ベーム/ウィーンフィル NHKライブ 1975 二つのブラームスの第一、どちらの演奏がスゴいの?【ヒストリカル解説 Vol.141】Karl Böhm ❷ 話:徳岡直樹 Naoki Tokuoka

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  • Опубликовано: 14 янв 2025

Комментарии • 52

  • @正垣利明
    @正垣利明 5 месяцев назад +10

    17日の演奏で当時24歳だった私生まれて初めて感動という体験を味わいました。最前列中央の席だったので服の擦れ合う音、ベームの唸り声、鬼の形相を味わい震えました。50年も前なのにまるで昨日の出来事のように感じます。

  • @ShojiKojima-n3o
    @ShojiKojima-n3o 5 месяцев назад +7

    私は1977年のベーム/ウィーンフィルのを聴くことが出来ましたが,1975年の折はNHKFMのライヴをカセットテープに3月17日の演奏を録音するだけでした。その数年後に初出したNHKライヴ1975のLP集を私も迷うことなく購入しました。その際ブラームスの1番が17日の演奏ではなく,22日の演奏が採用されていた事に私も落胆した記憶が有ります。私と同意見の方々が多数クレームを付けていたことをも耳に入りました。確かNHKライヴでは故大木正興氏が解説されて,興奮の余り言葉がしどろもどろになっていたのが印象的でした。故吉田秀和氏もNHKライヴ1975の最高の演奏としてシューベルトと共にブラームス1番の演奏を挙げておられました。CDになってからブラームス1番はミュンシュ/パリ管やアバド/ベルリンフィルの演奏を好んでいましたが,やはりベーム/ウィーンフィル3月17日の演奏がベストワンと言えるでしょうね。また当時他の解説者とベーム夫妻の対談番組もNHKで放映されました。その際はロマン派音楽の歴史,師ブルーノワルター,そして日本の音楽聴衆の事が話題に上がりました。解説者がと伝えると,ベームはと答えたのが印象的でした。またブラームス交響曲全集の録音予定があることもその対談番組で知ったと記憶しています。そのベーム/ウィーンフィルによるブラームス交響曲全集,特に1番は音がかすれ気味で全く失望し,それがその年のレコードアカデミー賞を受賞した事には驚きを隠せませんでした。ベームはフルトヴェングラーのブラームス3番の実演に接したことが有り,その圧倒的な素晴らしさ故にブラームス3番は決してライヴで取り上げなかったと言われています。

  • @玄妙斎照月
    @玄妙斎照月 4 месяца назад +3

    この演奏、初めて聞いたのは1999年にNHKで放送された「20世紀の名演奏」でした。「ブラームスはこうやって演奏するんだ!」と言わんばかりのものすごい演奏で興奮のあまり,
    しばらく寝つけなかったことを覚えています。この演奏はyoutubeにもあります。少し前まではなかなか聞けないまさに伝説の演奏だったのですが、いい時代になりましたね。

  • @bacoy646
    @bacoy646 5 месяцев назад +4

    私は3月17日の公演を生で聴きました。当時大学生で、親戚の数人に頼んではがきを出してもらい3枚当選しました。乏しい小遣いなので安い席で3回聴くか良い席で一回聴くかを迷った末、良い席で一回と思い定めこの公演を選びました。テレビ局に勤めていた叔父から頻繁にコンサートのチケットを貰って良い席で聴いており、NHKホールのような巨大な(当時としては)会場だと席の良し悪しが感動の大きさに影響することを知っていたからです。ブラームスの1番は生まれて初めてと言って良い感動を与えてくれました。解説で仰っていた終楽章のハ長調の旋律の前、フルートのソロのとき自分の髪の毛が動くのを感じたのを覚えています。そしてハ長調の旋律が流れ出たとき周りの聴衆もみんなタイミングを揃えて息を吐いていました。これまで音楽を聴いていて髪が動くのを感じたのは3回だけです(一番最近は樫本氏率いるベルリン・フィル八重奏団のシューベルトの八重奏曲・兵庫)。演奏が終わりアンコールが終わっても聴衆はいつまでも帰らず拍手を続け、最後はコートを着たベームが舞台に出てきて手を振っていました。

  • @edipore2013
    @edipore2013 5 месяцев назад +6

    3月22日のNHKホールにいたのでした。当然17日の生中継も聴いていたのですが、第1楽章が始まって「アレ?」と思ったのは確かです。やや緊張感に欠ける立ち上がりで。ちなみにレオノーレ3番は緊張感溢れる演奏、火の鳥は曲との相性もあり「?」でしたが。
     ところがおっしゃるように終楽章になるとベーム先生突然の覚醒で、客席の我々はその波に巻き込まれ、5日前との比較など忘れてアンコールのマイスタージンガーまで感激のうちに聴いたのでした。
     まあ優劣を云々するよりも、晩年のベームが異なった2種の名演をこの日本で披露してくれたというそのことに感謝すべきかと…。

  • @balloon_zoo
    @balloon_zoo Месяц назад +2

    2つとも買いました。グレートは空前絶後の演奏だったし、どれも名演だしブラ1の演奏大好きです。

  • @nonbiriyarouyo8263
    @nonbiriyarouyo8263 2 месяца назад

    1975年3月17日のブラームス交響曲第1番のDVD、ほしかったのですが
    とても高く指をくわえてみてましたが、最近は、数人の方がユーチューブに
    アップしてくださっており、素晴らしい感動をもらっています。

  • @_ibe2479
    @_ibe2479 5 месяцев назад +4

    徳岡さん、大変な力作、ありがとうございます。
    あのシリーズ、ベートーヴェン4番、7番と最終日を会場で聴けた
    当時中学生3年生の私にとっては、エアチェックカセット、LP、
    CDで、何度も聴き直し、生で聴けなかったシューベルトのグレート、ブラームスの1番もとてつもない名演奏と認識しています。他の曲もすべて取り上げていただければありがたいです。
    さて、1990年代だったか、CDジャーナルというような
    名称の小冊子の読者投稿欄に、この初日のブラームス1番の
    出来が悪いことに怒りを爆発させたカールベームは楽員に
    当たり散らし、二日目のブラームス1番では見事な演奏を繰り広げた
    という記事を見た記憶があります。それが最後のコーダの部分だけの
    ことは分かりませんが。私には両日とも立派な演奏に聴こえてしまいます。
    あと、1975年 K.ベーム&ウィーン・フィル ブラームス 交響曲第1番で
    RUclipsで検索するとみられるBar MUSICAさん投稿の動画の43分36秒あたり、コンマスのヘッツエルさんの隣で弾いていたキュッヒルさんがニヤリとしている理由、何だろうと、ずっと不思議に感じています。

  • @spyshousakusen
    @spyshousakusen 5 месяцев назад +2

    1980年の最後の来日公演をリアルタイムでTVでみました。フィガロの結婚序曲の指揮振りはまさに“ウィーンフィルとの信頼関係”そのもでした。
    アウフタクトは出すが叩きはせずともオケがそれに応える。感動しました。
    徳岡先生、7月7日のレクチャーコンサートでお目にかかれたそのままの語り口調が嬉しいです。いつかレセプションでお話しできるといいなぁ。

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад +1

      え、そうでしたか。おいでくださったんですね。どうもありがとうございます。いつか和楽会で!

  • @loveabbado7917
    @loveabbado7917 5 месяцев назад +4

    ベームさんにとって1975年前後は本当に彼のキャリアの中で最後の絶頂期だったと思います。
    中でも、この東京公演のブラームス交響曲第1番、同年1月のBPOとのブラームス交響曲第2番、5月のWPOとのR・シュトラウスの「英雄の生涯」は私にとって最高の名演で、今でもよく聴きます。
    やはりスタジオ録音よりライブで本領を発揮する巨匠。
    最近、再びベームの良さが見直されているような気がします。
    RUclipsの彼のコンサート動画にも書き込みが多くなって来てます。

  • @wabemaro
    @wabemaro 5 месяцев назад +3

    カセットテープを3本見つけました。アナウンスで「・・・カール・ベームさんをしのんで・・・」と言っています。インデックスには1981年10月12日、13日、14日と記入していました。全曲エアチェックのつもりでしたが、レオノーレは少しだけでした。ザンネン。(でも後に、レコードも、7枚組CDも購入しました。)エアチェック当時、私は大学生でしたが、丁度このころ吹奏楽部の後輩たちが演奏会でシュトラウスの曲を演奏するというので、ベームさんのこのカセットのこうもり序曲を聞かせてあげました。クラリネットの子がバイオリンの高音にびっくりしていたことを懐かしく思い出します。ほかにも皇帝円舞曲やドナウの演奏を聞いて参考にしてくれて嬉しかった事も懐かしく思い出されます。

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад +1

      ありがとうございます。やはり1981年10月でしたか。今夜の生放送でもぜひ話題として取り上げたいと思います。

    • @wabemaro
      @wabemaro 5 месяцев назад

      ありがとうございます。お返事いただけて感激しています。

  • @turntabuler78
    @turntabuler78 5 месяцев назад +5

    高校生の頃,FMで17日の演奏を聞いて感銘を受けたから高額を払って楽しみにして買ったのに,22日の演奏が選ばれていて本当にがっかりした覚えがあります.いまでもこのボックスを見るとため息が出ます.

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад +5

      あ、やっぱりそうだったのですね。22日公演は放送されたことはあったのでしょうか? 皆さんが「17日演奏が素晴らしかった」というだけでなく「22日演奏は17日に勝るものではなかった」というイメージを持っておられた原因は、すでに複数回の演奏で聴いておられたからだったんですね。そのあと第二巻が出てめでたしめでたし、と。

  • @superbear2002
    @superbear2002 5 месяцев назад +3

    1981年のベーム逝去時の追悼番組の件。
    私の記憶では、
    80年の人見記念講堂でのベートーヴェンの7番が
    追悼番組としてTV放映されました。
    曲の冒頭が遠目で移されて、ズームになった後はベームの正面画像のみ。
    コンサートマスターのゲルハルト・ヘッツエルが、
    頭を膝に叩きつける勢いでアインザッツを出していたのを記憶しています。
    仲間内では「指揮:ヘッツエル、副指揮:ベーム」と呼んでました。
    発売されているDVDと同じでしょうかね。
    但し追悼番組としての記憶はこれだけで、
    75年録音だけでなく、77年録音も放送された記憶はありません。
    80年当時は「FM FAN」を購読していましたが、FMでの放送は覚えてないなぁ。
    80年5月放送のバーンスタイン/BPOの「マーラーNo.9」の
    エアチェックテープはありますので、ベームの見逃しはないと思いたい・・・。
    75年の評判は知人からで聞いていましたので、
    何とかして聞きたい、と渇望していましたが、
    その願望が実現したのは、このLPセットが発売された時でした。
    大学生協で注文して、手に取った時は嬉しかった。
    貧乏学生でしたが、必死の思いで限定セットを入手しました。
    セットその2とCDボックスも今でも持っています。
    77年録音もALTUSの2枚組まで、エアチェックテープを聞いていました。
    とにかく75年億音は、LPセット発売まで幻となっていたことは間違いありません。

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад +1

      ありがとうございます。ベームが亡くなった時のTVでの追悼番組は80年公演のベートーヴェン2-7番を見ました。75年演奏の動画が再放送されたことはなかったと思います。ただどうもFMでは75年公演が再放送された記憶があり、その一部をテープに録った記憶があるんです。それもあってすでに75年公演が素晴らしい名演の数々だ… というのを知っていたと思うんですが… 今日放送前に「ベームが亡くなった時、1981年10月に一週間くらい連続で75年ライブが放送された」というご意見もありました。私くしも1980年は「FMレコパル」を読んでいましたので、その記述があれば覚えているはずなんです。

  • @オトベラ
    @オトベラ 5 месяцев назад +1

    大変面白い動画、ありがとうございました。私は主にバイエルン放送響を追ってますので、やはりオルフェオの1969年ライブが好きです。
    クーベリックの「我が祖国」は1990年「プラハの春」ライブよりも1991年の来日ライブの方が良いという意見も多いので、できればそちらも比較試聴してくれたら大変ありがたいです

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад +1

      そうなんです、オルフェオ・ライブを忘れていまして。いつか取り上げます。

  • @junmiyazaki4062
    @junmiyazaki4062 4 месяца назад +1

    ナマで会場で聴いてました。マヌケなことにどっちの日かだったか覚えていません。ブラームスの第四楽章の最後がとても加速したのは覚えています。

  • @関西出身classicfan
    @関西出身classicfan 5 месяцев назад +1

    この演奏に魅了されている人にとっての眼目の話題についての動画、感謝致します。当方も3/17の方が第一楽章冒頭から緊張感があり、3/22の方はナゼか弛緩している感じを受けます。この演奏は最初NHK-FMの放送で音だけで聴き圧倒され、映像は1999年ETV「20世紀の名演奏」(解説は故黒田恭一さん)で予告無し?に放映されて、慌ててVTRを回したのを憶えています。ベームのこの曲の演奏のトレードマークである終楽章ファンファーレ末尾の(楽譜に無い)クレシェンドもこの演奏が最も凄いですね。ベームの指揮振りは徳岡先生のご指摘の通り、かなり「オケ任せ」のアバウトな感じを受けましたが、しかし「何んであんな物すごい演奏になるのか?」実に不思議に思いました。
    人間国宝の落語家でクラシック音楽愛好家だった故・柳家小三治師匠(十代目)がレコ芸か音友誌で、「あのベーム=VPO来日公演によるブラームスの一番は『もう、やったー!』という感じで」、「だけどあれに比べると、その後に発売された同年録音のレコードの演奏の方は…」と座談会で述べられていたのを良く憶えています。
    しかし何れにせよ、現在のVPOの音と演奏とは余りに違うので、当惑させられています。言っても仕方ないことかも知れませんが‥。

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад

      小三治師匠!懐かしい!TBS系の『オーケストラがやってきた』の一分間指揮者コーナーに登場され、和服で、しかも扇子を持ってベートーヴェンの第五を指揮されたことがありました。その時に「カラヤンが嫌いで、ミュンシュが好きで」とおっしゃったのを覚えています。今夜九時にRUclipsで生放送をいたしますので、ぜひお越しください。

  • @ktk2501
    @ktk2501 5 месяцев назад +3

    偶々、全録音のCD(ハコ)を買っていまして。さらに何回かの再販のバラで、22日やら多数。
    (布教用に使いました)
    さらにエアチェック(小学校の恩師のコレクション・全日程。オープンリールとカセット起こし)。
    年齢的に実演には間に合わず。無念。
    17日の方が映像もあって観る頻度が高いですが、22は22で佳いとは思います。17日演奏直後に「ケホッ」がまた(笑)
    蛇足ながら、マイスタージンガーの録画。ティンパニーが飛び出す時の顰めっ面がまた。
    ガクッと上半身を落とす姿、大野和士氏が「眼の前の蠅を追うような(笑)」棒、非常に貴重な映像・録音群です。
    ブラームスの1番は、テンポやダイナミクス、定石があるように思われます。
    フルトヴェングラーのそれとも(特に北西ドイツとの)やグラモフォンの旧盤(ベルリン)、造形、さながら歌舞伎の形のような。
    それに比べて、カラヤンの方が、録音や実演(普門館なので音響はナニでしたが)「流す」「粘度の高さ」の感じが強い印象が。
    (グラモフォンの再録は、70年代のベートーヴェン全集と同じような弛緩があるような)

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад +1

      最初のボックスは貴重です。特典盤CDも貴重ですし、飽くことなく聞いていました。石丸本店で買ったことまで覚えています。

    • @ktk2501
      @ktk2501 5 месяцев назад +1

      @@atm-naokimusic さま
      世上、腐敗しきった政治・国家機構、イヤらしい世界情勢、そして国難極まる地震・・・嫌なことだらけですが、厭離穢土欣求浄土。名演に想いを馳せながら(聴きながらが叶えばよりよいですが)殉難・落命するのもまたよいのでは、と思う今日この頃。
      生き残る方が生き地獄かもしれません。
      死せる者は幸いなるかな。
      或いは、甘き死よいざ来れ。

  • @ogiogi8730
    @ogiogi8730 5 месяцев назад +1

    今、見て、聴いても熱くなる演奏です。17日のブラームス!!!!

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад +1

      ほんとそうです。この安定感とウィーンフィルのあの響き。素晴らしいです。

    • @ogiogi8730
      @ogiogi8730 5 месяцев назад +2

      @@atm-naokimusic 改めて見直し(聴き直し?)てます。ヘッツエルさんのソロは、何度聞いてもほれぼれします。もう少し長生きしてくれたらなあと、残念でなりません。

  • @大谷屋ひろ坊
    @大谷屋ひろ坊 Месяц назад +1

    徳岡さん 75年の公演は3月19日のシューベルトを聴きました 私にとっては生涯至高の体験でした 魂が乗り移った響きとはこう言うことかと感じました 件のブラームス もFMの生放送や再放送で聴き 徳岡さんと同様に17日の方が22日よりすぐれていると当時の耳でも感じました 22日は?? なんかイマイチと言う感想を抱きました そしてもうひとつ指摘しておきたいこと 生放送の音質が CDの音質を遥かに凌駕しています オケの美しい響きやダイナミクスを 弦の倍音の綺麗な響きをかなり的確に捉えていました 後年CDを聴いてあまりに音が貧弱になったのを聴き愕然としました 当時の生放送を録音している方がきっといらしゃると思うので 何とか入手して聴き比べて見てはどうでしょうか? そしてもうひとつ 17日のブラームス は終楽章のホルンの有名な旋律が大きく音を外しているのです 生でははっきりと事故として記録されています それがCDや録画では綺麗に修正されている でもあのいっそう生々しい 生放送の録音を僕も聞き返したい CDよりもさらに圧倒的な感銘になること間違い無いんですが・・・

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  Месяц назад

      ありがとうございます。まさか「グレイト」をお聞きになられたとは! FMエアチェックは大変興味深いのですが、個々の受信・録音の状態あ本当にバラバラで、その後の保存やデジタル化によっても聞こえ方が大きく変わる場合があります。私くしも数人の方によくお世話になっておりますが、さらに良い状態のものを聞きたい… という「青い鳥症候群」もなかなかに厄介です。幸い1973年のカラヤン/ベルリンフィル来日公演は相当に高いクオリティの音源を聴いているのですが、1975年の生放送… ちょっとトライしてみます。

  • @cutnotcutelektr.VM006
    @cutnotcutelektr.VM006 5 месяцев назад +1

    ベームの「ブラ1」東京公演録音にそんな逸話があったということは全く知りませんでしたが、プロの音楽家の、分析という以上の深い聞き込みの演奏批評にとても興味深く視聴しました。この東京公演の大ハ長調交響曲、ブラ1は自分のなかで曲のベスト演奏のひとつに感じていましたが次に聞くときはより濃く演奏を楽しめます。
    コーダ(?)のライブとスタジオ録音のちがいも話も興味深かったです。カラヤンなんてグールド的なスタジオ録音を自分の作品として最重視する、なんて評が前世紀には多かったように思いますが、その後ライブで別人のような素晴らしい演奏が聴けてだいぶ印象が変わりました。このへんのライブ対スタジオ演奏の批評動画もぜひ!

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад +1

      どうもありがとうございます。私クシを含め、ファンがここまで真剣になるのも、それだけこの1975年の来日公演の数々川アスレがたい、素晴らしい演奏が多いからだと思います。今回初めて二つのブラームスの二番を聴き比べてみましたが、自分にとっても有意義な時間でした。

  • @ウェストコースト
    @ウェストコースト 5 месяцев назад +2

    世評は、3月17日のブラームスを高く評価しているようですが、私には3月17日の方はウィーンフィルに任せた演奏のように聞こえます。昔のウィーンの夢のような情緒の漂う演奏で、ウィーンフィルの演奏にウィーンの高貴な夢を期待する人には良いのでしょうが、ちょっとベームらしくない演奏という感じがします。3月22日の方は、第4楽章だけでなく、第1楽章からベームの意思が徹底している演奏に聞こえます。別にリハーサルをしていないということもないのではないでしょうか。情緒よりは曲の内容をえぐることに重きを置いた、ベームらしい演奏と思います。

  • @Steppke-u4e
    @Steppke-u4e 5 месяцев назад +1

    私も、実際に聴いた17日の演奏の方が凄かったと思っています。
    往復葉書で応募したNHKの抽選には外れましたが、追加発売で渋谷のNHK窓口に並べば可能性があると分かり、当時高校生だった私の代わりに母が朝から並んでくれて、チケットを入手できました。
    75年当時、17日の演奏会はTVのみで、22日の演奏会はFMのみで放送されたような記憶があります。
    曲は違いますが、たぶん大木正興氏が解説されていたNHK-FMの番組で、ベームが指揮したベートーヴェン交響曲第3番のヴィーン・フィルとベルリン・フィルのライブ演奏を比較した回があり、(確かベルリンの)初めはおざなりでつまらない演奏が途中からベームの意志の力で高揚した名演奏になったという説明がありました。22日の演奏も、まさにそのような意志の力が働いたものだったのでしょう。改めて聴き直してみたいと思います。

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад

      多くのファンがそれだけ熱狂した一大イベントだったのですね。私クシ自身ベームの最後の来日の頃には「ヨーロッパ最高の、往年の大指揮者の伝統を伝えるベームがやってくる」ということでテレビ放送を熱心に見た覚えがあります。ぜひ17日コンサートの様子など、またお知らせください。

  • @YM-ff2vw
    @YM-ff2vw 5 месяцев назад +2

    75年ライヴの詳細な解説、ありがとうございました。改めて聴き比べたいという思いに駆られています。
    ご存知でしたらご教示願いたいことがあります。75年ライヴのマイスタージンガー前奏曲、BOXでは19日、22日、25日と全部で3種類の演奏がCD化されていますが、初期F35G規格のCDの「25日演奏」と、BOXの「25日演奏」は別演奏のようなのです。F35G盤と同一なのはBOXの「22日演奏」のようで、果たしてどちらの日付が正しいのか…19日演奏は映像記録もありはっきりするのですが。LPは所持しておらず、それと照合すればはっきりするのかな、などと夢想していたものです。
    F35G盤とBOX、比較してみると同一演奏でもマスタリングが異なるようで、音質や音量、拍手の長さ等が違っていました。また、演奏時間にも微妙なズレがあり、「BOX化に際して新たにテープから起こしたのか😮!」等と考えると、F35G盤も手放せないでいます😅

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад +1

      これはまたマニアックな! 少し時間をください。調べてみます。そして余計なことですが、あのツアー中複数回演奏されたマイスタージンガー前奏曲、毎回ティンパニ走者がミスをしており、数小説早く入ってきたり、叩くのを忘れたり、で、完璧な演奏がないんです。もちろんそれと音楽的感動は別物ですけれども。

    • @YM-ff2vw
      @YM-ff2vw 5 месяцев назад

      ご返答ありがとうございます。また、調べていただけるとのこと、お手数をおかけします🥲
      19日のティンパニのフライングは、映像と相まって強く印象に残っているのですが、他の演奏にもミスがあるのですね😳改めて聴いてみます!

    • @_ibe2479
      @_ibe2479 5 месяцев назад

      @@atm-naokimusic さん、チューバもいっぱい間違えているそうですね

  • @shinn-chann9967
    @shinn-chann9967 5 месяцев назад +1

    記憶のお話で申し訳ないのですが、75年来日公演の少し後あたりで、これらの公演の録画がNHKから放送され、それに合わせてベームご夫妻とN響の理事?だった有馬大五郎さんのトーク番組があり、その中でこの3/17のブラームス演奏についてベーム本人が素晴らしい出来だったとオケを讃えている話をされた部分がありました。それが、3/17演奏に注目が集まるきっかけだったのではないかと思っています。このトーク番組は少し前にyoutubeにアップされていて見たこともあるのですが、今はどうなっているのか・・・

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад +1

      ありがとうございます。NHKから1975、77、80年の公演が正式にDVD化されており、有馬先生との対談はそのDVDのボーナストラックに収録されています。見直してみます。

  • @ジャックポット-o9f
    @ジャックポット-o9f 5 месяцев назад +1

    ジャックポットです。私の耳ではどちらの演奏会(の録音)が良かったかは、私にはわかりませんが、実際に自分が行った17日の方が良かったと思いたいです。

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад

      あ、17日公演、会場でお聞きになられたのですね。さぞやものすごい熱気だったことでしょう。また色々、コンサートの様子など聞かせてください。

  • @wabemaro
    @wabemaro 5 месяцев назад +1

    youtubeの投稿を初めてしますので、うまくできるか心配です。
    追悼番組かどうかはわかりませんが、1981年か82年ごろ、1975年東京公演のFM放送があり、全曲をカセットテープにエアチェックしました。今も持っているはずですが見当たらず、正確な日付がわかりません。ごめんなさい。

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад

      やはりそうですよね。ベームが亡くなった1981年の秋に一週間ほど連続で1975年ライブが再放送された、とご教示くださった方がありました。自分もそれをなんとなく覚えているんです。それだけに1983年11月のレコード化は胸躍る… というよりも心臓が飛び出しそうになるほど驚き、嬉しく思ったものでした。

  • @southernbeach7609
    @southernbeach7609 5 месяцев назад +1

    一連の演奏会といってもその日によってさまざまということですね。フルトヴェングラー然り、カラヤン然り。だからライブ録音の異演を聞きまくるのをやめられないんですよねえ(笑)

    • @atm-naokimusic
      @atm-naokimusic  5 месяцев назад +1

      はい、ほんとにそうだと思います。特にカラヤンは(カラヤンも)レコード録音とライブで大きな違いが明日指揮者です。また色々な名演奏をご紹介したいと思います。

  • @yanoshujiro2830
    @yanoshujiro2830 2 месяца назад +1

    ベームは、スタジオ録音と生演奏の取り組みを完全に変えているのです。それはベームのインタビューで語られています。ベームはレコードは繰り返し聴くものだから、演奏についての客観的な設計を記録するべきものであって、即興的な感興は制御されなくてはいけないと考えていたのです。これは、ベームのスタジオ録音が詰まらないが?という質問に対する答えなのです。更に、ベームは、「フルトヴェングラーだって、スタジオ録音は面白くないじゃないか」ということを言っているのです。カラヤンの場合も同様で、カラヤンは録音では優秀なスタジオ・ミュージシャンでしたが、実演では全く違っています。結果として、死後にベームの評価はかなり落ちてしまいました。

    • @yanoshujiro2830
      @yanoshujiro2830 2 месяца назад

      ベームについては、必ず「影のない女」をおさえなくてはいけません。取り分け、Deccaの「これがモノなの?!」という録音は、極めて完成度が高く、このオペラの正統な解釈の伝統を確立し、残そうという執念(ギャラ返上で、録音してくれとDeccaにかけあった)素晴らしいものです。多くの人が見落としているようですが、ベームは若くしてドレスデン歌劇場の音楽監督を務めていた天才であり、R・シュトラウスの直弟子でもあるのです。ベームはオーケストラの自発性を尊重しながら音楽を厳しく作るという2律排反を実現した珍しい人です。プローベでは、非人格者で、チェリビダッケと双璧と言われる人でもありました。日本の演奏会では、確か、ホルンが新人だったことに目をつけ、怒り狂ったところ、コンマスが「彼にも博士との経験を是非積ませたいと思って」と言ったら途端に機嫌が直ったとか。リハーサルの録音でも、オーケストラに「お前らの耳じゃわからんだろうが、音が狂ってる」というようなことを言うほど「恐怖政治」の人でもあったのです。20世紀の音楽への取り組みも熱心でしたから、彼の火の鳥の録音が残ったことは幸いでした。このレパートリーが彼にとって重要であったと思います。

  • @yoshioよしお
    @yoshioよしお 5 месяцев назад

    これは3月17日の映像ですね。
    ruclips.net/video/8VGohEvXTJo/видео.htmlsi=TrgzFHVIG9Df2lf7