッとくるものを
期待して観ていたのですが特に目新しいメッセージ性の様なものは感じなかったです。
監督に、そのつもりはなかったんでしょうね。
残念でした。
ポリコレ汚染されていないので「あっ、ポリコレ配慮!」って冷めることがなく3時間没頭出来る映画、ラーメン屋でラーメンを出されるようにオッペンハイマー屋でオッペンハイマーをお出しされた感じ、欠点らしい欠点がないので減点方式でも100点満点中100点の作品
ディズニーだったらアインシュタインをブラックウォッシュしてただろうけど、ノーラン監督はしなかったので良いね
赤狩りと公職追放を現代のポリコレによるキャンセルカルチャーとして、ポリコレの愚かさ醜さ悪辣さをえぐり出して白日の下にさらしてくれた
マリオがポリコレをガン無視したのを超えてオッペンハイマーはポリコレに中指を突き立てた勇気を評価できる
アインシュタインの「こんな仕打ちをする祖国を捨てたら?」に対してオッペンハイマーは「私は祖国を愛している」と答えたのが
「ポリコレによるキャンセルカルチャーが吹き荒れる時代だけど、映画作りはやめない、私は映画を愛している」というノーラン監督の映画愛爆発
行き過ぎたポリコレやキャンセルカルチャーは映画の興趣を大きく損ないますね。
竹内さんがいくらノーランを擁護しても、納得できない!
広島長崎の惨状を描くべきだ!それが配慮というものだ!
今回の竹内さんの意見には賛同できない!
ノーランはけしからん!
コメントありがとうございます!
そういうご意見もよくわかります。
@@cinemasalon 興奮してしまってごめんなさい。
親戚に被爆者がいるもので。。