8:16あたりから表示されているTHD + Noise (at -3 dB FS)のグラフで、基本波1kHzの裾野に広がるジッタ的な物は他であまり見ないほど大きいです。 気になったので、LUXMAN製の真空管搭載プリメインアンプキット「LXV-OT7」とRMAAを使って比較してみました。 「LXV-OT7」は真空管プリアンプとデジタルパワーアンプでハイブリッド構成されるプリメインアンプです。 「LXV-OT7」の電源には付属のLUXMANの名前が入ったスイッチング電源を使用しました。 今回はスピーカーに8Ωの負荷抵抗を付けて、その負荷抵抗電圧を1/8に分圧したものを出力として測定してます。 その結果THD + Noise等は真空管プリアンプとデジタルパワーアンプの両方が重畳されているので、プリアンプ単体よりは悪くなります。 以下テスト結果です。 Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB +0.02, -0.22 Very good Noise level, dB (A) -94.3 Very good Dynamic range, dB (A) 94.4 Very good THD, % 0.180 Average THD + Noise, dB (A) -52.6 Poor IMD + Noise, % 0.290 Average Stereo crosstalk, dB -48.1 Poor IMD at 10 kHz, % 0.171 Average General performance Good 周波数特性は22Hz辺りでも-0.5dBと優秀、歪率も良いです。 そして基本波の1kHz周辺のノイズもほとんどありません。 私の予想としては、「TUBE-01J」にはB電源用として昇圧電源モジュールがあり、このノイズが原因ではないかと疑っています。
私の所有するPioneer C-21(SICダイオードに変更、一部電解コンデンサをフィルムコンデンサに変更)をRMAAにて測定しました。(Volume-20dB、ゲインコントロール0dBにて) Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB +0.03, -0.55 Good Noise level, dB (A) -90.3 Very good Dynamic range, dB (A) 90.3 Very good THD, % 0.00169 Excellent THD + Noise, dB (A) -83.0 Good IMD + Noise, % 0.010 Very good Stereo crosstalk, dB -73.1 Good IMD at 10 kHz, % 0.010 Very good General performance Very good 1980年頃の製品ですが、当時のカタログ性能は維持出来てますね。
私の環境でTUBE-01Jを測定してみました。真空管はオプションのミルスペックの物に交換してます。電源はKENWOOD PWR18-2TPを使用。 オーディオインターフェースはCREATIVE 0404 USBを使用しました。本当は出力用・録音用で2台用意していたのですがRMAAでは設定出来なかったので1台使用です。 「WaveGene」と「WaveSpectra」の組み合わせだと、2台使用が出来てもっと精度が上がります。 CREATIVE 0404 USBの入出力をループバックしてのテストでは2台使用の時より低下しますが以下の通りです。 Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB +0.01, -0.06 Excellent Noise level, dB (A) -104.6 Excellent Dynamic range, dB (A) 104.6 Excellent THD, % 0.00075 Excellent THD + Noise, dB (A) -95.5 Excellent IMD + Noise, % 0.00227 Excellent Stereo crosstalk, dB -84.6 Very good IMD at 10 kHz, % 0.00222 Excellent General performance Excellent 次にTUBE-01Jの結果です Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB +0.53, -6.76 Poor Noise level, dB (A) -82.5 Good Dynamic range, dB (A) 82.5 Good THD, % 0.390 Poor THD + Noise, dB (A) -45.9 Poor IMD + Noise, % 0.498 Poor Stereo crosstalk, dB -59.9 Average IMD at 10 kHz, % 0.335 Average General performance Average 以前友人が製作した6DJ8差動プリの歪率は0.005%程度でしたので、真空管アンプでも色々ですね。
【お知らせ】
真空管アンプは、なぜ柔らかい音がするのかという事を2本の動画で理論的に解析してみました。
①真空管アンプ音質の謎【倍音とは?】
ruclips.net/video/7rMMDLbX0ck/видео.html
②真空管アンプは、なぜ音が柔らかいのか理論的に解析してみた。
ruclips.net/video/xNhrq_wUB8k/видео.html
8:16あたりから表示されているTHD + Noise (at -3 dB FS)のグラフで、基本波1kHzの裾野に広がるジッタ的な物は他であまり見ないほど大きいです。
気になったので、LUXMAN製の真空管搭載プリメインアンプキット「LXV-OT7」とRMAAを使って比較してみました。
「LXV-OT7」は真空管プリアンプとデジタルパワーアンプでハイブリッド構成されるプリメインアンプです。
「LXV-OT7」の電源には付属のLUXMANの名前が入ったスイッチング電源を使用しました。
今回はスピーカーに8Ωの負荷抵抗を付けて、その負荷抵抗電圧を1/8に分圧したものを出力として測定してます。
その結果THD + Noise等は真空管プリアンプとデジタルパワーアンプの両方が重畳されているので、プリアンプ単体よりは悪くなります。
以下テスト結果です。
Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB +0.02, -0.22 Very good
Noise level, dB (A) -94.3 Very good
Dynamic range, dB (A) 94.4 Very good
THD, % 0.180 Average
THD + Noise, dB (A) -52.6 Poor
IMD + Noise, %
0.290 Average
Stereo crosstalk, dB -48.1 Poor
IMD at 10 kHz, % 0.171 Average
General performance Good
周波数特性は22Hz辺りでも-0.5dBと優秀、歪率も良いです。
そして基本波の1kHz周辺のノイズもほとんどありません。
私の予想としては、「TUBE-01J」にはB電源用として昇圧電源モジュールがあり、このノイズが原因ではないかと疑っています。
しかし色々オーディオ機器を持っていらっしゃいますね~
あのコンパクトサイズの中で組んであるので、ノイズについても限界があるのかも
しれないですね。
私の所有するPioneer C-21(SICダイオードに変更、一部電解コンデンサをフィルムコンデンサに変更)をRMAAにて測定しました。(Volume-20dB、ゲインコントロール0dBにて)
Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB +0.03, -0.55 Good
Noise level, dB (A) -90.3 Very good
Dynamic range, dB (A) 90.3 Very good
THD, % 0.00169 Excellent
THD + Noise, dB (A) -83.0 Good
IMD + Noise, % 0.010 Very good
Stereo crosstalk, dB -73.1 Good
IMD at 10 kHz, % 0.010 Very good
General performance Very good
1980年頃の製品ですが、当時のカタログ性能は維持出来てますね。
詳しいデータは私のウェブサイトにアップしました。「工房 ann(あん)」で検索すれば出てきます。
私もYAMAHAの古いプリメインアンプを持っていますが、片チャンネルだけどうも調子が
悪いにもかかわらず、捨てずにまだ持っています。
また、機会をみつけてメンテンスしてみようかと思っているところですが、苦弱kujyakuさんは、しっかり手入れされて良いデータが維持できていますね!!
ところで、オーディオ機器など相当数をお持ちのような感じがしています。
ぼちぼち断捨離しないといけない年齢ですが、思い出があるので難しいです。
古いやつですとSANSUI AU-D907Xが2台あります、1台は新品で購入しました。pioneerの古いプリメインアンプ1台やPAアンプが3台、、ハイエンドAVアンプ2台、他デジタルアンプ等、デュアルモノDAC4台、それよりずっと多いのが測定器関連。別の趣味での機器もあって家内に呆れられています。
@@kujyaku7776 様
SANSUI AU-D907Xも結構な価格の製品だったようでね、中古でも良い値段がしています。
確かに捨てられないですね~ 私もオーディオ以外に無線機等もあり押入れがいっぱいな状態です。
最近はネットで簡単に購入できるので、つい購入してしまうので困ったものです(笑)
無線機ですかー、私も昔ハマリました。当時はネット販売やオークションが無く新品ばかり買ったので余計に勿体無くて手放せませんね。
KENWOOD TS-790GやHF オールモード固定機、モービル・ハンディ、当時はKENWOODが高周波に強いイメージでしたね。
中学生の時アマチュア無線の免許を取りたくて電気の基礎を勉強したのが、趣味のオーディオに役立ってます。
私の環境でTUBE-01Jを測定してみました。真空管はオプションのミルスペックの物に交換してます。電源はKENWOOD PWR18-2TPを使用。
オーディオインターフェースはCREATIVE 0404 USBを使用しました。本当は出力用・録音用で2台用意していたのですがRMAAでは設定出来なかったので1台使用です。
「WaveGene」と「WaveSpectra」の組み合わせだと、2台使用が出来てもっと精度が上がります。
CREATIVE 0404 USBの入出力をループバックしてのテストでは2台使用の時より低下しますが以下の通りです。
Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB +0.01, -0.06 Excellent
Noise level, dB (A) -104.6 Excellent
Dynamic range, dB (A) 104.6 Excellent
THD, % 0.00075 Excellent
THD + Noise, dB (A) -95.5 Excellent
IMD + Noise, % 0.00227 Excellent
Stereo crosstalk, dB -84.6 Very good
IMD at 10 kHz, % 0.00222 Excellent
General performance Excellent
次にTUBE-01Jの結果です
Frequency response (from 40 Hz to 15 kHz), dB +0.53, -6.76 Poor
Noise level, dB (A) -82.5 Good
Dynamic range, dB (A) 82.5 Good
THD, % 0.390 Poor
THD + Noise, dB (A) -45.9 Poor
IMD + Noise, % 0.498 Poor
Stereo crosstalk, dB -59.9 Average
IMD at 10 kHz, % 0.335 Average
General performance Average
以前友人が製作した6DJ8差動プリの歪率は0.005%程度でしたので、真空管アンプでも色々ですね。
訂正とお詫びです、6DJ8差動プリの歪率は0.05%程度でした。
早速測定されたようで、使用されている電源も凄いですね。
確かにアンプの性能も色々ですし、人間の耳で判断できる限界もあるので考え方次第ではと感じます。
しかし、CREATIVE 0404 USBのループバック性能は良いですね、私もCREATIVE 0404を探してみようかと思います。
それからRMAAの特徴として、測定前のレベル調整値(赤⇒緑)でデータが変化してしまうのもちょっと気になるところです。
「WaveGene」と「WaveSpectra」使っても、大きくは違わなかったです。RMAAは使い方が楽ですが、「WaveGene」+「WaveSpectra」の方が色々とパラメータを変えて測定出来るところが好きです。
KENWOOD PWR・PARシリーズはGP-IBで複数同時リモート制御も出来るし便利なので6台持ってます。
CREATIVE 0404 USBは良いのですが、パワーアンプの測定には工夫がいるし、もうちょっと上の周波数を見たい時はスペアナの出番になりますね。
@@kujyaku7776 様
そうでしたか了解です。