朗読『源氏物語』巻(21)「乙女」与謝野晶子訳

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  • Опубликовано: 4 окт 2024

Комментарии • 7

  • @久子松田-d4x
    @久子松田-d4x 2 года назад +2

    楽しみの源氏物語。

  • @erikasono565
    @erikasono565 2 года назад +2

    夕霧に敢えて六位という低い官位を与え、大学寮で苦学させることの意味を切々と語る光源氏の言葉に、紫式部の本音が垣間見えた。
    自身は、親の官位も低く、女性ながらに学問を修めた。
    紫式部自身は学識をひけらかす様なことは普段はしなかったようだが、世の大貴族たちが、親の官位を背景に、男のくせにろくな学問もせずに官位ばかり上がり、ろくな政治をしないのに世の人達が媚び諂うのを苦々しく思っていたことは想像に難くない。
    そんな風に親の七光りで出世しても、実家が没落したり、保護者がなくなったりしたら惨めなことになる……?
    いやいや、親が亡くなったくらいでそう簡単に没落しないよう、大貴族たちは宮家や大貴族同士で何重にも婚姻関係を結んで権勢を誇っているのだもの。
    それを描いたのが源氏物語なのだが、それでも、光源氏の息子や孫の世代は、光源氏の夕霧に対する配慮とは裏腹に、どの人物も小粒になって牽制は衰えていく。
    -
    翻って、現代はどうか?
    参院選が近づく日本。在外郵便投票で、公示日翌日には投票用紙を送り出さなければならない私は、立候補予定者名簿を見て既に投票先をほぼ確定している。
    親の七光りの二代目、三代目政治家を信用する気はさらさらないが、かといって、名前だけ売れているタレントやアスリートを引っ張ってきて議員に擁立して当選させても、数合わせに使われるだけだ。
    光源氏が夕霧にしたように、政治の中枢にある人が、自身の後継者を厳しく教育してくれていると信じることができればよいのだが。
    -
    プーチン大統領の大ロシア主義の幻想は噴飯ものだが、取り巻きのオリガルヒ達も、親の七光りで出世して地位を継いでいるだけのことが多いのが気になる。
    今彼らが、在外資産を凍結されて苦労しているとか、プーチン政権の足元が揺らいでいると聞くといい気味だと思う。
    だって今のロシアの政治家やオリガルヒ達が、光源氏が夕霧にしたように、厳しく後継者を育てたり、自身が実力だけでやってきたとはとうてい思えないものね。

  • @sasataro3349
    @sasataro3349 3 года назад +2

    1:13:38 「あまりに美しくない顔の妻は向かい合った時に気の毒になってしまうであろう、、容貌の醜なる点、性質の美な点を認めた父君は夫婦生活などは疎かにして、、それが合理的なようであるとも若君は思った、、若い時から美しい人でなかった花散里が、女の盛りも過ぎて衰えた顔は痩せた貧弱なものになり、髪も少なくなっていたりするのを見て、、」
    こんなことを若い美少年に観察される花散里が(性質が美なだけに)よけい哀れや。若い頃には花散里の唯一の美点であった黒髪さえも失わせる紫式部のドSさよ。

    • @erikasono565
      @erikasono565 2 года назад +1

      花散里は、光源氏が六条邸を新設した際、春の街の紫上、秋の街の秋好中宮、冬の街の明石上と並んで、夏の街の女主人として迎えられたのですよね。
      葵上や女三宮とは異なり、皆正妻ではないとはいえ、紫上は殆ど正妻格の第一の妻である女王で、のちに明石中宮となる姫君の養母。明石上は地方の素封家の娘で財力があり、明石中宮の生母。そして秋好中宮は、光源氏の養女であり、当時梅壺女御として帝に入内していた女王。三人とも、美貌と教養に恵まれ、性格も高貴な並外れた貴女です。
      となると、光源氏の数ある女君の中から、決して美人ではない、そして身分も高くはない花散里が葵上の遺児である夕霧の養母として選ばれ、夏の街の女主人として迎えられたというのは大変なこと。
      -
      花散里については、夕霧だけではなく光源氏も「かもじなどで装えばよいのに」などと容貌については苦言も漏らしている。
      けれども当時の身分の高い女性はそもそも顔を滅多に見せず、長い黒髪や衣擦れの音、焚きしめた香、手紙の文字や和歌、管弦などの素養で判断されたことを思えば、黒髪がきれいだった花散里や末摘花は、十分美人の範疇に入る。
      その花散里や末摘花を、殊更に容貌は醜いが性質は奥ゆかしいと描きながら、光源氏の館に迎えられる大切な女君として描いているところに、私は紫式部の価値観を感じます。
      まぁ、紫式部自身、文学的素養は深いけれど、地味で引込み思案、決してそれほど美人でもなく、晩婚の上に夫に死に別れ、宮仕えしてもそれほど馴染めずに苦労したようですから、自身を投影した面もあったのでしょう。

  • @江戸野朝吉
    @江戸野朝吉 Год назад

    ここにきて人と人とのつながりが難しくなってきた。誰の事を言っているのか、つい考えてしまう。完全に理解しながら聴きたいのだが・・・

    • @seichan_bungaku
      @seichan_bungaku  Год назад

      登場人物の名前が、昇進によって変わるのがわかりにくさの一因ですね。私は漫画『あさきゆめみし』の人物の顔を当てはめたりします。

    • @江戸野朝吉
      @江戸野朝吉 Год назад

      参考になる返信ありがとうございます。前の人の名前を引き継いだりして、なぜここにこの人が・・・なんてことがありますね。