中国の謎ことわざを合体させて遊ぶ【唇亡びて歯亡びても舌存す】【ことわざ2】
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- Опубликовано: 28 июл 2024
- ことわざシリーズの第2回です。「やたら身体の部位でたとえたがる中国のことわざ」、「無邪気すぎてアメリカの4コマ漫画に聞こえる」、「五十歩百歩はどこの国でもピンと来ない」など、どこか腑に落ちない「たとえ失敗ことわざ」を紹介していきます。
【目次】
0:00 壺の水は「半分」がよく跳ねる?
4:36 何も納得できない故事「唇亡びて歯寒し」
11:51 郵便配達員の靴下は「愛」
16:15 種を超えた愛と『BEASTARS』
20:09 アメリカの4コマ漫画シリーズ
24:53 世界の納得いかない「五十歩百歩」
32:45 次回は「たとえ盛りすぎことわざ」
【参考文献のリンク】
◯誰も知らない世界のことわざ
amzn.to/3cCDWL5
メイン種本1。かわいいイラストでユニークなことわざがいっぱいでてきて楽しい。
◯たぶん一生使わない?異国のことわざ111
amzn.to/3ecs6rK
メイン種本2。日本ことわざ文化学会副会長によるおもしろことわざ紹介本。章の間に挟まってることわざコラムが結構面白くて読みごたえがある。
◯ものの見方が変わる!世界のことわざ
amzn.to/3KyGnLm
↑に同じく、時田氏による世界のことわざ本。児童書のつくりなので、お子さまにぜひ。
◯世界ことわざ比較辞典
amzn.to/3Ky9o9Q
同じく、時田氏が監修した辞書。「一石二鳥」を世界各国では何という?のように、世界中のことわざのバリエーションが一気に覗けるナイスな辞書。水野は通読中。
◯小学館 故事成語を知る辞典
amzn.to/3R63Zt9
故事成語に特化した辞典。普段使ってるあの言葉(例えば、「入門」とか)、実は出典あったの⁉みたいな驚きがある。水野は通読済み。
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慶應義塾大学理工学部卒。専門は情報工学。WEBにコンテンツを作り散らかすことで生計を立てている。現在の主な収入源は「アカデミックに人の悪口を書くnote有料マガジン」。
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【水野太貴プロフィール】
名古屋大学文学部卒。専門は言語学。
某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。
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#ことわざ #ゆる言語学ラジオ_ことわざ
ヒンディー語専攻していた者です。
その諺はअधजल गगरी छलकत जाए と言いますが、後半があって、भरी गगरिया चुप्पे जाएとまで言うのが全文です。諺では後半部分が省略されていて、本当に言いたいのは省略された後半というのは良くあることです。
跳ねると訳されている単語はछलकतでたしかに溢れる、水が跳ねると言う意味ですが、Chhalkatと言う音感が、パチャパチャと言うイメージを伝えていて、この文脈では水が物理的に溢れるというより音を立てる方に重きがあるように聞こえます。それが証拠に、後半は「水が満たされた壺は静けさを保つ」と来ています。
また、前半の水が半分しか入っていない壺(水瓶と言った方がより正確かも)はगगरी(小壺)なのに対し、水が満たされた壺はगगरिया(大壺)となっているのも興味深い点です。「半分しか水の入っていない小壺は手でも持てて軽くてピチャピチャうるさいが、水が満たされた大壺は重くてどっしりしていて音を立てない」と言うニュアンスですね。(「満ちたBhariभरी」は「重いBhaariभारी」に音感も似ていて語源も同じなので、そういう印象があると言って過言ではない) インドでは水は軽めの水瓶で運んで来て、据え置きしてある大きな瓶に移して溜めて使うものでした。水道設備が今ひとつの現代でもそうしているお家は多いですね。
「ピチャピチャ」はChhalkat、「静かに」はChuppeで、対比されている単語が微妙に頭韻っぽくなっているのも諺ならではです。
また、インドの水を入れておく壺は口がキュッと小さく、上まで水が入ってると水面の面積がとても小さいですが、胴はまあるく大きいので、半分しか水が入ってないと、タップンタップン音を立てるのは容易に想像できます。今でも田舎に行くとगगरीを頭の上に載せて水を汲みに行く村人を見かけるのはインドの原風景ですね。
अधजल गगरी छलकत जाए
Adhjal gagri chhalkat jae
भरी गगरिया चुप्पे जाए
Bhari gagariya chuppe jae
根拠ある丁寧な説明のおかげで 納得できました
有識者助かる🙏
水が跳ねるって多分壺の中で水がピチャピチャ言ってるってことなんだろうな〜、満帆にしたら水が動く隙間が少ないからピチャピチャ言わないけどってことなんだろうな〜って思ってましたけど、やっぱりそういうことだったんですね
海外の人からしたら「腹が立つ」も、「いや腹は立たないだろ」と言われそう
口も腕も立ちませんよね😂
「スープでなければ濡れたパンだ 」(Se non è zuppa è pan bagnato)ということわざはイタリア人の僕にもあまりピンとこなかったんですけれども、堀本さんの説明のおかげでやっと理解できました!もともとスープは「ブイヨンに浸して食べるパン切れ」のことを表す単語として使われていたことを知らなかったので、今までは意味不明で納得がいきませんでした!
確かに初めて聞いたのはお父さんと口喧嘩をしていたときだった気がしますが、水野さんと同じように「どういうこと?意味わからん」と心の中で思ってしまいました!
因みに、その他にも、イタリア語では納得感ゼロのことわざが結構多くありますよ!
31:51
語源的にあまり意識されてないと思いますが、考えてみれば 「zuppa」 (スープ)は「zuppo」(ずぶ濡れ・びしょびしょになった)という形容詞に関係してそうだということに初めて気づきました!語源って本当に興味深いですね!
次の動画、楽しみに待っています!
日本人的な語彙に直すと「雑炊でなければおじやだ」みたいな感じなんですかね
スゴイ!本物のイタリア人に伝わってる。
@@user-pw5lb3dt2v 「粥でなければふやけた米だ」とかどうでしょう
モーリーさんの方がAとAを説明する言い方という構造は近いなぁ
『唇亡びて歯寒し』を歯医者が本気で考えると、
おそらくですが、歯寒しは歯が寒いのではなく、
歯を失った状態を寒しと言っているのではないかと思うのです。
故事成語の時代ですから、戦争などの傷で唇を失うこともあったと考えます。
現代のように再建手術を行うなどはできないわけですから、
唇を失ったら失ったまま。
唇を失ったら失ったままでも案外生きています。
(イメージとしてはシグルイで虎眼流に伊達にされた感じ)
唇や頬を失うと舌に押されて、歯は外側に開いていき、
歯を失いやすくなります。(専門用語でフレアアウトと言います)
結果、歯を失って歯寒しということがありえるのではないでしょうか。
『歯亡び、舌存す』は、唇や頬を失うと二次被害的に歯を失うことはあり得るが、
歯がなくなったからといって舌は二次被害的に失われることはないので、
そんなに間違っていないと考えます。
時代的な背景として、戦争がフランクにあり、
場合によっては喧嘩などでも大怪我をしたことはあり得ると思うのです。
その生活の中で、唇や頬を失った人の歯がフレアアウトしてなくなっていく様や、
歯と舌は近接な関係にあるのに唇と歯のように唇が失われると歯が失われやすい
という関係ではなく、歯が失われても舌が失われないという感覚が、
意外と身近にあったと考えても問題ないと思います。
ゆる乳歯学ラジオはいつかなぁ…
フレアアウトもですけど、口腔乾燥による歯周炎の進行も大きそうですね。う蝕にもなりやすいでしょう。
冷痛を「寒し」と表現しててもおかしくはなさそう。
@@mozhigengo9479 乳歯だと範囲狭いので歯学ラジオにしてもらおうかな。
動物も好きなので、いろいろな動物の歯の話も交えつつ。
解剖系の人が今回の学徒ハウスにいっぱいいてるので、そういう人とは話がしやすいのではないでしょうか?
ただ、学徒ハウス見てみんな面白すぎてこれ第二回があるとして、応募する勇気、、、
とは思っています。
@@keisukesugi5085 そうですね。口腔乾燥はかなりマイナスの条件になりますね。
寒しを冷痛はありそうです。
実際寒いのも行きすぎると痛いですし。
ちなみに歯には冷感はありません。
歯髄感覚は原則痛覚のみ(厳密にいうとわかっていないところもあります。)なので、冷たいものを冷たいと感じるのではなく、冷たいものを痛いと感じるので、歯は「寒い」とか「冷たい」という感覚ではなく、「しみる」という表現を使うと考えられています。
素晴らしい返信があったので、今の内容を書きますが、そこまで説明いらないかなと思って割愛しました。
すみません。
ということで、
冷痛を感じて寒しもありだと思います。
ガチ識者助かる
水がよく跳ねるのは壷の上から水を補充する状況を想定してみるといいかと思います。
その場合は水が少ないほど落差が大きいぶん、とうぜん跳ねる量は多くなるわけですから。
焦点となっているのは水が跳ねてうるさいかどうかであって、
「跳ねた水が外にこぼれるか否か」という話はしていないのがポイントですね
「踏んだり蹴ったり」は
「踏まれたり蹴られたり」じゃないのかとずっと思ってる。
諸子百家の堀元さんが王に謁見する前日にプリンの例えを思いついてしまう回
これ流しながらペットボトルのお茶をコップに入れてて、「ホンマや……」ってなった
半分ぐらいまでまではチャプチャプと音をたててたけど、6割ぐらい入れたとこから静かになった
「転んだ人を笑ってはいけない。彼は歩こうとしたのだ」って良い諺だなあ。
でも「水を持ってきてくれる人はその入れ物を壊す人でもある」の方が深い。統計の盲点とか。
5:45 こちらのキャラクターは『るろうに剣心』に登場する、御庭番衆のひとり「般若」だと思われます。「ティンべーとローチン」に続き、堀元さんの奥深くに根付いている『るろ剣』の記憶がまたもや呼び起こされたのか。興味深いです
暗殺教室ころ先生の後継者の「死神」も似たようなことしてましたね
最後の予告で、水野さんが中国の諺はケタが2つおかしいと言っていたのは実は的確で、
中国の歴史研究の専門家曰く、諺や熟語の中に使われる数字は使われている中で100倍にされることが多いらしい。
例:バンザイの掛け声も、元は百歳→万歳に
一個目のことわざは普通に納得感あったのでおふたりがしっくりきてないのが不思議
「はねる」を「こぼす」意味を含めて理解しているからしっくりきていないのかな?と思った
こぼれるかどうかではなく、水が跳ねて「ジャボジャボとうるさいのは、満杯のときより半分の方なので、ことわざはそういうことを言いたいのかなと
「スープでなければ濡れたパンだ」を「スープでなければ濡れたパンダ」に聞き違えて永遠の謎になるところだった笑
ここのコメント欄すごいわ。内容に対してちゃんとした正論が書いてあって勉強になる…
唇亡びて歯亡びても舌存す
のやや「3匹のこぶた」感
「狼に告白する羊は愚か」を聞いた時に「あらしのよるに」という絵本が1番に思い浮かびました。
狼と羊の友情物語なんですが、狼が羊を食べようとするシーンも少しだけあった気がする(曖昧です)ので割と腑に落ちましたし、「あらしのよるに」もこのことわざに対するアンチテーゼとして綴られたのかと思います!
謎ことわざは単に笑い飛ばすよりも、
地域性や歴史的背景を想像しながら考察する方が興味深いし知的で良いなと思いました!
続編お待ちしております〜
「私の頭にアイロンをかけないで」は頭に血を昇らせないでみたいなニュアンスなのかなと思いました
コジコジのやかん君的な?
アイロン=パーマをかけさすな、って意味かな。
頭クシャクシャかきむしるとか、イラついて髪を指でクルクル巻くとか。
@@user-zw7jo9cg1i 「私にアイロンをかけさせないで」みたいな表現であれば、
「怒る」という感情を髪の毛が整っていないと例え、
アイロンをかけさせないで
→髪の毛を整えさせないで
→怒らせないで
という表現になり、とてもピッタリなイメージだなと思いました!
テレビを家族で見ていたら、流れるプールが人でごった返している様子が映って、娘が「人がゴミのようだ」と言った。元々「芋を洗うよう」を使う場面だが、「人がゴミのようだ」でも意外としっくり来る。見慣れたアニメの台詞が慣用句になりつつあるのがちょっと面白かった。
AKACHAN'S MISTAKE AWARDへのエントリーお待ちしております。
ほっこり加減と語彙の強さが対極過ぎてめっちゃ笑いました🤣
アニメのワンシーンから慣用句へ…
ムスカ大佐もよろこんでおられることでしょう
@@centoh2129 残念ながら娘は赤ちゃんではないので、アワードへのエントリーは見送ることに致します
@@marukome_broccoli 有難うございます。「SPY✖︎FAMILY」のアーニャが言ったのも大きいと思います。
ruclips.net/video/v40-VO1mnoA/видео.html
@@shujisiSmartphone そうだったんですね!
SPY×FAMILYすごく人気ですもんね。なるほどです
満たされた壺を運んだり落としたりしてもジョボっと出ますが、半分しか入っていない壺(バケツではなく口部分が小さい壺形状)では驚くほどスポーン!!!と水が溢れます。
水道設備とか無い時代には壺で水を運ぶのはもっと身近な所作でしたでしょうから、「たしかになぁ」と当時の人達は経験から納得しやすかったのかもしれませんね
一見例えが間違っているようでも、その国の文化や歴史を知るとその例えた意味がわかる、みたいな話も面白いので、堀本さんの情緒不安定で擁護するやりとりは楽しめました!
コップを運ぶ人がコップを割る?、みたいなことわざは、自分の実感で、たくさん仕事を抱えている人の方がミスをするリスクが高いのに、そのことだけ取り上げて批判されるのっておかしいよなぁ、と日々思っていたからすごくピンときました。良い諺だなと思います🤗
16:37 堀元さんの 「わかんないですよ、でも。」がなんか余裕あって良い感じだったので、今後は可能性見い出しおじさんの道に進んでほしい。
唇亡びて歯寒しは、春秋時代に晋が虢を攻めたい、でも虞の道を通らなきゃ攻められない時に、晋から虞へ道を借りたいと宝璧と名馬の贈り物と使者が来た時に、虞の家臣の宮之奇が道を貸すことに反対する為に、虞公を諌める時に使った言葉だったかと思います。
虢と虞は、唇と歯、車輪と添え木の関係であり、片方が亡びるともう片方も亡びるという例えに使ったのですが、結局虞公は諫めを聴かずに道を貸して、虢が攻め滅ぼされた後、虞も晋に滅ぼされてしまいました、ここから唇歯輔車という四字熟語も生まれてます。
この動画を見るまでは、宮之奇の諫めを聴かないないなんて暗愚な主君だなぁと思ってましたが、確かに唇亡びて歯寒し!とか言われてもピンとこないかもしれませんね笑、宮之奇は道を貸したことに失望して逃走したらしいので、本人は至って真面目だったのだとは思いますが笑
唇亡びて歯寒し
金(女真)が勃興したとき、北宋にて、屈辱的な盟約により和平を保っていた遼との関係を見直し、金と同盟して遼を攻めようという論が盛んになり、反対意見として、「歯が唇を食べてしまえば、歯が直接風に当たる。歯が唇を食べることはあってはならない(遼を亡ぼしてしまえば、宋が金と直接対峙することになる)」が主張されました。
結果は春秋左氏伝と同じでした。中国の史伝にありがちですが、議論でこの四字熟語が出ること自体がもはやフラグのようですね。
識者……!
大泉洋「私の頭にアイロンかけないで!」
意味:人のキャラクターを否定すること。天然パーマがひとつの売りの大泉洋氏にとっては、ストレートヘアにされるとアイデンティティの危機になることから。
28:00いまだかつてこのようにシュールなベン図があっただろうか
『私の頭にアイロンをかけないで』はその行為がイラつかせるんじゃなく、イラついている様子を頭が熱くなってると表現して、私の頭を熱してる(アイロンをかけてる)のはお前だぞ、やめろって言いたいんだよきっと。
液面の揺動は、水深により共振周波数が異なり、その共振周波数と運搬時に加わる振動の周波数(例えば歩数ピッチ)が一致すると、よく跳ねるようになります。大型石油タンクの耐震設計、タンカーの波浪からの影響検討、宇宙船の液体燃料の揺動などは、それらを考慮して設計されます。スロッシング理論という体系で整理されています。スロッシング理論の体系をコンパクトにまとめた専門書も出版されました。「スロッシング」森北出版、2015年、著者はJAXA名誉教授の小松敬治氏
仰る通り共振周波数による影響も大きいし、加えてエネルギーを受け止める水深があったほうが反動で跳ねる水の高さも低くなるというのは直感に反しないと思いました
水で満たされた壺じゃん
たまにガチ勢紛れてるんよなここのリスナー
@@aimc9232 みごとに、科学的な素養を皆目感じられないリプですね。
@@nobuoimamoto4185 いやあの...一応このことわざの意味とあなたの知見の深さを掛けたつもりなんですが
亡は訓読ではほろびると当てられますが、滅びるではなく失うという意味ですので、現代語訳ですと、唇を失くせば、歯が寒くなるという意味です。
「オオカミに告白する羊は愚か者」、ビースターズよりはあらしのよるにのほうがそれっぽいのでは
ヤギだけど
この理論だと「石の上にも三年」も該当しそう
石の上にも三年いれば暖まるの「いれば暖まる」を略してしまうというミス
どんなに頑張っても体温までだから温めるのに三年かける必要ない
ある時点で平衡に達してしまって、それ以降は温度が変わらなくなりますからね。
16:15
『あらしのよるに』もそのことわざのアンチテーゼ…ってこと!?
スペインの古いことわざには「A buenas horas, mangas verdes」というのがあります。そのまま訳すと、「いいタイミングに緑の袖(皮肉)」になりますけど、どんな意味か不思議ですね。
大昔のしの警察兼裁判官っぽい人たち(「Cuadrillas de la Santa Hermandad」)の制服の袖は緑色だったようです。犯罪があったときは平和(物理)をもたらしに駆けつけたがいつも遅くて犯人はとっくにとんずらしていました。
だから意味は「警官はいつも遅い」や「お前、警察より遅いな!待ちくたびれた!」になります。
5:45 堀元さんがおっしゃっていた漫画のキャラクターは、おそらく『暗殺教室』の二代目死神だと思います。
爪に火を灯すも割と外国の人からしたらどういう状況?ってなりそう
「クルトンじゃなければ、濡れたパンだ」って言い換えればOKってことかな。
ことわざも知るためにはその時代背景やら文化まで理解しないといけないって話が面白いですね。
「唇亡びて歯寒し」は、知覚過敏の歯を想像するとわかりやすいと思う。
「歯亡びて舌存す」は、老人って歯無くなっても舌って動き回っているよねってこと。
老子だけに
珍しい言葉とかすごい好きな私にとって神回すぎる
半分だと水が跳ねるのは、高さのある壺に対して同じ位置から物を落とすと
位置エネルギーの差が半分のほうが高くなるって話じゃないんですか・・・?
そう思います。高さが1mくらいある壺なら満タンより半分のほうが落ちる高さは50cmも高くなるよね。
5:59 るろ剣に出てくる御庭番衆の1人、般若ですね
水面から壺の底までの水量が少ないほど壺の底を打ってからからの跳ね返りを吸収する容量が少なくなるのでよく跳ねるものと解釈してます。
五十歩百歩は「量の問題ではなく質的には同じだ」という意味(本質論)。
郵便配達員の靴下の下り
オネェ言葉の”食べちゃいたい”のお上品互換でわろた
「ズボンと上着は同じ」の由来が「元は同じ生地だから」というのは
以前ターゲットシリーズでやった
シャツとスカートは語源がショートで、1つの生地をシェアすることから
という説に繋がりそうですね
すごい…識者が集まってる…
〜故事成語の盛り方!!というイマジナリー粗品が頭から離れない
なんなら唇が一番柔らかいのに真っ先に亡んでて草
堀本さんが読んでるかわからないけど6:05のは暗殺教室の死神かなと思いました。
るろうに剣心の般若の可能性も
以前堀元さんが「英語の豊富な比喩表現はオノマトペの代用」みたいなことをおっしゃっていたと思いますが、「郵便配達員の靴下」は「ズルズル」「ズブズブ」というオノマトペにすると分かりやすいですね。
最近の日本のパンはありえないくらい柔らかいのでスープに入れて食べるということが想像できないかもしれませんが、今でもフランスなどで普通に売られているパン(バケット)は焼き立てこそフワフワですが次の日の朝には硬くなるので、特に端っこなどの硬くなった部分をスープに入れて食べる文化は今でもあります。もともとの言葉がどのような表現なのかはわかりませんが「スープ」と「パン」は普通に関連している言葉なので、現地の方からするとそんなにおかしな表現ではないのかもしれません。
昔のパンは硬いと云うのは分かりますね。パンを皿の代わりにする事もあったらしい。
堀元さんが言っていた変装のために顔の皮をそぎ落としたキャラが、暗殺教室の死神とるろうに剣心の般若の二人いた。一体どっちのことを言っていたのだろうとなり、堀元さんはるろ剣の方を知っているだろうから般若のことなのかなとメタモンが暴走してしまった。
一斗缶でペンキ等を混ぜるときは少ない方が跳ねて外に飛び出しやすいから気を付ける職人あるあるは有ります
ただこれは四角い容器特有の現象なので壺には当てはまらないかな
滅びるというより亡くす=失くすと取る方が自然かな
ことわざトークでこんなに笑えるなんて…お二人の話のふくらまし方最高ですね。
ちなみにドイツ語の諺として引用された「ズボンと上着は似ている」ですが、言語は「Jacke wie Hose」は諺ではなくただの慣用句で、「上着でもズボンでも同じ」と訳すべきです。
意味は、「どちらでも構わない」「意味のない違い」で、「五十歩百歩」とはニュアンスが違います。
選択肢が2つあって、どちらも大した違いがないと感じられるときに「どっちでもいいよ」と言う時に使います。
それでいくと唇は柔軟だから滅びないんだよなァとモヤる土曜日
口がすぼまった壺であれば、
水がいっぱい(水面の面積が小さい)ときよりも、水が中途半端な量(水面の面積が大きい)ときの方が、壺の中で暴れるイメージがありますね。
(他の人が指摘しているように固有振動数との一致が一番の問題だと思います。)
風が歯に直接当たると実際寒いですよ
争いなどで唇を損傷してしまう人も、現代より多かったはずです
締めを台無しにすることで「玉の盃底無きが如し」を動画全体で体現する手腕は流石の一言です。
「たとえ失敗してる」とか「失敗たとえ」って頻出ワードだけど、ストレートに悪口言ってる感じがするので、何か独自ミームがほしい。
とりあえず私は「プリン」と呼んでます。
用例
「それプリンじゃない?」
「プリン収集してきました」
「プリンなことわざ」
堀本に対するストレート悪口なのよ
こんなにも笑ったのは久しぶりです。「唇亡びて歯寒し」は知っていましたが、つっこんでいいものだという発想がありませんでした。
壺に蓋をして揺らすのを想像したらなんとなく理解した
本当にサムネが好き
「私の頭にアイロンをかけないで」は、頭に血が登った状態(漫画とかだと熱を帯びているような描写)にしてイライラさせる行為を「アイロンをかける」で表現してるのかなと
経済学出身の自分は
ジャガイモ飢饉ってワード聞いた瞬間
ギッフェン財!っていう変な反応が起きました
オオカミに告白する羊は愚か者です。しかし往々にしてそのオオカミは羊の皮を被っていますw
いつも楽しく拝見させて頂いてます。お二人のやり取りは私の人生をとても豊かなものにしてくれてます!
「唇滅びて…」のくだりは当時の宮之奇がどれだけ悲痛な叫びをしたのかとホロッときました。
これからも拝聴させて頂くつもりでしてご活躍を願いつつ愉しみにしております。
唇亡びて~は野生爆弾クッキーがナチュラルに言ってそう
歯を抜いて顔削ぎ落としたのは暗殺教室のキャラですね😊
スズメことわざ四字熟語シリーズ
竹に雀(わかる、似合う伊達家の家紋にも使われている。)
欣喜雀躍(わかるけど、スズメのホッピングは喜んでないよなぁ...)
雀の涙(わかるけど、スズメ涙流すけど、ピンとこないなぁ)
雀に角(わかるし、こわくないけど、角生えないなぁ)
雀、海中に入り蛤となる(雀と蛤は柄似てるけど、違うやん!)
50歩100歩は戦場で逃げるのは敵前逃亡になるので、逃げた時点でどちらも死刑ってことだと思って納得しています。
「スープでなければ濡れたパン」はパッと聞いた感じ、「パンは液体に浸して食べるけれど、スープではなく水に浸してしまった場合、出来上がるのは美味しくないただの濡れたパンである」という所から転じて、「正しいものを使わないとものごとを台無しにしてしまう」「見た目だけ真似しても意味がない」という意味だろうと想像してました。
歯は割と滅びるよね
狼に告白するヒツジの場面で「あらしのよるに」が出ないとは……(メイはヤギだけど)
「おかしくてたまらない」事を日本語では「へそで茶を沸かす」って言うらしいですよ!!!
中国の故事成語って今のツイッターのバカげたニュースの見出しみたいに盛り盛りに盛られてて面白い
例え失敗揚げ足取りが失敗してない?となるとよく分からない感情になる
最後まで見たけど……
面白がり方が知的でないというか
ケレスとバッカスからの靴下は神ムーブすぎて草
学を衒いたいから、自作の諺を書いていくぜ!
『買物カートと買物カゴ』
意味:その時だけの関係だが、切っても切り離せない関係。
ジャガイモ飢饉のプルスウルトラですが、アイルランドは21世紀になっても未だに飢饉前の人口に達してません。
やっぱり、あらしのよるに連想する人多いみたいですね。私も真っ先にそれが思い浮かびました。生まれて初めての「本を読んで泣く」という経験をくれた神絵本。
「鼻より上に口がある」を聞いて思い出しましたが、立て板に水の友人が周囲から「口だけ産まれてきた男」と呼ばれていました。
口だけが本質で後から成長してオマケが形成されたはずだということのようで、納得して自分も使ってました。
跳ねると溢れるは違いますね。
おそらく水面から上がる水滴の高さのことではないでしょうか。
壺半分のほうが壁がある分、水滴はより高く上がります。
楽しみに待ってました
壺が水でいっぱいな時には運ぶ人は丁寧に運ぶ。半分しか入っていないときには乱暴に運ぶ。だから「水が半分しか入っていない壺の方が水がよくはねる」
私もそうとらえました。
「鼻より上に口がある」はもしかしたらめちゃくちゃふんぞり返ってる様子を表してるのかもしれないなと思った
唇滅びて歯寒しはるろ剣の般若ですね
子はかすがい、落語であるのですが、かすがいが今日日わからんから、言葉の意味もピンとこない。落語では、この噺をする前に、かすがいの実物見せて説明するってのが、マクラでありました。
実物を持ってきちゃったら落語の意味がないでしょ
「五十歩百歩」のたとえがピンとこないということは
まさしくそれこそが「五十歩百歩」ということわざの本質を担保しているように思えます。
そうですね。むしろ差があることに意味がありますね。差はあるけどそれは本質じゃないってことですね。なのでツッコミを入れるならもっと差を強調しろっていう方向になりそう。
ガー語のことわざ良いです!好き
おおよそ教養を深めるチャンネルとは思えないほどのサムネの躍動感、好きです
「唇亡びて歯寒し」は戦国七雄である趙と燕の間にあった小国・中山国の使者が「小国を滅ぼすことで得られる恩恵は、大国との国境線を無用に長くするほどのものですか?」という例えで使ったので、強固な大国(歯)は痛いくらいで留まっているのです
「そんなことは、無い」面白い
17:00 自分は『あらしのよるに』を思い出しました
るろうに剣心の般若「歯が寒いなぁ…」
遊説家とか弁舌家と呼ばれるような人たちが各国の衰勢に大きく関わるような働きをしていた中華だからこその、口に纏わる諺の多さなんでしょうね。
秦の恵文王(始皇帝の高祖父ひぃひぃ爺ちゃん)に重用された弁舌家張儀が盗みの疑いをかけられたときの逸話とか面白くて好き。
拷問受けた張儀が嫁に「俺の舌はまだまだあるか!?😛」と聞いて、嫁に「なかったら喋れないでしょ!😜」と一喝されるお茶目夫婦。
顔削いだのは暗殺教室の二代目死神ですね
知識の有無については人一倍恥じらうけどサムネはふざけ倒すのほんとすこ
完璧な変装をするキャラ、堀元さんの読書遍歴からすると、たぶん「暗殺教室」
鼻より上に口がある、は日本語にもありそうですけどね
顔から火が出るほど恥ずかしい、とか
歯の浮くようなせりふ、とか
臍で茶沸かす、みたいな
ことわざというか慣用句としての表現なら納得できます
目糞鼻くそを笑う(わかる)
堀本さんるろ剣好きだな