老後にかかる医療費と高額療養費制度について
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- Опубликовано: 12 сен 2020
- 今回は、内閣官房が公表している調査データーを使って、老後にかかる医療費の実態や世代別の病院訪問頻度、及び治療費が高額になった時の高額療養費制度についてお話したいと思います。
1.年齢別の医療費の実態
全体的には、年齢が上がるとともに医療費は急激に上がっていますが、自己負担額はそれほど急激に増えていません。
金額で見ると、老後に自己負担で払う医療費は、だいたい年間7万円から8万円程度です。
また国に納める保険料は若い世代が多くて年間で約30万円程度、シニア世代は7万円から3万円程度という感じになっています。
なお医療費の自己負担率は、69歳までは3割負担ですが、70歳からは2割負担に下がり、さらに75歳からは1割負担になります。
*但し70歳以上でも、収入が現役並みに高い人は3割負担という事になっています。
2.老後に払う医療費の累計額
65歳以降にかかる医療費の累計額を計算しますと、例えば、65歳から69歳までの5年間にかかる医療費は、累計で44万円
65歳から84歳までだと148万円、65歳から99までだと272万円ですね。
つまり老後の医療費は、これぐらいかかるんだということですね。
3.年齢別の病院訪問頻度
年齢が上がるにつれて訪問回数が増えるのは当然ですが、一番多いのが80代前半で年間で約36回、逆に一番少ないのが20代前半で、年間で約6回、その差はなんと6倍ということになります。
年齢が上がれば、そのくらい病院に行く回数が増えんだということを知っておくことは大事かと思います。
4.老後の高額療養費制度
人によってはある日突然、手術や入院などをして高額な医療費がかかってしまうことがあります。
しかし、この「高額療養費制度」があるので、最終的に自己負担で払う金額は高額にはなりません。
つまり、高額療養費制度と言うのは、月の医療費がある一定額以上になるとお金が戻ってくる制度という事なんですね。
ある一定額というのは、一律ではなく、年齢と所得によって違っています。
例えば70歳未満の人で、年収が約370~約770万円の場合、手術で100万円かかったとしても、最終的な自己負担額は、約9万円ということになります。
なお入院時の食事代や差額ベッド代などは医療保険の適用外のため、全額自己負担になりますので注意してください。
#老後 #医療費 #高額療養費制度
いつもとても解りやすく丁寧なご説明で、繰り返し見ては勉強させて頂いております。
有益な動画配信を有難うございます。
きらら&もね様 そのように言っていただけるのが何よりもありがたいです。私自身、自分で動画を作っているにもかかわらず、作った内容をよく忘れてしまうので、自分の動画を何度も見て思い出すようにしています(^^;)。コメントありがとうございました。
同じ月で、病院を転院して入院した場合、先に入院していた病院ですでに、限度額に達していると思うのですが、2番目に転院した病院でも、支払いはするのでしょうか?限度額証明書は、もう提出してあります。別の病院に転院の準備をしているところなのですが、教えていただけますか?
桜じゅんさま 月の途中で転院した場合、 窓口での自己負担は医療機関ごとの計算になります。それぞれの医療機関で自己負担限度額までのお支払となります。
質問です。高額療養費制度の申請は
退院後の申請しかできませんか?
Otoko Umeさま こんにちは。事前に申請する場合は、ご自身が加入している保険(健康保険組合や国民健康保険など)に「限度額適用認定証」という申請をすればOKです。病院の窓口での支払を自己負担限度額までにとどめることができます。よろしくお願いいたします。
図解で学ぶお金の知識 さま
有難う御座います。
高額療養費制度を利用できるのは医療費のみで
その他にかかる、ベット代や病院食代等は
結局、自己負担ですよね。
おっしゃる通りです♪