ゆるふわ上高地ハイクからの蝶ヶ岳フルラッセル登山はジェットコースター級の落差でした。
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- Опубликовано: 6 фев 2025
- 年始の三連休。実は今年最初の山行です。折角なので久しぶりの氷上テント泊を。選んだのは上高地。冬はバスが通じていないので、人が少ない代わりに、釜トンネルのゲートから延々と歩く必要があります。駐車場は定番のさわんど駐車場が無料開放されていますが、より近さを求めて坂巻温泉旅館の駐車場をお借りしました。三連休の大混雑を見越して、受付開始5時の20分前に駐車場に着いて、先頭から二番目。3日分の3千円を支払い、車の中で準備兼仮眠をとり、6時半頃の出発になりましたが、その時点でも空車あり。たまたまかもしれませんが、参考までに。あと、天気やスケジュールの関係で3日の予定が2日とかになったら、差額の駐車料金は返してくださるそうです。ありがたい。
しばらくは車道を進み、釜トンネルからはほぼ車無し。入り口の中の湯売店前を通過時に受付の方に行き先やスケジュール等の説明をします。当初初日に徳沢まで行ってしまうつもりでしたが、今年は徳沢にトイレがないらしく、かなり手前の小梨平にキャンプ地変更。釜トンネルは登り基調で意外とキツい。その先の上高地トンネルを越えると積雪量が増えてきたので、スノーシュー装着。大正池や田代湿原を左手に見つつ、上高地バスターミナルに着きます。当然、人の姿は少なく、トイレの場所を確認したら、先を急ぎます。雪中河童橋も趣深く、夏とは違った美しさがあります。
すぐに小梨平に着き、幕営開始。途中テントの位置を移動したりと意外に時間はかかりましたが、昼頃にはご飯食べたりまったりと出来る感じに。折角なので、夕方に河童橋周辺を散策。ちなみに冬季トイレは大正池、バスターミナル、小梨平にあります。小梨平のトイレしか使いませんでしたが、汲み取り式だけど清潔感があって、紙も備え付けてあって至れり尽くせり。これがタダとはありがたい。夕食もそこそこに、翌日に備え、7時位には就寝。
翌朝は3時起床。外気温は-16℃。準備を整え5時前に出発。徳沢まで、軽いアップダウンの道をひたすら進みます。途中、トレースをたどったら変な方向に行ったりもしましたが、2時間程度で徳沢に到着。トレースをたどり、危うく横尾方面に行きそうになりましたが、すぐに気付き、蝶ヶ岳登山口へ。そうです、つまり徳沢の時点で、蝶ヶ岳方向はノートレースだったんです。いきなりの急登とフルラッセルに心が折れそうになりながらも、一緒懸命登る妻に着いていく貧弱な夫。若干の交代(妻がかなりラッセル多め)を挟みながら、何とか標高2100メートルくらいまで登った所で背後から声が。
何と、徳沢に幕営していた2チームが一緒に上がってこられていました。既に体力の尽きかけていた我々には心強い援軍です。即席7人パーティとなりながら、先頭を順番に交代しつつ、更に上を目指します。こういう思いがけない他チームとの交流も貴重な経験ですよね。この皆様方が居なかったら、私たちはこの辺りで撤退していたかもしれません。この場を借りてお礼申し上げます。そして下山時も波乱は続き・・・。
夏とは違う上高地の魅力や、雪山登山の厳しさを少しでもお伝えできれば幸いです。