愛・地球博記念公園からくりモニュメント『日本の塔・月』(愛知県長久手市)[設備からくり183−001]
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- Опубликовано: 11 фев 2025
- 【設備からくり日記183-001】
2021年5月撮影
愛・地球博記念公園モリコロパークにあるからくり時計です。夢童由里子氏の作品です。
愛・地球博記念公園『日本の搭-月-』
設置場所:〒480-1342 愛知県長久手市茨ケ廻間 愛・地球博記念公園内
演出時間:11時12時13時14時15時
所要時間:約5分30秒
設置年:2005年
時計メーカー:SEIKO
制作:夢童アート
人形制作:夢童由里子
音楽:東儀秀樹
形状:野外/自立
○見学・撮影○
名古屋中心から公共交通機関を使うと約1時間の所にある愛知県長久手市の愛・地球博記念公園モリコロパークの西側駐車場の近くにあります。大きな作品なので直ぐ目につくと思います。
撮影に関してはこの動画の時も同様に、休日や夏冬休みは子供が多く時計の前をチョロチョロしているので、撮影を目的としているのであれば平日をオススメします。また、横に噴水があるためその音が入ってしまいますので予めご了承してください。
○からくり○
月-生命の神秘
風神・雷神-自然への経緯
歯車-文明の道標
日本の光と、風と、水をあらわし、悠久の時のながれを伝えるこの塔は、月の形で象徴された過去から未来への渡し舟。天空に舞う童子達が、希望、優しさ、凛々しさを、そして、北を指す大地の矢が前進する勇気を示します。
歴史、伝統、文化は、自然と共に生きることで培われ、自然の叡智を学ぶことで、豊かな明日ヘの夢をはぐくみます。
塔全体の形は三日月を基本に、愛知の英頭文字の「A」を表し、自然と人間との共生をテーマに、ステンレスと黒大理石を組み合わせた高さ10メートルの塔です。
自然の象徴として風神・雷神像、小窓には、人間の営みを表す3体の童子たち。歯車を回し、踊りながら面をかぶる「からくり」があり、風神も口から風を吹くような仕草で左右に動きます。
毎正時、雅楽師/東儀秀樹氏の作曲・演奏による、オリジナル曲に合わせ、5分30秒の"演技"を披露します。
また本モニュメントは万博終了後も、公園施設として唯一、残ることが決定しています。大阪万博「太陽の塔」と同じく、いつまでも多くの方に愛されることを願って、製作しました。
デザイン主旨
・三日月の上半分を基本にデザインされ、こいの池水面に映ることで三日月となって見える。月は人間にとって、満潮時に生命の誕生など「命の神秘」を現す。
・全体の形は、愛知県の英頭文字の「A」とし、正倉院御物の古楽器"箜篌"(くご)日本古来の刀剣のフォルムにも似通う。
・風神・雷神の童子像は自然への畏怖、歯車は文化、文明の道標を現す。
・外部彫像『天上の神』と内部人形『地上の人間』の融合をイメージさせることで幻想的な世界を創出。
・作者の作品テーマである「和洋共生」を基本とし、幾何学的金属オブジェで「未来」を、風神、雷神、人形で「伝統」を表現し、さらにそれらの「共生」を演出。博覧会テーマ「自然の叡智」を未来へ託すことをイメージさせる。
夢童アートHPより mudou-art.com/f...
現在は風神の作動は停止されています。
万博当時は9時30分〜21時30分までの30分ごとに作動していました。
○周辺情報○
愛・地球博記念公園の記念館には玉屋庄兵衛の作品『唐子指南車』があります。
また現在モリコロパーク内にはジブリパークの建設が進められています。2022年秋開園予定。
○コメント○
からくり人形の規模はそこまで大きくはありませんが、万博という大舞台で展示されたのもあり、とても細かいところまで考えられて制作された事が伝わってくるほどの高い完成度の作品の様に思えます。また音楽がとても素晴らしいです。
モリコロパークに行かれる際は是非ご覧ください!
#愛・地球博 #からくり時計 #夢童由里子 #モリコロパーク