【俳句さんぽ・第114回】春雷(春)季語と生活。季語とひとの心情と古語の本質以上の奥深さを知る!

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  • Опубликовано: 29 окт 2024
  • 俳句上達への道。俳句さんぽ、ちこと申します。
    名句秀句を読む(朗読する)鑑賞する(味わう、学ぶ)
    今回は「春雷、春の雷」(春の季語)を詠んだ句をご紹介いたします。
    先人の名句秀句には感動と学びが詰まっています。
    良かったらチャンネル登録、高評価もよろしくお願いいたします。
    参考資料
    編者 講談社 日本大歳時記 座右版
       角川春樹 合本現代俳句歳時記
    監修 大野林火 入門俳句歳時記
    編著者 山本健吉 鑑賞俳句歳時記
    著者 山本健吉 定本現代俳句
       正木ゆう子 一句悠々
    監修者 飯田龍太
        稲畑汀子
        森澄雄  名句鑑賞辞典
    編者 飯田龍太、大岡伸、大谷篤蔵、尾形仂、川崎展宏、三好行雄
       森川昭、山下一海  日本名句集成
       藤英樹 俳句500年 名句をよむ
    #俳句#俳句さんぽ#俳句鑑賞#俳句朗読#春雷#春の雷
    #福田甲子雄#石田波郷#島村元#藤田湘子#細見綾子

Комментарии • 6

  • @An-On_Ym
    @An-On_Ym 6 месяцев назад +2

    また興味深い俳句を紹介してくださって有難うございました。
    その中でやはり一番難解だったのが
    「掌中に乳房あるごと春雷す」 藤田湘子
    でした。(6:16-6:43)での夏と春の雷の違いの説明までが景の世界、その優しい音が「掌の中にある乳房のようだ」と例えているところからが詩の独創的な世界なのだろうと思いました。
    ちこさんの句意の鑑賞には全くもって脱帽です。女性側からの視点というのがすごいアイディアでした。有難うございました。私は空の大気にある雨雲が揺らぎ轟く重たさを感覚的又は官能的に「掌中の乳房」で象徴したのでは、ぐらいでしたので。😅
    一方それと並列させた細見綾子の句では、
    官能的に「春雷や乳房の上の夜の厚み」とはせずに
    「春雷や胸の上なる夜の厚み」 
    と「胸」で詠んでいるのが、のしかかる内心の葛藤や不穏な予感のようなものと春雷の柔らかな轟きが重なっているように思われました。
    夢を超へ春雷来たる帰郷の夜 桉音

    • @benikuzutobe
      @benikuzutobe 6 месяцев назад

      桉音さん、こんにちは~。藤田湘子の句はやはり独創性が素晴らしいですね。そして、また逆に作者が「乳房」というもののイメージを普段どう捉えているかも図らずも分かる感じがして、これも何か面白いですねw。
      御句では、”帰郷で思わぬ慶事に遭遇して眠れない作者”のような情景が想像されて、明るい余韻が残りました。

  • @benikuzutobe
    @benikuzutobe 7 месяцев назад +2

    こんにちは~、今回も素晴らしい朗読と鑑賞をありがとうございます。 d(^-^)/
    「春雷」ですかー、巨大な積乱雲の姿と轟音を伴う烈しい夏の雷鳴と違って、ちょっと控えめというか、その替わり人の心の隙間に入って愁いのスイッチをオンにしてしまう有機体的な力を持つかのような、そんなイメージがありますねー。
    私の故郷の北陸では「鰤起し」などという冬の雷が結構頻繁に起こり、生活との繋がりも強い感じなので「春雷」への思い入れはあまり強くない土地柄なので、今回動画は逆に勉強になりました。
    あ、あと関連季語の「初雷」の傍題「虫だしの雷(むしだしのかみなり)」は9音ということで、”長い季語・短い季語蒐集マニア” の私にとって蒐集対象季語でありますw。
    ・(4:21)「春雷や蒲団の上の旅衣 島村元」の句ですが、いやこれは何という”軽み”を感じさせてくれる句でしょうか。しかし情景の映像は鮮明に立ってくる感じがしますね。うーん作者名を隠して当句を読まれたら思わず「芭蕉の句ですか」と言ってしまいそうな句趣ですねー。ちこさんの鑑賞にあった虚子の評論の通り、平易な語の羅列のみでちゃんと余韻が残る秀句と成しているのは流石だと思いますね。ちこさんの「こういう句を目指したいものだ」という気持ちにも共感する所大ですねー。
    ・(6:00)「掌中に乳房あるごと春雷す 藤田湘子」の句ですが、今回一番気に成ったのはやはりこの句ですねw。はあー、名著『20週俳句入門』の作者はこういう句も詠んでいたのですね~。ただ内面に秘めた感情を押し殺して自らの動作を客観的に描写しているという点で、有名な「愛されずして沖遠く泳ぐなり 藤田湘子」の句と類似性がある感じもしますね。しかし揚句、何とも妖しく艶っぽい雰囲気に満ちていて、耳を澄ませばくぐもった喘ぎ声が聞こえて来るかに感じてしまうのは私だけでしょうかねーw。(^_^;)
    でも読み手にそれだけの心の動揺を起こさせるのですからやはり秀句という事なのでしょうね。ちこさんの女性目線での鑑賞も大変新鮮に感じられ、勉強になりました。
    初雷やジェッディン・デデン早や遠く 紅屑φ(- - )

    • @An-On_Ym
      @An-On_Ym 6 месяцев назад +1

      紅屑さん (いつものように)また詳しい解説を興味深く拝読しました。春雷についての「人の心の隙間に入って愁いのスイッチをオンにしてしまう有機体的な力を持つ」という描写はすごい感性だと思います。春という季節感がそうさせるのでしょうか。
      ”長い季語・短い季語蒐集マニア” でいらっしゃるとか。いつか「ゆる言語学ラジオ」で、17音を遥かに超える季語の紹介があったような覚えがあります。そんなのは自由律俳句ならまだしも到底定型俳句には使えませんね。🧠の覚えが悪いもので、どういう季語だったか忘れてしまってますけど… 😅
      「初雷やジェッディン・デデン早や遠く」
      ジェッディン・デデンは、👀ググりました。トルコ語なんですね。あのトルコ行進曲のオリジナルというところでしょうか。威勢のいい面白い曲でした。トルコ語のちょっとくぐもったような発音と初の遠雷が何となく似通ってますね。

    • @benikuzutobe
      @benikuzutobe 6 месяцев назад

      @@An-On_Ym さん、コメントありがとうございます。
      ネット上のnoteに『短い季語・長い季語』を掲載しておりますので宜しかったら御笑覧下さい。

    • @benikuzutobe
      @benikuzutobe 6 месяцев назад

      @@An-On_Ym さん、コメントありがとうございます。
      『n〇t△』(〇はo、△はe。ノート)に『短い季語・長い季語』を記載しておりますので宜しかったら御笑覧下さいませ。