【音楽ガチ分析】米津玄師『KICK BACK』~アヴォイド・ノート山盛り、転調ゴリ押し、とにかくパワープレイが格好いい!

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  • Опубликовано: 15 окт 2024
  • 作曲家のトイドラが、米津玄師『KICK BACK』を分析します。
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    2:16 分析はじめ
    ☆楽譜の動画→ • 【耳コピ楽譜】米津玄師『KICK BACK』
    〈米津玄師〉
    ボカロP時代はハチの名で知られ、一時代を築いた。
    短調で果敢に音をぶつける獰猛な作曲スタイルが特徴的。
    現代日本のJ-popシーンを語る上では欠かせない影響力を持つ。
    〈総評〉
    【楽式】
    ・Aメロ-Bメロ-サビ。
     →Aメロに重点が置かれ、印象的な転調も。
     →サビの雰囲気がAメロと類似しており、3部形式っぽい。
    【リズム・拍子】
    ・非常に粒だったビート感。
     →ドラムンベースっぽい過剰な Drums
     →Guitar のカッティング
     →長く伸ばさない Bass
    ・Drums の fill-in は控えめ。
     →ドラムマシンの雰囲気を出すためか。
    【メロディ・和声】
    ・melodic minor への意識が非常に強い。
     →上方変位した導音のうまみを最大限引き出している。
     →属音に対する導音(♯4音)すら登場する! 拡張された melodic minor。
    ・逆に言えば、melodic minor でさえあれば音のぶつかりは気にしない。
     → V に対する♮11(avoid note)が当たり前のように鳴らされている。
    ・クラシック音楽を思わせる工夫が多い。
     →メロディに非和声音が少ない。
     →コード進行があまりに単純。ほぼ「I - IV - V」しかない。
     →Aメロにメロディ的なベースラインが登場。ポップスではあまりやらない。
    ・転調が非常に多いうえ、かなり力ずくなので印象に残る。
     →Aメロに激しい展開を作るのは、アニソン特有の尺の短さゆえ。
    ・半音階を含む刺繍音や経過音が多い。
     →不安定なぶつかりを生む。
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    作曲家のトイドラ → tomita-haruki....
    #音楽理論
    #チェンソーマン
    #米津玄師

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