【寺社参詣】#91 須佐神社(島根県出雲市)~ヤマタノオロチ伝説のヒーローを祀る古社~ Susa-Jinja Shrine
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- Опубликовано: 27 дек 2024
- 寺社参詣シリーズ第91回は、島根県中東部、神話の里 出雲市の南部山間に鎮座する、須佐神社です。
創建は神代の時代と言われている古い神社で、主祭神の須佐之男命は、出雲神話のヤマタノオロチ退治の伝説で有名な神様です。
「ヤマタノオロチ」は日本書紀では「八岐大蛇」、古事記では「八俣遠呂智」と表記されます。
※古事記と日本書紀で、表記が大きく違うため、動画中では混在していますが、本節概要欄では基本的に古事記の表記を用います。
須佐之男命は天照大神の弟神で、高天原における粗暴な行いで追放され、出雲の鳥髪山(現在の船通山)に降り立ち、肥河(現在の斐伊川)を上っていくと、美しい娘を間に老夫婦が泣いていました。その娘は櫛名田比売、老夫婦は足名椎命と手名椎命といい、老夫婦の娘は8人居たが、年に一度、八俣遠呂智という8つの頭と8本の尾を持った巨大な怪物がやって来て娘を食べてしまう。今年も八俣遠呂智の来る時期が近付いたため、最後に残った末娘の櫛名田比売も食べられてしまうと泣いていたとのことです。
須佐之男命は、櫛名田比売との結婚を条件に、八俣遠呂智の退治を請け負い、足名椎命と手名椎命に、7回醸した強い酒を8つの門を作ってそれぞれに強い酒を満たした桶を置くように指示しました。
櫛名田比売は、須佐之男命の神通力で櫛に姿を変え、須佐之男命の髪に差しました。
待っていると八俣遠呂智が現れ、八俣遠呂智は8つの頭を酒桶に首を突っ込み酒を飲んでしまいました。やがて酔って寝てしまった八俣遠呂智に、須佐之男命が斬りかかり退治した…
このような伝説が当地にはあり、その須佐之男命を本社にてお祀りしています。
社伝では、須佐之男命がこの地(現在の出雲市佐田町須佐)を訪れた際、ここはいい国だから、自分の名前は岩木ではなく土地に付けようとして、「須佐」と名付け、自らの御魂を鎮めたとあります。
また須佐神社の社家(代々、その神社で祭祀を行ってきた家)である須佐氏は、大国主神の子の賀夜奈流美命(かやなるみのみこと)が祖であると伝えられています。
境内には、島根県指定有形文化財の本殿を中心に、その北にご神木の大杉が植わっており、境内社として稲荷社、三穂社、東西末社があり、道路を隔てた南側には天照社が鎮座しています。
また、須佐之男命自ら潮を汲み、この地を清めたとされる「潮(塩)の井」は、当地から10~20キロも離れている日本海に通じていると言われ、日本海の潮の干満の影響を受け、満潮時には潮の井周辺には潮の花が吹き出ると言われています。
須佐神社へのアクセスは、以前は神社から約3km離れた場所に一畑バスのバス停(出雲須佐バス停)があるだけでしたが、2024(令和6)年8月から、須佐神社隣接の郷土歴史博物館「スサノオ館」の前にバス停が新設され、従来、JR・一畑電車出雲市駅前から出雲須佐バス停までだった路線が延伸され、アクセスしやすくなりました。(平日・土日祝日とも、1日3便)
出雲神話に出てくる、ヤマタノオロチ退治のヒーロー・須佐之男命を祀る、神話時代から続く古社、須佐神社の動画をご覧下さい。
撮影機材:Panasonic HC-X1500
【使用BGM】
「ショパン ピアノソナタ 第3番 ロ短調 Op.58 第1楽章」(クラシック名曲サウンドライブラリ)
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【Webサイト】
須佐神社公式Webサイト
www.susa-jinja...
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