下絵付け:器ができるまで 2/6|源右衛門窯

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  • Опубликовано: 5 фев 2025
  • 天日で乾され、素焼きをへた器は、下絵付け師の手に渡されます。まず最初は仲立紙を使った「型打ち」から「筋引き」へ。つづいて「染付け描き」に入ります。使用するのは細筆一本。呉須を含んだ細い筆が走り、章魚唐草や梅文様が鮮かに姿を現わします。線描きのあとは「染付濃(そめつけだみ)」にうつります。ひとにぎり半はあろうかという太い濃み筆に、たっぷりと呉須を含ませ、スポイトの要領で絞り出しながら地を塗りつぶします。筆先の素材は鹿の尾の長毛。呉須が流れ出ないように、しかも濃み足を長く引かねばならず、繊細でいて思い切りよさが要求されます。
    有田では昔から濃みは、ムラなく濃むのを最上としてきました。しかし、あえて濃みムラを生かすことで、源右衛門窯独自の現代的で生き生きした感覚の濃みを創り出しています。

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