昭和のSL【東北編】 米坂線 9600

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  • Опубликовано: 20 авг 2024
  • 昭和40年代、全国で活躍していた現役蒸気機関車。
    貴重な8mフィルム映像をデジタル処理、音声は同時録音のステレオで、
    全国地域別・線区別に再編集いたしました。
    米坂線 ① 手ノ子⇒宇津峠 9600牽引 下り貨物列車
    SLブームも終盤に近付いてきた昭和47年1月、9600だけが走る米坂線を訪ねました。
    この時代、米坂線はSL天国で、旅客列車も貨物列車も蒸気機関車です。
    ここでは手ノ子駅から約700m宇津峠よりで、9600牽引の貨物列車を撮影しました。
    機関士が我々を見つけたのか、ドレーンのサービスをしてくださいました。
    米坂線 ② 手ノ子⇒宇津峠 9600牽引 下り貨物列車
    やはり山形の冬は雪深く、この日も朝から雪が降り続きました。
    この時代の撮影はもっぱら歩きで、カメラに三脚を持ち、手ノ子駅から約2km宇津峠に向け進んだ、小高い丘からの撮影です。
    風もなく気温も低く、煙もブラスト音も最高です。
    9600は25/1000の胸突く勾配を加速をつけてよじ登ってきます。
    米坂線 ③ 手ノ子⇒宇津峠 9600牽引 下り貨物列車
    この撮影はお正月の仕事休みを利用して、関西から夜行列車を乗り継ぎ、酒田から米沢線経由で手ノ子まで9600の牽く普通列車で参りました。
    手ノ子駅からは、途中の撮影地ポイントに立ち寄り宇津峠を目指します。
    この日は大判スチール写真を撮影する友人のカメラマンと二人です。
    友人がすぐ傍で写真撮影をしていますので、シャッタ音が聞こえますが、ご了承ください。
    9600が牽く貨物列車はいよいよ宇津峠に近く、喘ぎながら急こう配を駆け上がってきます。
    米坂線 ④ 手ノ子⇒宇津峠 9600牽引 下り貨物列車
    米坂線は宇津峠をサミットに米沢と坂町を結んでします。
    手ノ子から宇津峠に向け、米坂線と国道113号が並行して走っています。
    撮影当時の昭和47年は、まだ国道113号は宇津峠を旧宇津トンネルを通って小国方面に向かっていました。
    道幅も狭く、車の通行量も少なく、旅客も貨物も米坂線の利用が多かったです。
    米坂線 ⑤ 手ノ子⇒宇津峠 9600牽引 下り坂町行普通列車
    米坂線は、山形県米沢駅と新潟県坂町駅を結ぶ90.7㎞の路線です。
    新潟県と山形県を結ぶ最短最速ルートで、並行する国道は道幅が狭く、冬季は通行止め区間も多く、米坂線は旅客貨物とも米坂線は非常重要な交通手段でした。
    当時、まだ全国に多数の9600が走る中、定期旅客列車を9600が牽く米坂線は、鉄道ファンには大変人気がありました。
    米坂線 ⑥ 手ノ子⇒宇津峠 79606牽引 下り混合列車
    米坂線はSLが牽く旅客列車と貨物列車ばかりでしたが、中には貨物と客車を併結した混合列車もありました。
    現在、宇津峠を越える列車は、気動車が1両か2両で1日5往復だけと寂しいかぎりです。
    米坂線 ⑦ 手ノ子⇒宇津峠 9600牽引 下り貨物列車
    手ノ子駅からやってきた下りの9600牽引貨物列車は、サミットの宇津トンネル目指して連続1000/25の急勾配を登ってきます。
    お正月で荷が少ないはずなのに、まだこの時代の貨物輸送は鉄道が主なようでした。
    この撮影地点は宇津トンネル目前で、並走する国道113号も宇津峠を越える九十九折の峠道で、昭和42年に宇津トンネルが開通。
    その後平成6年に新宇津トンネルが開通しました。
    米坂線 ⑧ 手ノ子⇒羽前沼沢 9600牽引 下り坂町行普通列車
    この映像を撮影した昭和47年1月の米坂線沿線は雪深く、カメラや三脚を持って峠を移動するのは大変です。
    手ノ子側で撮影が終わると羽前沼沢側に移動するのに、9600が牽引する旅客列車に乗車、せっかく9600の旧型客車に乗車したので、乗り鉄と撮り鉄で、勢いよく走る9600を車内から撮影しました。
    米坂線 ⑨ 宇津峠⇒手ノ子 9600牽引 上り米沢行 普通列車
    米坂線最大の難所、宇津峠のサミット、宇津トンネルを抜けた9600牽引米山行き普通列車は、25‰の勾配滑り降りてきます。
    米坂線 ⑩ 伊佐領⇒羽前沼沢 9600牽引 上り 貨物列車
    米坂線では宇津峠を挟んで、手ノ子と羽前沼沢間が人気があったのですが、坂町寄りの伊佐領~羽前沼沢間も撮影地ポイントが多くありました。
    ここでは伊佐領から羽前沼沢に向けて、貨物を牽引する9600が突進してきます。
    橋梁を渡るとすぐに隧道で、9600特有の汽笛を響かせ隧道に消えていきます。
    米坂線 ⑪ 羽前沼沢⇒宇津峠 9600牽引 上り米沢行 普通列車
    米坂線最大の難所、宇津峠のサミットは手ノ子駅と羽前沼沢駅9.2Kmの中間、海抜363m地点にあり、宇津トンネルに向け両側から連続25‰の勾配続きます。
    羽前沼沢駅を発車した9600牽引、米沢行普通列車は、激しい雪の中、猛烈な煙を吐いて宇津峠の急こう配をよじ登ってきます。
    撮影ポイントを通過後、汽笛を響かせ宇津トンネルに消えていきます。
    米坂線 ⑫ 伊佐領⇒羽前沼沢眼鏡橋梁 9600牽引 上り 貨物列車
    米坂線、撮影地ポイントのハイライトの一つが伊佐領と羽前沼沢間、綱取トンネル手前 、明沢川に架かる肥後石工による築造と云われ有名な眼鏡橋があります。
    川の音が大きく、列車の接近するのが分かりにくく、1ショットの撮影地ポイントでした。
    特に秋の紅葉時は素晴らしい景色です。
    米坂線 ⑬ 伊佐領⇒羽前沼沢 9600牽引 上り米沢行 普通列車
    米坂線の伊佐領~羽前沼沢間は眼鏡橋など、撮り鉄ファンにとても人気がある区間でした。
    冬場は除雪にラッセル車の運転もあり、この区間でのラッセル車の撮影はお薦めの区間です。
    米坂線 ⑭ 伊佐領⇒羽前沼沢 49649牽引 上り米沢行 普通列車
    米坂線のハイライトは、宇津峠を境に手ノ子~羽前沼沢間ですが、伊佐領~羽前沼沢間も撮影地ポイントが多く、撮り鉄ファンにも人気の区間でした。
    米坂線 ⑮ 羽前沼沢駅 9600牽引 上り米沢行旅客列車
    米坂線のハイライト、宇津峠を下った山形県小国町沼沢に羽前沼沢駅があります。
    撮影した時代は相対式ホーム2面2線で列車の交換設備もありましたが、現在は貨物列車も廃止になり、1日5往復程度の旅客駅で単式ホーム1面1線の無人駅になりました。
    酒田方面からやってきた通勤列車は、夕刻の宇津峠を目指して発車していきます。
    オリジナルフィルムの保存が状態が悪く、画像に傷や埃でお見苦しい箇所があります。
    ご了承ください。
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Комментарии • 6

  • @sarunasi5830
    @sarunasi5830 7 месяцев назад +3

    貴重で素晴らしい映像をありがとうございます。
    よく走る113号沿いの風景に当時を重ねてみました。時代は変われども山並みや橋梁は変わらず羽前沼沢駅付近には廃屋となった旅館が今でも残っていますね。

  • @user-cn1gc4cm8e
    @user-cn1gc4cm8e 2 года назад +6

    素晴らしい映像を本当に有り難うございました。

  • @user-zo9vw7to9c
    @user-zo9vw7to9c 2 года назад +5

    宇津峠懐かしい。

  • @user-pe4nw6lu1n
    @user-pe4nw6lu1n 2 года назад +4

    貴重な映像、ありがとうございました。

  • @sonic-y9104
    @sonic-y9104 3 месяца назад

    めっちゃ素晴らしい映像!アングルも好きです。私はSL現役時代を知ってる最後の世代です。米坂線行きたかったです。

  • @user-jj8bz1ei9k
    @user-jj8bz1ei9k 3 месяца назад +1

    いやあ感激💧小さい頃に乗りました❗️トンネル入ると煙が💧急いで窓閉めた~🏃