【寺社参詣】#52 朝光寺(兵庫県加東市/高野山真言宗)~清閑に佇む国宝・中世仏堂の典型~ Chokoji Temple

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  • Опубликовано: 25 окт 2021
  • 神社仏閣巡り「寺社参詣シリーズ」第52回目は、兵庫県播磨地方の北東部、加東市のちょうど真ん中にある、高野山真言宗寺院、鹿野山(ろくやさん)朝光寺です。
    兵庫県南東部に集中する「法道仙人」を開基とした伝説を持つ寺院で、白雉2(651)年、現在地の北側にある標高333mの権現山に創建されました。
    創建当時のことについては、記録が無いため詳細はわかっていませんが、山上で伽藍が手狭であったためという説や、戦火で焼失したためなどの説がありますが、鎌倉時代初頭の文治5(1189)年に、現在のつくばねの滝近くに遷ってきました。
    現在の本堂は、室町時代の応永20(1413)年に建てられたもので、本尊は京都の三十三間堂にあった十一面千手千眼観世音菩薩立像のうちの1躯を移し、朝光寺の本尊として安置しました。また、権現山にあった本尊・十一面千手千眼観世音菩薩立像は法道仙人作のものと伝えられており、これも現在の本堂に安置されています。
    このように、朝光寺には2躯の本尊があり、三十三間堂から移してきた本尊を西本尊、法道仙人作と伝わる本尊を東本尊としています。脇侍には不動明王と毘沙門天を配しています。
    和様に唐様の要素を加味した「折衷様」建築の代表例として、また室町時代の密教仏堂の代表作として、昭和29(1954)年に国宝に指定されました。
    兵庫県内には、11件の国宝建造物があり、その全てが播磨地方(旧播磨国)に存在しています。
    ※兵庫県内の国宝建造物
    姫路城大天守
    姫路城乾小天守
    姫路城西小天守
    姫路城東小天守
    姫路城イ・ロ・ハ・ニの渡櫓
    鶴林寺本堂
    鶴林寺太子堂
    一乗寺三重塔
    浄土寺浄土堂(阿弥陀堂)
    太山寺本堂
    朝光寺本堂
    また、本堂横にある鐘楼と、西本尊は国指定重要文化財、鐘楼の南側にある多宝塔と東本尊は兵庫県指定文化財となっています。
    朝光寺境内の南側を流れる加古川水系鹿野川には、「つくばねの滝」という落差約6mの滝がありますが、この滝は、朝光寺境内に自生する「ツクバネ」(ビャクダン科の落葉低木で雌雄異株)からきています。羽子板で突く羽根(撞羽根)のような形の果実を付け、熟して落ちる時は、くるくると回転しながら落ちるそうです。播磨地方で、このツクバネが自生しているのは大変珍しく、加東市の天然記念物に指定されています。
    朝光寺の近くには、レジャースポットの東条湖があり、東条湖おもちゃ王国は、休日になると多くの観光客で賑わいますが、朝光寺はその喧噪とは無縁の静かな時が流れています。
    つくばねの滝のマイナスイオンに包まれながら、清閑に佇む、鹿野山朝光寺の動画をご覧下さい。
    撮影機材:Panasonic HC-X920M
    【リンク】
    (一財)加東市観光協会Webサイト 朝光寺
    www.kato-kanko...
    【使用BGM】
    「懐かしい笑顔」(甘茶の音楽工房)
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