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花散里が一番好きなので待っていました!楽しみです
ありがとうございます✨嬉しいです🥰
@@Zuzurian すみません。割り込みで質問させて下さい。花散里のどんなところがお好きなのですか?
@@旅の記録-y7u決して目立たず控えめで、光源氏に寵愛はされずとも信頼されているように思われるところですね(女性としては舐められていたのかもしれませんが、、、)。キャラクターというよりは立ち位置が好き、という感じでしょうか
いや、びっくりしました無防備なところにカウンターパンチをもらったような気がしました今晶子訳の源氏を読み直し「澪標」まで来て、「花散里」は何となく流していましたあいさんの解説で式部の天才的凄さが更に私の心をえぐりました仏作家も本当に凄いと感心しました源氏最後の恋が「花散里」かぁ本当にパンチもらった気分になりました晶子源氏を読み返し、歌を作っていますが須磨へ行く光源氏は様々な女性を巡り最後に夫人「花散里」は様々な女性の一人としてしか認識していませんでした確かにしっかりと読み込めば、「花散里」の重要は理解できます目が覚めました毎回毎回刺激を与えていただきありがとうございます
こんにちは、いつもお心のこもった温かいコメントと素敵なお歌をありがとうございます✨ユルスナール、すごいですよね!情熱的なフランス人からしたら、花散里の淡白さはありえなかったんでしょうか…(笑)与謝野晶子はすべての帖に和歌を詠んでいるのがとっても面白いですよね☺
今のものの見方ですけれど、花散里って響きがとても好きです🌼
それ、私も思いました!!!素敵ですよね🥰
今年受験の身ですがうえのさんの動画だけは勉強そっちのけで見ています(笑)次回も楽しみにしてますので、動画制作頑張ってください!!
こんにちは、とっても嬉しいコメンありがとうございます🥰励みになります!そして志望されている進路に進まれるよう私も応援しています📯
あいさんの感性で語られる源氏物語の一人一人の人物像が本当に魅力的ですし、それだけでなくその時代の生活や背景にある状況、物語構成に仕組まれた意図などの説明を通して、味わい深い世界に遊びに行っているような不思議な感覚がしています。とても楽しませていただいています。「ふふふ、私だよ」と登場する光源氏が放つ人間くさいセリフの数々、思わず笑ってしまうのですが、実感がありまさにその通りだなあと感心しながら見ております。古典の表現を今の自分の感覚にリンクさせることができるのはあいさんのすばらしい稀有なセンスによるものだと思います。
こんにちは、嬉しいコメントありがとうございます😢とっても励みになります!拙い動画に対して、もったいないくらいのお言葉を頂戴し恐縮していますが、これからもお楽しみいただけるものを頑張って作っていきたいと思っています🥰
お待ちしてました‼️源氏の君の最後の恋と絡めての解説、さすがです。わかりやすいし、とても面白いです。私もあいさんと同じような流れで花散里を見ています。こういう人なんだとしか思ってなかったんですけどね。ユルスナールに強烈に個性を与えられると、急に頭の中で花散里が動き出した感じです。そりゃ、寂しい部分もあったでしょうね。でも、みんなのオカンでいないと生きていけないんだ、私は。と吹っ切ったところもあったのかな?それでも、夕霧と落葉の宮、雲居雁とのゴタゴタの時、しっかり夕霧に「あんたの事ばかりとやかく言うけど、自分はどうなんでしょうね」的な事も言える冷静さ、批判的な視点も好きです✨あいさん解説の和泉式部、たまらなく楽しみです❤
こんにちは、いつもありがとうございます🥰確かにご指摘くださった場面での花散里の発言を考えると、源氏に従順なだけの女性ではなかったのかもしれません🤔和泉式部、私も動画を作るのがめちゃくちゃ楽しみです✨公開したあかつきにはぜひご覧いただけると嬉しいです☺
自分は花散里は自分の立場と周囲の状況をきっちりわきまえていて、頭のいい女性だと思ってお気に入りでした。あと名前が女君の中で一番好きです。須磨にいる源氏に和歌一つで家の修理させたり、この男はこう動く、というのをしっかり把握してやってるんじゃないかと考えてみるともう最高です。たとえ源氏からの愛情は薄くても姉と自分と屋敷の人間の生活がかかっている以上「誠実な女」を貫き通してみせる忍耐力と諦観。末摘花とは違ってずっと生活の面倒も源氏に見続けさせてたっぽいですし、その辺の手腕がさすが。源氏がどこか花散里を下に見ていたとしたら、それを逆手にとって掌で転がして見せるだけのしたたかさも花散里にはある気がします。
こんにちは、コメントありがとうございます🙇実はしたたかだった花散里、その解釈もいいですね~✨というか、むしろそうであってほしいです😿花散里という名前、素敵ですよね🥰同感です!
源氏物語の女性シリーズ、待ってました。花散里は、女性としては幸せではなかったと思いますが、一人の人間としては、特に晩年は、充実した人生を送ったのではないかと思います。これといった特徴のない地味で、それでいて(それ故に?)誠実で穏やかな女性が、当代随一の男性から生涯庇護を受けるというのは、女性として愛されなかった事は悲しいですが、そこが余計に、現代女性からひいき目に見られている理由なのかと思ったりもします。決して主役になる事はなく、箸休め、お口直し、一服の清涼剤的な、普段は忘れらているけれど、小さくとも必要な存在、現在で言うところの、名バイプレイヤーなのかなと感じました。
こんにちは、コメントありがとうございます🥰まさに仰る通りで、花散里の人気はその晩年の充実ぶりにあると思います。こういった女君にも人格を持たせてしっかりと描き切った、紫式部の作家としての筆力には驚きを隠せません…✨
あい先生、待っていました。とても嬉しいです。また次の女君も待っています。花散里に関しては、やはり若い頃には全く憧れることはない女性像ではあったのですが、ある程度の年齢になって第39帖夕霧を読んだ時に、ハッとしたことを覚えてます。源氏の君には文句を言わず従順な彼女が、夕霧と落葉の宮や雲居の雁の君のことを話している時に、確か花散里が源氏の君のことをばっさり切って批評して発言する場面があったと思います。その時、あ!もしかして?花散里の君は、きちんと人を観察してて、自分の意見もあって、とても聡明だけど、それでも敢えてそれ(従順で文句を言わない)を演じているくらい賢い女性なのかもしれないわ…と思った記憶です。笑晩年にはその精神コントロールなどもっと深掘りしたい女性の一人です。
こんにちは嬉しいお言葉ありがとうございます✨そうですよね、本当に仰る通りだと思います。このあたりは紫式部らしさが全面に出ていますよね!この後は、源氏物語の展開上大きな役割を果たす女君が控えているので気合が入ります💪公開した際はご覧いただけると嬉しいです🥰
源氏物語に接する事も無かったのですが、この動画を見て我が身を恥じてしまいます。あなたの感性や視線の捉え方に圧倒されてしまうほどの傑作でした🎉❤源氏物語をこの歳になって覗いて見たくなってしまいました😢
こんにちは、もったいないほどの嬉しいお言葉ありがとうございます✨ぜひぜひ源氏物語、お読みになっていただきたいです🥰
ここ10年ほど本を読まなくなっています。それまでは毎週末東京駅の丸善に行っていたのに。でもこのyoutubeを見るようになってから解釈が楽しくて、森鴎外の本を読んでみました、源氏物語も前に紹介していたどの方の訳本で読もうかなーと考え始めています❤ありがとうございます😊
こんにちは、本当にうれしいお言葉ありがとうございます✨そんな風に言って下さると、こんな拙い動画でも本当に作った甲斐があります😢ぜひぜひ源氏物語もお読みになっていただきたいです!
ユルスナールの描いた物語は、切ないですね。光源氏の数多いお相手の中でも花散里は地味で特筆されない人物ですが、やはり女性なので愛されたい!という欲求はあったでしょう。それを踏まえ創造された物語では、声や身体の感触でも気づいてもらえない悲劇とせめて同じ香りを纏い恋の時を持ちたかったのに、彼に激怒され追い出される悲惨さ、彼の臨終の際にすら思い出してもらえなかったことが追い打ちとなり、彼女の辛さや悲哀となっています。彼女の最後に取った人生を賭けた行動は、哀しくも成就されなかったわけですね。男女の関係を持つことはできても、それに付随する喜びや互いへの思いやりの心のない関係はかえって悲劇です。フランス人らしい恋愛至上主義的な観念があるのでしょうが、私は個人的に、花散里は後半生も幸福だったと思いたいです。肉体関係はなくとも、子供の養育まで任されるほど信頼され自身の子ではなくても母として接し躾も行った彼女は、光源氏の妻の立場の一端を担っています。ヨーロッパ人ほどカップルの愛情を指標とせずとも、日本人夫婦は穏やかに円満に暮していけます。そういう精神風土の上で考えると、花散里はずっと光源氏に関わる生き方ができて、幸せだったと私には思われます。
こんにちは、コメントありがとうございます🥰深いご洞察に感銘を受けました。確かにユルスナールの作品は極めて西洋的ですよね。いつまでも女でいなければならないのは正直しんどいなとも思ってしまいます(笑)。コメントに書いてくださった信頼を愛と受け止め、それに満足して暮らすことができれば、本当に幸せですよね✨ありがとうございます!すごく勉強になりました🙇
@@otonano-kokugo さん あい先生に褒めて頂けるなんて、光栄です😍💕私はまさにその西洋に(フランスではありませんが)永住しているので、日々この種の日本との違いを実感しているのですが、どこに住んでも日本人!旦那の必要以上の愛情表現には無反応を貫いてます!😂30年も経つと、彼もこういう対応に慣れてきているようでもありますね。😆😁🤣
@@cancan5892 無反応を貫いていらっしゃるのですね😂めげないご主人が素敵です✨
上野先生、こんばんは。初めてコメントします。大河ドラマをみて、今まであまり興味のなかった源氏物語に興味をもち、今は角田光代先生の源氏物語を楽しく読んでます。先生の動画はまだ4本しか見ていませんが、面白くてわかりやすいです。人形、光源氏のチャラそうなセリフと声、何故か洋館の写真、全てツボにハマります😂花散里に関しては、光源氏に女性として愛された時期は短いかもしれないけど、穏やかに暮らせてそれはそれで幸せだったのでは、と私は感じてました。フランスの作家先生が描いた本は初めてしりました。ストーリーも斬新で、人によって様々な解釈があるのですね。深いです。これからも動画を楽しみにしています。ゆっくりでよいです。個人的には、明石の上に関する動画を上げていただけるとありがたいです。
こんにちは、コメントありがとうございます✨大変嬉しく拝見しました。大河をご覧になって源氏物語にご興味を持たれたんですね!大河、面白いですよね。私もすごくハマっています👍悪ふざけが過ぎる動画ですが、寛容に受け止めて下さり、ありがとうございます😭明石の上へのリクエストも承りました💪💖
ありがとうございます。どこから読んだらいいかと思って結局読まずでしたが、様子がわかって気が軽くなりました。
こちらこそ、ご視聴コメントありがとうございます🥰源氏はどこから読んでも意外と大丈夫です!全部読まなくても全然大丈夫だと思いますので、ぜひお読みになってみてください☺♡
大好きな声です。次はどんなテーマなのか楽しみにしています。源氏物語の明石の君の物語をぜひお願いします。私がずっと好きな姫君。
ありがとうございます😭嬉しいです!!!明石の上へのリクエストも承りました💪💖
『ジェーン・エア』では、視力を失ったロチェスターは、声だけでジェーンだとわかり、手探りでジェーンの手、ジェーンの細く華奢な身体を探って確信します。平安時代の恋は、そもそも暗がりで手探りのことが多かった。始めに花散る里が視力の衰えた光源氏を訪れた際に、光源氏が愛した他の女君の香りを纏っていたのも、その香りを纏えば、視力の衰えた光源氏は自分を愛してくれると思ったからでしょう?でも光源氏は、他の女君の香りを纏う花散る里を追い出した。村娘と偽り、純な恋心を訴えてもダメ。というより、声を聴き、身体を抱いても花散る里と気づかない、思い出さない光源氏も相当です。国司の妻を名乗る花散る里に、夫より若くて美しいといわれて尽くされても、光源氏は花散る里を思い出さなかったのですね。花散る里の深い嘆きが伝わってくるようです。-実際の源氏物語では、葵上亡き後の正妻は女三宮でも、最も愛されていたのは紫の上、明石の姫君の生母として紫の上に次ぐ存在だったのが明石の上で、それに次ぐのが、夏の街の主である花散る里ですよね。とっくの昔に男女の関係ではないということに関しては、明石の上も、あるいは紫の上ですら、ある程度の年齢以上になってからはそうだったと思うのです。だから何も、花散る里だけが、光源氏に女として見られない、と悶々としていたわけでもないように思うのですが。紫の上や明石の上ほど美しくもなければ教養もないということで、引け目があった、もっと女として光源氏に愛されたいと思っていたと読む、ないしは日本人の場合には、こんな平凡な女性でも、人柄だけで光源氏の妻として尊重された、と身近に感じるのでしょうか。-私は若い頃は紫の上のようでありたいと思い、年齢を重ねてからは、六条御息所のようでありたいと思ってきました。彼女たちは、決して驕ってはいないし、幸福すぎるわけでもない。美貌以上の教養というか、教養と人柄に裏付けられた美貌が、年齢を重ねても輝く彼女たちはやはり素敵です。その分、愛憎もそれなりにあるところに、私はむしろ親近感を感じます。
声を聴いても抱いても花散里と気づかない、思い出さない光源氏、ほんとに大概ですよね(笑)「花散里だけが光源氏に女として見られていないわけでもないのではないか」、というご指摘についてですが、紫の上とは彼女が死病につくまで夫婦関係はあったと思われますし(だから彼女の出家を許さなかった)、明石の上との交渉が亡くなったのは紫の上が亡くなってからです。それよりもはるかに前、光源氏の壮年期に花散里との交渉がなくなったこと、そしてそれがはっきりと源氏物語に書かれていることを鑑みると、やはり他の女君とは違い、明らかに光源氏から女性としての関心を持たれていなかったと見るべきではないかと私は思います☺紫の上や六条の御息所の知性や魅力的な人柄に惹かれておられるお気持ち、全く同感です✨私もこの二人が大好きです🥰
@@otonano-kokugo 紫の上が亡くなったのは何歳でしたっけ?花散る里が髪も薄くなり、光源氏から「かもじでもつけて装えばいいのに」と言われるようになったからも、紫の上は夕霧がふと見かけても惹かれてしまうくらい美しかったという描写は出てきますよね。でも、出家を許さなかったから、というのはどうなのかな?出家したら、性的関係を持つことができないだけではなく、簡単に会えなくなるのでは?尤も、六条邸には、出家後の空蝉も引き取られていたようですが、どうなのでしょう?-あいさんはまだお若いから実感がないのかもしれませんが、私は、女性の側からも、たとえ受け身でも悶々として身をもて余すような感情が起きるのは、やはり30代がピークかな、と思っています。オーストリアでは61歳で通常妊娠出産した人がいましたし、早熟で初潮が早い人は閉経も遅いから、更年期障害になるのも遅い。とはいえ、現代でも30代で更年期に突入する人もいる。たいていは40~50代で更年期に入り、それを過ぎると、見た目を手入れして保っていても、やはり普通は性的関係は……ということになるように思います。-六条邸時代の紫の上や明石の上は、明石の姫君が成人した頃は、既に40代に突入する年ごろでは?となると、光源氏が女として見るも見ないも、光源氏の老齢期になっても、花散る里が隠棲した光源氏と関係を持ったというのも、現実的にはどうなのかな? と考えてしまいました。-でもそれだけに、たとえ更年期に入ってもう子供は産めなくても、それでも「この人のそばにいたい」と思わせるような、どこか桜の花が香り立つような魅力を備えた紫の上、やはり素敵だと思いました。特に夕霧が紫の上を見掛けて惹かれてしまって、「こんな素敵な方だから、父上は私に会わせまいとしておられたのだ」と述懐するところ。光源氏が藤壺女御に惹かれてしまうシーンを思わせます。年齢を重ねても、そんな風に思ってもらえる女性になりたいものですね。現実には、髪も肌も気力も衰えてくるから大変です。(笑)
@erikasono565 光源氏が花散里と肉体的な交渉を持たなくなったことが源氏物語に書かれているのは第19帖「薄雲」、光源氏は32歳です。花散里の年齢は明記されていませんが、藤壺や六条御息所が年上であることがことさらに書かれていることを見るとおそらくは少し年下ではないかと思います。20代の後半あたりではないでしょうか。また、この時点でまだ六条院は完成していません。この後、六条院が完成して光源氏は全盛期を迎えるわけですから、その前に花散里との交渉がなくなったことはやはり特別なことだと思います。そして、紫式部が源氏物語にわざわざ「光源氏と花散里の間に夜の営みがなくなった」と書いていることに注目すべきだと思うんです。他の女君に対してはそんなことは基本的に言っていませんし、繰り返しになりますが、この時点では両者ともerikasono565様がご指摘くださったような、性的なことに関心を失う年齢でもありません。ご質問にありました紫の上が亡くなった時の年齢は43歳。ちなみに六条院が完成したころ紫の上は27歳です。それよりも前に、おそらくは花散里がまだ20代、光源氏が32歳という壮年期に肉体関係がなくなっていたことを考えていただければ、花散里が紫の上や明石の上とは違うということがお分かりいただけるかと思います☺また出家についての私の見解に対するご指摘についてですが、まず空蝉が引き取られたのは六条院ではなく二条東院です。末摘花も出家した後ここに引き取られました。六条院ではなく二条東院に引き取った、というところから、私は光源氏が出家者と在家の人間をしっかり線引きしているのではないかと考えています🤔光源氏が青春時代、身も心も狂おしいほどに求めた藤壺も、彼女が出家したことを機に泣く泣く関係を断っています。たいがいモラルハザードな光源氏ですが(笑)、不思議と出家した女君に対しては手出しをしていません。朧月夜との関係も彼女の出家という形で終止符が打たれたことや宇治十帖の結末からも、紫式部は源氏物語において「出家」というものを男女関係の断絶を意味するものとして描いていたのではないかと思うのです。ですので、紫の上の出家を頑なに許さなかった点に、それがすべてではないにせよ、私は紫の上を女として失うことが耐えられない光源氏の未練、執着が少なからず含まれていたのではないかと思っています☺️
@@otonano-kokugo 出家した人と関係を持つことは厳禁、という解説を聞いたことがあります。私はもともと源氏物語が好きで、今、大河ドラマの関係でやたらと源氏物語関係の解説が増えているので、どこの解説で聞いたのか、どこかのRUclipsチャンネルだと思うのですが、確認はできないのですが。映画版でも、出家した藤壺中宮を追って寺まで来た光源氏が門前払いされるシーンがありました。なので、空蝉やのちの女三宮のように光源氏の保護下にあるのならともかく、隠遁した場合には、会うのも難しくなるのかな、と。ただ源氏物語では、光源氏は出家して女院となった藤壺中宮とも会って、二人の息子の冷泉帝のことを相談はしていますよね。いずれにしても、紫の上が亡くなった時点で43歳なら、いわゆる性的関係を持っていたかどうかは微妙。ただ、あからさまにセックスをしなくても、出家さえしていなければ、添い寝したりということはあったのでしょうか。*****光源氏が花散る里と性的交渉がなくなった時点で、光源氏32歳、花散る里が20代後半ですか。私は若い頃に欧州に来ているので、源氏物語全編は、RUclipsの朗読(原文、与謝野晶子訳、谷崎潤一郎訳、英訳)で聞いただけ。そこまで記憶がないから、印象に薄かったのかな?「薄雲」の巻、また聞いてみます。-わざわざ強調しているあたり、紫式部の意図がありそうですね。夕霧や玉鬘の養育を任せているのだから、信頼関係にはあり、母性的なものも感じていたとも考えられますが、何せ光源氏は、母と似ているといわれた藤壺女御と関係を持ってしまうような人ですからね。異性と「会う」ということがすなわち性的関係を持つことを意味していた時代に会って、紫式部は、そうでない男女関係を描きたかったのかもしれませんね。-花散る里は、光源氏の父桐壷帝の女御の妹ではありませんでしたっけ?しかもこの女御、桐壷更衣の生前から桐壷帝のもとに入内していたとのことですから、おそらくは藤壺女御ほど若くはないわけでしょう?姉妹で年齢差が大きいことは考えられますが、そうなると花散る里もそこまで若くはない、せいぜい光源氏と同年齢くらいなのでは?それにしても、没交渉になった時点で、花散る里も30代前半かぁ。当時は女性は15歳くらいで結婚するのが普通で、20代に入るともう年増の年齢ですから、地味で特に美人でもなければ、30歳前後でもう女としては終わり、あとは母、実子がなければ養子を取って養母として、あるいは主婦として生きるというのは、結構よくあることだったのかもしれませんね。身につまされます。
あいせんせいこんにわ。今回も動画面白かったです。。先生のおっしゃるように、源氏の女君クセつよ。(笑)それに、フランス人作家の花散里のチョイスがスゴイです。先生大河ドラマ光る君へが終っても、色々な、登場人物の紹介してくだい。知っていても、凄く楽しいです。
こんにちは、嬉しいお言葉ありがとうございます✨光る君が終わっても、源氏物語や歌人たちの紹介はもちろん続けようと思っています💪そんな風に言っていただけると俄然やる気がわいてきます。本当に励みになります😢ありがとうございます🥰
ユルスナール面白そう! 注文しました。「光る君へ」すごいです。終わるまでに源氏物語は読み切れそうにありません。和泉式部の娘とまひろの娘の恋のバトルがあるのかな?
こんにちは、コメントありがとうございます✨ユルスナールの「東方奇譚」、ご興味を持って下さり嬉しいです☺「光る君へ」、面白いですよね!!めちゃくちゃハマっています。和泉式部の娘とまひろの娘の恋のバトル、見てみたいです🥰
視聴しました。今回も最高に面白かったです。米澤穂信さんの「世界堂書店」で「源氏の君の最後の恋」が取り上げられており、つい最近読んだのでタイムリーでした、、、、花散里は地味だけど時々登場し、源氏にも頼られている描写があるので、源氏と一番理想的な距離感で付き合えているのでは?と思っていました。「源氏の君の最後の恋」を読んで、すごく切ない気持ちになりました。終始穏やかだったはずの花散里ですが、全てを失った光源氏に、拒絶されながらも何度も会いにいくくらい強い気持ちがあったのだな、と。そりゃあ花散里だって女として愛されたかったよね、、、と。源氏物語もキャラクターは源氏含めて全く感情移入できない人がおおいのですが、花散里は一番身近に感じられるキャラだったので、自分に置き換えて余計に切なさを感じてしまいました。
こんにちはコメントありがとうございます🥰「源氏の君の最後の恋」、お読みになったんですね!切ないですよね。最後の最後に光源氏の愛は手に入れたけど、花散里として生きた自分が忘れられていたなんて…確かに感情移入できない人物多すぎますよね😂仰るように、他の女君に比べ花散里は共感しやすい女君だと思います。もしかしたらユルスナールもそう思って執筆したのかもしれません🤔
ほんと、ほんと。男性から見れば有難い女性像ですね。私には到底できない、女性の優しさですが現代では貴重。超貴重ですね。外国の女性作家が、眼を着けた日本人女性の母性を指摘されたとは。大切な女性像ですね。我の強い私には、真似できませんが深い菩薩のような花散る里の面影を浮かべて、母親を思います。🍀平凡ですが皆に優しかった観音菩薩のようだと、思っています。親孝行ができず、嫁ぎ先の悩みを黙って聞いてくれたこと。感謝しかありません。。🍀先生、女の幸せとは何でしょうか。🍀永遠のテーマです。私にはずっと考えさせられるテーマです。😅❤😂😊❤
こんにちは、コメントありがとうございます🥰優しい花散里からお母さまを思い出されたのですね😿本当に素敵なお母さまだったのでしょうね…女の幸せ、何でしょうね。難しい問題ですが、情熱を持って生きられるかどうか、見返りを求めず自分が情熱を向けられるものがあるかどうか、ではないかな、と思います。まぁ男性もそうかもしれませんが(笑)、自分が愛されることや認められることを求めずに、人を愛せたり何かに打ち込める人は幸せだと思いますし、とても魅力的だと思います☺
@@otonano-kokugo 何時も丁寧なコメントを、お忙しい中に書いて下さり有り難うございます。上野先生の構成力、言葉の豊富さ、表現力に教えて頂き、楽しく昔を思い出させて学んでいます。。🍀認知症予防になる凄い番組です、感謝します。🍀
@@遠藤純子-s3m お礼を申し上げたいのは私の方ですよ!嬉しいお言葉がどれほど励みになっているか✨いつも楽しみに拝見しています🥰
@@otonano-kokugo 自立出来ているかが最低の条件のひとつですね。が、社会人としても教養と知識が要るかも。😣🍀アラクレタ男社会を合点して、相撲を取れる勇気と胆力も。女としても、人間としても、最高の力を発揮出来る人間力を持った女性。🍀かな、?いったけ。そんな女性❓愛先生なら、なれそう。深い知識も武器になるよね。若さも力。有り難うございました。
東方綺譚 (白水Uブックス ) マルグリット ユルスナール 読みたくなりました。彼女は源氏物語を原文で読んだのでしょうか、それとも与謝野源氏かな。第41帖の帖名だけの雲隠、いくつかの「私の雲隠れ」ってまとめて紹介してほしい、いや編集出版してほしく思います。私は、書こうと思ってはいたが、紫式部が生みしだしし光の君の死など悲しくて描けなかった。そのとき愛していた君(道長かな?)が生きていたから雲になってから書こうと思っていたが彼女自身が先に召されてしまったので、結果断筆ってことになった、に一票です。
フランス人ですから、仏語訳、ないしは英訳で読んだのだと思いますよ。英訳の源氏物語は、RUclipsに全巻の朗読も出ているくらいポピュラーです。私が通っていたドイツの大学の日本学研究室にも、源氏物語ドイツ語訳全巻がありました。源氏物語はそのくらい、各国語に訳され、広く読まれています。
そうですか、仏語訳なんてあるんですね。昔、外国人が源氏物語を読むってどうやるんだろうか、と不思議に思ってました。古語(原文)を現在の日本語に翻訳して、それから英訳にして読むんだろうなって思ってました。超優秀な文筆家は、原文読めるほど日本語の古文もよめるんだと思いますよ、って言われてそう思い込んでいました (^^ゞ
こんにちは、コメントありがとうございます🥰イギリスのアーサー・ウェイリーという人が源氏物語の翻訳をしまして、これがヨーロッパで大ヒットしたんですけど、ユルスナールはこのウェイリー版を読んだと思われます。このウェイリーは語学の天才だったようで、日本だけでなく中国の古典にも精通した学者だったようです。またユルスナールも日本語は解さなかったようですが、何か国語もの言語に通じていました🤔ですから、超優秀な文筆家は外国語にも稀有な才能を発揮すると言うのは、仰る通りだと思います。雲隠の断筆、どういう事情があったのか気になりますよね…。道長が死んでから書こうと思っていたというご推測は非常に面白いな、と思いました☺ちなみに、ウェイリー版の源氏物語は今月(2024年9月)のNHKの番組『100分de名著』で取り上げられるようです✨
NHKプラスで100分de名著 ウェイリー版“源氏物語” 観ました。紹介ありがとうございます。あと3回の放映、楽しみが増えました。雲隠を書かなかった理由については、紫式部が生みだしし愛する君の死など悲しすぎて書けない。すべてを光る君にささげているのに。最初はそう思っていたのですが、いやまてよ、実際に愛するひとが亡くなるまえにその感情がわかるはずがない。宣孝、惟規、姉ぎみとは違う悲しみの感情になるにちがいない、そんなふうに考えるようになったのです。
今回もとても面白かったです。恋愛で気持ちをかき乱されたくない人間は一定数いると私は思ってます。あいさんのおっしゃるように、源氏は傲慢で花散里を舐めています。でも不美人の花散里は自分というものを充分にわかっていて、それでも日本一の男と精一杯の取引をし、生活の安定を手に入れた。その強かさに心打たれますね。あとフランスの大女流作家、ユルスナールの『東方綺譚』の紹介、素晴らしかったです、あいさんの口を通して語られる世界観、瑞々しく感性が非常に豊か。目の前に美しい情景が浮かんでくるよう。そして干からびた心の井戸にヒタヒタと清水が満ちていくのです。やはり、日々ことばと格闘しておられる方は、語り口が違いますね。私もアーサー・ウェイリーの『源氏』を読んだ時、なんとなく、ジイドの『狭き門『とか、『クレーヴの奥方』を連想してしまいました。フランス文学と源氏は親和性があるのかもしれないですね。たとえ、『光る君へ』が終わっても、このシリーズは続けてほしいです!毎回、本当に楽しみにしております!
こんにちは、もったいないほどの嬉しいお言葉本当にありがとうございます。とっても励みになります😢そうですよね、「若菜」とか本当にフランス文学みたいだなって思います。『光る君へ』が終わっても源氏物語については語り続けますよ~💪毎回楽しみにしてくださっていて、本当に嬉しいです!!
フランス文学…守備範囲が広すぎます😳🎉
ほんとに読んだだけなんです😂
地味で控えめで…だけど居心地が良い女性と、華やかでドキドキする女性、やっぱり安心できて居心地が良い女性なのですね。チャラ男・光源氏、リアルでいそうです…😂
ほんと勝手ですよね、そして源氏チャラいですよね(笑)。本物はさすがにもう少し雅やかだと思います。だんだん別人格が宿ってきてしまっているかもしれません😅
タイトルが目を引き、まず驚きましたが、ユルスナールの小説が出てきたので、さらに驚嘆です。もうだいぶ昔に読んだのですが、源氏物語に関わるものがあったっということだけは覚えています。そのときは、源氏物語を全編読んでいなかったので、先生の今回の解説でよくわかりました。花散里は、確かに影がうすい女君ですが、女性の読者には人気があること、また六条院、夏の町に住まわせて、夕霧の養育を任せるほどですから、決してあなどってはならないと思います。僕は、夕顔や葵の上の哀れな最期と対比して、地味な花散里の生き方に、女(君)の幸せのひとつのあり方とみなし、描いたのだと考えています。哲学的な思索に富む賢者のごときユルスナールが源氏物語を相当読み込んだことを知ることができ、先生に感謝です。源氏物語の女君を今日の読者にもよく理解できるように、かなり激しく、しかし深みのある解説をする先生の度量に敬意を覚えます。もう年金生活者で、頭もくたびれているので、先生の小気味良い、よく通る声は、とても刺激的で、しかも、頭の硬直を解きほぐしてくれ、今後も女君解説シリーズを楽しみにしています。それにしても紫式部は、恐るべき天才ですね。物語の想像力だけでなく、先生の言うように構成力、さらに思想性においても。長くなって申し訳ありません。
こんにちは、コメントありがとうございます!「光源氏は花散里を信頼していた」、特に「夕顔や葵の上の哀れな最期と対比して、地味な花散里の生き方に、女(君)の幸せのひとつのあり方とみなし、描いた」というご考察には大変感銘を受けました。紫の上が花散里を描いた意味はそこにあったのかもしれません。こちらこそ、動画をご視聴くださっただけでなく大変励みになる温かいお言葉と、また勉強になるご意見をお伺いすることができて有難く思っています🥰
コルスナールさんのお話は、酷すぎるように思いました。花散里さんの人生の全否定に繋がりかねなく、救いにつながるような内容であってほしかったです。当たり前のことですがどんなにおとなしく従順な人だってちゃんと感情があるのだし。
コメントありがとうございます✨確かに…😢でも、最後に愛された女が彼女だったのでそこに救いがあるような気もします☺
花散里は好きな女君です。解説ありがとうございます。光る君に女扱いはされてませんが、1番信頼されて跡継ぎの養育をまで任されている事は他の女性達には無い事です。まあ、彼女なら息子と不義密通は無いとたかを括られていたのだとも思いますが。男女の関係は無く、ドロドロの愛憎から縁の無かった事はある面幸せだったと思います。そうすると紫の上の人生の真逆ですね。🤔
こんにちは、こちらこそご視聴とコメントありがとうございます🥰ほんと、紫の上と対照的な人生ですよね…🤔私もドロドロに巻き込まれるのはごめんなので、どちらかと言えば花散里スタイルで生きていきたいです(笑)
ほんと、ほんと。女性像を次々御披露目して、誰一人同じ女性を描かなかった紫式部の面目を一番に思います。🍀凄い、凄い。人生の終わりの時期には、ごちゃごちゃな醜聞はいやですね。自分を一番に考えるのと程遠い、花散里の存在に源氏物語の光る君の天皇の位に次ぐ高貴な方の最後の姿を実に上品に纏められた。🍀明石の方か、どなたに会えば落ち着かれるのか、心配でしたが童女のような、見栄も外聞もなく他人に化けてでも光る君の老後を案じたこの様な女性を配した源氏物語はやはり凄い作品。。🍀当時の公家の中では離婚とかされている方々もいますから、花散里はずっと初恋のままに変わらず愛情を持ち続けた稀有なかたなのでしょう。偉いですね。私はダメですよ。。🍀短気ですからね。待っていてもさっぱり諦める人間です。仏様にきっと愛された光る君と花散里。🍀紫式部も悟っていらしたのか。人生修行だらけです。😅❤😊
コメントありがとうございます🥰個人的には、さっぱり諦めてしまうこともすごく大切だと思っています(笑)。源氏の寵愛薄いことを責めず、かといって我が身を嘆かず、自分のすべきことを淡々として生きて行った花散里はとても強い人だと思います💪
ほんと、ほんと。最後に真打ちが登場した感じ。男性にとり素直に自分を受け止めてくれる女性がありがたい。経済的支援を受け取れるだけでは援助交際だけだが。橘の花の緑の中に真っ白な花が咲く控えめな女性。🍀見事に花散里の面目躍如ですね。ファンとなります。
朧月夜と並んで花散里が好きなので解説が見れて嬉しかったです。光源氏が花散里を信用しているという言葉の裏に「彼女をなめていた」事実があるという解釈にはっとしました。ユルスナールの物語は初めて知りましたが、花散里も本心では決して光源氏から女として扱われないことに対して平常心ではいられなかったのだろうということに共感しました。美人が賞賛されるのが昔から世の常ですが、こういう心の優しい人にこそ光があたるといいなと思わずにいられません。光源氏には生きているうちにもっと彼女を大切にしてあげてほしかったです!
こんにちは、コメントありがとうございます✨お楽しみいただけて嬉しいです🥰本当にもっと花散里を大事にしてあげてほしかったです😢
なんということでしょう‼️私の花散里のイメージが180°変わってしまいました。というのも、私の中で源氏に関わった女君で(娘除く)最終的に幸せをつかんだキャラクター1位だったからです。紫の上や明石の君ほど振り回されることもなく、最終的には精神的な安定を与える花散里が、源氏にとって自分を一番幸せにしてくれる人であり、源氏はそのことに気づいていたと思っていました。でもこの動画をみて、花散里は果たして本当に心の奥から良妻賢母の役割を果たすこと、この源氏との関係性に幸せを感じていたのか?源氏も、六条院の人達も、そして読者までもが「花散里は欲を持たない良妻賢母」というレッテルを貼られ、源氏を慕っているからこそ自分を押し殺してその役割を果たしていたのかと思うと、花散里に思いをはせずにはいられません…。今の言葉で言うと「愛を搾取され続けた」ってことなのでしょうか?恐ろしい源氏。。。そしてその心の声を拾い上げたフランスの女流作家は天才です!源氏物語、深いですね!この年でもう一度源氏物語に触れることができて良かったです😊「光る君」最高ですね!そして、うえの先生ありがとうございます!他の姫君、男君も楽しみにしています(あまりの衝撃に長文コメントになってしまい失礼しました😅)
こんにちは、貴重なお時間をつかってたくさん書き込んでくださって、動画配信者としてこれほどうれしく有難いことはありません😢花散里のイメージを壊してしまってすみません😂私もユルスナールの小説を読んで愕然としました。「ホラーとしか思えない」と書き込んでくださった方がいらして、確かにな…と。読者にまでもレッテルを貼られている、なるほどその通りですね!まだまだ濃い女君が残っていますので、がんばります💪これからもよろしくお願いします🥰
存じ上げない姫君でした逆にミステリアスですねそれにしても「花散里」とはペンションかカフェにつけたいようなお名前ですね笑 素敵✨
こんにちは、コメントありがとうございます🥰花散里、確かにペンションっぽいですね😂私も素敵な名前だと思います✨
とてもおもしろかったです。先生がおっしゃった「光源氏は花散里のことをナメていた。」とてもそう思います。頼りにされると都合よく使われる。受け取り方次第かもですが考えさせられます。おもしろい動画をありがとうございました。🙏✨
こんにちは、共感してくださって嬉しいです🥰でもそれが花散里の生きる道だったのかな、とも思います🌸こちらこそご視聴と嬉しいご感想、ありがとうございました💛
@@otonano-kokugo 返信ありがとうございます。((。´・ω・)。´_ _))ペコリそうですね。花散里は足るを知っていて与えられた生活の中でしあわせだったのかもしれないですね。
ユルスナールを読んだ時はまだ源氏物語を読みだすはるか前でした(今は5年ほどかかって若菜上の途中)。出家したとたん藤壺に源氏ですら迫らなくなった、それを作者は考慮していると聞きながら感じました。中宮である藤壺こそ明らかに源氏よりも格上で、それへの近さが女への興味の強さであるどうしようもない主人公。女を不幸にして周るこいつ(あれれ)が出家しながら平気で交わるのは、それじたい格下の女なんか気にしていないということかも知れません。多田智満子さんは凄腕の翻訳家ですね。
こんにちは、コメントありがとうございます✨なるほど、格下の女なんか気にしていない…。その発想はありませんでした。確かにその通りかもしれません!新たな見方をありがとうございます🥰多田智満子さん、私もすごいと思います👍
源氏物語の中での花散里はどんな役割だったのかなぁと、思いました。解説を見てて、確かに一度口直しみたいな役割だったのかなぁととも感じました
こんにちは、コメントありがとうございます🥰地味だけど、メインを味わうためになくてはならない存在だと思っています✨
「花散里」の花って、桜ですかね? それとも梅?源氏と男女の関係ではなくなっていることを、わざわざ、はっきり書いているということは、逆に、紫式部にとって、あるいは読者である同時代の人たちにとって、特別な意味を持った登場人物なのかもしれませんね。出家はしていないけれど、男女関係(=一種の煩悩)とは距離を置いている存在。無いものねだり的な発想ではありますが、紫の上から見たら、男女の関係とは別の次元で源氏の信頼を勝ち取っている「花散里」だったかもしれない。ユルスナールの設定も興味深かったです。香水の国、フランスならではかもしれませんね。同じくフランスのマリーローランサンの言葉、『死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女』を思い出してしまいました。
こんにちは、コメントありがとうございます✨花は「橘」なんです。橘の/香をなつかしみ/ほととぎす/花散里を/たづねてぞとふこの和歌が名前の由来です☺ここにも香りがありますね!香水の国、フランスというご指摘にハッとしました。マリー・ローランサンの言葉も初めて知りました。ユルスナールの小説、まさにその言葉がピッタリです!
@@otonano-kokugo お返事ありがとうございます。橘! 柑橘系の香りなんですね。お口直しのシャーベットにピッタリですね。『死んだ女より~』は、マリー・ローランサンの詩『鎮静剤』の最後の一行です。堀口大學の訳が素晴らしいのだと思うのですが、印象的な言葉ですよね。忘れることができなかったかつての恋人・アポリネールの結婚と死の知らせを聞いて、書いた詩だという解説を読んだことがあります。で、マリー・ローランサンと堀口大學も恋愛関係にあったらしいのですが、堀口大學はどんな気持ちでこの詩(元カレを想って書いた詩ですよ)を訳したのか? が気になってしまったりもするのです。下世話ですねえ😅 すみません。学生時代は、古文・漢文が苦手で、授業中は眠気との戦いでした。『源氏物語』は、テキストの現代語訳がどうにも好きになれず、内容はさっぱり入ってきませんでした。『枕草子』の方がまだまし、という感じだったので、清少納言派でした🤣あの頃、あい先生の解説があったらなぁ。「香り」といえば、源氏香っていう雅な遊びもあると聞いたことがあります。もし、お時間に余裕があるようでしたら、解説に加えていただけると、嬉しいです。自分は、国語便覧に載っていた襲の色目とかは印象に残っているので、平安文学=「色彩」の文学というイメージだったのですが、ユルスナールの作品のお話を聞いて、「香り」の部分にも興味が出てきちゃいました。
よかった❤
ありがとうございます🥰うれしいです✨
花散里、他に後ろ盾がなく、生きていくために仕方なかったのでしょうけれども…光源氏に上手く利用されたように思えます😢光源氏は、美しい紫の上と夕霧を直に会わせようともしなかったのに、花散里は、「あまり美人ではないから息子と怪しいことにはならないだろう。」と判断して養育させましたよね。私はそれを読んで…光源氏、なんて酷い😭と思いました。
こんにちは、コメントありがとうございます🥰ほんとですよね、ひどすぎる…😂親も親なら子も子で、夕霧もだいがい失礼ですよね(笑)
花散里!この女性には日本の伝統色に感じるような魅力を感じます。自分自身が年齢を重ねていくなかで、女性に対して若いころとは違うことを思うことがあります。花散里という慎み深い女性のなかにわがままだったり、奔放だったり、甘えたい気持ちはなかったのだろうか?人間の多面性を思うと、比率は別として、そんな側面だってないわけないと思うのです。そういう表現するのが上手じゃなかったりする女性にいじらしさを感じてしまうのはボクがお年頃だからかしら。そして、源氏が最後に大事にしたことすごくわかります。と、書いていつの間にか自分の中で花散里という女性が実在していたに近い人になっていることに、あらためて驚きます(源氏に出てくる女君は、本当に実在の人物に近いですね・・・・寂聴さんなんかも実在の人物を語るようにお話されていましたね)マルグリット・ユルスナールのご紹介ありがとうございます。東方綺譚、面白そうです!!あい先生の引き出し、ボクにとってはディズニーランドかも。(週末に見たのですが、また見たくなり、昨日は月曜の朝の仕事の準備が必要な時間に始業直前まで二度目を見ました。会社に怒られそうです、笑)
こんにちは!いつも素敵なコメントを本当にありがとうございます🥺本当に年齢を重ねると、同じものや人に対しても感じ方が変わりますよね…。仰るように花散里の仲にも割り切れない思い、衝動はあったと思います。そこを掘り下げて再構築したユルスナールはすごいですよね(笑)。フランスって感じの作品なので、ぜひお読みになってみてください!何度も見てくださって、本当にありがとうございます🥰
私は、花散里が羨ましいです。恨むこともなく、穏やかやに、、私には出来なかった😢
コメントありがとうございます🥰大丈夫です、私も絶対にできません!!!😂
うえのあい先生、こんにちは~。前回のあのような大作には、ホンにお疲れになったことでしょう。あまり、ご無理なされませんように。(でも、とっても面白くってためになりますので、期待もしちゃいますw)あと、心配はご無用ですよ。「光る君へ」は今年で終わっちゃいますが、先生の「源氏物語」関連は、次のロサンゼルス五輪を過ぎてもいいですから、末永くじっくりと、先生ならではの動画を上げ続けていただけましたらワタシはとてもありがたいですし幸せです。決して悪ふざけのようには感じ取れませんし。丁寧に作られた動画のように拝見いたしますよ。現代では、こうした切り口でたくさんの古典文学ファンを育成することはとても意義ある活動内容だと思いますね。さて、ワタシも 花散里 は好きな女君の一人です。ですから、髪の毛が薄いし … と言った表現のところは、とても悲しくなっちゃいます。なぜ、紫式部 は 花散里 のような女君を登場させたのでしょうか。ヒカル君の愛の多様性? 今ふうに言えば ダイバーシティ(笑)。安心できる穏やかさ。コース料理のシャーベット(口直し・箸休め)w。末摘花 のように美しさだけではない部分の魅力。そう言った方々を含めて最後まで見放さずバックアップし続ける度量の大きさ。作者が少女時代には決して書くことのできないような人物描写だと思いますね。物語の中でも、気がついたら、お任せした子女たちはきちんと育っている。はい、蔭にはちゃぁんと 花散里 がついてます!そんな場面と推察できる部分が沢山ありますね。ただ、花散里 自身はきっとどこかで、自分で自分の役割をじっと静かぁ~に納得させている … 。そう言った素質もあった 女君 だったのでしょうかね。少し寂しく感じますけれども。先に言いました通り、ワタシは 花散里 推しではあります。(花散里 だけに次点ですかね … ここ重要)9月8日(日)第34回「光る君へ」では、三上愛さん演じる 中宮彰子 が まひろ(紫式部)へものがたり(源氏物語)について … 『面白さが分からぬ。光る君が何をしたいのかがわからぬ』とズバッと言っちゃうんですね。直球ダメ出しだけれども、ちょっぴり まひろ に心を開いているのが、なんか愛おしいですね。(今のところは)モノ言わぬ無表情な 中宮彰子(三上愛さん)このお方、最推し 決定ですw。いずれはゴッドマザーになる、今はその片鱗さえも見せてはいない。実は、ワタシが最初に 源氏物語 に触れたときも、ドラマの 中宮彰子 さまと同じような気持ちでしたのでその時の感想をドラマで代弁していただき、嬉しくって萌えまくっています(笑)。なんか義務感みたいに最後まで読むぞ!しか考えていませんでしたが、今では うえの先生 のお蔭でとても楽しめるようになっています。ありがとうございます。また、ユルスナール のご紹介、ありがとうございます。しっかしまぁ先生はすごいですねぇ、こういう範囲にまで(降参)。
na2mikanさん、いつも嬉しいコメント本当にありがとうございます!毎回楽しみに拝読しています。na2mikanさんも花散里がお好きなんですね!地味だけど賢い女性だったのだろうと思います。髪の毛のくだり、悲しいですよね…。私も最近抜け毛が気になるので他人事とは思えません😂「光る君へ」今後の展開に目が離せません!源氏物語とのリンクもありそうな気配がプンプンします。源氏物語も百人一首も継続しつつ、そして新たなシリーズの作成にも挑戦してロス五輪までぜひ頑張りたいと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いします🙇💛
@@otonano-kokugo そうですねぇ。「光る君へ」目が離せませんねぇ。作家が草紙(草子)だったり物語だったりを書き出すくだりは、なんかじぃ~んとしちゃいますよねぇ。ま、脚本がお上手なのかもしれませんが、若紫の「雀の子、犬君が逃がしつる」がここにつながる … 。さて、後半を彩るキャストが新たに発表されたようで、ワタシとしてはうれしい 菅原孝標女 が登場するらしいです(演:吉柳咲良 20才)。1008年生まれで「源氏物語 読みたい読みたぁ~い」言っていた頃が1020年頃ですから、まひろ はまだ存命だったかもしれませんね。
@@na2mikan え!孝標の女まで?知りませんでした(笑)私も「光る君へ」で紫式部の死をどうとらえるのかめっちゃ気になっています。道長よりも先なのか後なのか…🤔
@@otonano-kokugo そうですねぇ(2nd)。終わり方なんて難しいですよね。ドラマの。勝手な推量ですけれど、藤原道長 の方が先に寿命が尽きて、そのころには 源氏物語 は完成形ではあったのでしょうが、その死を悼んで 紫式部 は急遽 雲隠 を 幻 と 匂宮 の間に挟み込んだ … で、どうでしょうか。それと、菅原孝標女 が 紫式部 没後に 源氏物語 を大作家に思いをはせながら耽読していたのか、それとも存命中にビッグネームに会いに行っちゃうか(自分の作品を批評してもらうか)おそらく出演は最終回のみでしょうけれども、個人的に注目です。
@@na2mikan 史実では道長の方が長生きしたっぽいですが、私も「光る君へ」ではまひろの方が長生きかなという気がします🤔源氏物語の取り入れ方については深い読みですね!さすがna2mikanさんです😆孝標の女は、まひろの死後の回想で出てくるのかな~
ユルスナールの小説、私にはホラーとしか思えません。花散里は変装してまで押しかけて来るような人物に思えないし、源氏とほぼ同年で(50代半ば)肉体的な交わりを望むようにも思えない。自分で自分のこと「優しい女性」なんて言うでしょうか? 夕霧のお母さん、その子のおばあちゃんとしての人生に満足していたと私は思いたい。彼女を全く思い出せない源氏もあり得なく恐ろしい。恋愛体質のフランス人がいかにも書きそうですがユルスナール30代の作品なんですね。もっと晩年になって書いていればまた違った展開かもしれません。
こんにちは、コメントありがとうございます🥰ホラー、確かにそうですね(笑)。良くも悪くも全く西洋的ですよね。おっしゃるようにいかにもフランス人って感じで、私はそこが面白いなと思いました!
あいさん、いつも楽しく拝見しています。花散里についてよく理解できました。でも、こんな女性って現実にいるのかなと思ってしまいます。恨みもせず、嫉妬もせず、ただただ優しく男を受け入れてくれる女性。信頼されていることで幸せを感じている女性。 でも、あいさんの言うように、「信頼している」と言われることで縛られている可能性もありますよね。本当は我慢していること、耐え忍んでいることもあったのかも知れません。ユルスナールは、「こんな関係で100%満足しているはずはないでしょう」と、彼女の思いを晴らすべく「源氏の君の最後の恋」を描いたのかなと思いました。でも、花散里は思いを晴らせたのか、微妙ですね。なんか、残酷な終わり方にも感じました。 しかし、地味な花散里をここまでクローズアップさせたユルスナールという作家はすごいですね。そして、それを紹介して下さったあいさんもすごいです。光る君へが終わっても、源氏物語関係の動画、楽しみにしています。 追伸です。「うた恋い。」4巻読破しました。今、「むかし・あけぼの」(上)を読んでいる途中です。とても面白いですが、長いですね。なかなか読み終わりません。電子書籍で購入したので、こんなに長いとは思いませんでした。でも、読んでいると楽しいので、苦になりません。則光と海松子の微妙な関係もとても面白いです。
こんにちは、こちらこそいつも素敵なコメントを書き込んでくださって本当にうれしく有難く思っています☺そうですよね~、こんな女性いないですよねぇ!そこを掘り起こしたユルスナールはすごいと思いますし、あの残酷な結末も花散里には申し訳ないけど、個人的にはうならされたというか、フランス小説の醍醐味を見た感じがして気に入っています☺「うた恋い。」や「むかし・あけぼの」読んでくださったんですね!嬉しいです😿「むかし・あけぼの」、長いんですよね~(笑)下巻まであるので大変かもしれませんが、枕草子についてもめっちゃ理解が深まるので、お辛くなければぜひ読破していただきたいです🥰
励ましの言葉、ありがとうございます。読破する気力が上がってきました。さすが、あいさん、やる気を上げるのが上手です。プロですね。
ご報告です。「むかし・あけぼの」(上)読破しました。(下)を読み始めたところです。冒頭の、火事で焼け出された下男をからかって女房たちの間で笑いのネタにしていた話、ちょっとどうなのかなあと思いました。彼女は、男はこういう面白みを理解できないと嘆いていましたが、当時の後宮では普通の感覚だったみたいですね。
@@soshuguma おぉ!おめでとうございます✨仰っている箇所、私も同じように思いました。個人的には、当時の感覚でもヒドいって思った人はいるんじゃないかと思います。清少納言のような(ちょっと意地悪な)頭のいい人って、人を傷つけることをしておきながら、それで相手が傷つくと「冗談も通じないのね」みたいな感じにしちゃうことって現代でもよくあると思います。変わらない人間の性というか…(笑)(下)に入られたんですね!読破されますよう、応援しています🥰
何故、源氏は花散里に息子と玉鬘を預けたのかな~とボワンと思っていました。
こんにちはコメントありがとうございます🥰穏やかで落ち着いた性格が子育てに最適だと思われたみたいですね✨
何でも言える相手と、何を言っても良い相手とは違いますよねバカにしてますよね
何でも言える相手と、何を言っても良い相手とは違う、深いお言葉✨本当にその通りです😿
私の小説に感想ください
森鴎外はお疲れさまでした。鴎外の医学的な影響を論じられた方が居ましたが、ここは文学をメインテーマに掲げていますので、どうかなと思いました。鴎外の動画でしたので文語体で「斯くの如き主張は適切なる場所にて存分に論じられたし」と書き込もうと思いましたが、場が荒れるのが嫌なので止めました。あいさんも色々とたいへんですね。「花散里」地味ですね~。読後感は大きなイベントが終わった後、ふと立ち止まって物思いにふけりながら遠くを見て「はぁ」ってな感じです。あいさんが言われる通り、物語中の箸休め、作者も読者も一休み、みんなで「はぁ」です。こういう気持ちにさせる紫式部ってマジで凄いですね。ユルスナ-ルの花散里は源氏物語のファンとして、原作以外に色々な展開を齎してくれるので嬉しいです。さてその内容ですが積年の想いを遂げた花散里、でも最後のピースが埋められなかった。最後まで口惜しさが残ってしまったのか。これも定めと受け入れるのか。花散里の思いは如何に。そしてその最後のピース、時間が無くて埋められなかったのか。紛失してしまったのか。最初から無かったのか。色々考えると面白いです。「光る君へ」も一条天皇が源氏の物語に興味を持って、新たな展開を迎えています。いよいよ紫式部の本領発揮ですね。紫式部頑張れ!って感じです。私にとってあいさんは日本文学の先生ですが、同時に源氏物語のファン、同好の士として捉えていますので、お互いに楽しみましょう。
こんにちは、お心を寄せて下さりありがとうございます😢そんな風に言って下さると、これからも自分の良いと思ったものを自分なりの解釈で頑張ってお届けしていこうと思えます。さて、花散里ですが、本当にユルスナールの描く世界観に驚かされました。色々考えちゃいますよね…🤔先生だなんてとんでもないですよ、ぜひ同好の士ということでこれからもよろしくお願いします🥰
花散里が一番好きなので待っていました!楽しみです
ありがとうございます✨嬉しいです🥰
@@Zuzurian すみません。割り込みで質問させて下さい。花散里のどんなところがお好きなのですか?
@@旅の記録-y7u決して目立たず控えめで、光源氏に寵愛はされずとも信頼されているように思われるところですね(女性としては舐められていたのかもしれませんが、、、)。キャラクターというよりは立ち位置が好き、という感じでしょうか
いや、びっくりしました
無防備なところにカウンターパンチをもらったような気がしました
今晶子訳の源氏を読み直し「澪標」まで来て、「花散里」は何となく流していました
あいさんの解説で式部の天才的凄さが更に私の心をえぐりました
仏作家も本当に凄いと感心しました
源氏最後の恋が「花散里」かぁ
本当にパンチもらった気分になりました
晶子源氏を読み返し、歌を作っていますが
須磨へ行く光源氏は様々な女性を巡り最後に夫人
「花散里」は様々な女性の一人としてしか認識していませんでした
確かにしっかりと読み込めば、「花散里」の重要は理解できます
目が覚めました
毎回毎回刺激を与えていただきありがとうございます
こんにちは、いつもお心のこもった温かいコメントと素敵なお歌をありがとうございます✨
ユルスナール、すごいですよね!情熱的なフランス人からしたら、花散里の淡白さはありえなかったんでしょうか…(笑)
与謝野晶子はすべての帖に和歌を詠んでいるのがとっても面白いですよね☺
今のものの見方ですけれど、花散里って響きがとても好きです🌼
それ、私も思いました!!!素敵ですよね🥰
今年受験の身ですがうえのさんの動画だけは勉強そっちのけで見ています(笑)次回も楽しみにしてますので、動画制作頑張ってください!!
こんにちは、とっても嬉しいコメンありがとうございます🥰励みになります!
そして志望されている進路に進まれるよう私も応援しています📯
あいさんの感性で語られる源氏物語の一人一人の人物像が本当に魅力的ですし、それだけでなくその時代の生活や背景にある状況、物語構成に仕組まれた意図などの説明を通して、味わい深い世界に遊びに行っているような不思議な感覚がしています。とても楽しませていただいています。「ふふふ、私だよ」と登場する光源氏が放つ人間くさいセリフの数々、思わず笑ってしまうのですが、実感がありまさにその通りだなあと感心しながら見ております。古典の表現を今の自分の感覚にリンクさせることができるのはあいさんのすばらしい稀有なセンスによるものだと思います。
こんにちは、嬉しいコメントありがとうございます😢とっても励みになります!
拙い動画に対して、もったいないくらいのお言葉を頂戴し恐縮していますが、これからもお楽しみいただけるものを頑張って作っていきたいと思っています🥰
お待ちしてました‼️
源氏の君の最後の恋と絡めての解説、さすがです。
わかりやすいし、とても面白いです。
私もあいさんと同じような流れで花散里を見ています。
こういう人なんだとしか思ってなかったんですけどね。
ユルスナールに強烈に個性を与えられると、急に頭の中で花散里が動き出した感じです。
そりゃ、寂しい部分もあったでしょうね。
でも、みんなのオカンでいないと生きていけないんだ、私は。と吹っ切ったところもあったのかな?
それでも、夕霧と落葉の宮、雲居雁とのゴタゴタの時、しっかり夕霧に「あんたの事ばかりとやかく言うけど、自分はどうなんでしょうね」的な事も言える冷静さ、批判的な視点も好きです✨
あいさん解説の和泉式部、たまらなく楽しみです❤
こんにちは、いつもありがとうございます🥰
確かにご指摘くださった場面での花散里の発言を考えると、源氏に従順なだけの女性ではなかったのかもしれません🤔
和泉式部、私も動画を作るのがめちゃくちゃ楽しみです✨公開したあかつきにはぜひご覧いただけると嬉しいです☺
自分は花散里は自分の立場と周囲の状況をきっちりわきまえていて、頭のいい女性だと思ってお気に入りでした。あと名前が女君の中で一番好きです。
須磨にいる源氏に和歌一つで家の修理させたり、この男はこう動く、というのをしっかり把握してやってるんじゃないかと考えてみるともう最高です。たとえ源氏からの愛情は薄くても姉と自分と屋敷の人間の生活がかかっている以上「誠実な女」を貫き通してみせる忍耐力と諦観。末摘花とは違ってずっと生活の面倒も源氏に見続けさせてたっぽいですし、その辺の手腕がさすが。源氏がどこか花散里を下に見ていたとしたら、それを逆手にとって掌で転がして見せるだけのしたたかさも花散里にはある気がします。
こんにちは、コメントありがとうございます🙇
実はしたたかだった花散里、その解釈もいいですね~✨というか、むしろそうであってほしいです😿
花散里という名前、素敵ですよね🥰同感です!
源氏物語の女性シリーズ、待ってました。花散里は、女性としては幸せではなかったと思いますが、一人の人間としては、特に晩年は、充実した人生を送ったのではないかと思います。これといった特徴のない地味で、それでいて(それ故に?)誠実で穏やかな女性が、当代随一の男性から生涯庇護を受けるというのは、女性として愛されなかった事は悲しいですが、そこが余計に、現代女性からひいき目に見られている理由なのかと思ったりもします。決して主役になる事はなく、箸休め、お口直し、一服の清涼剤的な、普段は忘れらているけれど、小さくとも必要な存在、現在で言うところの、名バイプレイヤーなのかなと感じました。
こんにちは、コメントありがとうございます🥰
まさに仰る通りで、花散里の人気はその晩年の充実ぶりにあると思います。
こういった女君にも人格を持たせてしっかりと描き切った、紫式部の作家としての筆力には驚きを隠せません…✨
あい先生、待っていました。
とても嬉しいです。
また次の女君も待っています。
花散里に関しては、やはり若い頃には全く憧れることはない女性像ではあったのですが、ある程度の年齢になって第39帖夕霧を読んだ時に、ハッとしたことを覚えてます。源氏の君には文句を言わず従順な彼女が、夕霧と落葉の宮や雲居の雁の君のことを話している時に、確か花散里が源氏の君のことをばっさり切って批評して発言する場面があったと思います。その時、あ!もしかして?花散里の君は、きちんと人を観察してて、自分の意見もあって、とても聡明だけど、それでも敢えてそれ(従順で文句を言わない)を演じているくらい賢い女性なのかもしれないわ…と思った記憶です。笑
晩年にはその精神コントロールなどもっと深掘りしたい女性の一人です。
こんにちは嬉しいお言葉ありがとうございます✨そうですよね、本当に仰る通りだと思います。このあたりは紫式部らしさが全面に出ていますよね!
この後は、源氏物語の展開上大きな役割を果たす女君が控えているので気合が入ります💪公開した際はご覧いただけると嬉しいです🥰
源氏物語に接する事も無かったのですが、この動画を見て我が身を恥じてしまいます。あなたの感性や視線の捉え方に圧倒されてしまうほどの傑作でした🎉❤源氏物語をこの歳になって覗いて見たくなってしまいました😢
こんにちは、もったいないほどの嬉しいお言葉ありがとうございます✨
ぜひぜひ源氏物語、お読みになっていただきたいです🥰
ここ10年ほど本を読まなくなっています。それまでは毎週末東京駅の丸善に行っていたのに。
でもこのyoutubeを見るようになってから解釈が楽しくて、森鴎外の本を読んでみました、源氏物語も前に紹介していたどの方の訳本で読もうかなーと考え始めています❤ありがとうございます😊
こんにちは、本当にうれしいお言葉ありがとうございます✨そんな風に言って下さると、こんな拙い動画でも本当に作った甲斐があります😢
ぜひぜひ源氏物語もお読みになっていただきたいです!
ユルスナールの描いた物語は、切ないですね。光源氏の数多いお相手の中でも花散里は地味で特筆されない人物ですが、やはり女性なので愛されたい!という欲求はあったでしょう。それを踏まえ創造された物語では、声や身体の感触でも気づいてもらえない悲劇とせめて同じ香りを纏い恋の時を持ちたかったのに、彼に激怒され追い出される悲惨さ、彼の臨終の際にすら思い出してもらえなかったことが追い打ちとなり、彼女の辛さや悲哀となっています。彼女の最後に取った人生を賭けた行動は、哀しくも成就されなかったわけですね。男女の関係を持つことはできても、それに付随する喜びや互いへの思いやりの心のない関係はかえって悲劇です。フランス人らしい恋愛至上主義的な観念があるのでしょうが、私は個人的に、花散里は後半生も幸福だったと思いたいです。肉体関係はなくとも、子供の養育まで任されるほど信頼され自身の子ではなくても母として接し躾も行った彼女は、光源氏の妻の立場の一端を担っています。ヨーロッパ人ほどカップルの愛情を指標とせずとも、日本人夫婦は穏やかに円満に暮していけます。そういう精神風土の上で考えると、花散里はずっと光源氏に関わる生き方ができて、幸せだったと私には思われます。
こんにちは、コメントありがとうございます🥰深いご洞察に感銘を受けました。
確かにユルスナールの作品は極めて西洋的ですよね。いつまでも女でいなければならないのは正直しんどいなとも思ってしまいます(笑)。
コメントに書いてくださった信頼を愛と受け止め、それに満足して暮らすことができれば、本当に幸せですよね✨
ありがとうございます!すごく勉強になりました🙇
@@otonano-kokugo さん あい先生に褒めて頂けるなんて、光栄です😍💕私はまさにその西洋に(フランスではありませんが)永住しているので、日々この種の日本との違いを実感しているのですが、どこに住んでも日本人!旦那の必要以上の愛情表現には無反応を貫いてます!😂30年も経つと、彼もこういう対応に慣れてきているようでもありますね。😆😁🤣
@@cancan5892 無反応を貫いていらっしゃるのですね😂めげないご主人が素敵です✨
上野先生、こんばんは。初めてコメントします。
大河ドラマをみて、今まであまり興味のなかった源氏物語に興味をもち、今は角田光代先生の源氏物語を楽しく読んでます。
先生の動画はまだ4本しか見ていませんが、面白くてわかりやすいです。
人形、光源氏のチャラそうなセリフと声、何故か洋館の写真、全てツボにハマります😂
花散里に関しては、光源氏に女性として愛された時期は短いかもしれないけど、穏やかに暮らせてそれはそれで幸せだったのでは、と私は感じてました。
フランスの作家先生が描いた本は初めてしりました。ストーリーも斬新で、人によって様々な解釈があるのですね。深いです。
これからも動画を楽しみにしています。ゆっくりでよいです。個人的には、明石の上に関する動画を上げていただけるとありがたいです。
こんにちは、コメントありがとうございます✨大変嬉しく拝見しました。
大河をご覧になって源氏物語にご興味を持たれたんですね!大河、面白いですよね。私もすごくハマっています👍
悪ふざけが過ぎる動画ですが、寛容に受け止めて下さり、ありがとうございます😭明石の上へのリクエストも承りました💪💖
ありがとうございます。どこから読んだらいいかと思って結局読まずでしたが、様子がわかって気が軽くなりました。
こちらこそ、ご視聴コメントありがとうございます🥰
源氏はどこから読んでも意外と大丈夫です!全部読まなくても全然大丈夫だと思いますので、ぜひお読みになってみてください☺♡
大好きな声です。次はどんなテーマなのか楽しみにしています。源氏物語の明石の君の物語をぜひお願いします。私がずっと好きな姫君。
ありがとうございます😭嬉しいです!!!
明石の上へのリクエストも承りました💪💖
『ジェーン・エア』では、視力を失ったロチェスターは、声だけでジェーンだとわかり、手探りでジェーンの手、ジェーンの細く華奢な身体を探って確信します。
平安時代の恋は、そもそも暗がりで手探りのことが多かった。
始めに花散る里が視力の衰えた光源氏を訪れた際に、光源氏が愛した他の女君の香りを纏っていたのも、その香りを纏えば、視力の衰えた光源氏は自分を愛してくれると思ったからでしょう?
でも光源氏は、他の女君の香りを纏う花散る里を追い出した。
村娘と偽り、純な恋心を訴えてもダメ。というより、声を聴き、身体を抱いても花散る里と気づかない、思い出さない光源氏も相当です。
国司の妻を名乗る花散る里に、夫より若くて美しいといわれて尽くされても、光源氏は花散る里を思い出さなかったのですね。
花散る里の深い嘆きが伝わってくるようです。
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実際の源氏物語では、葵上亡き後の正妻は女三宮でも、最も愛されていたのは紫の上、明石の姫君の生母として紫の上に次ぐ存在だったのが明石の上で、それに次ぐのが、夏の街の主である花散る里ですよね。
とっくの昔に男女の関係ではないということに関しては、明石の上も、あるいは紫の上ですら、ある程度の年齢以上になってからはそうだったと思うのです。
だから何も、花散る里だけが、光源氏に女として見られない、と悶々としていたわけでもないように思うのですが。
紫の上や明石の上ほど美しくもなければ教養もないということで、引け目があった、もっと女として光源氏に愛されたいと思っていたと読む、ないしは日本人の場合には、こんな平凡な女性でも、人柄だけで光源氏の妻として尊重された、と身近に感じるのでしょうか。
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私は若い頃は紫の上のようでありたいと思い、年齢を重ねてからは、六条御息所のようでありたいと思ってきました。
彼女たちは、決して驕ってはいないし、幸福すぎるわけでもない。
美貌以上の教養というか、教養と人柄に裏付けられた美貌が、年齢を重ねても輝く彼女たちはやはり素敵です。
その分、愛憎もそれなりにあるところに、私はむしろ親近感を感じます。
声を聴いても抱いても花散里と気づかない、思い出さない光源氏、ほんとに大概ですよね(笑)
「花散里だけが光源氏に女として見られていないわけでもないのではないか」、というご指摘についてですが、紫の上とは彼女が死病につくまで夫婦関係はあったと思われますし(だから彼女の出家を許さなかった)、明石の上との交渉が亡くなったのは紫の上が亡くなってからです。
それよりもはるかに前、光源氏の壮年期に花散里との交渉がなくなったこと、そしてそれがはっきりと源氏物語に書かれていることを鑑みると、やはり他の女君とは違い、明らかに光源氏から女性としての関心を持たれていなかったと見るべきではないかと私は思います☺
紫の上や六条の御息所の知性や魅力的な人柄に惹かれておられるお気持ち、全く同感です✨私もこの二人が大好きです🥰
@@otonano-kokugo
紫の上が亡くなったのは何歳でしたっけ?
花散る里が髪も薄くなり、光源氏から「かもじでもつけて装えばいいのに」と言われるようになったからも、紫の上は夕霧がふと見かけても惹かれてしまうくらい美しかったという描写は出てきますよね。
でも、出家を許さなかったから、というのはどうなのかな?
出家したら、性的関係を持つことができないだけではなく、簡単に会えなくなるのでは?
尤も、六条邸には、出家後の空蝉も引き取られていたようですが、どうなのでしょう?
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あいさんはまだお若いから実感がないのかもしれませんが、私は、女性の側からも、たとえ受け身でも悶々として身をもて余すような感情が起きるのは、やはり30代がピークかな、と思っています。
オーストリアでは61歳で通常妊娠出産した人がいましたし、早熟で初潮が早い人は閉経も遅いから、更年期障害になるのも遅い。
とはいえ、現代でも30代で更年期に突入する人もいる。
たいていは40~50代で更年期に入り、それを過ぎると、見た目を手入れして保っていても、やはり普通は性的関係は……ということになるように思います。
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六条邸時代の紫の上や明石の上は、明石の姫君が成人した頃は、既に40代に突入する年ごろでは?
となると、光源氏が女として見るも見ないも、光源氏の老齢期になっても、花散る里が隠棲した光源氏と関係を持ったというのも、現実的にはどうなのかな? と考えてしまいました。
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でもそれだけに、たとえ更年期に入ってもう子供は産めなくても、それでも「この人のそばにいたい」と思わせるような、どこか桜の花が香り立つような魅力を備えた紫の上、やはり素敵だと思いました。
特に夕霧が紫の上を見掛けて惹かれてしまって、「こんな素敵な方だから、父上は私に会わせまいとしておられたのだ」と述懐するところ。
光源氏が藤壺女御に惹かれてしまうシーンを思わせます。
年齢を重ねても、そんな風に思ってもらえる女性になりたいものですね。
現実には、髪も肌も気力も衰えてくるから大変です。(笑)
@erikasono565 光源氏が花散里と肉体的な交渉を持たなくなったことが源氏物語に書かれているのは第19帖「薄雲」、光源氏は32歳です。
花散里の年齢は明記されていませんが、藤壺や六条御息所が年上であることがことさらに書かれていることを見るとおそらくは少し年下ではないかと思います。20代の後半あたりではないでしょうか。
また、この時点でまだ六条院は完成していません。この後、六条院が完成して光源氏は全盛期を迎えるわけですから、その前に花散里との交渉がなくなったことはやはり特別なことだと思います。
そして、紫式部が源氏物語にわざわざ「光源氏と花散里の間に夜の営みがなくなった」と書いていることに注目すべきだと思うんです。他の女君に対してはそんなことは基本的に言っていませんし、繰り返しになりますが、この時点では両者ともerikasono565様がご指摘くださったような、性的なことに関心を失う年齢でもありません。
ご質問にありました紫の上が亡くなった時の年齢は43歳。ちなみに六条院が完成したころ紫の上は27歳です。それよりも前に、おそらくは花散里がまだ20代、光源氏が32歳という壮年期に肉体関係がなくなっていたことを考えていただければ、花散里が紫の上や明石の上とは違うということがお分かりいただけるかと思います☺
また出家についての私の見解に対するご指摘についてですが、まず空蝉が引き取られたのは六条院ではなく二条東院です。末摘花も出家した後ここに引き取られました。
六条院ではなく二条東院に引き取った、というところから、私は光源氏が出家者と在家の人間をしっかり線引きしているのではないかと考えています🤔
光源氏が青春時代、身も心も狂おしいほどに求めた藤壺も、彼女が出家したことを機に泣く泣く関係を断っています。
たいがいモラルハザードな光源氏ですが(笑)、不思議と出家した女君に対しては手出しをしていません。
朧月夜との関係も彼女の出家という形で終止符が打たれたことや宇治十帖の結末からも、紫式部は源氏物語において「出家」というものを男女関係の断絶を意味するものとして描いていたのではないかと思うのです。
ですので、紫の上の出家を頑なに許さなかった点に、それがすべてではないにせよ、私は紫の上を女として失うことが耐えられない光源氏の未練、執着が少なからず含まれていたのではないかと思っています☺️
@@otonano-kokugo
出家した人と関係を持つことは厳禁、という解説を聞いたことがあります。
私はもともと源氏物語が好きで、今、大河ドラマの関係でやたらと源氏物語関係の解説が増えているので、どこの解説で聞いたのか、どこかのRUclipsチャンネルだと思うのですが、確認はできないのですが。
映画版でも、出家した藤壺中宮を追って寺まで来た光源氏が門前払いされるシーンがありました。
なので、空蝉やのちの女三宮のように光源氏の保護下にあるのならともかく、隠遁した場合には、会うのも難しくなるのかな、と。
ただ源氏物語では、光源氏は出家して女院となった藤壺中宮とも会って、二人の息子の冷泉帝のことを相談はしていますよね。
いずれにしても、紫の上が亡くなった時点で43歳なら、いわゆる性的関係を持っていたかどうかは微妙。
ただ、あからさまにセックスをしなくても、出家さえしていなければ、添い寝したりということはあったのでしょうか。
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光源氏が花散る里と性的交渉がなくなった時点で、光源氏32歳、花散る里が20代後半ですか。
私は若い頃に欧州に来ているので、源氏物語全編は、RUclipsの朗読(原文、与謝野晶子訳、谷崎潤一郎訳、英訳)で聞いただけ。
そこまで記憶がないから、印象に薄かったのかな?
「薄雲」の巻、また聞いてみます。
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わざわざ強調しているあたり、紫式部の意図がありそうですね。
夕霧や玉鬘の養育を任せているのだから、信頼関係にはあり、母性的なものも感じていたとも考えられますが、何せ光源氏は、母と似ているといわれた藤壺女御と関係を持ってしまうような人ですからね。
異性と「会う」ということがすなわち性的関係を持つことを意味していた時代に会って、紫式部は、そうでない男女関係を描きたかったのかもしれませんね。
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花散る里は、光源氏の父桐壷帝の女御の妹ではありませんでしたっけ?
しかもこの女御、桐壷更衣の生前から桐壷帝のもとに入内していたとのことですから、おそらくは藤壺女御ほど若くはないわけでしょう?
姉妹で年齢差が大きいことは考えられますが、そうなると花散る里もそこまで若くはない、せいぜい光源氏と同年齢くらいなのでは?
それにしても、没交渉になった時点で、花散る里も30代前半かぁ。
当時は女性は15歳くらいで結婚するのが普通で、20代に入るともう年増の年齢ですから、地味で特に美人でもなければ、30歳前後でもう女としては終わり、あとは母、実子がなければ養子を取って養母として、あるいは主婦として生きるというのは、結構よくあることだったのかもしれませんね。
身につまされます。
あいせんせいこんにわ。
今回も動画面白かったです。
。先生のおっしゃるように、源氏の女君クセつよ。(笑)それに、フランス人作家の花散里のチョイスがスゴイです。先生大河ドラマ光る君へが終っても、色々な、登場人物の紹介してくだい。知っていても、凄く楽しいです。
こんにちは、嬉しいお言葉ありがとうございます✨光る君が終わっても、源氏物語や歌人たちの紹介はもちろん続けようと思っています💪
そんな風に言っていただけると俄然やる気がわいてきます。本当に励みになります😢ありがとうございます🥰
ユルスナール面白そう! 注文しました。「光る君へ」すごいです。終わるまでに源氏物語は読み切れそうにありません。和泉式部の娘とまひろの娘の恋のバトルがあるのかな?
こんにちは、コメントありがとうございます✨
ユルスナールの「東方奇譚」、ご興味を持って下さり嬉しいです☺
「光る君へ」、面白いですよね!!めちゃくちゃハマっています。和泉式部の娘とまひろの娘の恋のバトル、見てみたいです🥰
視聴しました。今回も最高に面白かったです。
米澤穂信さんの「世界堂書店」で「源氏の君の最後の恋」が取り上げられており、つい最近読んだのでタイムリーでした、、、、
花散里は地味だけど時々登場し、源氏にも頼られている描写があるので、源氏と一番理想的な距離感で付き合えているのでは?と思っていました。
「源氏の君の最後の恋」を読んで、すごく切ない気持ちになりました。終始穏やかだったはずの花散里ですが、全てを失った光源氏に、拒絶されながらも何度も会いにいくくらい強い気持ちがあったのだな、と。そりゃあ花散里だって女として愛されたかったよね、、、と。
源氏物語もキャラクターは源氏含めて全く感情移入できない人がおおいのですが、花散里は一番身近に感じられるキャラだったので、自分に置き換えて余計に切なさを感じてしまいました。
こんにちはコメントありがとうございます🥰「源氏の君の最後の恋」、お読みになったんですね!切ないですよね。最後の最後に光源氏の愛は手に入れたけど、花散里として生きた自分が忘れられていたなんて…
確かに感情移入できない人物多すぎますよね😂仰るように、他の女君に比べ花散里は共感しやすい女君だと思います。もしかしたらユルスナールもそう思って執筆したのかもしれません🤔
ほんと、ほんと。男性から見れば有難い女性像ですね。私には到底できない、女性の優しさですが現代では貴重。超貴重ですね。外国の女性作家が、眼を着けた日本人女性の母性を指摘されたとは。大切な女性像ですね。我の強い私には、真似できませんが深い菩薩のような花散る里の面影を浮かべて、母親を思います。🍀平凡ですが皆に優しかった観音菩薩のようだと、思っています。親孝行ができず、嫁ぎ先の悩みを黙って聞いてくれたこと。感謝しかありません。。🍀先生、女の幸せとは何でしょうか。🍀永遠のテーマです。私にはずっと考えさせられるテーマです。😅❤😂😊❤
こんにちは、コメントありがとうございます🥰
優しい花散里からお母さまを思い出されたのですね😿本当に素敵なお母さまだったのでしょうね…
女の幸せ、何でしょうね。難しい問題ですが、情熱を持って生きられるかどうか、見返りを求めず自分が情熱を向けられるものがあるかどうか、ではないかな、と思います。
まぁ男性もそうかもしれませんが(笑)、自分が愛されることや認められることを求めずに、人を愛せたり何かに打ち込める人は幸せだと思いますし、とても魅力的だと思います☺
@@otonano-kokugo 何時も丁寧なコメントを、お忙しい中に書いて下さり有り難うございます。上野先生の構成力、言葉の豊富さ、表現力に教えて頂き、楽しく昔を思い出させて学んでいます。。🍀認知症予防になる凄い番組です、感謝します。🍀
@@遠藤純子-s3m お礼を申し上げたいのは私の方ですよ!嬉しいお言葉がどれほど励みになっているか✨いつも楽しみに拝見しています🥰
@@otonano-kokugo 自立出来ているかが最低の条件のひとつですね。が、社会人としても教養と知識が要るかも。😣🍀アラクレタ男社会を合点して、相撲を取れる勇気と胆力も。女としても、人間としても、最高の力を発揮出来る人間力を持った女性。🍀かな、?いったけ。
そんな女性❓愛先生なら、なれそう。深い知識も武器になるよね。若さも力。有り難うございました。
東方綺譚 (白水Uブックス ) マルグリット ユルスナール 読みたくなりました。
彼女は源氏物語を原文で読んだのでしょうか、それとも与謝野源氏かな。
第41帖の帖名だけの雲隠、いくつかの「私の雲隠れ」ってまとめて紹介してほしい、いや編集出版してほしく思います。
私は、書こうと思ってはいたが、紫式部が生みしだしし光の君の死など悲しくて描けなかった。
そのとき愛していた君(道長かな?)が生きていたから雲になってから書こうと思っていたが彼女自身が先に召されてしまったので、結果断筆ってことになった、に一票です。
フランス人ですから、仏語訳、ないしは英訳で読んだのだと思いますよ。
英訳の源氏物語は、RUclipsに全巻の朗読も出ているくらいポピュラーです。
私が通っていたドイツの大学の日本学研究室にも、源氏物語ドイツ語訳全巻がありました。
源氏物語はそのくらい、各国語に訳され、広く読まれています。
そうですか、仏語訳なんてあるんですね。昔、外国人が源氏物語を読むってどうやるんだろうか、と不思議に思ってました。
古語(原文)を現在の日本語に翻訳して、それから英訳にして読むんだろうなって思ってました。
超優秀な文筆家は、原文読めるほど日本語の古文もよめるんだと思いますよ、って言われてそう思い込んでいました (^^ゞ
こんにちは、コメントありがとうございます🥰
イギリスのアーサー・ウェイリーという人が源氏物語の翻訳をしまして、これがヨーロッパで大ヒットしたんですけど、ユルスナールはこのウェイリー版を読んだと思われます。
このウェイリーは語学の天才だったようで、日本だけでなく中国の古典にも精通した学者だったようです。またユルスナールも日本語は解さなかったようですが、何か国語もの言語に通じていました🤔ですから、超優秀な文筆家は外国語にも稀有な才能を発揮すると言うのは、仰る通りだと思います。
雲隠の断筆、どういう事情があったのか気になりますよね…。道長が死んでから書こうと思っていたというご推測は非常に面白いな、と思いました☺
ちなみに、ウェイリー版の源氏物語は今月(2024年9月)のNHKの番組『100分de名著』で取り上げられるようです✨
NHKプラスで100分de名著 ウェイリー版“源氏物語” 観ました。紹介ありがとうございます。あと3回の放映、楽しみが増えました。
雲隠を書かなかった理由については、紫式部が生みだしし愛する君の死など悲しすぎて書けない。すべてを光る君にささげているのに。
最初はそう思っていたのですが、いやまてよ、実際に愛するひとが亡くなるまえにその感情がわかるはずがない。
宣孝、惟規、姉ぎみとは違う悲しみの感情になるにちがいない、そんなふうに考えるようになったのです。
今回もとても面白かったです。
恋愛で気持ちをかき乱されたくない人間は一定数いると私は思ってます。あいさんのおっしゃるように、源氏は傲慢で花散里を舐めています。でも不美人の花散里は自分というものを充分にわかっていて、それでも日本一の男と精一杯の取引をし、生活の安定を手に入れた。その強かさに心打たれますね。
あとフランスの大女流作家、ユルスナールの『東方綺譚』の紹介、素晴らしかったです、あいさんの口を通して語られる世界観、瑞々しく感性が非常に豊か。目の前に美しい情景が浮かんでくるよう。そして干からびた心の井戸にヒタヒタと清水が満ちていくのです。
やはり、日々ことばと格闘しておられる方は、語り口が違いますね。
私もアーサー・ウェイリーの『源氏』を読んだ時、なんとなく、ジイドの『狭き門『とか、『クレーヴの奥方』を連想してしまいました。フランス文学と源氏は親和性があるのかもしれないですね。
たとえ、『光る君へ』が終わっても、このシリーズは続けてほしいです!
毎回、本当に楽しみにしております!
こんにちは、もったいないほどの嬉しいお言葉本当にありがとうございます。とっても励みになります😢
そうですよね、「若菜」とか本当にフランス文学みたいだなって思います。『光る君へ』が終わっても源氏物語については語り続けますよ~💪毎回楽しみにしてくださっていて、本当に嬉しいです!!
フランス文学…守備範囲が広すぎます😳🎉
ほんとに読んだだけなんです😂
地味で控えめで…だけど居心地が良い女性と、華やかでドキドキする女性、やっぱり安心できて居心地が良い女性なのですね。
チャラ男・光源氏、リアルでいそうです…😂
ほんと勝手ですよね、そして源氏チャラいですよね(笑)。本物はさすがにもう少し雅やかだと思います。だんだん別人格が宿ってきてしまっているかもしれません😅
タイトルが目を引き、まず驚きましたが、ユルスナールの小説が出てきたので、さらに驚嘆です。もうだいぶ昔に読んだのですが、源氏物語に関わるものがあったっということだけは覚えています。そのときは、源氏物語を全編読んでいなかったので、先生の今回の解説でよくわかりました。花散里は、確かに影がうすい女君ですが、女性の読者には人気があること、また六条院、夏の町に住まわせて、夕霧の養育を任せるほどですから、決してあなどってはならないと思います。僕は、夕顔や葵の上の哀れな最期と対比して、地味な花散里の生き方に、女(君)の幸せのひとつのあり方とみなし、描いたのだと考えています。哲学的な思索に富む賢者のごときユルスナールが源氏物語を相当読み込んだことを知ることができ、先生に感謝です。源氏物語の女君を今日の読者にもよく理解できるように、かなり激しく、しかし深みのある解説をする先生の度量に敬意を覚えます。もう年金生活者で、頭もくたびれているので、先生の小気味良い、よく通る声は、とても刺激的で、しかも、頭の硬直を解きほぐしてくれ、今後も女君解説シリーズを楽しみにしています。それにしても紫式部は、恐るべき天才ですね。物語の想像力だけでなく、先生の言うように構成力、さらに思想性においても。長くなって申し訳ありません。
こんにちは、コメントありがとうございます!
「光源氏は花散里を信頼していた」、特に「夕顔や葵の上の哀れな最期と対比して、地味な花散里の生き方に、女(君)の幸せのひとつのあり方とみなし、描いた」というご考察には大変感銘を受けました。紫の上が花散里を描いた意味はそこにあったのかもしれません。
こちらこそ、動画をご視聴くださっただけでなく大変励みになる温かいお言葉と、また勉強になるご意見をお伺いすることができて有難く思っています🥰
コルスナールさんのお話は、酷すぎるように思いました。花散里さんの人生の全否定に繋がりかねなく、救いにつながるような内容であってほしかったです。当たり前のことですがどんなにおとなしく従順な人だってちゃんと感情があるのだし。
コメントありがとうございます✨確かに…😢でも、最後に愛された女が彼女だったのでそこに救いがあるような気もします☺
花散里は好きな女君です。解説ありがとうございます。
光る君に女扱いはされてませんが、1番信頼されて跡継ぎの養育をまで任されている事は他の女性達には無い事です。まあ、彼女なら息子と不義密通は無いとたかを括られていたのだとも思いますが。
男女の関係は無く、ドロドロの愛憎から縁の無かった事はある面幸せだったと思います。そうすると紫の上の人生の真逆ですね。🤔
こんにちは、こちらこそご視聴とコメントありがとうございます🥰
ほんと、紫の上と対照的な人生ですよね…🤔私もドロドロに巻き込まれるのはごめんなので、どちらかと言えば花散里スタイルで生きていきたいです(笑)
ほんと、ほんと。女性像を次々御披露目して、誰一人同じ女性を描かなかった紫式部の面目を一番に思います。🍀凄い、凄い。人生の終わりの時期には、ごちゃごちゃな醜聞はいやですね。自分を一番に考えるのと程遠い、花散里の存在に源氏物語の光る君の天皇の位に次ぐ高貴な方の最後の姿を実に上品に纏められた。🍀明石の方か、どなたに会えば落ち着かれるのか、心配でしたが童女のような、見栄も外聞もなく他人に化けてでも光る君の老後を案じたこの様な女性を配した源氏物語はやはり凄い作品。。🍀当時の公家の中では離婚とかされている方々もいますから、花散里はずっと初恋のままに変わらず愛情を持ち続けた稀有なかたなのでしょう。偉いですね。私はダメですよ。。🍀短気ですからね。待っていてもさっぱり諦める人間です。仏様にきっと愛された光る君と花散里。🍀紫式部も悟っていらしたのか。人生修行だらけです。😅❤😊
コメントありがとうございます🥰
個人的には、さっぱり諦めてしまうこともすごく大切だと思っています(笑)。
源氏の寵愛薄いことを責めず、かといって我が身を嘆かず、自分のすべきことを淡々として生きて行った花散里はとても強い人だと思います💪
ほんと、ほんと。最後に真打ちが登場した感じ。男性にとり素直に自分を受け止めてくれる女性がありがたい。経済的支援を受け取れるだけでは援助交際だけだが。橘の花の緑の中に真っ白な花が咲く控えめな女性。🍀見事に花散里の面目躍如ですね。ファンとなります。
朧月夜と並んで花散里が好きなので解説が見れて嬉しかったです。光源氏が花散里を信用しているという言葉の裏に「彼女をなめていた」事実があるという解釈にはっとしました。ユルスナールの物語は初めて知りましたが、花散里も本心では決して光源氏から女として扱われないことに対して平常心ではいられなかったのだろうということに共感しました。美人が賞賛されるのが昔から世の常ですが、こういう心の優しい人にこそ光があたるといいなと思わずにいられません。光源氏には生きているうちにもっと彼女を大切にしてあげてほしかったです!
こんにちは、コメントありがとうございます✨お楽しみいただけて嬉しいです🥰
本当にもっと花散里を大事にしてあげてほしかったです😢
なんということでしょう‼️
私の花散里のイメージが180°変わってしまいました。
というのも、私の中で源氏に関わった女君で(娘除く)最終的に幸せをつかんだキャラクター1位だったからです。
紫の上や明石の君ほど振り回されることもなく、最終的には精神的な安定を与える花散里が、源氏にとって自分を一番幸せにしてくれる人であり、源氏はそのことに気づいていたと思っていました。
でもこの動画をみて、
花散里は果たして本当に心の奥から良妻賢母の役割を果たすこと、この源氏との関係性に幸せを感じていたのか?
源氏も、六条院の人達も、そして読者までもが「花散里は欲を持たない良妻賢母」というレッテルを貼られ、源氏を慕っているからこそ自分を押し殺してその役割を果たしていたのかと思うと、花散里に思いをはせずにはいられません…。
今の言葉で言うと「愛を搾取され続けた」ってことなのでしょうか?
恐ろしい源氏。。。そしてその心の声を拾い上げたフランスの女流作家は天才です!
源氏物語、深いですね!この年でもう一度源氏物語に触れることができて良かったです😊
「光る君」最高ですね!
そして、うえの先生ありがとうございます!
他の姫君、男君も楽しみにしています
(あまりの衝撃に長文コメントになってしまい失礼しました😅)
こんにちは、貴重なお時間をつかってたくさん書き込んでくださって、動画配信者としてこれほどうれしく有難いことはありません😢
花散里のイメージを壊してしまってすみません😂私もユルスナールの小説を読んで愕然としました。「ホラーとしか思えない」と書き込んでくださった方がいらして、確かにな…と。
読者にまでもレッテルを貼られている、なるほどその通りですね!
まだまだ濃い女君が残っていますので、がんばります💪これからもよろしくお願いします🥰
存じ上げない姫君でした
逆にミステリアスですね
それにしても「花散里」とはペンションかカフェにつけたいようなお名前ですね笑 素敵✨
こんにちは、コメントありがとうございます🥰
花散里、確かにペンションっぽいですね😂私も素敵な名前だと思います✨
とてもおもしろかったです。
先生がおっしゃった「光源氏は花散里のことをナメていた。」
とてもそう思います。
頼りにされると都合よく使われる。受け取り方次第かもですが考えさせられます。
おもしろい動画をありがとうございました。🙏✨
こんにちは、共感してくださって嬉しいです🥰
でもそれが花散里の生きる道だったのかな、とも思います🌸
こちらこそご視聴と嬉しいご感想、ありがとうございました💛
@@otonano-kokugo
返信ありがとうございます。
((。´・ω・)。´_ _))ペコリ
そうですね。
花散里は足るを知っていて与えられた生活の中でしあわせだったのかもしれないですね。
ユルスナールを読んだ時はまだ源氏物語を読みだすはるか前でした(今は5年ほどかかって若菜上の途中)。
出家したとたん藤壺に源氏ですら迫らなくなった、それを作者は考慮していると聞きながら感じました。
中宮である藤壺こそ明らかに源氏よりも格上で、それへの近さが女への興味の強さであるどうしようもない主人公。
女を不幸にして周るこいつ(あれれ)が出家しながら平気で交わるのは、それじたい格下の女なんか気にしていないということかも知れません。
多田智満子さんは凄腕の翻訳家ですね。
こんにちは、コメントありがとうございます✨
なるほど、格下の女なんか気にしていない…。その発想はありませんでした。確かにその通りかもしれません!新たな見方をありがとうございます🥰
多田智満子さん、私もすごいと思います👍
源氏物語の中での花散里はどんな役割だったのかなぁと、思いました。
解説を見てて、確かに一度口直しみたいな役割だったのかなぁととも感じました
こんにちは、コメントありがとうございます🥰
地味だけど、メインを味わうためになくてはならない存在だと思っています✨
「花散里」の花って、桜ですかね? それとも梅?
源氏と男女の関係ではなくなっていることを、わざわざ、はっきり書いているということは、逆に、紫式部にとって、あるいは読者である同時代の人たちにとって、特別な意味を持った登場人物なのかもしれませんね。
出家はしていないけれど、男女関係(=一種の煩悩)とは距離を置いている存在。
無いものねだり的な発想ではありますが、紫の上から見たら、男女の関係とは別の次元で源氏の信頼を勝ち取っている「花散里」だったかもしれない。
ユルスナールの設定も興味深かったです。
香水の国、フランスならではかもしれませんね。
同じくフランスのマリーローランサンの言葉、『死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女』を思い出してしまいました。
こんにちは、コメントありがとうございます✨
花は「橘」なんです。
橘の/香をなつかしみ/ほととぎす/花散里を/たづねてぞとふ
この和歌が名前の由来です☺ここにも香りがありますね!香水の国、フランスというご指摘にハッとしました。マリー・ローランサンの言葉も初めて知りました。ユルスナールの小説、まさにその言葉がピッタリです!
@@otonano-kokugo お返事ありがとうございます。
橘! 柑橘系の香りなんですね。お口直しのシャーベットにピッタリですね。
『死んだ女より~』は、マリー・ローランサンの詩『鎮静剤』の最後の一行です。堀口大學の訳が素晴らしいのだと思うのですが、印象的な言葉ですよね。
忘れることができなかったかつての恋人・アポリネールの結婚と死の知らせを聞いて、書いた詩だという解説を読んだことがあります。
で、マリー・ローランサンと堀口大學も恋愛関係にあったらしいのですが、堀口大學はどんな気持ちでこの詩(元カレを想って書いた詩ですよ)を訳したのか? が気になってしまったりもするのです。下世話ですねえ😅 すみません。
学生時代は、古文・漢文が苦手で、授業中は眠気との戦いでした。『源氏物語』は、テキストの現代語訳がどうにも好きになれず、内容はさっぱり入ってきませんでした。
『枕草子』の方がまだまし、という感じだったので、清少納言派でした🤣
あの頃、あい先生の解説があったらなぁ。
「香り」といえば、源氏香っていう雅な遊びもあると聞いたことがあります。もし、お時間に余裕があるようでしたら、解説に加えていただけると、嬉しいです。
自分は、国語便覧に載っていた襲の色目とかは印象に残っているので、平安文学=「色彩」の文学というイメージだったのですが、ユルスナールの作品のお話を聞いて、「香り」の部分にも興味が出てきちゃいました。
よかった❤
ありがとうございます🥰うれしいです✨
花散里、他に後ろ盾がなく、生きていくために仕方なかったのでしょうけれども…光源氏に上手く利用されたように思えます😢
光源氏は、美しい紫の上と夕霧を直に会わせようともしなかったのに、花散里は、「あまり美人ではないから息子と怪しいことにはならないだろう。」と判断して養育させましたよね。私はそれを読んで…光源氏、なんて酷い😭と思いました。
こんにちは、コメントありがとうございます🥰
ほんとですよね、ひどすぎる…😂親も親なら子も子で、夕霧もだいがい失礼ですよね(笑)
花散里!
この女性には日本の伝統色に感じるような魅力を感じます。
自分自身が年齢を重ねていくなかで、女性に対して若いころとは違うことを思うことがあります。
花散里という慎み深い女性のなかにわがままだったり、奔放だったり、甘えたい気持ちはなかったのだろうか?
人間の多面性を思うと、比率は別として、そんな側面だってないわけないと思うのです。
そういう表現するのが上手じゃなかったりする女性にいじらしさを感じてしまうのはボクがお年頃だからかしら。
そして、源氏が最後に大事にしたことすごくわかります。
と、書いていつの間にか自分の中で花散里という女性が実在していたに近い人になっていることに、あらためて驚きます(源氏に出てくる女君は、本当に実在の人物に近いですね・・・・寂聴さんなんかも実在の人物を語るようにお話されていましたね)
マルグリット・ユルスナールのご紹介ありがとうございます。
東方綺譚、面白そうです!!
あい先生の引き出し、ボクにとってはディズニーランドかも。
(週末に見たのですが、また見たくなり、昨日は月曜の朝の仕事の準備が必要な時間に始業直前まで二度目を見ました。会社に怒られそうです、笑)
こんにちは!いつも素敵なコメントを本当にありがとうございます🥺
本当に年齢を重ねると、同じものや人に対しても感じ方が変わりますよね…。仰るように花散里の仲にも割り切れない思い、衝動はあったと思います。
そこを掘り下げて再構築したユルスナールはすごいですよね(笑)。フランスって感じの作品なので、ぜひお読みになってみてください!
何度も見てくださって、本当にありがとうございます🥰
私は、花散里が羨ましいです。
恨むこともなく、穏やかやに、、
私には出来なかった😢
コメントありがとうございます🥰大丈夫です、私も絶対にできません!!!😂
うえのあい先生、こんにちは~。
前回のあのような大作には、ホンにお疲れになったことでしょう。あまり、ご無理なされませんように。
(でも、とっても面白くってためになりますので、期待もしちゃいますw)
あと、心配はご無用ですよ。
「光る君へ」は今年で終わっちゃいますが、先生の「源氏物語」関連は、次のロサンゼルス五輪を過ぎても
いいですから、末永くじっくりと、先生ならではの動画を上げ続けていただけましたらワタシはとてもありがたいですし幸せです。
決して悪ふざけのようには感じ取れませんし。丁寧に作られた動画のように拝見いたしますよ。
現代では、こうした切り口でたくさんの古典文学ファンを育成することはとても意義ある活動内容だと思いますね。
さて、ワタシも 花散里 は好きな女君の一人です。
ですから、髪の毛が薄いし … と言った表現のところは、とても悲しくなっちゃいます。
なぜ、紫式部 は 花散里 のような女君を登場させたのでしょうか。
ヒカル君の愛の多様性? 今ふうに言えば ダイバーシティ(笑)。
安心できる穏やかさ。コース料理のシャーベット(口直し・箸休め)w。
末摘花 のように美しさだけではない部分の魅力。
そう言った方々を含めて最後まで見放さずバックアップし続ける度量の大きさ。
作者が少女時代には決して書くことのできないような人物描写だと思いますね。
物語の中でも、気がついたら、お任せした子女たちはきちんと育っている。
はい、蔭にはちゃぁんと 花散里 がついてます!
そんな場面と推察できる部分が沢山ありますね。
ただ、花散里 自身はきっとどこかで、自分で自分の役割をじっと静かぁ~に納得させている … 。
そう言った素質もあった 女君 だったのでしょうかね。少し寂しく感じますけれども。
先に言いました通り、ワタシは 花散里 推しではあります。
(花散里 だけに次点ですかね … ここ重要)
9月8日(日)第34回「光る君へ」では、三上愛さん演じる 中宮彰子 が まひろ(紫式部)へ
ものがたり(源氏物語)について …
『面白さが分からぬ。光る君が何をしたいのかがわからぬ』
とズバッと言っちゃうんですね。
直球ダメ出しだけれども、ちょっぴり まひろ に心を開いているのが、なんか愛おしいですね。
(今のところは)モノ言わぬ無表情な 中宮彰子(三上愛さん)このお方、最推し 決定ですw。
いずれはゴッドマザーになる、今はその片鱗さえも見せてはいない。
実は、ワタシが最初に 源氏物語 に触れたときも、ドラマの 中宮彰子 さまと同じような気持ちでしたので
その時の感想をドラマで代弁していただき、嬉しくって萌えまくっています(笑)。
なんか義務感みたいに最後まで読むぞ!しか考えていませんでしたが、今では うえの先生 のお蔭で
とても楽しめるようになっています。ありがとうございます。
また、ユルスナール のご紹介、ありがとうございます。
しっかしまぁ先生はすごいですねぇ、こういう範囲にまで(降参)。
na2mikanさん、いつも嬉しいコメント本当にありがとうございます!毎回楽しみに拝読しています。
na2mikanさんも花散里がお好きなんですね!地味だけど賢い女性だったのだろうと思います。
髪の毛のくだり、悲しいですよね…。私も最近抜け毛が気になるので他人事とは思えません😂
「光る君へ」今後の展開に目が離せません!源氏物語とのリンクもありそうな気配がプンプンします。
源氏物語も百人一首も継続しつつ、そして新たなシリーズの作成にも挑戦してロス五輪までぜひ頑張りたいと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いします🙇💛
@@otonano-kokugo そうですねぇ。
「光る君へ」目が離せませんねぇ。作家が草紙(草子)だったり物語だったりを書き出すくだりは、なんかじぃ~んとしちゃいますよねぇ。
ま、脚本がお上手なのかもしれませんが、若紫の「雀の子、犬君が逃がしつる」がここにつながる … 。
さて、後半を彩るキャストが新たに発表されたようで、ワタシとしてはうれしい 菅原孝標女 が登場するらしいです(演:吉柳咲良 20才)。
1008年生まれで「源氏物語 読みたい読みたぁ~い」言っていた頃が1020年頃ですから、まひろ はまだ存命だったかもしれませんね。
@@na2mikan え!孝標の女まで?知りませんでした(笑)
私も「光る君へ」で紫式部の死をどうとらえるのかめっちゃ気になっています。道長よりも先なのか後なのか…🤔
@@otonano-kokugo そうですねぇ(2nd)。
終わり方なんて難しいですよね。ドラマの。
勝手な推量ですけれど、藤原道長 の方が先に寿命が尽きて、そのころには 源氏物語 は完成形ではあったのでしょうが、その死を悼んで 紫式部 は急遽 雲隠 を 幻 と 匂宮 の間に挟み込んだ … で、どうでしょうか。
それと、菅原孝標女 が 紫式部 没後に 源氏物語 を大作家に思いをはせながら耽読していたのか、それとも存命中にビッグネームに会いに行っちゃうか(自分の作品を批評してもらうか)おそらく出演は最終回のみでしょうけれども、個人的に注目です。
@@na2mikan 史実では道長の方が長生きしたっぽいですが、私も「光る君へ」ではまひろの方が長生きかなという気がします🤔
源氏物語の取り入れ方については深い読みですね!さすがna2mikanさんです😆
孝標の女は、まひろの死後の回想で出てくるのかな~
ユルスナールの小説、私にはホラーとしか思えません。
花散里は変装してまで押しかけて来るような人物に思えないし、源氏とほぼ同年で(50代半ば)肉体的な交わりを望むようにも思えない。自分で自分のこと「優しい女性」なんて言うでしょうか? 夕霧のお母さん、その子のおばあちゃんとしての人生に満足していたと私は思いたい。彼女を全く思い出せない源氏もあり得なく恐ろしい。
恋愛体質のフランス人がいかにも書きそうですがユルスナール30代の作品なんですね。もっと晩年になって書いていればまた違った展開かもしれません。
こんにちは、コメントありがとうございます🥰
ホラー、確かにそうですね(笑)。
良くも悪くも全く西洋的ですよね。おっしゃるようにいかにもフランス人って感じで、私はそこが面白いなと思いました!
あいさん、いつも楽しく拝見しています。花散里についてよく理解できました。でも、こんな女性って現実にいるのかなと思ってしまいます。恨みもせず、嫉妬もせず、ただただ優しく男を受け入れてくれる女性。信頼されていることで幸せを感じている女性。
でも、あいさんの言うように、「信頼している」と言われることで縛られている可能性もありますよね。本当は我慢していること、耐え忍んでいることもあったのかも知れません。ユルスナールは、「こんな関係で100%満足しているはずはないでしょう」と、彼女の思いを晴らすべく「源氏の君の最後の恋」を描いたのかなと思いました。でも、花散里は思いを晴らせたのか、微妙ですね。なんか、残酷な終わり方にも感じました。
しかし、地味な花散里をここまでクローズアップさせたユルスナールという作家はすごいですね。そして、それを紹介して下さったあいさんもすごいです。光る君へが終わっても、源氏物語関係の動画、楽しみにしています。
追伸です。「うた恋い。」4巻読破しました。今、「むかし・あけぼの」(上)を読んでいる途中です。とても面白いですが、長いですね。なかなか読み終わりません。電子書籍で購入したので、こんなに長いとは思いませんでした。でも、読んでいると楽しいので、苦になりません。則光と海松子の微妙な関係もとても面白いです。
こんにちは、こちらこそいつも素敵なコメントを書き込んでくださって本当にうれしく有難く思っています☺
そうですよね~、こんな女性いないですよねぇ!そこを掘り起こしたユルスナールはすごいと思いますし、あの残酷な結末も花散里には申し訳ないけど、個人的にはうならされたというか、フランス小説の醍醐味を見た感じがして気に入っています☺
「うた恋い。」や「むかし・あけぼの」読んでくださったんですね!嬉しいです😿「むかし・あけぼの」、長いんですよね~(笑)下巻まであるので大変かもしれませんが、枕草子についてもめっちゃ理解が深まるので、お辛くなければぜひ読破していただきたいです🥰
励ましの言葉、ありがとうございます。読破する気力が上がってきました。さすが、あいさん、やる気を上げるのが上手です。プロですね。
ご報告です。「むかし・あけぼの」(上)読破しました。(下)を読み始めたところです。冒頭の、火事で焼け出された下男をからかって女房たちの間で笑いのネタにしていた話、ちょっとどうなのかなあと思いました。彼女は、男はこういう面白みを理解できないと嘆いていましたが、当時の後宮では普通の感覚だったみたいですね。
@@soshuguma おぉ!おめでとうございます✨
仰っている箇所、私も同じように思いました。個人的には、当時の感覚でもヒドいって思った人はいるんじゃないかと思います。
清少納言のような(ちょっと意地悪な)頭のいい人って、人を傷つけることをしておきながら、それで相手が傷つくと「冗談も通じないのね」みたいな感じにしちゃうことって現代でもよくあると思います。変わらない人間の性というか…(笑)
(下)に入られたんですね!読破されますよう、応援しています🥰
何故、源氏は花散里に息子と玉鬘を預けたのかな~とボワンと思っていました。
こんにちはコメントありがとうございます🥰
穏やかで落ち着いた性格が子育てに最適だと思われたみたいですね✨
何でも言える相手と、何を言っても良い相手とは違いますよね
バカにしてますよね
何でも言える相手と、何を言っても良い相手とは違う、深いお言葉✨本当にその通りです😿
私の小説に感想ください
森鴎外はお疲れさまでした。鴎外の医学的な影響を論じられた方が居ましたが、ここは文学をメインテーマに掲げていますので、どうかなと思いました。鴎外の動画でしたので文語体で「斯くの如き主張は適切なる場所にて存分に論じられたし」と書き込もうと思いましたが、場が荒れるのが嫌なので止めました。あいさんも色々とたいへんですね。
「花散里」地味ですね~。読後感は大きなイベントが終わった後、ふと立ち止まって物思いにふけりながら遠くを見て「はぁ」ってな感じです。あいさんが言われる通り、物語中の箸休め、作者も読者も一休み、みんなで「はぁ」です。こういう気持ちにさせる紫式部ってマジで凄いですね。
ユルスナ-ルの花散里は源氏物語のファンとして、原作以外に色々な展開を齎してくれるので嬉しいです。さてその内容ですが積年の想いを遂げた花散里、でも最後のピースが埋められなかった。最後まで口惜しさが残ってしまったのか。これも定めと受け入れるのか。花散里の思いは如何に。そしてその最後のピース、時間が無くて埋められなかったのか。紛失してしまったのか。最初から無かったのか。色々考えると面白いです。
「光る君へ」も一条天皇が源氏の物語に興味を持って、新たな展開を迎えています。いよいよ紫式部の本領発揮ですね。紫式部頑張れ!って感じです。私にとってあいさんは日本文学の先生ですが、同時に源氏物語のファン、同好の士として捉えていますので、お互いに楽しみましょう。
こんにちは、お心を寄せて下さりありがとうございます😢そんな風に言って下さると、これからも自分の良いと思ったものを自分なりの解釈で頑張ってお届けしていこうと思えます。
さて、花散里ですが、本当にユルスナールの描く世界観に驚かされました。色々考えちゃいますよね…🤔
先生だなんてとんでもないですよ、ぜひ同好の士ということでこれからもよろしくお願いします🥰