室町時代のなぞなぞで分かる音の変化。昔は「はひふへほ」が発音されていなかった? #3
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- Опубликовано: 4 авг 2024
- 今回は「音声学の面白さ」について。室町時代のなぞなぞから、「はは」は昔「パパ」だったということが分かります。そんなことある???
【目次】
00:00 今回のテーマは「音がすごい」。相変わらず小学生みたいなタイトル
00:30 なぜ人間だけ喋れるのか?サルと人間の最大の違い
03:18 「音声学」の面白さ。藤原不比等は昔「ぷぢぃぱらのぷぴちょ」だった
08:28 「文字はすごい」。実は文字という発想は天才的
10:57 「字」と「滋」は共通!?漢字の設計思想について
13:33 結論:「音はすごいし文字もすごい」
【参考文献のリンク】
・『人間はどこまでチンパンジーか?―人類進化の栄光と翳り』
→amzn.to/2KQDUS8
※二足歩行によって人類は多様な発音が可能になった、という話はここから
・『日本語通』
→amzn.to/3iMJjpF
※ぷぢぃぱらのぷぴちょについてはこちら
・『漢字の起源』
→amzn.to/2YkO68l
※字と滋の関係はここから。「漢字の起源は音から」という胸アツな本。
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【堀元見プロフィール】
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【水野太貴プロフィール】
名古屋大学文学部卒。専門は言語学。
某大手出版社で編集者として勤務。言語学の知識が本業に活きてるかと思いきや、そうでもない。
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本動画について、不正確な内容が含まれていました。申し訳ございません。詳細は以下のツイートをご覧ください。
x.com/nakamurakihiro/status/1706165296481157482?
サムネとタイトルも変更していただけると嬉しいですね
今回の件は記憶の中から出した雑学ではなく本からの引用でその出典も明記されてるので、出典のさらに裏を取るのは監修がない頃は特に難しかったと思いますが、こうして発覚段階で早急に対応している誠実さがあるおかげで引き続きエンタメとしても楽しめます。いつもありがとうございます。
ツイート元の中村氏の指摘も出典のないものなので、自分なりに調べてその整合性を確認してみようと思います。
本人達は、(間違えてるかもしれないけど)純粋に言語の面白さを発信したいと思っている中で、チャンネルが大きくなりすぎて正確性も求められてしまう、嘘を発信するわけにはいかないようになって気の毒だ…。
監修がある時代とない時代でいっそチャンネルを分けてしまうのは一つの手だとは思う。結局監修者も必ずしも専門ではないこともあるだろうから難しい問題だけど。
「すべてのジャンルはマニアが潰す」は学問の世界にも言えますね。
わかっていないことの多い学問において正確な内容だけを発信し続けるのは不可能ですし、そのような内容では歯切れが悪くなり初学者に興味を抱かせることはできないでしょう。
このような知識マウンティングに近いやり方はジャンルの門戸が閉じていく結果を招くことになるので非常に残念です。
2年前の動画に訂正コメント入ってるやん
みちょぱって古風な名前だったんですかね。
マジで草
ぷぢぃぱらのみちょぱ
@@kgskim 逆に言ったらふじわらのみとはですもんね、なんかみやび。
@@user-ln9gm2rf4g
ですよね笑
みとはってなんかいいですね
ワンピースに出てくるチョッパーが好きだから自分で名付けたという、キティちゃんが好きだからミキティと名乗った藤本美貴と並ぶ意味不明な愛称
厳密に言うと父母の謎々は奈良時代で、奈良時代ではすでにpからfに近い発音に変わっていましたね。
不比等は飛鳥時代なので、その頃はp音だったかもしれません。
ちなみにhの発音が生まれるまでは比較的発音の仕方が似ているkがhの代わりを担っていたので、例えば「海」は中国でhai、韓国ではhe、ベトナムでhaiと発音しますが、当時日本ではhの発音が聞き取れなかったのでkaiという読みを当てました。母をkakaと読むのもこのためですね。
かか様は、
そういう理由だったのですね
海は韓国では해[Hae(Hai)]になるのでは
f に近い発音:本によっては[Ф]で表される音のことですね?
@성까지밝혀가며이름정하기귀찮아짐
そのとおりです。でも、たぶんTTさんは分かっていて敢えて略式ローマ字表記で書いたのだと思います。昔は二重母音 [ai] だったので애という字母が用いられたが、現代の会話では [ǽ] という音の短母音として発音され、それを日本ではローマ字に割り当てるときに e にすることが多い。そうすると 에の e と被るけれど、 ae と書いて [ǽ] だと理解する人は極めて少ないから。
@TT
中国語の hǎi は現代語の発音なので、日本の漢字の呉音や漢音と直接比較することはできませんが、確かに現代中国語の h と日本漢字の呉音の k は良く対応しますよね (^_^)。ただ、聞き取れなかった音にわざわざ子音を足すというのも不自然な気がしますので、こういう可能性は無いでしょうか。つまり、古代中国には、唇に近い方で発音する弱い [h] で始まる漢字群と、強い摩擦音の [kh] で始まる漢字群とがあり、呉音が入ったころの中国語の「海」の発音は [kai] ではなく [khai] だったが、[kh] は喉の近くで発音する摩擦音であり (モンゴル語、ベトナム語、スペイン語などにもあり、現代の日本人が聞くとハ行にもカ行にも聞こえるが、そのいずれでもない)、強烈な音なので古代の日本人にも確かに聞こえたが、対応する音が日本に無かったので [k] で代用した (韓国は [h] で代用した)、という可能性です。
弱い [h] で始まる漢字群があると思う理由は、呉音の漢字の中に、現代中国・韓国・日本では [h] で始まらず (母音か半母音で始まる)、ベトナム語でだけ [h] で始まる、という漢字もあるからです(右、有など)。つまり、聞き取れる民族には聞き取れた弱い音があって、ベトナムでは保存されたが他国と本国では脱落したという可能性です。強い摩擦音の [kh] で始まる漢字群があったと思う理由は、韓国・ベトナムで [h]、日本の呉音で [k]、現代中国で [xi] になっている漢字もたくさんあり(校、胸、向など)、同じ音から別々の変遷をたどるのは不思議なので、元の音にそれなりの差異があったはずだと考えるからです。
そう考えると、あの体の大きさと口の形で、人間の言葉を完全再現できるインコは凄い。
発音のニュアンスや音程まで再現できる喉の構造が不思議。
インコは或る意味直立二足だからかな?(歩行は保留するとして)
「人の言葉をしゃべる鳥がいる」といきなり言われたら「そんなバカなw」と反応する人はいっぱいいそう。当たり前にあると、指摘されないと不思議だと気づきにくい
発音は完成度高いけど意味は理解はしてない九官鳥、発音も意味の理解度もそれなりのインコ、どちらもハイレベルなヨウム……
小人さんが中に入ってるんやで
「アルファベットすごい」「漢字覚えるの大変」という話されていましたが、なんかの漫画で、英語は病名と単語が一対一対応してるものがあり、内容まで説明されないとどんな病気かわからない、逆に日本語だと病名自体が単語の組み合わせでできているので、内容説明されなくても大体わかるという話があり各言語ごとに伝わりの速さ・メモリの使う場所の違い、みたいなものがあるような、特化した部分があるのかなという感じがします。
『ダーリンは外国人』に載ってた気がします
全身性エリテマトーデス
?
エリテマトーデスってなんだよ
@@tablis_xx 日本語だと紅斑性狼瘡なので狼に噛まれたような形の赤い紅斑ができるとわかるんですね(わかんねぇよ
@@tablis_xx 医薬分野で学んでると死ぬほど耳にする病気やな
ご先祖様はちゃんと外来語を日本語に翻訳して新語作ってたのにな…今の体たらく見たらどう思うんだろう
沖縄の先島諸島の宮古島方言は「はひふへほ」が「パピフピプ」
ピが2つ……!?
川原繁人さんの研究で「おむつの商品名は唇を使う音が多い」というものがあります
マミーポコパンツ、パンパース、ムーニーマンなど
やはり赤ちゃんっぽさが連想されるのでしょうね
カナは本当にすごい。
識字率が低かった平安時代とかに文字数の少ないカナを利用した。
記憶容量カツカツなファミコンの時代でもカナを利用した。
最近だと外国人向けの避難案内は全部ひらがなだったりするらしい。
一方で今も昔も漢字(漢語)の地位は高くて、きちんとした文書は漢字だけで書かれたり、論文やら官報はなるべく漢字を使おうという姿勢が見える(主観)。
カナで初心者にやさしくしつつ、漢字でマウント取るっていう1000年使えるフォーマットなんだよね(要出典)。
スターウォーズのチューバッカが公用語わかるけど発音できないのも口の構造が理由らしい
母 (パパ: papa) が婆 (ババ: baba) に対応し、父 (ティティ: titi) が
爺 (ディディ: didi) に対応していたという説があります。
当時から発音が少しずつ変化して現在のようになったと考えられていて、
五十音表では本来の発音と矛盾しているものがいくつかあるけど、
以前はその通りに発音していたらしいですね。
般若心経のことが思い浮かびました。
Wikipediaを見ると、唐の時代の鳩摩羅什・玄奘三蔵が訳したものも漢訳はサンスクリットの原語を音写ということで、『パンニャ』般若『パーラミター』波羅蜜多 だそうです。(「般若波羅蜜(多)」「阿耨多羅三藐三菩提」「菩薩(菩提薩埵)」及び最後の「咒(しゅ)」の部分だけは漢訳せず、サンスクリットをそのまま音写している。Wiki参照)
経典が伝わり意味も発音も大事である咒(しゅ)是大神呪是大明呪是無上呪是無等等呪即説呪曰 の『羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶』を(ギャテギャテ ハラギャテ ハラソウギャテ ボジソワカ)と現在ルビが振られ唱えられています。
この咒は大勢の僧侶が代々唱え続けており、日本人が『ぱぴぷぺぽ』と古代から発音していたのなら、いつ何故『はんにゃ…』と変化したのか不思議に思います。
追加
日本古来の祝詞も『高天原 ( たかあまのはら ) に 神留坐 ( かむづまりま ) す…』を『たかあまぱらに…』と発音していたのか、皇室の祭祀や伊勢神宮では今も祝詞を『ぱぴぷぺぽ』の発音で奏上しているのだろうか、言霊信仰のある日本で神様に捧げる祝詞の発音は重要で神職なら代々発音も間違えず伝えて来たと思われる…色々思い巡らし眠れなくなってしまった。
動画ももちろんですが、コメント欄も面白くて(興味深いという意味で)、毎回楽しみにしています!いつか、本を出版して欲しいな、、、
藤原不比等(びざろょぬびばて)
これ好きすぎて第2版の帯に正誤表としてでも使って欲しい!!
ゆる言語学ラジオってなんでこんなに聴き心地がいいんだろう
父ちち→祖父ぢぢ
母ぱぱ→祖母ばば
と考えると確かに自然だ。
その理屈で行くと「はは」の方が自然になっちゃいません?
@@user-zd2vz8xy8l 書き方が悪かったですね。
父titi→祖父didi
母papa→祖母baba
@@hisapyong-ch 余計分かんなくなっちゃいました笑できれば詳しく説明して欲しいです!
@@user-zd2vz8xy8l 現代日本語では
清音(は行)・濁音(ば行)・半濁音(ぱ行)
とわかれていますが、音声学的には「は行」は「ば行」「ぱ行」と同列ではないんですね。発音する部分がそもそも違います。は行は喉の奥の摩擦音、ば・ぱ行は唇音です。
そして、世界的には
「無声音(p)」「有声音(b)」
の対立で分類されるので
無声音→有声音
父titi→祖父didi
母papa→祖母baba
だと対応関係がちゃんとできてるねってことです。
@@hisapyong-ch 祖父→父の流れに倣って祖母→母を考えるとばば→ぱぱになるってことですよね?父→祖父が無声音→有声音だとすると母→祖母が無声音→有声音になるのが自然なだけでばばの無声音がぱぱであることに対しては自然に感じる要素なくないですか?
動画の内容もさることながら、コメント欄も非常に興味深く楽しめるものが満載。
ハ行発音はパ行→ファ行→ハ行と変遷したって話を大学で聞いたばかりでした。面白かった! RUclipsおすすめありがとう
日本語の50音表の一番右側は母音だけど、「か」行から左側は、口の奥から発音する音から次第に口先で発音する音に移行していく。
で、「は」行は割と口の奥から息を出すので「か」行の前にあってもいいのに、なんであんな左側にあるんだろう?と思っていたけど、昔の発音が「ぱ、ぴ、ぷ・・・」だと知って納得したのを思い出す。
つまり、今は あかさたなはまやらわ だけど、昔は あかさたなぱまやらわ だったということか。
そうです。だから、平安時代に日本という国号ができたときは、ニッポンと言っていたはず。
@@user-vw4ib7km9v なるほど!
一瞬納得しかけましたが、その説明が正しいとすると、ラ行がマ行の後にくることはおかしいと思います。仮に昔はLの音だったとしても合致しません。とても面白い考察だとは思いましたが私見を述べさせて戴きました
それは簡単ですよ。昔の日本語にはラ行で始まる言葉がなかったので、子音だけど母音的な役割もはたすヤ行やワ行のように、カ行やサ行のような通常の子音とは区別されているのでしょう。そして、音図は、中世から現代にかけて何度も変更されてきました。たとえば、中世は今の「お」の位置に「を」がありました。
特に江戸後期と明治時代には、かなりドラスティックな「修正」が行われて、現在のような形に落ち着いた、ということになります。
古代エジプトの象形文字『ヒエログリフ』は、はじめは表意文字だったけど、だんだん文字の形が表すモノとは関係なくなって、表音文字になったという話が好き。
おもしろい!
興味深いです!
漢字は初めて見た文字でも部首とか組み合わせで意味が分かることがあるし、ひらがなだと音を書き表せるから、漢字かな交じり文はいいとこ取りの方法だな〜と思いました
5:43 古・堀元「ぺっ!?(衝撃)」
人が作ったものを人が研究してるのロマンみがすごい
文字のすごさって、時間芸術と呼ばれる音楽を、楽譜に音符♪という形で書き留めたすごさと近いなって思いました。
サムネだけで笑ったの久しぶり😚
イエズス会の宣教師が日本語を学ぶために作ったテキストには「ふぇいけものがたり」ってあって、戦国時代には「はひふへほ」が「ふぁひふふぇふぉ」で話されていたことが分かってる
みたいなのを聞いたことがあります。
ぷぢぃわらのぷぴちょもふつーだったのかも
最初はpでその後fになってhになった
「ぱ」って唇くっつけて力が必要になるから、サボりたくなって「ふぁ」になり、さらにサボりたくなって「は」になった。みたいな
そうですよ。
きゃりーぱみゅぱみゅがきゃりーはむはむになるのも時間の問題だな
@@Yoroi_usagi 「む」もめんどいから"ふ"か"う"に変わってきゃりーはうぁん
@@user-ln9gm2rf4g
きゃりーはうぁん///
人間はしゃべる機能を獲得したことで舌を噛むデメリットも得てしまったと聞いたことがあります。
そうなんですが笑
そのデメリットに悩まされています泣
ドイツ語は単語の最後のb、d、gはp、t、kの発音に変わるんだけど、なぜbがpになるのか分からなかった。この動画を見てすごくスッキリした。
やべえくっそおもろいぞこのチャンネル
見たことないサムネでびっくりしちゃった。さすがの対応の早さ。こういうところも人気の理由なんだろうな。
人間の受精から成長迄が人類の進化と言う様に、言語の歴史も進化をたどれるんですね。
不比等は確か人類最強とか無双みたいな意味があって意味的には結構厨二だったりする
見るからに「お前らとは比べられない」みたいな漢字だしな
複雑な話してるのに赤ちゃん目線なのがじわじわきます
説文解字まで話題にのぼるとはw
言語学おもろい(^-^)
表意文字の表音文字に対する優越点は、見た瞬間にそのイメージが具体的に想起される事にあるそうですね。
これは表音文字の数十倍とも云はれて居ます。
現代はワープロなどによつて容易に漢字の入力、印刷ができるやうになり、漢字の真価が発揮されるのはこれからなのかもしれませんね。
赤ちゃん「パパ」
母「はーい」
papa「Heeey」
腹の具合がパラグアイ!ってのもそういうことだったんだな(ちがう)
何回見てもぷぴちょで笑っちゃう(笑)ぷっちょかよ!
当たり前みたいに使ってる言葉ですけど
何千年何万年の叡智の結晶を受け継いでるわけですよね…
しかも完全無料ですよ…
生きてるだけで勝手に覚えちゃう…
(文字は勉強いるけど)
しみじみありがたいなぁと思います
大事にしなくちゃ…
6:23 岩波文庫『中世なぞなぞ集』(鈴木棠三・編)のなかで同じ問題をみたなと思い、たしかめてみました。『後奈良院御撰何曾』のなそたての元文は以下のようです。
「はゝには二たびあひたれどもちゝには一どもあはず くちびる」
このなぞ自体は古くからあり1512年に編まれた楽道書『体源抄』、1454年『聖徳太子伝』にもあったようです。
(古典籍を読める能力がなく、原典で確かめることはできませんでしたが……)
本題から外れて恐縮ですが、せっかく調べたので共有したいと思い書き込みました。もしよろしければご参考ください。
【新語・流行語】(私選・加除歓迎)
6:02 藤原不比等
7:28 赤ちゃんフレンドリー
9:26 たった26文字で世界のすべてを記述できる
40年ちょっと前に大学の国語音声学で上田万年の『P音考』について教わりました。懐かしいです。バ行とパ行の話やなぞなぞも含めて中学校の授業で使い続けました。
パパで思い出しましたが、ポリネシアらへんの神話では地母神の名がパパだったはず。大昔はあそこらへんと交流があったんだろうな、と思いました
堀元さんのリアクションに釣られて笑ってしまう。聞き上手だなぁ
なにわ小吉の「王様はロバ」ってギャグマンガに昔初めて声出してしゃべりだした人の話あって、
何となくそれ思い出しながら見てましたw
雅楽もそれに近いですね。
「はひふへほ」を「ふぁふぃふふぇふぉ」で発音してます。
「ひらがな」「カタカナ」が日本最大の二次創作ってことでおけ?
そういえば、近代では「絵文字」を開発しましたね。
アルファベットは象形文字から意味を捨ててイニシャルを発音にした(アーレフ→A、ベート→B)ので仮名と一緒。文字が情報伝達速度を上げる為に本来的な言語(ハイコンテクスト)を簡略化した記号になりやがて言語を忘れてしまう(ローコンテクスト)事は良くある。
体が直立だから話せるというのは、確かにそうですね。オウムやインコも直立っぽい姿勢なので、言葉をしゃべられるのでしょうね。
煙を今でも「景色が雨でけぶって」などと言いますね。目を「つむる」と「つぶる」も今両方使われます。まみむめもとばびぶべぼは、今の形になる方向へだんだんと移行していってるのですね
「けぶって」初めて聞いたぜ
天海祐希さん「ところであなた、マーはできるかしら」
サル「…」
月亭方正さん「マー❗️」
ってことね
?「あなたマーは出来るかしら」
猿「ウキー」
阿久津真矢先生、好きです
「赤ちゃんが発音できないから。」
でゾワって鳥肌立ったわ確かにすごい!
6:50〜
『メッセージ』ってSF映画で、タイムトラベルを可能にする方法が宇宙人から新しい言語を学ぶって描写があリました。大昔に今の言語を私たちの祖先が獲得した時にも、同じくらいの規模の時間感覚と空間感覚の拡張が起きたんだろうなと思いました。
タイムトラベルというより、未来のことも俯瞰して認識できる感じですかね
@@keeen38 あ、たしかに!
人間だから話せるようになったのかたまたま話せる構造になったのが人間だっただけなのか
5:21 5:46
「へ」の三段活用好き
文字もですが、私は楽譜の発明も凄いと思ってます!
「ぷじぱらのぷぴちょ」じゃなくて「ぷんでぃぱらのぷぴとぅ」の方が近い
プンディパラ=ノ=プピトゥ
カタカナで書いたら完全に外国人w
@@2kun309 サンスクリット語みたいですね
「ぢぃ」と「ちょ」がどこから来たのか謎ですよねw
いかに美しい仮名文字を作るかで平安のオタクたちは盛り上がってたんだろうか。
親「『た』に点々つけると?」、小さな子「だ」
親「『は』に点々つけると?」、小さな子「……くがかっ!!」
って音を絞りだそうとしたという話を思い出した。
このお子さんは、誤った常識を身に着ける前に、素直に無理を通そうとしたんですね。
「1年生の時に、6年生で習う字を使うと怒られる世界線……」ああ(;´Д`)
はひふへほの濁音を口の形変えずにのどを震わせて発生したらただの「あいうえお」になりました!
hとkは似てるから子供が正しい
特に「ひ」の子音なんかほぼkだよね
赤ちゃんの話凄く納得できる。
賢い都築と伊藤
「ドイツ」をドイツ語で言うと「どいちゅ」
赤ちゃんフレンドリーですね
仮名で書けば「ちゅ」になるだろうけど/tʃ/の子音が入ってるだけ...
(/t͡s/よりは楽だろうけど)
日本語が、長い間ハ行をパ行で発音していたとして、平安初期(800年)に「ファ行」、平安後期(1100年)に「文中ではワ行」、江戸初期(1650年)に「ハ行」と、たった数百年の間でダイナミックに変化している。昔の日本人が何百年間ハ行をパ行で発音していたかはわからないですけど、ハ行の発音がここまでドラスティックに変化していった背景にはどういう事情があるんだろう?
文字の起源は、商品を取引する際に「何を何個」やり取りしたのか記録する必要性が出てきたことが始まりの一つとされているようです。もちろん、今のようなアラビア数字などはなく、商品ごとに決まった形の数字(にあたる記号、トークン)で記録していたのだとか。それが、次第に「何を」の部分が発達し、その商品名に当たる固有名詞が生まれていったと。
そして、文明が進み、一つの地域に住む人の数が多くなってくると、支配する者と支配される者が生まれてきて、支配する者が効率よく支配される者を統制できるように「法律(法典)」が重要になってくると、それを記録・発布するために、文字が極めて重要なツールとなり、発展していったのでしょう。
そう考えると、飛鳥時代ころまで広く知れ渡った独自の文字のなかった(それを必要としなかった)日本というのは、商業取引も政治も、みんな口約束だけでやってて大丈夫だったんでしょうかね?
文字が出来ると言葉の進化が止まるみたいな説もあったなぁ。
文字によって単語や文章の基準が出来るからみたいな事が説いてありました
ただ文字文化によって逆に新たな言葉は生まれている(特に省略文字系)から進化が止まるとは限らないと思いますが
方言とかそうだね
アルファベットが引き算、漢字は足し算って思想は西洋医学と東洋医学にも共通してそう
今日から使えるトリビア、ぷぴちょ!!!
聖武代に東大寺の大仏を開眼したのはインド人僧だったそうですし、からひと(Carra trive)で在ったとされる不比等の名の発音が発啼発啼陀羅発啼(パッティパッティダラパッティ)みたいな発音でもおかしくは無いのでは無いのでしょうか?
おもしろい!
超面白いじゃん…
昔の使い捨てカイロのCMにありましたね。
「キンチョーどんと」「CM」「古墳時代」でYouYube検索すると…?
昔の携帯カイロのCMで、
「ちゃっぷい ちゃっぷい どんと ぽっちぃ」
って言ってるのがあったけど、言語学的には割と正しくて、
「ちゃぷし ちゃぷし どんと ぽし」だった(かな?)
って記事を読んで「へー」って思ったことを
思い出しました。
8:28~以降について、おそらく文字の成立に関しての誤解がありそうだと思ったので今更ですが指摘させていただきます(解釈によっては間違いとも言い切れませんが、それでも誤解を招く表現ではあると思いました。重箱の隅をつつくような指摘で恐縮です。文字がすごくて表音文字が特にすごいというのはその通りだと思いました。感想としては非常におもしろかったです)。
まず「象形文字は概念と一対一対応になりがちで~」とありましたが、実際ヒエログリフ等は象形文字でも判じ絵方式で、音に対応づけられて用いられるケースがよくあります(つまり日本語にたとえると木の絵をかいて/ki/として読ませる、といったこと)。ここは「象形文字」の定義にもよりそうですし、最初期の象形文字は概念と一対一対応になりがちだったのかもしれませんが、そもそも文字そのものの起源が絵文字やピクトグラムであるかどうかも怪しいです(知られている限り古い文字の史料から絵文字でなさそうな文字がある、といった理由から)。
ところで、ヒエログリフでは同音異義語を区別するために、音として読まないけれど意味を特定するだけの文字が使われていて、そのシステムはなんだか漢字の魚偏やさんずいのようで面白いです。この辺についてはフィリップアーダさんによる『ヒエログリフを書こう!』(amzn.asia/d/dUhVgxJ )という本が専門家が専門的な内容を書いていながらも面白おかしく解説していておすすめです。
次に「表音文字は文字数が少なく~赤ちゃんフレンドリーである」という主張ですが、割と怪しい主張になっています(字幕で漢字は表意文字となっていますが、この主張も少し怪しいです)。特に番組内でも触れられていた仮名文字は表音文字ですが、成立初期は同じ音を表すのにもいろいろな字が用いられ(たとえば/ka/をあらわすのに可、加、何...といったように。万葉仮名と呼ばれるやつです)、まったく赤ちゃんフレンドリーではありませんでした。時代が下るにつれ種類は減っていったかもしれませんが、それでも明治時代くらいまでは一つの音に対して3つくらいの仮名文字が用いられていました(変体仮名とよばれるやつです)。日本語に限らず、ヒエログリフ、シュメール文字、ヒッタイト文字、アッカド文字も同じように表音文字でも同じように同じ音に対して多くの文字が使われて赤ちゃんフレンドリーじゃなかったケースもありました(ただしかな文字含め今あげたようなこれらの文字体系では表語文字や表意文字も併用されていましたが)。
最後に、番組内ではアルファベット(ここでのアルファベットはラテンアルファベットと解釈します)が何もないところから誰かが生み出したかのように説明されていましたが、実際はなにもないところから生まれたのではなく、他の文字体系から影響を受けて成立したとされており、ルーツは(私の知る限りは)フェニキア文字まではさかのぼることができます。このフェニキア文字に関しての起源に関してはまだわかっていないことが多いらしいのでなんとも言えませんが、最初から文字の数が少なかったかどうかはわかりません(ヒエログリフの影響を受けたという説もあります)。しかしながら、「フェニキア文字(のルーツのどこかの文字)が、ヒエログリフのように無数の文字を使うのは不便であるからそれを改良しようとして作った」というのであればきっとそうなのだと思います。あと、赤ちゃんフレンドリーな文字体系を作るという設計思想で作られた文字体系というと、ハングルなんかがまさにそうですね。
以上長々と失礼いたしました。
漢字は表意文字というより表語文字だよね
意味無視して当て字で使われたりもしてるから表音文字要素もある
「は」が昔は「ぱ」だったのではないかというのは大変興味深いです。
そうすると、「あはれ」も、当時は「あぱれ」であったということですよね。
今の「あっぱれ」の語源は「あはれ」といわれていますが、あっぱれの方が音を残しているというと考えると、言葉の変遷の違いも考えられ、大変面白いです。
ただ、疑問があるとすれば、「たまふ」とか、「おはす」のように、「はひふへほ」を「ぱぴぷぺぽ」と読むとおかしくなりそうな(「たまぷ」?、「おぱす」?)言葉が古文にあることですかね。時代が異なるということが一番考えられますが、どうなのでしょう。
軽く調べただけだけど「たまぷ」とか言ってたみたいよ
なぞなぞの話、高校時代の古文の先生が教えてくれました。45年くらい前のことです😆
なるほど!女児向けアニメにやたらパ行が使われているのには、ちゃんと意味があったんですね!!
我々人類は文字が発明されてから、(岩壁に文字を掘る)硬い石→(木片や紙に文字を書く)ペンや筆→(文字を印刷する)印刷機→(文字を打つ)タイプライター→(文字を処理する)コンピューター、と技術の発達に伴って発展してきた。その中で、使っている文字が文字が少ないことは、印刷機、タイプライターといった機械たちを発明する発想を生みやすくしたと思う。同じ技術段階にあったとしても、文字数が多い漢字圏や文字が絡み合うアラビア圏ではとても苦労するどころか機械化しようとする発想すら生まれないかもしれない。
技術の発達が欧米圏で先行したのは、使う文字が少ない方へ流れて行ったという幸運があったからと思っている。
堀元さんにはこの点について閃いて欲しかった。。。
直立二足歩行で口腔形状と咽頭位置が変わったというお話に納得です。とすると、恐竜の進化系である鳥類も咽頭部が下がっている(二足歩行なので)ために、単語や文法を持つ可能性という点ではサルの仲間やイルカ・クジラの仲間よりは鳥類の方に可能性があるということになるのでしょうか?(確かに鳥の発声は非常に多様ですし)
#3 音がすごい
03:18 【音声学】「IPA:国際音声字母分類」
昔の日本語はハ行を無声両唇摩擦音のフ[ɸ]で発音していた
*日本で最初のなぞなぞ集『後奈良院御撰何曾』(1516年)より「母には
二度逢ひたれど、父には一度も逢はず。何ぞ。唇と解く」
10:57 漢字の設計思想は象形文字と表音文字の組み合わせ
*『説文解字』最古の部首別漢字字典
ぷぢぃぱらのぷぴちょで声出して笑った
2022年初笑いです
メモ:自分用
6:03 ぷじわらのぷぴちょ
ファーッ!⛳
は、原初的ww
漢字には確かに、誰もが必要に応じて新しい文字を考案したり改良してよいという(ITでいうところの)オープンソースの概念があったが、アルファベットにそれがまったく無かったということではない。アルファベットはローマ人が作ったが、当初の文字数は今より少なく、たとえば[k]を表す文字は C しかなかったが、後年その C に加筆した K や G を追加した。U と V は当初区別していなかったが、後代になって別々の音を割り当てた。W はもともと VV (またはUU) だったものを1文字にして独立させたのだ。そして、ローマの文字がヨーロッパに普及していくと、例えばフランスでは c に加筆した ç が考案され、ドイツではウムラウト付きの一連の母音が追加され、北欧では Æ や Ø など新しい文字が考案・追加された。また、キーボードから入力すると2文字である ph や gh や ch も、各子音文字を連続して発音すればよいわけではなく、新しい別の音素を表すために考案された合成文字なので、文字を追加したと考えることもできる (昔の手書き書簡を見ると1文字として書いている感が窺える)。という具合に、アルファベット(ローマ字)も増えてきたが、子音と母音を切り分けた表音文字であり、人間の発音し分けられる音に限りがあるので、文字の増加が限界値で止まっているだけで、増やさないという概念があったわけではない。
アメリカ人です。アルファベットは赤ちゃんフレンドリーではあるが、漢字のほうが読みやすいような気がします。簡単に言うと、人が読む時は、先ずは脳がもう知っている言葉のシルエットを見て、その後読み取れない言葉の文字を一人ずつで読みます。そのステップは両方、漢字の場合はアルファベットより早いです。漢字があれば、知っている漢字で書いた知らない言葉がより習得しやすくなって、ほとんどのシルエットは〇〇だけです。そういうわけで日本語の上級者はたまに中国語を第三言語と勉強しようとします。
英単語も塊で認識してると思うけど漢字の方が速いよね
ニコ動とか哔哩哔哩の動画上にコメ流れるの日本と中国でしか流行らなかったのはその所為とも
ぷじわらのぷぴちょマジかwww
ロシア語やってた時にbの発音+軟音記号でpの発音になってたので、バとパの関係はたしかになと思った
当たり前すぎること、基礎基本的なことだからこそ、最も根源的で難しいですね。それが面白いんですけどね
まさに人間の脳は言語で駆動していると言われるゆえんですね。
栄華を誇った藤原道長もぷぢぃぱらのみちながだと可愛く見える
口腔のことをコウコウって言うのはさすが
へぇ
医学だと「こうくう」に統一されてて一般人にもそれが広まってるみたいだけど言語学とかだと「こうこう」なのね
日本語のタ行はかなり複雑な状態になってると聞いたことがあります。
チはチャ行、ツはツァ行、みたいに音声的には統一感がないけれども、日本語の五十音だとタ行としてまとめられている、的な。
こうなった経緯とか要因みたいなことも研究されていたりするのでしょうか。
ハ行もそんな感じがしますね。
「ヒ」は英語の「He」とは発音が違いますし、「フ」も「WHO」とは発音が違いますよね。
TVで聞きました。タはタティトゥテトのタですもんね。
たしかに音素で書くと、/ta/ /t∫i/ /tsɯ/ /te/ /to/と、3種類の子音/t/ /t∫/ /ts/が出てくるのがわかります
チは中国語のピンイン表記でqiの音に、ツはciやcuの音に発音が似ているんですが、関係あったりするんですかね。ちょっと横暴な思いつきでしかないです、、
@@raggae_official
発音記号のʃが積分のインテグラル∫で代用されてるの面白かったw
概念が世界をあらわして、音が世界を表すようになったなら、次は「空気」が文字に…?
7:55 「ぷぢぃぱらのぷぴちょ」文字列で見ると違和感ありますが、耳で聞くと意外と違和感が少ない
何人たりとも→なんぴとたりともって言うのも名残なのかな?
そだよーん
@@oneone3976 そうと言い切れるかなぁ? 3発(さん+はつ=さんぱつ)と同じ構造なので、音の連鎖による子音の変化のようにも見える。
@@katskats4636 逆じゃね?中国から来たときは「ぱつ」だったけど仮名で書くときに「はつ」になって曽於のまま読むやつが多数派になった、からの「音便ですよ」ってウソ言い出した奴を信じちゃった・・・ 知らんけどな。
いや「曽於のまま」ってなんだよ「そのまま」ですすいません。
上代日本語の7母音について、お願いします。ア行ヤ行ワ行の母音(eとye、i,e,oとwi,we,wo)は
違っていたと聞きました。
「音を文字にしよー!」という動きは
アルファベットを作った時と平仮名片仮名を作った時(というかその前の漢字を使って日本語の音を表そうとした時)と、少なくとも歴史上2回以上あるよね。
そんな偶発的に世界各地で出てくる発想なのだろうか?それとも日本ではどこかから『音を文字にする』アイデアを取り入れてたのだろうか?
文字自体は中国から漢字として入ってきて、より簡単な表記法としてほぼ同時期に成立したのが平仮名と片仮名
既に表意文字がある状態で話してるのをそのまま書こうと思った時に「どっちも「ジ」って言うのに字と滋書き分けるのめんどくね?」って思うのは自然では?
ヒエログリフも表音文字だらけになったし
じは歯の裏に舌が当たる事で発声出来るので「じいじ」は赤子は喋れない、
だも唇を付けず歯の裏に舌が当たる音のはずなので「ダディ」も「ダーダ」も駄目なようなきがするんですがこの傾向は?っていう話を今更思ったのですが、
前者は有声後部歯茎摩擦音後者は有声歯茎破裂音であり、歯茎があれば発音出来るって話でなるほどなあという
気候の変化も何か関係するかもですね
寒いと口を大きく開ける発音はしないとかね
日本をにっぽんと呼ぶことがあるのはこの影響もあるのかな
そもそも日本という呼び方はいつからだったっけ…
日本オリジナルの国号はやまとです。
日本は中国が隋が唐に変わったのを機に日本の国号を倭から日出所という主張に沿う
日本に改めてくれといって認められたものではないかと思います。
中国から呼んでもらわないといけないので発音も当時の中国語そのままであったはずで
ジパングも中国語の日本が訛ったものであり日はジツと読めることから察するに
ジッポンだったのではないでしょうか。
@@user-kj7xo4ei1b
なるほど!!!
このチャンネルなら有識者の方が返信してくれるかもと少し期待していたんですが、想像もしていなかったジッポンに感動しました。時の流れって凄い。
日本が中国に送った文書は相手方の王を大いに怒らせたと教えられましたが、そこで日本に変える!となるのも面白いですね。中国側か日本側か、国名を改めようと言い出したのは誰なんでしょう。
凄く興味深くて分かりやすい文章でした。ありがとうございます☺
過去3千年の中国大陸と周辺における民族の移動の歴史(ほとんどが南下していき、大昔はタイ人やベトナム人が今の中国南部に住んでいた)を鑑み、さらに、中国の南の方言ほど古い時代の中国での支配的発音の名残を残していることから、「日本」の呼称で比較すると、ベトナム語の「にゃっばん (Nhật Bản)」が一番古く、続いて広東語の「yat6 bun2」、福建省あたり(閩南語)の [ji̍t pún] というふうに新しくなり、現代の北京語の「rì běn」に変化してきたのだと思われます。つまり「にっぽん」が最も古く、ドイツ語などに残る「ヤーパン」や英語の「ジャパン」やマルコポーロの「ジパング」がやや古い時代(福建省あたりの人々の祖先が中国を支配していた時代)に日本人によって音写されたのでしょう。
ちなみに、現代中国語の「rì běn」は「Nippon」とも「Nihon」とも「Japan」とも共通する所が少なく不思議だという感想を日本でよく聞くので解説しますと、北京語の「ri」は近年でこそ濁りの無い米語風の[r]で発音されていますが、50年前のものを聞くと [r"i] と言う感じの濁りがはっきりと聞き取れます。この濁りは、さらに昔はもっと強かったと考えられ、加えて現代中国標準語では喪失してしまった音節末子音も中世頃には発音されていたので、それが「ジツ (日)」として日本に入ったんだと思います(呉音)。それより古く入ってきたのがベトナムにも残る「ニチ(日)」です(漢音)。
現代中国の閩南方言の「日本」の発音:[ji̍t pún] は音的には「ジップン」ですが、中国語の[u]は口をすぼめるのに対し日本語の「う」は口をそれほどすぼめないので、すぼめた感のある「お」のほうに音写されて「ジッポン」になったのかな(しいたけヨーグルトンさんへの反応でもある)。
@@user-kj7xo4ei1b さらに言うなら「ディッポン」→「ヂッポン」ですね。ダ行とナ行は近い音(乃が音読みでダイにもナイにもなる、など)なので「ニチ」と「ディチ」が両立して、日本に渡ってきて長い年月を経るうちにdiとziを音素として弁別しなくなったために「ニチ」と「ジチ(ジツ)」になったと思われます
方言ではまだぱぴぷぺぽ発音が残っていますね。母⇒ぱぱ 花⇒ぱな とか