【俳句さんぽ・第115回】花・桜〈四〉(春)季語の「花」は桜のこと🌸「桜」と「花」どう使い分けていますか?

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  • Опубликовано: 29 окт 2024

Комментарии • 7

  • @量子今野
    @量子今野 7 месяцев назад +5

    芭蕉と蕪村の桜と花 の使い方 持ち味の違い等勉強になりました背景の桜花の動画朗読にセンスが光り楽しいお花見になりました ありがとうございます

  • @An-On_Ym
    @An-On_Ym 6 месяцев назад +1

    桜と花の違いはなかなか難しいものなのですね。でもちこさんの解説で大分頭の中の片付けができてきたように感じます。有難うございました♪
    松尾芭蕉の
    「命二つの中に生きたる桜かな」
    は句の出来た背景を知らないと、庭にある桜の木がその家の者、例えば亡くなった老夫婦の生涯を見守っていたような、そんな景が浮かんでしんみりとしました。
    与謝蕪村の
    「花に遠く桜に近しよしの川」
    遠景を「花」、近景を具体的に「桜」として、よしの川からの視点で「花」と「桜」を言い分けている、この句は今後の作句の指針になります。有難うございました♪
    気の長き桜短き桜あり
    老櫻の咲き出づる夜に飛び発てり  桉音

    • @benikuzutobe
      @benikuzutobe 6 месяцев назад +1

      御句「気の長き桜短き桜あり 桉音」、これは私も強く共感します。同じ桜種の筈で隣り合っているのに咲き具合が随分違う情景をよく見ます。桜って本当に”人間っぽい”感じがする樹木ですねー。

    • @An-On_Ym
      @An-On_Ym 6 месяцев назад +1

      @@benikuzutobeさん 有難うございます。日当たりが良いか悪いかで咲き方も違ってくるそうですけど、これもちょっと人間の貧富の差に似てますね。

  • @benikuzutobe
    @benikuzutobe 6 месяцев назад +4

    こんにちは~。今回も素晴らしい朗読と深い鑑賞をありがとうございます。d(^-^)/
    (チャンネル登録者数も二千人の大台突破ですね。おめでとうございます。この調子でどんどん行きましょう~w)。
    「桜」と「花」の詠み分けですかー、俳句愛好者にとって今回は大変有用なテーマですね。『花は桜の事ながら全ての春の花一般でもあり、心の中に感じる春の華やかさが”花”なのである』という定義には深く共感します。即ち『肉眼で見た植物としての”桜”、心の目で見た華やかさの代表アイコンとしての”花”』なのですね。しか~し、実際に詠む段に於いては取り合せの相手とのバランスもあって、正しく詠み分けるのは中々難しい気がしますね。(^_^;) 私は個人的には『海光』の林誠司先生がブログで書いておられた、詩人の耳目・魂があって初めて読めるという「睡りても大音響の桜かな 角川春樹」のような句が詠めればなあと切望しているところです。
    ・(7:14)「木のもとに汁も膾も桜かな 松尾芭蕉」の句ですが、今の感覚で読むと「あー普通の花見の情景だな」と思ってしまいますが、芭蕉以前の時代は雪月花なる三大季語の一つ「桜」を汁だの膾だのといった卑語・俗語と取合わせること自体が和歌や本来の連歌の雅さを尊ぶをモットーとする側から見るとあり得ないことで、これは「軽み」を前面に押し立てての”俳諧の連歌”側からの一種攻撃的な句でもあるわけですよねw。そういう背景にも思いを寄せると中々味わい深い句ですね。
    ・(10:23)「花に遠く桜に近しよしの川 与謝蕪村」の句ですが、これが今回一番印象に残る句ですねー。うーん花と桜の季重なりもやってしまいますか俳人という人種はw。情景は首記の本意の違い通りに詠まれた一種素直な句だとは思いますが、やっぱりいざ自分で詠むとなると難しいですね。というより花と桜の季重なりで一句詠んでみようという発想も起こらないというのが正直な感想ですw。
    因みにこの句、図らずも直近の日曜(2024/3/31)朝の『NHK俳句』で組長(俳人夏井いつき氏)が述べられていた『季重なりを成功させる3つの型』の3つ目にあたるわけで、一番難しい形なのですよね~w。
    憂ひさせ焦らせて今日の桜かな 紅屑φ(- - )

    • @An-On_Ym
      @An-On_Ym 6 месяцев назад +1

      紅屑さん 松尾芭蕉の「汁も膾も桜」の句の解釈、「『軽み』を前面に押し立てての”俳諧の連歌”側からの一種攻撃的な句」は痛快でした。そうなんですね。今なら汁や膾でなくて缶ビールやカップラーメンといったところでしょうか。優雅な桜と対照をなす “取り合わせ” で皮肉っているんですね。ヒニ句かな。😁
      「憂ひさせ焦らせて今日の桜かな」
      今年の桜はなんだか遅かったみたいですね。少なくとも今父が暮らしている所では長いこと待たされたと思ったら、突然ポップコーンが吹き出すみたいに爆咲きして。御句でもそういうことを仰っているように思えました。

    • @benikuzutobe
      @benikuzutobe 6 месяцев назад +1

      @@An-On_Ym さん、コメントありがとうございます。
      当地大阪でも今年は随分桜の開花を待たされた感じです。そして一旦咲くともう数日で散る頃を想像し始めて、惜しむ心で一杯にさせられる、桜というのは何という”煩わしい特別な花”なのでしょうね~w。