うつ病が改善しているサイン5つ【体が動き、本が読める。精神科医が7分で説明】

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  • Опубликовано: 1 янв 2025
  • 0:05 (1)はじめに
    0:30 (2)うつ病治療と症状の改善
    2:14 (3)うつ病が改善しているサイン5つ
    2:21 ①しっかり休める
    3:09 ②体が動く
    3:52 ③物事を楽しめる
    4:38 ④本を読める
    5:24 ⑤前向きになる
    6:08 (4)まとめ
    うつ病は時間をかけゆっくり改善するため、効果が目に見えてわかりにくいことがあります。一方比較的明確な改善のサインがいくつかあります。
    「うつ病が改善しているサイン5つ」につき、精神科医が要点を約7分の動画にまとめています。
    出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
    こころ診療所吉祥寺駅前 kokoro-kichijo...
    府中こころ診療所 fuchu-kokoro.com
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    ↓↓内容の詳細は下記になります。
    (1)はじめに
    うつ病・適応障害セルフチェック。今回は「うつ病が改善しているサイン5つ」を見ていきたいと思います。よろしくお願いします。
    うつ病は時間をかけてゆっくり改善するため、なかなかよくなった実感を持ちにくいことがあります。
    その中で、改善が目に見えやすい代表的なサインがいくつかあります。
    今回は「うつ病が改善しているサイン5つ」です。
    (2)うつ病治療と症状の改善
    「ゆっくり改善して実感しにくい」特徴があります。
    <うつ病とは>
    うつ病は、落ち込みなどの不調や続く脳の不調です。
    治療に時間がかかるため、改善はなかなか実感しにくいところがあります。
    そして、症状ごとに改善する段階が違うことが多いのも特徴です。
    <うつ病治療の3段階>
    まずは「急性期」混乱が強い状態。
    その次に「回復期」徐々に活動を増やす段階。
    そして「再発予防期」安定していてぶり返しを防ぐ時期、この3つになります。
    ①急性期
    急性期は落ち込みや不安などが非常に強い時期です。
    言動がまとまらず、混乱をきたしてしまうこともあります。
    そして、休養の確保がこの時期は最重要で、休養がどうしても取れない場合は入院が必要な場合もあります。
    ②回復期
    回復期では、不安や混乱はだいぶ治まっている時期です。
    一方で意欲・活動・興味に関してはまだ不調が続く場合が多いです。
    段階的に活動を増やしていき、これらの症状の改善を図っていきます。
    ③再発予防期
    再発予防期は、一見症状が目立たず安定しており「再発予防」を続ける時期です
    そして、この時期に時間差で徐々に集中力は戻ってきて本来に戻るところがあります。
    そして、思考パターンもこの時期、時間差で徐々に前向きに戻ってくるところがあります。
    <うつ病の症状の改善の特徴>
    まずは改善の速度がゆっくりなため、一見わかりにくいことがあります。
    そして症状によって改善の時期が違います。ある症状は良くなった一方、別の症状はしばらく残ることがあります。
    その中で安定後、しばらくしてかなり時間差で改善する症状もあります。
    (3)うつ病が改善しているサイン5つ
    症状ごとに改善の時期が違います。
    ①しっかり休める
    休養は治療の基本です。
    <急性期→休めない>
    急性期だと不安や罪悪感等のうつ病由来の症状が強く、なかなか気持ちが休まらないことが多いです。
    すると休養できず病状も悪化が続き、入院が必要になることもあります。
    対策としてしっかり休むため、補助的に「抗不安薬」という不安を取る眠気の出る薬を使うこともあります。
    <改善→しっかり休める>
    治療していくと、徐々に罪悪感や不安などが和らいで休めるようになってきます。
    そうすると休養が可能になり、結果他の症状も全般的に改善する流れができてきます。
    そして、休養をしっかり続けられると、急性期を抜けて回復期に移行します。
    ②体が動く
    「だるさが減り動けるように」なります。
    <回復期→動きにくい>
    回復期では急性期のような混乱などは改善する一方、動きにくさは続きます。
    ここには症状「倦怠感」「意欲低下」「易疲労感」などが関与しています。
    徐々に動いて慣らす対策を一般的に行っていきます。
    <改善→体が動く>
    はじめは無理してでも「動く」ことで徐々に意欲が戻ってきます。
    そして「意欲が戻りまた動く」流れができると、並行して倦怠感や易疲労感(疲れやすさ)も改善してきます。
    その結果、徐々に体が動くようになります。
    ③物事を楽しめる
    失った興味が戻ってきます。
    <回復期→楽しめない>
    回復期では急性期を抜けて安定しますが、興味や楽しみが戻らないことがあります。
    結果、色々リハビリをしますが楽しめなくつらいのでなかなか続きにくく、結果慢性化のリスクが生じます。
    この時は、「楽しむ前にとりあえず動く」対策で徐々に興味が戻ることを期待します。
    <改善→物事を楽しめる>
    徐々に昔楽しめたことを再度楽しめるようになってきます。
    そうすると楽しみが意欲や行動の改善につながってきます。
    そして良い流れができて取り組みを続けると、回復期を抜け再発予防期に至ります。
    ④本を読める
    「集中力と思考力が戻る」というところ。
    <再発予防期→本が読めない>
    再発予防期で活動や意欲は戻っても「本を読めない」ことが時に続きます。
    「集中力」「記憶力」「思考力」等の「脳の機能」が読書では求められ、ここにうつ病の症状が影響します。
    「本を読めない」場合でも、復職などはしばしば可能ですが、仕事のパフォーマンスが戻らない等の影響が出ます。
    <改善→本が読める>
    しばらくして本は読めるようになってきますが、かなりの時間差で読めるようになることも多いです。
    そうすると、他の部分での集中力や思考力も戻ってきており、本来の仕事パフォーマンスが戻ってきます。
    ⑤前向きになる
    「過去の後悔から、今や未来へ」視点が移ります。
    <再発予防期→後ろ向き>
    社会復帰した後でも、過去の後悔や後ろ向きな思考が残ることがあります。
    生活や仕事はこなせる一方、何か違和感があり、ストレスにもろい部分が残ることがあります。
    何か「まだ本来ではない」という感覚を持つこともあります。
    <改善→前向きになる>
    視点が過去から今や未来に移っていきます。
    これは過去への一種の「割り切りができた状態」とも言える面があります。
    その結果、今だからできる「これからのこと」に集中することができるようになってきます。
    (4)まとめ
    今回は、うつ病・適応障害セルフチェック「うつ病が改善しているサイン5つ」を見てきました。
    うつ病の改善はゆっくりで一見見えにくいですが、比較的明確な「改善しているサイン」は以下の5つです。
    ①しっかり休める
    ②体が動く
    ③物事を楽しめる
    ④本を読める
    ⑤前向きになる
    かなり遅く時間差で改善する症状も一部あるため、一部症状が残っても気にせず、「今できることをする」ことが大事です。
    こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
    府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
    こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)
    #うつ病 #改善  #本が読める #心療内科 #精神科  
    【解説者】
    医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
    精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
    2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

Комментарии • 3

  • @プリン-o5g
    @プリン-o5g 12 дней назад

    参考になりました。今の状態が何処なのか何となく分かりました。
    治りかけと回復期の中間みたいですね。
    ありがとうございます、

  • @おチビ-h1k
    @おチビ-h1k Год назад +1

    参考になりました。今の自分の状態が分かりました。

  • @as-yd9zf
    @as-yd9zf 11 месяцев назад +1

    よくわかりました。ありがとうございます。