3分でわかるクロード・シャノン【情報理論の父】

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  • Опубликовано: 10 сен 2024
  • アメリカの電気工学者、数学者であり、情報理論の父として知られるクロード・シャノンを紹介します。
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    こんにちは。人からわかる3分技術史。
    今日はクロード・シャノンについて勉強していきましょう。
    クロード・エルウッド・シャノン。1916年生まれ。アメリカの電気工学者、数学者であり、情報理論の父として知られます。
    シャノンは、28代大統領ウッドロウ・ウィルソン時代のアメリカ合衆国、ミシガン州のゲイロードに生まれました。父親は成功した実業家、母親は優れた教師であり、裕福な家庭にシャノンは育ちました。
    1932年にミシガン大学に進学すると、数学と工学の学位を取得しました。シャノンの転機となったのは、1936年にマサチューセッツ工科大学の大学院に進学し、微分解析機の研究に携わったことでした。
    微分解析機はヴァネヴァー・ブッシュが開発した機械式計算機であり、方程式を自動で解くことができました。しかし、方程式ごとに回路を設計し直す必要がありました。シャノンはブッシュのもとで、回路の設計方法の改善を試みはじめます。
    そこでシャノンが1937年に発表した論文が『継電器と開閉回路の記号的解析』です。シャノンは、「ブール代数(boolean algebra)」を用いることで、実装に依らずに論理回路の設計を行うことができることを示しました。
    これまで、微分解析機や電話の交換機といった論理回路は、エンジニアの試行錯誤とカンによって設計されていました。それがシャノンの研究により、回路を数学的に分析できるようにしたことで、効率の良い回路をあらかじめ設計することができるようになりました。
    こうして一躍知られるようになったシャノンは、プリンストン高等研究所に務めるようになりました。続いて戦争が近づくと、弾道計算の研究に従事したのち、ベル研究所で働くことになりました。
    そこでシャノンは、電気通信おいて長らく問題となっていた、ノイズの解決に取り組むことになります。
    1948年にシャノンが発表した論文が『通信の数学的理論』です。本論文でシャノンは「情報(information)」という言葉を定義し、通信においてノイズがある場合でも任意の精度で情報を送ることができると示しました。シャノンは通信される内容を二進数(binary digit)にまで分解し、その単位をビット(bit)と名づけました。
    シャノンの研究はその後の情報理論の礎となりました。こうして工学者、数学者として不動の地位を築きましたが、その後も多様な研究を行いました。
    1949年にはチェスを自動で打つプログラムの研究を発表し、1950年には、迷路を解くネズミのロボット「テセウス」を発表。これらは人工知能研究の先駆けの一つと考えられています。
    シャノンは、2001年に84歳で亡くなります。現在においても情報理論の父として評価されています。
    以上!

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