【民俗学(異類婚姻譚)】ある種類の昔話に共通する未解決ミステリーを紐解く【ゆっくり解説】
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- Опубликовано: 21 июн 2024
- 鶴の恩返しなど異類婚姻譚と呼ばれる昔話には、
ある共通点が見られる。
そもそも、異類婚姻譚について起源は、
・「祭式の場における巫女の神憑りに起源を求める説」
・「異類である神と人間の結婚により、神の子が人間界にもたらされ、一族の祖となる始祖伝説が原話であるとする説」
など判然としていない。
では、なぜ同じような共通点が見られるのか?
ここからは動画のネタバレとなるため注意して読んで下さい。
異類婚姻譚はなぜ、破綻するのかということに対して学者達は様々な視点から切り口を当てて紐解こうとしてますが、未だ定説はないようです。
と言うことで、未解決ミステリーとさせていただきました。
我々の祖先は世界をどう捉えて、昔話と神話の中に落としこんでいったのだろうか…
そこには視座を変えれば無数の答えがあるようです。
さて、皆さんはどう考えますか?
この動画の内容も1つの回答にすぎません。
ではでは、改めて
ようこそ昔話と神話を通じて人々が見ていた世界へ
#歴史
#民族学
#異類婚姻譚
#ゆっくり解説
◆参考文献◆
小澤 俊夫(1994):『昔話のコスモロジー』, 株式会社講談社.
関 敬吾(1978):『日本昔話大成 第2巻』, 角川書店.
桜井 徳太郎(1996):『昔話の民俗学』, 株式会社講談社.
吉野 裕子(1979):『蛇 日本の蛇信仰』, 財団法人法政大学出版局.
川森 博司(2000):『日本昔話の構造と語り手』,大阪大学出版会.
三浦 佑之(2002):『口語訳 古事記 完全版』,株式会社 文藝出版
★関連★
京極 夏彦(2003):「陰摩羅鬼の瑕」,講談社
●素材一覧
■音源一覧
・ベラドンナ
dova-s.jp/bgm/play4463.html
・motionelements使用可能な音楽のみ
復活ありがとう😊
今回も非常に丁寧な解説・編集で見入ってしまいました。
境界が大きなテーマとして取り上げられていましたが、学生時代に我が国では古代より辻や坂に橋、山と里の境目などあちらとこちらを分ける境界において祭祀が行われていたことを匂わす物が出土する事があると聞いた覚えがあります。
この動画で境界という概念が洋の東西、また国毎にどう変化するのか興味が湧きました。
いつか動画で取り上げて下さらないかなぁ~と不躾ながら期待しつつ次の動画も楽しみにしております。
ありがとうございます!!!
大変励みになります。
境界はいつか扱ってみたいテーマの一つですので、その際、他国についても触れれたらやってみますね!
(自国以外あんまり詳しくないので、期待には応えられないかもしれないですが……)