乳がん検査の被ばく。
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- Опубликовано: 10 фев 2025
- PET検査に来られる患者さんによく、「CTもしたけどPETもして大丈夫?」と被ばくについて心配だという質問を受けます。
医療被ばくについては大変奥が深いのですが、今回は乳がん検査で被ばくのあるマンモグラフィ、CT、PETについてお話します。
個人的にはCTよりPETがいいと思っています。
もしCTをするなら、造影剤を使った方がよいと思います(造影剤を使わないと、得られる情報が減るので)。
医師は常に、個々の患者さんのリスクとベネフィット(利益と不利益)を考えて検査をオーダーします。
不必要な放射線は避けるべきですが、「検査をしない=被ばくを減らす」というメリットに比べて、「検査をしない=再発の発見が遅くなる→それ治療期間も長くなる・生存期間が短くなる」などの不利益の方が大きくなることが予測される場合に、放射線を使った検査をするのです。
私たちもつい日々、時間に追われて「大丈夫ですよ」としか言えない場面が多いのですが、患者さんの不安や質問にもう少し時間をかけて説明するように心掛けようと思います。
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大変わかりやすい説明動画ありがとうございます。
診療放射線技師として、放射線被ばく相談員の資格も取得し、患者さんからの被ばく相談に対応できるよう日々研鑽していますが、検査中の短時間での患者さんとの会話ではなかなか正しくわかりやすくご説明するのが難しく、いつも課題の残る対応になってしまいます。ようこ先生のこの動画でだいぶ頭の中を整理出来ました、ありがとうございます!
デメリットしかない原子力被ばくと、メリットがデメリットを上回る医療被ばくの違いの理解の周知が、私たちの大きな任務だと思っています。ようこ先生のこの動画が我々の仲間や被ばくを心配していらっしゃる患者さんに広く周知されることを願います。
いつも大変為になる投稿ありがとうございます、自身のマンモ認定更新勉強でも活用させていただいてます!
同じ職場の方にコメントいただけてうれしいです☺️励みになります。MRIへの過剰な期待も是正したいですね…
ようこ先生とてもわかりやすく心配していた事をお話しして下さりありがとうございます😊リスエストにお応えいただき感謝です♪PETも安心してうけれます❣️
いえいえコメントありがとうございました。
被ばくは理解していても、私は毎日癌の画像を見ているので、被ばくが怖いからという理由で検査を受けないのはその方が怖いと実感しています。
これからもご覧ください♪
いつもわかりやすい説明ありがとうございます😊
いつもわかりやすい動画有難うございます。
初発乳がんから12年目に右腋窩再発、その5年後の先月に多発骨転移しました。動画と内容とずれますが、今回ようこ先生に解読をお願いしたいのですが。
PETCTの結果の一部をそのまま記載します。
『局所再発、鎖骨上窩、腋窩、内胸や縦窩リンパ節転移を示唆する異常集積は指摘できません。
右腋窩は郭清後変化あり。左鎖骨上窩に小リンパ節抽出あり』
ですが、私の解釈は取り残された右腋窩再発がきちんと郭清されずに、左の鎖骨上や骨に飛んだと解釈していいのですか?
ちなみに、他の臓器には
今のところ明らかな転移はないみたいですが、これから出てくるのでしょうか?
>左鎖骨上窩に小リンパ節抽出(描出?)あり
ここのところですね。
レポートでは、良性とも悪性とも判断されていない状態ですね。サイズは小さい(CTでの見え方)が、PETでの集積の程度は不明(多分高くない)。少なくとも、積極的に転移を疑う所見ではないのだと思います。
白黒つけていないのは、これを読んだ乳腺外科医に総合的に判断してほしい、ということかも知れません。元々リンパ節はあちこちにある正常臓器なので、あること自体は異常ではありません。
とはいえ、「前回よりも目立つので、もう一度エコーで確認し、もし形態的に異常であれば細胞診を」など補足できる画像診断医でありたいです(^_^;
ご親切にお返事ありがとうございます。
1番心配だったのは5年前に右腋窩再発したのですが、筋肉の下深いところにあるのと、リンパ節の奥深くで特殊で難しい手術と言われてました。1回目失敗して何もとれておらず
4日後再手術してます。
手術後の病理の結果も聞いてなく術後フォローは半年に1回のエコーのみで不安なまま5年すぎ変な予感が当たったかのように骨転移になりました。
PET CTの結果も主治医から見せてもらえず、直接外注先に連絡して送ってもらいました。
その中で、『右腋窩からの変化』って言う言葉に引っかかってます。
変化(とは)→取り残されたリンパが左鎖骨上に移動?→数年後全身に散らばってしまった。(今のところ明らかなのは骨だけですが)
変化とはこの意味ですか?
すみません分かりにくい説明かもしれないです🥲
ルミナールで初発からは17年ですが、局所再発の時点できちんと郭清できていたら遠隔転移にならなかったか?わからないまま年月だけすぎてしまい、後悔してます。
変化、というのが何を指すのか分かりません。
リンパ節転移の時うまく取りきれていたら、と思うのはよく分かります。ただ、浸潤癌を手術で取り切るというのはやはり難しくて、全身薬物療法とそれぞれの腫瘍の相性が大きいのだと思います。
よい薬がどんどん出ていますので、Tokieさんに合った治療が見つかることをお祈りしています!
お返事ありがとう御座います。
放射線治療後に始まる新たな薬物療法で長期コントロールできればと思います。まだまだ頑張ります!😊