5枚のレンズで28mm! 廉価レンズ【PENTACON 30mm F3.5】
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- Опубликовано: 4 фев 2022
- PENTACON 30mm F3.5(エキザクタマウント)
ペンタコン公社は戦後ドレスデンにあったいくつかのカメラメーカーが合併して誕生した旧東ドイツの国営企業です。
PENTACON 30mm F3.5は5群5枚のレトロフォーカス型広角レンズ。1968年にペンタコン公社に合併吸収されたMeyer-Optik Görlitz製Lydith 30mm F3.5と中身は同じだとされています。そうすると1950年代の設計ということになるでしょう。(アンジェニューが最初に広角レトロフォーカスレンズを発売したのは1950年。)
戦後のマイヤー社製レンズは、高性能なツァイス製レンズに対して廉価版という位置づけだったようです。マイヤー製のレンズにはレンズの構成枚数を少なく切り詰めているレンズがいくつかみられますが、PENTACON 30mm F3.5(Lydith 30mm F3.5)も5群5枚と、この焦点距離のレトロフォーカス型レンズとしては少ないレンズ枚数でつくられています。もちろんコストダウンのためもあるでしょうが、コーティング技術が未熟であった当時にあってはレンズ構成枚数を抑えるこうした設計は合理的だったといえるでしょう。
今回は比較のために、SMC Takumar 28mm F3.5にも登場していただきました。こちらは7群7枚のレトロフォーカス型レンズです。1967年発売ですからペンタコンよりもおそらく10年以上新しい設計だと思われます。
使用したボディはソニーのNEX-5T。古いAPS-Cセンサー機ですが、フルサイズセンサー機で撮り比べれば、もっとレンズの収差の特徴がわかる作例が撮れたと思います...
#PENTACON
#ペンタコン
#Lydith - Хобби
MOG 30mm f3.5 is so much better.
Takumar is so much better