楊式太極拳の用法008/楊無敵の実戦用法・鍛えず思い出すだけの・究極の護身術
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- Опубликовано: 1 янв 2025
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■楊式太極拳の用法について
楊無敵と言われた楊式太極拳は、中国共産党の国術史政策で陳家溝が太極拳の発祥であると作り替えられたとしても、楊家自身がその圧力にも負けず言い続けていたように、中国武当山の道教の道士であった張三峯から伝承されたものです。
楊家太極拳の楊澄甫は1934年に「太極拳軆用全書」を発行し、その冒頭で、「張三峯は、洪武二十七年、湖北の武当山に入り、当地の知識人らと経典を論じ、疲れず心あきることなし、その後、鵲と蛇の戦いを見て、太極の変化を考えることにより、太極拳が出来た。」そして、祖父である楊家太極拳の創始者「楊露禅」の言葉として「太極拳は宋末の張三峯によって創られ、これを王宗岳に伝えたのである。」と言っていたことなどを書き残して、その4年後に亡くなりました。
張三峯の太極拳は、徹底的な護身の為の「専守防衛」の拳法であり、命を奪いに来る相手に対して、現在では武の理論でも常識の防衛は攻撃の三倍の能力があるという「防戦の理」で構成されています。それを引き継いだ楊露禅、そしてその子の班侯は「楊無敵」と呼ばれ、当時の清の王朝の武術指南となりました。
相手を受け入れる「随」そして連なる「連」そして自らの勢いを及ばせる「粘」それによって相手を制する「化」の防衛の理は、自分が「陰」相手が「陽」となって太極となるものです。
力や武器に頼らないでも、古代の中国からの厳しい世の中を生き抜く、護身の為のフォース(神通力)を得るための太極の理論が、タオの老子によって説明されました。
■電子書籍の構成について
二人以上の対打を、詳しく説明します。
攻防を分けて、まず簡単な手順を説明し、その後に、85式で使用している型や、勢法・勢式の詳細などを詳しく説明します。
必要なところには、写真なども添えていますが、基本は配信している動画に対応しながら説明していますので、動画をご覧下さい。
用法に使われている、八十五式太極拳の套路の型とその勢法を説明します。
楊家の代表的な套路「八十五式」は、当然ですが、張三峯によって伝承された套路とほぼ同じです。
套路は、「勢法」という太極の理に基づいて構成されており、「勢式」と呼ばれます。主となる勢は十三勢ですので、太極拳は「十三勢」とも呼ばれます。
その用法に使われている、「八十五式の型」と「勢法」を記載して説明しています。
■その他
太極拳で使用する用語には*マークを添付して、用語の説明で表示しています。
●套路・勢法と勢式の関係
太極拳の套路の型は「定式」とよばれます。定式は「神」という無為自然のうちに起こる「天地人」一体の心の働きである「神意=意」によって「気」が動き、「精」という人間の肉体全てに「勢」を起こし、最終的に結果として「形」を作ります。これが「定式」です。
この「定式」が「神気精」によって纏まり連なったものが套路です。
勢は身体の内に起こっており、一人で行う場合は勢は体の外にまで向かっていき、体もその形を最大限にまで伸ばします。これが「大架式」です。
用法は、相手と組合う中での「勢法」も、套路に於いての大架式の「勢式」での「勢法」と、相手が外にいるか自分の内にいるかの違いだけですが、相手と組み合う場合は、相手との接点などが最終到達点となり、「随連粘化」によって形ができ上がります。套路では、この相手との圧力を再現して行う套路が小架式で、実際の対錬を再現しながら一人で稽古することも出来ます。楊露禅はこの套路を主に行っていたようです。
このように、用法は相手があるときの小架式となり、大架式の形と同じにはならない場合が多いですが、小架式においても、勢は相手の体と「随連粘化」で繋がった中で、体を超えて大きく旋転していきます。これが、「楊無敵」となる強力な武道となって行きます。
これらは、一切の意識的な力を使用することが無いところでのみ発揮される人間の潜在能力ですので、意識的に体を鍛えたり、技の技法を厳しく反復練習する「功夫」とは全く正反対の理となります。
張三峯が言ったように、意識や筋肉を鍛えて外側ばかりを強化するのではなく、内側の能力を主にしたのが太極拳だと言うことです。
力の弱い人たちでも、力や技を鍛えることもなく、恐るべし力を発するのは、太極の理、いわば今で言う物理学や量子力学の、自然にあるシステムが起こすものです。これを古代では「神通力によるもの」近代では「フォース(force)」と言います。
これらを、わかりやすいように、説明を構成しています。
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