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やはり、楽曲解説には「実際の音源」が必須ですね。レコード会社も、何でもかんでも「ダメ」と言うより、こうして原曲を使って解説や紹介をしてもらい、この曲を知らなかった若い人たちが「聴いてみよう」となれば、結果レコード会社の利益になるわけで、今回の日本クラウンさんのような賢いやり方がもっと広がるといいなと思いました。
1956年生まれ、高校2年生でした。私自身は神田川ヒット以前からかくや姫聞いていました。僕は「大学生になったら同棲してこんな恋がしたい」という憧れでしたよ!かぐや姫の良さは当時の他のフォーク歌手とは違い、何故か和を感じさせ、少しもの悲しいような歌でもものすごく救いがあるのです。ネガティブなものでも【ワビサビ】の利いたポジティブ思考に導いてくれるグループでした。2時間のステージでのMCは笑いっぱなし、そんな中で聞く「神田川」ではなぜか悲しくも苦しくもないのに、感動の涙が出てくるんですよ!
冷たいねって言ったのよ悲しいかいって聞いたのよ→この歌詞から彼女は彼に対して、「待たされて寒い」、「破局が悲しい」という想いを直接伝えたのではなく、彼の方から彼女の気持ちを察して言葉をかけたことがわかります。彼女は彼に嫌われないように自分の本音を隠しています。それに対して彼は彼女の隠された本音を体温や指先の震えなど、体の反応から察するしかなかった。なんとか彼女の気持ちを汲み取ろうとする彼の優しさは、彼女が嫌われないように隠した本音を暴いてしまう優しさでもある。それが彼女は怖かったのだと思います。似顔絵が似ていないという歌詞は、彼女が普段から本音を隠している(本当の自分を見せていない)からこそ似ていないように思えてしまうのかと思います。しかしわざわざ24色が強調されているのは、彼が12色では彼女のことを表現できないと感じ、彼女のことを正確に捉えようとしたからこそ倍の24色を用意したのだと思います。彼は彼なりに彼女のことを判ろうと努めています。そんな愛情のすれ違いを表現した曲なのかと感じます。
1番の歌詞について、男は女の長風呂に合わせるつもりで長風呂して、女は男の早風呂に合わせるつもりで早風呂して、互いに互いを気遣い合うが故にすれ違ってしまったということだと思います。
なるほど!!膝を打ちました!
「いつも」待たされてるみたいだしその解釈は少し違うような…
@@ドッシイ 一瞬そうかなと思いつつ、「ん? でも「いつも」って言ってるよな?」と思って書き込もうとしたら先に言われてました。これは、もちろん推測ですけれど、女の方は男に帰り道、抱きしめて欲しいために先にお風呂屋さんを出て外で待っていることになってしまったんだと思います。そう、歌詞の通りガタガタ震えていれば抱きしめてもらえると。だけどその震えは、「怖かった」に繋がってるんだと思います。
どの解釈も素晴らしい
喜多條忠さん自身が待たせた訳をテレビで語っていました。当時通っていた銭湯内で鯉が飼われており、喜多條さんが風呂上がりに鯉に餌をやりつつぼーっと過ごしていたため、いつも彼女を待たせていたそうです。おそらく当時の学生運動等の世相や若者特有の将来に対する漠然とした不安、などの想いに耽っていたのでしょう。彼女に対する甘えもあった(わざとドS行動をしてそれでも相手は愛してくれるか確かめる心理学でいう「試し行動」)。そういう想いを同棲相手に投影して「ただあなたの優しさが怖かった」に繋がるのではないかと。
かぐや姫って、三人それぞれが曲を作り歌えた、才能溢れたバンドでした。何となく日本版のCS&Nみたいに捉えています。
叙情的な歌詞がゆえに、解釈もいろいろ生まれ、それもまた名曲・名歌詞の所以かな。私は「指先見つめ」は、貧しくて暖房もなく、ひび割れやしもやけの指のことだと解釈しています。つまり「貧乏が悲しいかい?」という意味かと。また、「あなたのやさしさがこわかった」は、経済的困窮から気持ちも荒んでいき、この「やさしさ」がなくなってしまうのではと思うと、今のやさしさにこわさを感じるというか。また、経済的に成功しても、この「やさしさ」は変わらないままなのか。本当に短い中に深い歌詞です。
過去のことか、進行中のことか。過去形や、サビは振り返りであることを示しているけど、細部にわたる描写が鮮烈すぎて語り手に感情移入してしましますよね。べたになるけど、時空を超えさせてくれる。
こと当時は大学を卒業して就職する時に長い髪を切ってサラリーマンカットになってましたね。そして就職とともに同棲は終わるんですね〜、、、。カッコいい友達の兄ちゃんがただのサラリーマンになった姿をみて泣いてしまったわ。
「貴方は私の指先見つめ」の部分は、労働(家事)の末にひび割れた指のことだと思っていました。若い二人が親の反対を押し切り同棲したものの貧しい暮らしから抜け出すことができない。男の方は彼女の苦労などお構いなしに放蕩や政治活動を続けている。そんな男が「冷たいね」とか「悲しいかい」とどこか他人事のように、無神経に聞いてくる。だけど惚れているから嫌いにはなれないという描写。ふと「勝手な人だったけど今頃何してるんだろ?」と女性が思い出している歌なのかなと思っていました。
確かに「指先」ってことは献身的に家事をする女性を表現しているような気がしますただ、この話の男の方は、無神経なのではなく、申し訳なさを感じつつも何をしてやれば良いのか分からない不器用な男だと思ってます神田川リリースの8年後に生まれたペーペーですが、この男に大学時代の自分を重ね合わせて共感してるだけなのでご容赦ください
普段はハードロックやメタルが好きなんだけど、こういうフォークソングも切なくて、たまに聞きたくなる。ツェッペリンの天国への階段がたまに聞きたくなるのと似たような感覚です。
これ、同時代では無いけど、小学生の時に聞いて、哀しさが音だけで充分伝わっていたのが、凄い曲だと思う。
四畳半フォーク」って言われるジャンルの元祖ですな
「指さき見つめ…」は、啄木の「はたらけどはたらけど…」の本歌取りみたいな感じかと思っていました
喜多條の詞が締め切りに間に合わなくて、ギリギリで電話口で聞きながら書き留めたこうせつは、その場で一フレーズごとに自然とメロディーが浮かんで来たそうです。天才か。
神田川という楽曲は イントロ 歌詞 南こうせつの歌声 この3点が揃ってパッケージされて完成当時の空気感がこの歌には詰まっていて 一瞬であの当時にタイムスリップ出来る そんな楽曲だと思う
以前、朝日新聞で大きく取り上げられてました。女性の側からの思い出が語られていく歌詞の終わりで若かったあの頃何も怖くなかった。ただあなたの優しさが怖かった というのは突然、男の言葉になります。若かったあの頃、社会に異議申し立てするのは何も怖くなかったが学生運動で疲れ果てて、家に帰るとやさしい彼女がいて教員免許でもとって、教師になって彼女とひっそりと堅実な市民生活をおくる方がいいのかもしれないなと社会に対する激情が崩れ落ちそうになってしまう。信念を崩壊させてしまう彼女の優しさが怖かった。
南こうせつの高音が澄んでて、男声で女性側の気持ちを歌っても違和感出ないのが良いところ
実家がお寺なことも関係してるんでしょうねちなみに寺を継いだお兄さんも歌がうまいそうです
1971年生まれの早大卒の男です。神田川の舞台は都電荒川線の面影橋の近くのアパートと勝手に思い込んでいましたが、Googleマップで見てみるともっと東側かもしれないと思いました。僕は学生時代に江古田の風呂無しのアパートで半同棲をしていたので、銭湯を使うときに神田川の歌詞を話題にした良い思い出があります。それから、神田川を失恋の歌とするなら、さだまさしさんの「歳時記(ダイアリィ)」も勝るとも劣らず切ない響きがあります。ちなみにそのときの彼女は夕飯を食べ終えた今、RUclipsを見ながら高校生の娘と2人でバカ笑いをしております。
幸せだなぁ😊
@ コメントありがとうございます♪妻や義父母の支えがあって小さな幸せを守れています。
ほっこり😊
2番の歌詞突然「窓の下には神田川」というタイトルフレーズが出てくるところにグッと来る。寄る辺なき2人がつかのまの寂しさと快楽を求めた同棲生活など長く続くわけないとわかってる。そんなあなたのやさしさなど吹けば飛ぶよなかりそめのものだとわかっていたから「怖かった」のだと思う
この曲をはじめて聴いたのは小学生でしたが、何とも言えないもの悲しさが伝わってきました。あなたの優しさが怖かった・・・このささやかな幸せがずっと続いて欲しいけれども、壊れてしまうかもしれないという不安がいつもあった、という解釈をしていました。
平成になって木根尚登さんが「それでもいいと思ってた」出したとき、南こうせつさんに「完全にぼくらの側じゃん!」と言わせて坂崎幸之助さんも入って3人南こうせつの「楽屋姫」作った話好き。
アレンジはジャックスの木田高介。で、バイオリンはムーンライダーズの武川雅寛が演奏した。
70年代の歌謡曲とロックは乖離しているようで、結構密接に関わっていますね
めっちゃサブカル人脈で草
この曲のヒット要因の何割かはイントロのバイオリンの旋律にあると思うんですが、ここは木田高介のアレンジではなく、武川雅寛(くじらさん)の即興だった、と言うのはムーンライダーズファンには有名な話ですが、あまり知られてないのかな?
@@shodatak 即興だったってのは伝わってないですねぇ。
@@MrMinet333 やっぱり。「呼ばれて録音スタジオへ行ったけれど、アレンジ譜も何も届いてなくて、(他の演奏者?)誰も来ないので、即興でイントロなどを録音。当日の報酬だけ受け取って帰った」と武川氏が若い時に話しているのを聞きました。当然ながら彼はアレンジャー等としてはクレジットされてないので、当日の報酬以外には何も受け取ってないらしいです(笑)
70年代再評価の流れでも、かぐや姫は省かれてしまうことが多いので取り上げてもらえるのは嬉しいてすね‼️この曲が収録されたアルバム「かぐや姫 さあど」 は、ビートルズサウンドに影響を受けた感じの曲が多く見られ、まだ「四畳半フォーク」というレッテルを貼られる前の彼らの、ルーツが感じられる、本当にやりたかった音楽が聴けるのでオススメです‼️
なんとなくですが学生運動が急速にしぼんでいった時代の空気を感じる曲ですね。その後に出た1975年の「いちご白書をもう一度」なんかその典型ですが。
圧倒的にバタくさく日本的要素を排除したユーミンと日本的に徹底的にこだわった四畳半フォークで同じテーマを歌ってる。
かぐや姫って実はかなりすごい❤3人グループで3人とも楽曲も作りボーカルも担当し、それぞれに名曲を残しているこんなグループほかにない🎉
みのさんの解釈を借りて考えるなら指先を見て指輪がないことを悲しいかい?と気遣ってくれる人がいたら察しが良すぎてちょっと怖いと思ってしまう
今の若い人には想像できない歌詞の奥の意味解説ありがとうございます。今の歌の歌詞でこれほどの心に深く刺さる歌ってあるんでしょうか?歌詞の思いを利き手に訴えぶつける歌は多いけど聞き手が歌の叙情、叙景にぐっと引き込まれていく歌はあまりないように思います。かぐや姫は勝抜き歌謡選手権に出てきたのを覚えています何周目かで山口洋子さんが「ここはあなたたちが来るような場所じゃない」という批評をして当時中学生だった私は「なんで?」と不可解に思ったのを記憶しています。そのあとかぐや姫は出場しなくなりました。大人になって勝抜き歌謡選手権はレコード会社のプロモーション番組だったんだと理解できましたが。昭和のフォーク、ニューミュージックの歌い手がぽつりぽつりと去っていく昨今、録画してこうせつさんだけは聞こうと思います。(六十代男性)
素晴らしい解説でした
「あなたは私の指先見つめ「悲しいかい?」ってきいたのよ」・・・この一節に関するみのさんの解釈が素晴らしく、鳥肌が立ちました。また、自由恋愛・同棲の不安定さを踏まえて、「ただ、あなたの優しさが怖かった」というくだりに踏み込んだ解釈を加えていくところも興味深かったです。なお、これは余談になりますけれど、湯冷めさせるほど恋人を待たせたり、恋人の似顔絵を不器量に描いたりする男性のどこが「優しい」のか、とツッコミたくもなりますが(笑)、そうした皮相な解釈はともかくとして、時代背景を考慮すると、より深い解釈ができるんだなあ、と感動しました。
やさしさが怖かった=別れの予感と解釈していました。
優しさが怖かったと言うのは、それがなくなってしまう事を想像するとって意味だと自分は解釈しましたね。幸せはずっと続かない的な考え方なのかなと
その通りだと40年以上思ってます。
1962年生まれの昭和世代です。神田川の1973年は小学校6年生です。神田川がヒットして、父はふしだらな男女関係!、って不機嫌で母はそういう関係を頑張ってね!、と応援する感じでした。今回、神田川が紅白で歌われるとのことで少し調べてみました。そうしたら作詞者に関する読売新聞の記事が出て来て、「ただあなたの優しさが怖かった」は、男の側の発言だとあって驚きました。学生運動で大学の授業にも行かずにデモに明け暮れる自分を彼女はカレーライスを作って優しく待っていてくれる、その優しさに応えられない自分がふがいなかった、とありました。そうか、彼女の優しさが自分を留まらせてしまうようで、怖かった。彼女の愛の大きさも怖いし、それに安住してしまいそうな自分の弱さも怖い、もうみんな怖い。今の私は、怖いことからはひたすら逃げて、家族から馬鹿にされています。
若かったあの頃、のフレーズから既に破局して違う暮らしをする女性が過去を振り返る歌だと思ってます。
この後ユーミンのような全く違う音楽が出てくるんですよね😅。いや〜今聴いてもしみじみする曲です。
音楽の解説って、古文を紐解いてるような感覚に近くて楽しい!なんで女性の方が早くお風呂上がって待ってるんだろうて聞く度に疑問だったし、指先見て悲しいかい?て何でだろう、指先や爪がぼろぼろだったのかなそんな貧しい思いをさせて申し訳ないみたいな感じなのかなってめっちゃライトに考えてたから「結婚指輪」を聞いてぞわわわってした。こげな初心者にも分かりやすい話し方伝え方してくれてありがとうございます🙏
以前、横丁の風呂屋の横丁に住んでました。現在横丁の風呂屋はマンションになっています。確かに坂を下ると神田川がありました。
今年の紅白での「神田川」には注目しています。1973年の紅白では、かぐや姫はNHKからの「クレパス」を「クレヨン」に変えて歌うようにとの要請を断って出演を拒否しました。今回は何と歌うのか楽しみです。
"神田川"収録のアルバム「かぐや姫さあど」を中古レコードで買ったとき 特に記載ないのに180g重量盤だったのが妙に嬉しかった記憶
みのさんの解説、とても感銘を受けました。「その流れ」で、というのはあれなのですが、同じかぐや姫(と風)の「22才の別れ」の解説も是非よろしくお願いします。
「あなたの優しさが怖かった」についてバリバリに学生運動してた時の彼と比べて「今はとっても優しい」のが逆に怖いって解釈だと昔聞いたことがあったな。歌ってるこうせつさんも作詞の喜多条さんも団塊世代で学生運動については色々思うことがあったよね。きっと。もしかしたら参加してたかも。
風の22歳の別れってこれのアンサーソング的に連なってますよね
新大久保や阿佐ヶ谷の風呂無し四畳半アパートで人生の半分近い25年ほどを過ごしてきました。完全に昭和の環境でしたが、「神田川」などと違うのは私が独り身で同棲経験がなかったことです。なので四畳半フォークには余り共感できなかったりします。貧乏生活なのはともかく、同じ境遇の相手がいるのといないのではまったく違ってきますね。
そろそろ石川鷹彦の功績に触れて欲しいところ
“優しさがこわい”っていうのは、今 この状態でなくなる可能性から生じる。つまり幸せから生まれる幸福の揺らぎみたいな感情って、時代に関係なく恋愛してたら誰もが感じる感情なのではありませんか? 彼女は幸せな恋愛だったからディテールが鮮明に思い出せるんでしょうね。
歌い始めてから20年くらい後に、喜多条さん本人が語った言葉として 南こうせつが書いています。「彼も早稲田で学生運動をしていた。デモから下宿に帰ると、同棲していた彼女が何事もなかったかのようにカレーライスを作ってくれた。世間の騒ぎとは無縁の優しさに触れたら自分がダメになる。彼女の愛に埋没して目標が見えなくなる。それが恐ろしい。」これが歌詞の真実だというんです
「神田川」発売当時6歳でしたが、知っていたし歌っていたと思います。昭和のヒット曲って老若男女、みんな耳にしていたと思います。平成以降100万枚売れたと言われても聞いたことのない曲結構あります。「指先みつめ」が結婚指輪という解釈は目からうろこでした。ただやつれているだけだと思っていました。
叙情という単語でビビっと来て動画を開いてしまいました吉田拓郎好きですが叙情系ハードコアも好きです
イントロが(五小節目から)ビートルズのGirlのコード進行そのままですな?ちゃう?「22歳の別れ」にも何度も出てくる。マイナーのトニック→ドミナントの繰り返し
かぐや姫から風を結成した伊勢正三さん。1STは抒情派フォークですが段々とサウンド指向となり洗練されたシティポップを作り上げました。再評価されても良いと思っています。
10年くらい前のイルカのコンサートでの雨の物語の演奏、正やんギターとハモりが最高でした。
還暦の自分にとっては非常に面白く、今になって納得できる解説で楽しめました。
1973年自分が3歳くらいのとき親がかぐや姫とビートルズの赤盤が当時住んでいた6畳1間のアパートに日曜日の朝に鳴っていた。それが自分の最初の音楽体験でした。
山本コウタロー「岬めぐり」の解説も、いつかお願いします。
伊勢正三の「海風」にも触れてほしい。日本のフォークとロックの垣根を飛び越えた邦楽を語る上では絶対に無視出来ない最重要曲。
1973年・昭和48年、NHKで金曜日夜8時から時代劇「天下堂々」が放送されてました。篠田三郎、桃井かおり、石橋正次、当時の若手新人俳優がたくさん出てました。とてもおもしろくて家族みんなで笑いながら見ていました。劇中歌で、神田川がかかっていました。歌詞の24色のクレパス。。。という部分で、小学低学年の私でしたが、江戸時代に24色のクレパスなんかあったんやろか?と不思議に思っていたのでした。
『神田川』も良いけれど『赤ちょうちん』も好きですね。シングル盤のジャケットも良いですね。歌詞も良いですね。
「忘れたかしら」「怖かった」この曲は過去形で歌われています。彼氏であっただろう「あなた」は、その後どうなったのであろうか?それは生死であったり、会いたくても会えない身上であったり・・・時代は学生運動が終焉の頃、浅間山荘事件に象徴される時代背景を鑑みれば歌詞の内容が単なる同棲と男女の別れでは語り切れない「切なさ」とは異なる「重さ」を感じるのです。
ミノさんが神田川をよく理解して語っているのを見て聞いて そうだったんだなあ と感心 感動 している 63歳おじさんでした。 ありがとう。
フォークで思い出したけど、最近井上園子さんというシンガーソングライターを知ったのですが、狂おしい程最高なのでみのミュージックで対談とかして欲しいす。
@@diggingexpedition 井上苑子さんでは?
神田川を聴いたのは坊主頭の中学生でした。「わたしの体を抱いて」は風呂屋の前で抱きよせたと思っていました。中学生にはソコまでの想像ができなかったのですかね。みのさんの解説、新しい発見でした。ありがとうございます。
彼は彼女に気遣いをしてるけど、いつも風呂から遅れて出てきたり吞気に「冷たいね」と言ったり、自分のせいで彼女が冷たくなっていることに気付いていない鈍感さ上手に描いてといったけど、上手に描けなかったり…良い人なんだけど、自分の理想とは違うそのズレを彼女の方は気づき始めているから「あなたの優しさが怖かった」なんじゃないですかね?だからこそ三畳一間で指先見つめる=横並びになるしかないスペースなので互いに見えるのは顔でなく指先その生活を悲しいかいと訊く彼の優しさが怖いと
ヴァイオリンはムーンライダーズの武川雅寛さんですね
名曲解説シリーズ最高!
素晴らしい解説でした。以下、長文で失礼します。少し後の世代ですがミノさんも言ってた通り「同棲」という言葉は当時とても“いかがわしい行為”とされていて「き、君たちは不潔だ!」と世間から凶弾される行為で、つまり「同棲」とはよほど覚悟を決めないとできない事。という印象でした。おそらく、同棲へのプロセスとして「親の反対を押し切って駆け落ち同然で家を出た2人」という世間からも親族からも背を向けてまさに、針のムシロ状態。そんな中“あなただけ”がなぜか私に優しい、この関係が終わったらわたしにはもう心の拠り所がない。という『アナタの優しさがこわかった』なのかなと。
私も銭湯に通ったのでその風情は分かります。好きなのは2番の歌詞で、クレパスの似顔絵から、窓の下の神田川に突然移るところがいい。私はこの曲でギターのアルペジオを覚えました。Emで弾きやすい。だけどレコードと合わせると、なんか違う。原曲で聞こえる高音は何だろうと思っていて、後年アコギの専門誌で「神田川」のスコアを見つけたら、7カポのAmになっていて、なるほどと思いました。昔はアコギではなくて、フォークギターでした。
当時は、クレパスって商品名あるから紅白出れなかったんですよね
1973年当時NHKで金曜日夜8時からで放送されてた時代劇「天下堂々」の劇中歌で神田川かかっていましたよ。
クレパスと言えないなら出ない、とかぐや姫側から辞退したと聞いています
三部作とも当時映画化されていますが、神田川は草刈正雄が主演でしたね。学生運動に挫折した、革マル用語飛び交う人形劇サークルの話。当時は中核との仁義なき内ゲバが泥沼で、夏なのに窓もドアも閉めきって汗をかく森田童子と同じ不安感が漂っていました。個人的にはアップテンポの「赤ちょうちん」の方が、より貧乏じみていて好きです。
余談です→アレンジ木田高介の才能を感じます。河口湖でクルマが転落して木田さん他一名がなくなりました。葬儀に出席した五輪真弓氏は木田さんの奥様が号泣しているのを見て、「恋人よ」の歌詞を思い付いたそうです。え!皆んな知ってる事なの?
脱退した水橋春夫さんが一番音楽業界で成功した(横浜銀蝿プロデューサー)。木田さんは交通事故で亡くなり早川さんは本屋さん。バンドを維持するのは難しいですね。
ずっと、くだらないと考えていましたが、くだらないと感じるところに、歴史在りだったのですね
同じような内容の曲としては、布施明の「積木の部屋」(1974年)がありますね。これは、アレンジがゴージャスすぎますが、歌謡曲側のフォークシーンのテイストを取り込んだ曲だと解釈しています。これも名曲だと思います。
古い世代なんで「指先を見つめる」というフレーズは自動的に「働けど働けど・・じっと手を見る」の詩が思い出され、つまり同棲とは言いつつ消してパッピーな暮らしではなく生活苦が重くのしかかる現実に対し彼が「悲しいかい」って聞いたように感じていた。
アフター学生運動の歌だと思ってます。学生運動その後の心情を歌った歌。このような曲探せば70年代には結構あると思う。太田裕美「しあわせ未満」とかどうでしょう?80年代に入るとこういう曲はぱったりと無くなりますね。
うーむ、この辺の戦後昭和の根幹にミノさんのような若い世代が(俺からみれば)ごく客観的に講釈しているのを聴くととても新鮮に感じるなあ。吾輩は団塊より10くらい下の、昭和後期に新人類と呼ばれた口だけど、学年四つ上の兄貴がハマってよく聴いていた神田川。当時は田舎住まいのわしらでも自由恋愛云々というよりは、ここに描かれているのは、男の残酷さというか、それに対する贖罪という女々しい感じであって、決してそういう新時代を描いたイメージはなかったな。なにしろ風呂屋でさんざん待たせた挙句、冷たいね、って言うサイコパスっぷりとか、指先見つめ哀しいかい?って聴くセンスの無さとか、本当に酷い。どう考えても女は怒っていて恨んでいるんであり、愛する人をそんな目に遭わせるようなクズにはなりたく無いと思ったよね。赤提灯になるともう少し女は強くなっていて、完全に思い出として消化しているけれど、神田川は完全に恨み歌だと思っよね
すごい
とても面白かったです。できれば次はチューリップの心の旅と青春の影を取り上げてほしいです。
「優しさが怖かった」は内心同棲相手の男が本気じゃない(結婚する意思は無い)と薄々気づいてはいるのに、優しくされる度に別れを言い出す勇気がくじかれるから怖かった、という意味でしょもし暴力をふるうようなDV男なら綺麗さっぱりこっちから三行半を突きつけて別れられるのに・・というようするにもう女の方は冷め切ってて、別れを言い出すタイミングを見計らっている末期カップルの曲
この歌に出てくる女性の状況に関する考察として、いろいろ考えてみて何周か回った後「現在は別の人と結婚してそこそこ幸せな生活をしている主婦のノスタルジックな回想ではないか」と思ったりしています。裕福さ加減は別として歌の中の頃よりは安定した生活を送っている印象。GenXとしては自分より歳がずっと上の中高OBが歌ってた曲という印象なのですが、もう何年も、気がついたら口ずさんでいる名曲。今、若者や外国人から好きorおすすめの日本の曲を訊かれるとこの曲を1つとして挙げます。
ダンナが若いとき、面影橋の近くに住んでいて、安兵衛湯という銭湯に行ってたそうです。ある時二人でテレビ見てたらそこが「横丁の風呂屋」だということがわかってひっくり返ってました😊
面影橋からって名曲もありましたね。あそこも神田川だったんだぁ
@28日未明チャンネル-f5q そのテレビ番組の段階で旦那さんは亡くなっていたそうです。酔っ払って他のお客さんにも迷惑をかけてる客とべらんめー調で出禁にするとか、すごく男気のあるオジサンだったよ、と。味噌ラーメンのCMに出てた藤岡琢也さんと似てる方だったそうで、喜多條さんもその人に会ってたのかなと、この曲に接する度に想像を膨らませてます😄裏に甘泉園という公園があり、私も連れてってもらいました。面影橋は神田川にかかっている小さな橋でした。近くに同名の都電の駅もあります🙋
高石ともやさん亡くなってしまいましたね…悲しい限りです。格好良かったですからね。諸口あきらさんも少し前に亡くなってしまって、ショックでした。政治には抗えても歳には抗えませんね…
神田川はなんといってもコーラスが大好きだなあ
少し下の世代でバブル期にオールディーズとして聞いていた人間としては、70年安保の学生運動後の燃え尽き症候群で当時の若者にあった無力感を全面に出した曲、っていう認識です。当時髪の長い若い女性は家に守られたお嬢様感が強く、それに対して同棲とかできる活動的な女性というのは社会活動家に代表される様なアングラ系文化圏にいるのでショートカットが多い。また逆にそういう文化圏の男はジャケ写の様な長髪。風呂上がりの時間はそれが単純に反映されてる、って解釈してました。若い女性のスキンケアってのも今時な考え方であって、若いうちは風呂上がりには何もつけたく無い、的な考え方が当時は割と主流だった筈です。今考え直すと、男は一人になれる時間が欲しくて中々出てこない、女はそれを感じて…みたいな解釈もありかも。
ヒットした当時、汽車通学の高校生でしたが、汽車の中で周囲の女子高生たちが「ただあなたの優しさが怖かった」ってどういう意味だろう?と話し合っていた光景を思い出します。実際には「学生運動」と「同棲している彼女の優しさ」の間で平凡な小さな幸せに落ち着こうふと思う自分の心の揺らぎが怖かったという意味らしいです(若かった~から男女入れ替わります)でも僕はみのさんの解釈のほうが、しっくり来ます。
5:36 「トレモロの奏法でやっているのはマンドリンかな?もしかしたらギターかもしれない」 → 馬渕玄三が「この曲は歴史に残る名曲になる。これを出さなかったら日本クラウンは一生の恥をかくことになるぞ」と強力にシングルカットを推したため、『神田川』はフラット・マンドリンの演奏を追加したバージョンをレコーディングした上で改めてシングル盤として発売された。※ Wikipedia神田川 (曲)」より。
1973年発売。1970年に安田講堂陥落。おそらく、彼氏は夢追うセクト側の人間でそんな彼氏を彼女は愛した。けど、まともな仕事に彼氏はなかなか就けず、生活はままならず。荒れる生活の中で同棲生活は破綻する。あの頃のフォークには、やはり学生運動の敗退からの耽美や気怠さが漂っていると思います。
つかこうへい「初級革命講座 飛龍伝」すか?
@@金悟空-m1p安田講堂の事件は、69年1月です。
忙しい人の神田川あなたはもう神田川
神田川は黒人音楽が隠し味。かぐや姫フォエバーというアルバムのライブ演奏は秀逸で伊勢正三氏のエッジの効いたアコギのフレーズがサウンドを際立たせてる。後に風やソロとしてAORへ展開する兆候が感じられる。源流は黒人音楽。単なる叙情フォークではない。こうせつ氏の女心的な高音との対比も聴き所
日本のプロテスト・フォークの前に、金持ちのボンボン中心に流行って森山良子やマイク真木を生んだカレッジ・フォークの時代がありましたぜw個人的に一番秀逸だと思っているのは、2人の思い出と叙情を歌ってきて、不意にカメラがパンするように「窓の外の神田川」を差し込んでタイトル回収してしまうところと、「怖い」ぐらいの男の優しさを感じさせる具体的なエピソードがなく、「冷たいね」「悲しいね」のセリフしかないところですね。・・・DVダメ男とくっついて「優しいところもあるの」と力説する女の部類なのかも知れませんがwまた、似顔絵の部分については、ブサイクに描かれたとか下手くそとか言わずに「似てないの」と評しているのは、愛する二人が誰にも邪魔されずに暮らせて幸せなはずなのに、描かれた自分の顔が笑顔ではなく、やがて来る別れを暗示させるような悲しげな表情だったからなのではないかと、無駄に深読みしたりしてします。
イブの夜ひとり寂しくみのを観る
ヒットした当時小学校低学年だったけど、感覚的に「旅の宿」は好きだったけど「神田川」は好きになれんかったな。
下宿ではないけど、つげ義春が住んでいたアパートと感じが似ているような…
最後のパンチライン「若かったあのころ~、、、ただあなたの優しさが怖かった」の意味として、たしか以前のインタビュー番組で喜多条さんは「あそこだけ男目線」と言ってたと記憶してます。つまり、ずーっと女目線で語られながら、最後に男目線で(このまま優しさにほだされ家庭に収まるのが怖かった、だから彼女を捨てた)と言うある意味男のエゴが語られているのです。そうみるとちょっと違った味わいになりますよね。
やだ、泣いちゃった
首都高の護国寺下り口手前、神田川を通過する際、川沿いに昔の三畳半アパートらしきのがそのまま残っていますね。(違ってたらごめんなさい)死んだ親父もこんなとこに住んでたのかなぁと思った次第です。
売上自慢や、歌唱力演奏技術をドヤる動画が多い中で、こういう動画が評価されるのはいいよね。
見事な解説ありがとうございます。当方66歳リアル世代です。ただ一つ、吉田拓郎さんのルーツはフォークではなくR&Bです。ヒット曲でなくアルバムを聞くと理解できると思います。ご本人にフォークシンガーというとめちゃ叱られますすのでご注意を(私の実体験、笑笑)。
ルーツはR&B、おっしゃるとおりです。とは言っても第二のルーツはディランに代表されるフォークであり、広島フォーク村も作っているし、、、とも思います。
あの頃を思う郷愁 別れたあとの思いの歌 しみじみぃ そして神田川じたいは きちゃない川だったw そして「かぐや姫」解散後 「風」として伊勢正三ソロ そして彼の声の不調いったい何が まぁ想像するに留めている
紅白で南こうせつが「24色のクレパス」と歌ったとき少し言いよどんだんですよね。クレヨンって歌えって強制されて出場しなかった51年前。今回もクレヨンって歌えと言われたのだろうか。
これで紅白に南こうせつが出演するのを知りました。で、出演者リストで確認したらイルカも出るんだ〜って!南こうせつとイルカが一曲ずつなんて勿体無さすぎるよ!紅白のスタッフさん、南こうせつは神田川と妹、イルカはなごり雪といつか冷たい雨がを是非お願い!
紅白にフォーク歌手が3人 南こうせつ、イルカ、あいみょん・
昔テレビでこの歌詞の本人解説があったけど、「若かったあの頃」の部分だけは男目線だと解説があったこのままでいいんじゃないかと思ってしまうような気だるげな優しさを女性側が持っててそれが怖いという感じだったと思います
シンプルイズベストを体現する曲
7:07この解釈はちょっと違うかな1970年前後はアメリカのヒッピームーブメントの影響で、かなりの長髪に髭生やしてる若者(男)が結構いたから
「えっ、私の事描いてくれるの!嬉しい!! 綺麗に描いてね!」って言われてるのに 、「俺はさぁ こんな女の子が好きなんだよねぇ」って 似ても似つかないおそらくは自分の勝手な理想な女性像をしれっと描いてしまうこの男。 別れて正解だよ。
やはり、楽曲解説には「実際の音源」が必須ですね。レコード会社も、何でもかんでも「ダメ」と言うより、こうして原曲を使って解説や紹介をしてもらい、この曲を知らなかった若い人たちが「聴いてみよう」となれば、結果レコード会社の利益になるわけで、今回の日本クラウンさんのような賢いやり方がもっと広がるといいなと思いました。
1956年生まれ、高校2年生でした。私自身は神田川ヒット以前からかくや姫聞いていました。僕は「大学生になったら同棲してこんな恋がしたい」という憧れでしたよ!かぐや姫の良さは当時の他のフォーク歌手とは違い、何故か和を感じさせ、少しもの悲しいような歌でもものすごく救いがあるのです。ネガティブなものでも【ワビサビ】の利いたポジティブ思考に導いてくれるグループでした。
2時間のステージでのMCは笑いっぱなし、そんな中で聞く「神田川」ではなぜか悲しくも苦しくもないのに、感動の涙が出てくるんですよ!
冷たいねって言ったのよ
悲しいかいって聞いたのよ
→この歌詞から彼女は彼に対して、「待たされて寒い」、「破局が悲しい」という想いを直接伝えたのではなく、彼の方から彼女の気持ちを察して言葉をかけたことがわかります。
彼女は彼に嫌われないように自分の本音を隠しています。
それに対して彼は彼女の隠された本音を体温や指先の震えなど、体の反応から察するしかなかった。
なんとか彼女の気持ちを汲み取ろうとする彼の優しさは、彼女が嫌われないように隠した本音を暴いてしまう優しさでもある。
それが彼女は怖かったのだと思います。
似顔絵が似ていないという歌詞は、彼女が普段から本音を隠している(本当の自分を見せていない)からこそ似ていないように思えてしまうのかと思います。
しかしわざわざ24色が強調されているのは、彼が12色では彼女のことを表現できないと感じ、彼女のことを正確に捉えようとしたからこそ倍の24色を用意したのだと思います。
彼は彼なりに彼女のことを判ろうと努めています。
そんな愛情のすれ違いを表現した曲なのかと感じます。
1番の歌詞について、
男は女の長風呂に合わせるつもりで長風呂して、女は男の早風呂に合わせるつもりで早風呂して、
互いに互いを気遣い合うが故にすれ違ってしまったということだと思います。
なるほど!!
膝を打ちました!
「いつも」待たされてるみたいだしその解釈は少し違うような…
@@ドッシイ 一瞬そうかなと思いつつ、「ん? でも「いつも」って言ってるよな?」と思って書き込もうとしたら先に言われてました。
これは、もちろん推測ですけれど、女の方は男に帰り道、抱きしめて欲しいために先にお風呂屋さんを出て外で待っていることになってしまったんだと思います。そう、歌詞の通りガタガタ震えていれば抱きしめてもらえると。だけどその震えは、「怖かった」に繋がってるんだと思います。
どの解釈も素晴らしい
喜多條忠さん自身が待たせた訳をテレビで語っていました。当時通っていた銭湯内で鯉が飼われており、喜多條さんが風呂上がりに鯉に餌をやりつつぼーっと過ごしていたため、いつも彼女を待たせていたそうです。おそらく当時の学生運動等の世相や若者特有の将来に対する漠然とした不安、などの想いに耽っていたのでしょう。彼女に対する甘えもあった(わざとドS行動をしてそれでも相手は愛してくれるか確かめる心理学でいう「試し行動」)。そういう想いを同棲相手に投影して「ただあなたの優しさが怖かった」に繋がるのではないかと。
かぐや姫って、三人それぞれが曲を作り歌えた、才能溢れたバンドでした。何となく日本版のCS&Nみたいに捉えています。
叙情的な歌詞がゆえに、解釈もいろいろ生まれ、それもまた名曲・名歌詞の所以かな。私は「指先見つめ」は、貧しくて暖房もなく、ひび割れやしもやけの指のことだと解釈しています。つまり「貧乏が悲しいかい?」という意味かと。また、「あなたのやさしさがこわかった」は、経済的困窮から気持ちも荒んでいき、この「やさしさ」がなくなってしまうのではと思うと、今のやさしさにこわさを感じるというか。また、経済的に成功しても、この「やさしさ」は変わらないままなのか。本当に短い中に深い歌詞です。
過去のことか、進行中のことか。過去形や、サビは振り返りであることを示しているけど、細部にわたる描写が鮮烈すぎて語り手に感情移入してしましますよね。べたになるけど、時空を超えさせてくれる。
こと当時は大学を卒業して就職する時に長い髪を切ってサラリーマンカットになってましたね。
そして就職とともに同棲は終わるんですね〜、、、。
カッコいい友達の兄ちゃんがただのサラリーマンになった姿をみて泣いてしまったわ。
「貴方は私の指先見つめ」の部分は、労働(家事)の末にひび割れた指のことだと思っていました。
若い二人が親の反対を押し切り同棲したものの貧しい暮らしから抜け出すことができない。
男の方は彼女の苦労などお構いなしに放蕩や政治活動を続けている。
そんな男が「冷たいね」とか「悲しいかい」とどこか他人事のように、無神経に聞いてくる。だけど惚れているから嫌いにはなれないという描写。
ふと「勝手な人だったけど今頃何してるんだろ?」と女性が思い出している歌なのかなと思っていました。
確かに「指先」ってことは献身的に家事をする女性を表現しているような気がします
ただ、この話の男の方は、無神経なのではなく、申し訳なさを感じつつも何をしてやれば良いのか分からない不器用な男だと思ってます
神田川リリースの8年後に生まれたペーペーですが、この男に大学時代の自分を重ね合わせて共感してるだけなのでご容赦ください
普段はハードロックやメタルが好きなんだけど、こういうフォークソングも切なくて、たまに聞きたくなる。
ツェッペリンの天国への階段がたまに聞きたくなるのと似たような感覚です。
これ、同時代では無いけど、小学生の時に聞いて、哀しさが音だけで充分伝わっていたのが、凄い曲だと思う。
四畳半フォーク」って言われるジャンルの元祖ですな
「指さき見つめ…」は、啄木の「はたらけどはたらけど…」の本歌取りみたいな感じかと思っていました
喜多條の詞が締め切りに間に合わなくて、ギリギリで電話口で聞きながら書き留めたこうせつは、その場で一フレーズごとに自然とメロディーが浮かんで来たそうです。天才か。
神田川という楽曲は イントロ 歌詞 南こうせつの歌声 この3点が揃ってパッケージされて完成
当時の空気感がこの歌には詰まっていて 一瞬であの当時にタイムスリップ出来る そんな楽曲だと思う
以前、朝日新聞で大きく取り上げられてました。
女性の側からの思い出が語られていく歌詞の終わりで
若かったあの頃何も怖くなかった。ただあなたの優しさが怖かった というのは突然、男の言葉になります。
若かったあの頃、社会に異議申し立てするのは何も怖くなかったが
学生運動で疲れ果てて、家に帰るとやさしい彼女がいて
教員免許でもとって、教師になって彼女とひっそりと堅実な市民生活をおくる方が
いいのかもしれないなと社会に対する激情が崩れ落ちそうになってしまう。
信念を崩壊させてしまう彼女の優しさが怖かった。
南こうせつの高音が澄んでて、男声で女性側の気持ちを歌っても違和感出ないのが良いところ
実家がお寺なことも関係してるんでしょうね
ちなみに寺を継いだお兄さんも歌がうまいそうです
1971年生まれの早大卒の男です。
神田川の舞台は都電荒川線の面影橋の近くのアパートと勝手に思い込んでいましたが、Googleマップで見てみるともっと東側かもしれないと思いました。
僕は学生時代に江古田の風呂無しのアパートで半同棲をしていたので、銭湯を使うときに神田川の歌詞を話題にした良い思い出があります。
それから、神田川を失恋の歌とするなら、さだまさしさんの「歳時記(ダイアリィ)」も勝るとも劣らず切ない響きがあります。
ちなみにそのときの彼女は夕飯を食べ終えた今、RUclipsを見ながら高校生の娘と2人でバカ笑いをしております。
幸せだなぁ😊
@
コメントありがとうございます♪
妻や義父母の支えがあって小さな幸せを守れています。
ほっこり😊
2番の歌詞突然「窓の下には神田川」というタイトルフレーズが出てくるところにグッと来る。寄る辺なき2人がつかのまの寂しさと快楽を求めた同棲生活など長く続くわけないとわかってる。そんなあなたのやさしさなど吹けば飛ぶよなかりそめのものだとわかっていたから「怖かった」のだと思う
この曲をはじめて聴いたのは小学生でしたが、何とも言えないもの悲しさが伝わってきました。
あなたの優しさが怖かった・・・このささやかな幸せがずっと続いて欲しいけれども、壊れてしまうかもしれないという不安がいつもあった、という解釈をしていました。
平成になって木根尚登さんが「それでもいいと思ってた」出したとき、
南こうせつさんに「完全にぼくらの側じゃん!」と言わせて
坂崎幸之助さんも入って3人南こうせつの「楽屋姫」作った話好き。
アレンジはジャックスの木田高介。で、バイオリンはムーンライダーズの武川雅寛が演奏した。
70年代の歌謡曲とロックは乖離しているようで、結構密接に関わっていますね
めっちゃサブカル人脈で草
この曲のヒット要因の何割かはイントロのバイオリンの旋律にあると思うんですが、ここは木田高介のアレンジではなく、武川雅寛(くじらさん)の即興だった、と言うのはムーンライダーズファンには有名な話ですが、あまり知られてないのかな?
@@shodatak
即興だったってのは伝わってないですねぇ。
@@MrMinet333 やっぱり。「呼ばれて録音スタジオへ行ったけれど、アレンジ譜も何も届いてなくて、(他の演奏者?)誰も来ないので、即興でイントロなどを録音。当日の報酬だけ受け取って帰った」と武川氏が若い時に話しているのを聞きました。
当然ながら彼はアレンジャー等としてはクレジットされてないので、当日の報酬以外には何も受け取ってないらしいです(笑)
70年代再評価の流れでも、かぐや姫は省かれてしまうことが多いので
取り上げてもらえるのは嬉しいてすね‼️
この曲が収録されたアルバム「かぐや姫 さあど」 は、ビートルズサウンドに影響を受けた感じの曲が多く見られ、まだ「四畳半フォーク」というレッテルを貼られる前の彼らの、ルーツが感じられる、本当にやりたかった音楽が聴けるのでオススメです‼️
なんとなくですが学生運動が急速にしぼんでいった時代の空気を感じる曲ですね。
その後に出た1975年の「いちご白書をもう一度」なんかその典型ですが。
圧倒的にバタくさく日本的要素を排除したユーミンと
日本的に徹底的にこだわった四畳半フォークで同じテーマを歌ってる。
かぐや姫って実はかなりすごい❤
3人グループで3人とも楽曲も作りボーカルも担当し、それぞれに名曲を残している
こんなグループほかにない🎉
みのさんの解釈を借りて考えるなら
指先を見て指輪がないことを悲しいかい?と気遣ってくれる人がいたら察しが良すぎてちょっと怖いと思ってしまう
今の若い人には想像できない歌詞の奥の意味解説ありがとうございます。今の歌の歌詞でこれほどの心に深く刺さる歌ってあるんでしょうか?歌詞の思いを利き手に訴えぶつける歌は多いけど聞き手が歌の叙情、叙景にぐっと引き込まれていく歌はあまりないように思います。かぐや姫は勝抜き歌謡選手権に出てきたのを覚えています何周目かで山口洋子さんが「ここはあなたたちが来るような場所じゃない」という批評をして当時中学生だった私は「なんで?」と不可解に思ったのを記憶しています。そのあとかぐや姫は出場しなくなりました。大人になって勝抜き歌謡選手権はレコード会社のプロモーション番組だったんだと理解できましたが。昭和のフォーク、ニューミュージックの歌い手がぽつりぽつりと去っていく昨今、録画してこうせつさんだけは聞こうと思います。(六十代男性)
素晴らしい解説でした
「あなたは私の指先見つめ「悲しいかい?」ってきいたのよ」・・・この一節に関するみのさんの解釈が素晴らしく、鳥肌が立ちました。また、自由恋愛・同棲の不安定さを踏まえて、「ただ、あなたの優しさが怖かった」というくだりに踏み込んだ解釈を加えていくところも興味深かったです。なお、これは余談になりますけれど、湯冷めさせるほど恋人を待たせたり、恋人の似顔絵を不器量に描いたりする男性のどこが「優しい」のか、とツッコミたくもなりますが(笑)、そうした皮相な解釈はともかくとして、時代背景を考慮すると、より深い解釈ができるんだなあ、と感動しました。
やさしさが怖かった=別れの予感と解釈していました。
優しさが怖かったと言うのは、それがなくなってしまう事を想像するとって意味だと自分は解釈しましたね。幸せはずっと続かない的な考え方なのかなと
その通りだと40年以上思ってます。
1962年生まれの昭和世代です。神田川の1973年は小学校6年生です。神田川がヒットして、父はふしだらな男女関係!、って不機嫌で母はそういう関係を頑張ってね!、と応援する感じでした。
今回、神田川が紅白で歌われるとのことで少し調べてみました。そうしたら作詞者に関する読売新聞の記事が出て来て、「ただあなたの優しさが怖かった」は、男の側の発言だとあって驚きました。学生運動で大学の授業にも行かずにデモに明け暮れる自分を彼女はカレーライスを作って優しく待っていてくれる、その優しさに応えられない自分がふがいなかった、とありました。
そうか、彼女の優しさが自分を留まらせてしまうようで、怖かった。彼女の愛の大きさも怖いし、それに安住してしまいそうな自分の弱さも怖い、もうみんな怖い。
今の私は、怖いことからはひたすら逃げて、家族から馬鹿にされています。
若かったあの頃、のフレーズから既に破局して違う暮らしをする女性が過去を振り返る歌だと思ってます。
この後ユーミンのような全く違う音楽が出てくるんですよね😅。いや〜今聴いてもしみじみする曲です。
音楽の解説って、古文を紐解いてるような感覚に近くて楽しい!
なんで女性の方が早くお風呂上がって待ってるんだろうて聞く度に疑問だったし、指先見て悲しいかい?て何でだろう、指先や爪がぼろぼろだったのかなそんな貧しい思いをさせて申し訳ないみたいな感じなのかなってめっちゃライトに考えてたから「結婚指輪」を聞いてぞわわわってした。
こげな初心者にも分かりやすい話し方伝え方してくれてありがとうございます🙏
以前、横丁の風呂屋の横丁に住んでました。
現在横丁の風呂屋はマンションになっています。確かに坂を下ると神田川がありました。
今年の紅白での「神田川」には注目しています。1973年の紅白では、かぐや姫はNHKからの「クレパス」を「クレヨン」に変えて歌うようにとの要請を断って出演を拒否しました。今回は何と歌うのか楽しみです。
"神田川"収録のアルバム「かぐや姫さあど」を中古レコードで買ったとき 特に記載ないのに180g重量盤だったのが妙に嬉しかった記憶
みのさんの解説、とても感銘を受けました。
「その流れ」で、というのはあれなのですが、同じかぐや姫(と風)の「22才の別れ」の解説も是非よろしくお願いします。
「あなたの優しさが怖かった」について
バリバリに学生運動してた時の彼と比べて「今はとっても優しい」のが逆に怖い
って解釈だと昔聞いたことがあったな。
歌ってるこうせつさんも作詞の喜多条さんも団塊世代で学生運動については色々思うことがあったよね。きっと。もしかしたら参加してたかも。
風の22歳の別れってこれのアンサーソング的に連なってますよね
新大久保や阿佐ヶ谷の風呂無し四畳半アパートで人生の半分近い25年ほどを過ごしてきました。完全に昭和の環境でしたが、「神田川」などと違うのは私が独り身で同棲経験がなかったことです。なので四畳半フォークには余り共感できなかったりします。
貧乏生活なのはともかく、同じ境遇の相手がいるのといないのではまったく違ってきますね。
そろそろ石川鷹彦の功績に触れて欲しいところ
“優しさがこわい”っていうのは、今 この状態でなくなる可能性から生じる。つまり幸せから生まれる幸福の揺らぎみたいな感情って、時代に関係なく恋愛してたら誰もが感じる感情なのではありませんか? 彼女は幸せな恋愛だったからディテールが鮮明に思い出せるんでしょうね。
歌い始めてから20年くらい後に、喜多条さん本人が語った言葉として 南こうせつが書いています。
「彼も早稲田で学生運動をしていた。
デモから下宿に帰ると、同棲していた彼女が何事もなかったかのようにカレーライスを作ってくれた。
世間の騒ぎとは無縁の優しさに触れたら自分がダメになる。
彼女の愛に埋没して目標が見えなくなる。それが恐ろしい。」
これが歌詞の真実だというんです
「神田川」発売当時6歳でしたが、知っていたし歌っていたと思います。昭和のヒット曲って老若男女、みんな耳にしていたと思います。平成以降100万枚売れたと言われても聞いたことのない曲結構あります。「指先みつめ」が結婚指輪という解釈は目からうろこでした。ただやつれているだけだと思っていました。
叙情という単語でビビっと来て動画を開いてしまいました
吉田拓郎好きですが叙情系ハードコアも好きです
イントロが(五小節目から)ビートルズのGirlのコード進行そのままですな?ちゃう?
「22歳の別れ」にも何度も出てくる。
マイナーのトニック→ドミナントの繰り返し
かぐや姫から風を結成した伊勢正三さん。1STは抒情派フォークですが段々とサウンド指向となり洗練されたシティポップを作り上げました。再評価されても良いと思っています。
10年くらい前のイルカのコンサートでの雨の物語の演奏、正やんギターとハモりが最高でした。
還暦の自分にとっては非常に面白く、今になって納得できる解説で楽しめました。
1973年自分が3歳くらいのとき親がかぐや姫とビートルズの赤盤が当時住んでいた6畳1間のアパートに日曜日の朝に鳴っていた。それが自分の最初の音楽体験でした。
山本コウタロー「岬めぐり」の解説も、いつかお願いします。
伊勢正三の「海風」にも触れてほしい。
日本のフォークとロックの垣根を飛び越えた邦楽を語る上では絶対に無視出来ない最重要曲。
1973年・昭和48年、NHKで金曜日夜8時から時代劇
「天下堂々」が放送されてました。篠田三郎、桃井かおり、石橋正次、当時の若手新人俳優がたくさん出てました。とてもおもしろくて家族みんなで笑いながら見ていました。
劇中歌で、神田川がかかっていました。歌詞の24色のクレパス。。。という部分で、小学低学年の私でしたが、江戸時代に24色のクレパスなんかあったんやろか?と不思議に思っていたのでした。
『神田川』も良いけれど『赤ちょうちん』も好きですね。
シングル盤のジャケットも良いですね。
歌詞も良いですね。
「忘れたかしら」「怖かった」この曲は過去形で歌われています。彼氏であっただろう「あなた」は、その後どうなったのであろうか?それは生死であったり、会いたくても会えない身上であったり・・・時代は学生運動が終焉の頃、浅間山荘事件に象徴される時代背景を鑑みれば歌詞の内容が単なる同棲と男女の別れでは語り切れない「切なさ」とは異なる「重さ」を感じるのです。
ミノさんが神田川をよく理解して語っているのを見て聞いて そうだったんだなあ と感心 感動 している 63歳おじさんでした。 ありがとう。
フォークで思い出したけど、最近井上園子さんというシンガーソングライターを知ったのですが、狂おしい程最高なのでみのミュージックで対談とかして欲しいす。
@@diggingexpedition
井上苑子さんでは?
神田川を聴いたのは坊主頭の中学生でした。「わたしの体を抱いて」は風呂屋の前で抱きよせたと思っていました。
中学生にはソコまでの想像ができなかったのですかね。
みのさんの解説、新しい発見でした。ありがとうございます。
彼は彼女に気遣いをしてるけど、
いつも風呂から遅れて出てきたり吞気に「冷たいね」と言ったり、
自分のせいで彼女が冷たくなっていることに気付いていない鈍感さ
上手に描いてといったけど、上手に描けなかったり…
良い人なんだけど、自分の理想とは違う
そのズレを彼女の方は気づき始めているから
「あなたの優しさが怖かった」なんじゃないですかね?
だからこそ
三畳一間で指先見つめる=横並びになるしかないスペースなので互いに見えるのは顔でなく指先
その生活を悲しいかいと訊く彼の優しさが怖いと
ヴァイオリンはムーンライダーズの武川雅寛さんですね
名曲解説シリーズ最高!
素晴らしい解説でした。
以下、長文で失礼します。
少し後の世代ですがミノさんも言ってた通り「同棲」という言葉は当時とても“いかがわしい行為”とされていて「き、君たちは不潔だ!」と世間から凶弾される行為で、つまり「同棲」とはよほど覚悟を決めないとできない事。という印象でした。
おそらく、同棲へのプロセスとして「親の反対を押し切って駆け落ち同然で家を出た2人」という世間からも親族からも背を向けてまさに、針のムシロ状態。
そんな中“あなただけ”がなぜか私に優しい、この関係が終わったらわたしにはもう心の拠り所がない。という『アナタの優しさがこわかった』なのかなと。
私も銭湯に通ったのでその風情は分かります。好きなのは2番の歌詞で、クレパスの似顔絵から、窓の下の神田川に突然移るところがいい。私はこの曲でギターのアルペジオを覚えました。Emで弾きやすい。だけどレコードと合わせると、なんか違う。原曲で聞こえる高音は何だろうと思っていて、後年アコギの専門誌で「神田川」のスコアを見つけたら、7カポのAmになっていて、なるほどと思いました。昔はアコギではなくて、フォークギターでした。
当時は、クレパスって商品名あるから紅白出れなかったんですよね
1973年当時NHKで金曜日夜8時からで放送されてた時代劇「天下堂々」の劇中歌で神田川かかっていましたよ。
クレパスと言えないなら出ない、とかぐや姫側から辞退したと聞いています
三部作とも当時映画化されていますが、神田川は草刈正雄が主演でしたね。学生運動に挫折した、革マル用語飛び交う人形劇サークルの話。当時は中核との仁義なき内ゲバが泥沼で、夏なのに窓もドアも閉めきって汗をかく森田童子と同じ不安感が漂っていました。個人的にはアップテンポの「赤ちょうちん」の方が、より貧乏じみていて好きです。
余談です→アレンジ木田高介の才能を感じます。河口湖でクルマが転落して木田さん他一名がなくなりました。葬儀に出席した五輪真弓氏は木田さんの奥様が号泣しているのを見て、「恋人よ」の歌詞を思い付いたそうです。え!皆んな知ってる事なの?
脱退した水橋春夫さんが一番音楽業界で成功した(横浜銀蝿プロデューサー)。木田さんは交通事故で亡くなり早川さんは本屋さん。バンドを維持するのは難しいですね。
ずっと、くだらないと考えていましたが、くだらないと感じるところに、歴史在りだったのですね
同じような内容の曲としては、布施明の「積木の部屋」(1974年)がありますね。これは、アレンジがゴージャスすぎますが、歌謡曲側のフォークシーンのテイストを取り込んだ曲だと解釈しています。これも名曲だと思います。
古い世代なんで「指先を見つめる」というフレーズは自動的に「働けど働けど・・じっと手を見る」の詩が思い出され、つまり同棲とは言いつつ消してパッピーな暮らしではなく生活苦が重くのしかかる現実に対し彼が「悲しいかい」って聞いたように感じていた。
アフター学生運動の歌だと思ってます。学生運動その後の心情を歌った歌。このような曲探せば70年代には結構あると思う。太田裕美「しあわせ未満」とかどうでしょう?80年代に入るとこういう曲はぱったりと無くなりますね。
うーむ、この辺の戦後昭和の根幹にミノさんのような若い世代が(俺からみれば)ごく客観的に講釈しているのを聴くととても新鮮に感じるなあ。
吾輩は団塊より10くらい下の、昭和後期に新人類と呼ばれた口だけど、学年四つ上の兄貴がハマってよく聴いていた神田川。
当時は田舎住まいのわしらでも自由恋愛云々というよりは、ここに描かれているのは、男の残酷さというか、それに対する贖罪という女々しい感じであって、決してそういう新時代を描いたイメージはなかったな。
なにしろ風呂屋でさんざん待たせた挙句、冷たいね、って言うサイコパスっぷりとか、指先見つめ哀しいかい?って聴くセンスの無さとか、本当に酷い。どう考えても女は怒っていて恨んでいるんであり、愛する人をそんな目に遭わせるようなクズにはなりたく無いと思ったよね。
赤提灯になるともう少し女は強くなっていて、完全に思い出として消化しているけれど、神田川は完全に恨み歌だと思っよね
すごい
とても面白かったです。
できれば次はチューリップの心の旅と青春の影を取り上げてほしいです。
「優しさが怖かった」は内心同棲相手の男が本気じゃない(結婚する意思は無い)と薄々気づいてはいるのに、優しくされる度に別れを言い出す勇気がくじかれるから怖かった、という意味でしょ
もし暴力をふるうようなDV男なら綺麗さっぱりこっちから三行半を突きつけて別れられるのに・・という
ようするにもう女の方は冷め切ってて、別れを言い出すタイミングを見計らっている末期カップルの曲
この歌に出てくる女性の状況に関する考察として、いろいろ考えてみて何周か回った後「現在は別の人と結婚してそこそこ幸せな生活をしている主婦のノスタルジックな回想ではないか」と思ったりしています。裕福さ加減は別として歌の中の頃よりは安定した生活を送っている印象。
GenXとしては自分より歳がずっと上の中高OBが歌ってた曲という印象なのですが、もう何年も、気がついたら口ずさんでいる名曲。
今、若者や外国人から好きorおすすめの日本の曲を訊かれるとこの曲を1つとして挙げます。
ダンナが若いとき、面影橋の近くに住んでいて、安兵衛湯という銭湯に行ってたそうです。ある時二人でテレビ見てたらそこが「横丁の風呂屋」だということがわかってひっくり返ってました😊
面影橋からって名曲もありましたね。あそこも神田川だったんだぁ
@28日未明チャンネル-f5q そのテレビ番組の段階で旦那さんは亡くなっていたそうです。酔っ払って他のお客さんにも迷惑をかけてる客とべらんめー調で出禁にするとか、すごく男気のあるオジサンだったよ、と。味噌ラーメンのCMに出てた藤岡琢也さんと似てる方だったそうで、喜多條さんもその人に会ってたのかなと、この曲に接する度に想像を膨らませてます😄
裏に甘泉園という公園があり、私も連れてってもらいました。面影橋は神田川にかかっている小さな橋でした。近くに同名の都電の駅もあります🙋
高石ともやさん亡くなってしまいましたね…悲しい限りです。格好良かったですからね。諸口あきらさんも少し前に亡くなってしまって、ショックでした。政治には抗えても歳には抗えませんね…
神田川はなんといってもコーラスが大好きだなあ
少し下の世代でバブル期にオールディーズとして聞いていた人間としては、70年安保の学生運動後の燃え尽き症候群で当時の若者にあった無力感を全面に出した曲、っていう認識です。
当時髪の長い若い女性は家に守られたお嬢様感が強く、それに対して同棲とかできる活動的な女性というのは社会活動家に代表される様なアングラ系文化圏にいるのでショートカットが多い。また逆にそういう文化圏の男はジャケ写の様な長髪。風呂上がりの時間はそれが単純に反映されてる、って解釈してました。若い女性のスキンケアってのも今時な考え方であって、若いうちは風呂上がりには何もつけたく無い、的な考え方が当時は割と主流だった筈です。
今考え直すと、男は一人になれる時間が欲しくて中々出てこない、女はそれを感じて…みたいな解釈もありかも。
ヒットした当時、汽車通学の高校生でしたが、汽車の中で周囲の女子高生たちが「ただあなたの優しさが怖かった」ってどういう意味だろう?と話し合っていた光景を思い出します。実際には「学生運動」と「同棲している彼女の優しさ」の間で平凡な小さな幸せに落ち着こうふと思う自分の心の揺らぎが怖かったという意味らしいです(若かった~から男女入れ替わります)でも僕はみのさんの解釈のほうが、しっくり来ます。
5:36 「トレモロの奏法でやっているのはマンドリンかな?もしかしたらギターかもしれない」 → 馬渕玄三が「この曲は歴史に残る名曲になる。これを出さなかったら日本クラウンは一生の恥をかくことになるぞ」と強力にシングルカットを推したため、『神田川』はフラット・マンドリンの演奏を追加したバージョンをレコーディングした上で改めてシングル盤として発売された。※ Wikipedia神田川 (曲)」より。
1973年発売。
1970年に安田講堂陥落。
おそらく、彼氏は夢追うセクト側の人間でそんな彼氏を彼女は愛した。
けど、まともな仕事に彼氏はなかなか就けず、生活はままならず。
荒れる生活の中で同棲生活は破綻する。
あの頃のフォークには、やはり学生運動の敗退からの耽美や気怠さが漂っていると思います。
つかこうへい「初級革命講座 飛龍伝」すか?
@@金悟空-m1p安田講堂の事件は、69年1月です。
忙しい人の神田川
あなたはもう神田川
神田川は黒人音楽が隠し味。かぐや姫フォエバーというアルバムのライブ演奏は秀逸で伊勢正三氏のエッジの効いたアコギのフレーズがサウンドを際立たせてる。後に風やソロとしてAORへ展開する兆候が感じられる。源流は黒人音楽。単なる叙情フォークではない。こうせつ氏の女心的な高音との対比も聴き所
日本のプロテスト・フォークの前に、金持ちのボンボン中心に流行って森山良子やマイク真木を生んだカレッジ・フォークの時代がありましたぜw
個人的に一番秀逸だと思っているのは、2人の思い出と叙情を歌ってきて、不意にカメラがパンするように「窓の外の神田川」を差し込んでタイトル回収してしまうところと、「怖い」ぐらいの男の優しさを感じさせる具体的なエピソードがなく、「冷たいね」「悲しいね」のセリフしかないところですね。・・・DVダメ男とくっついて「優しいところもあるの」と力説する女の部類なのかも知れませんがw
また、似顔絵の部分については、ブサイクに描かれたとか下手くそとか言わずに「似てないの」と評しているのは、愛する二人が誰にも邪魔されずに暮らせて幸せなはずなのに、描かれた自分の顔が笑顔ではなく、やがて来る別れを暗示させるような悲しげな表情だったからなのではないかと、無駄に深読みしたりしてします。
イブの夜
ひとり寂しく
みのを観る
ヒットした当時小学校低学年だったけど、感覚的に「旅の宿」は好きだったけど「神田川」は好きになれんかったな。
下宿ではないけど、つげ義春が住んでいたアパートと感じが似ているような…
最後のパンチライン「若かったあのころ~、、、ただあなたの優しさが怖かった」の意味として、たしか以前のインタビュー番組で喜多条さんは「あそこだけ男目線」と言ってたと記憶してます。つまり、ずーっと女目線で語られながら、最後に男目線で(このまま優しさにほだされ家庭に収まるのが怖かった、だから彼女を捨てた)と言うある意味男のエゴが語られているのです。そうみるとちょっと違った味わいになりますよね。
やだ、泣いちゃった
首都高の護国寺下り口手前、神田川を通過する際、川沿いに昔の三畳半アパートらしきのがそのまま残っていますね。(違ってたらごめんなさい)死んだ親父もこんなとこに住んでたのかなぁと思った次第です。
売上自慢や、歌唱力演奏技術をドヤる動画が多い中で、こういう動画が評価されるのはいいよね。
見事な解説ありがとうございます。当方66歳リアル世代です。ただ一つ、吉田拓郎さんのルーツはフォークではなくR&Bです。ヒット曲でなくアルバムを聞くと理解できると思います。ご本人にフォークシンガーというとめちゃ叱られますすのでご注意を(私の実体験、笑笑)。
ルーツはR&B、おっしゃるとおりです。とは言っても第二のルーツはディランに代表されるフォークであり、広島フォーク村も作っているし、、、とも思います。
あの頃を思う郷愁 別れたあとの思いの歌 しみじみぃ そして神田川じたいは きちゃない川だったw そして「かぐや姫」解散後 「風」として伊勢正三ソロ そして彼の声の不調いったい何が まぁ想像するに留めている
紅白で南こうせつが「24色のクレパス」と歌ったとき少し言いよどんだんですよね。クレヨンって歌えって強制されて出場しなかった51年前。今回もクレヨンって歌えと言われたのだろうか。
これで紅白に南こうせつが出演するのを知りました。で、出演者リストで確認したらイルカも出るんだ〜って!南こうせつとイルカが一曲ずつなんて勿体無さすぎるよ!
紅白のスタッフさん、南こうせつは神田川と妹、イルカはなごり雪といつか冷たい雨がを是非お願い!
紅白にフォーク歌手が3人 南こうせつ、イルカ、あいみょん・
昔テレビでこの歌詞の本人解説があったけど、「若かったあの頃」の部分だけは男目線だと解説があった
このままでいいんじゃないかと思ってしまうような気だるげな優しさを女性側が持っててそれが怖いという感じだったと思います
シンプルイズベストを体現する曲
7:07
この解釈はちょっと違うかな
1970年前後はアメリカのヒッピームーブメントの影響で、かなりの長髪に髭生やしてる若者(男)が結構いたから
「えっ、私の事描いてくれるの!嬉しい!! 綺麗に描いてね!」って言われてるのに 、「俺はさぁ こんな女の子が好きなんだよねぇ」って 似ても似つかないおそらくは自分の勝手な理想な女性像をしれっと描いてしまうこの男。 別れて正解だよ。