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右の方の意見も素敵なのに左の方が話を遮って全否定してるのが心地悪かったです。「そういう考えもあるよね」,「僕は違う考察だよ」というトークが私は好き。
もう、顔から…なんか…ね
11/21山形フォーラムでみてきました。素晴らしい映画でした。名前を偽っていた男の過去をたどりながら、在日や犯罪者の家族の耐え難い差別のことや、ある人間の存在証明(ひいては自分自身の)について考えさせる映画でした。とても重苦しい映画でしたが最後男の義理の子供が「お父さんのことをいつか僕が妹に話して聞かせる」といってくれたことがとてもいい鑑賞後感にしてくれました。それとマグリットの絵が最初と最後に現れ色々考えさせられました。(額が二重になっていたり絵の中の男が後ろ姿だったり)
単純なサスペンスものかと思いきや、複雑な構造と示唆に富む滋味深い作品でしたね。
とても楽しくお話をお聞きしました。以前から、関西弁をわざとらしく喋る人物は、何かおどろおどろしいものを抱えた恐ろしい人や事を表現しているのかなと思っていて、竹内さんのお話を聞きながら、その感覚は大切にしていいんだなと思いました。作中、沢山窓のあるマンションのような建物を背景に城戸弁護士があるくシーンがとても印象に残りました。その窓の中でたくさんの家族がそれぞれの思いを抱えながら生きているんだと思って息が詰まりそうになりました。あと、カトウシンスケさんがとても良かったです!
柄本さんのエセ関西弁にはいろんなご意見がSNSでも見られますが、竹内さんのご指摘に納得しました。カトウさん素晴らしかったですね!
日本映画は今年劇場で10本も見ていないですが、今年の日本映画の集大成的に感じました。「人の多様性」「人は自分の思ったようにしか物事を見ない」ということを語っているところは『流浪の月』『死刑にいたる病』との共通性を感じました。後者に関しては、最後にくる心地良い後味の悪さも。比較すると面白いのが『窓辺にて』で、どちらも人間の感情をしっかりと描くためワンショットで長めの会話がありますが、カメラを動かすか、どこから撮るかなどの構図で全然違いが出るんだなあとも感じました。
他作品との共通性、比較とても面白いですね!
城戸の感情を押し殺した作り笑顔と、谷口Xの宮崎で形成した家族の中で見せる心からの笑顔の対比が非常に印象的でした。妻夫木さんが後半に行くに従って不気味な佇まいになっていく演技が本当に素晴らしいと感じました。谷口Xが絵を描くようになった動機が何なのかも含め、気になる点は色々とありますが見終わった後に語りたくなる映画です😊
コメントありがとうございます。いろんな事を内包した作品ですから、鑑賞後の感想のやり取りは楽しいですね。皆さんいろんな受け取り方をされてるようで、とても興味深いです。
仲野太賀役のロンダリング理由が詳しく描かれていないことで、逆にリアル感が増した気がしました(高等遊民的な動機の人、重い背景の人、お金だけの人とが戸籍を巡って漂っているような裏世界の得体のしれなさ)ガラス越しにセリフの無い再会を見せる力のある役者を贅沢に配し、観客の理解力を信頼してくれているような感じも嬉しかった。最後のくだりは、戸籍ロンダリングは遠い話でも、あなたも旅先のBARで分人的な虚構に身をやつしたいような気分とか、ちょっとよぎったことぐらいあったでしょ?という観客への問いかけのようでした。自分は一気に他人事が自分事になった状態で帰らされたので、あれこれ考える余白が楽しかったので削るパターンは考えられなかったのですが、最後が余分に感じる右の方の意見ももう少し深く聞いてみたかったです。
コメントありがとうございます!ご指摘の感想はとても納得のいくものですね。あのくだりが不用と感じたのは、余韻を感じながら終盤鑑賞していたのにネタバレされたような感じがしてしまったからですね。あの台詞も含めていろいろと考えを巡らせたかったのにダメ押しされた感がありました。あの台詞があってもいろいろ考えるところはあるのですが。あくまでも個人的な感想ですが。
@@cinemasalon ありがとうございます。最後の部分について、お考えを返信いただき恐縮しております(こちらの稚拙なコメントにご不快なところがありましたら、お許しください)なるほど ある男の顛末に区切りがついたところで始まる余韻の中では、過剰な印象がある気持ちもわかってきました。城戸の感情のネタバレ感、という言葉がピッタリします。 時節柄1人で観て、感想を言いあえる環境ではなかったので、さらに深まりました。ありがとうございました。
恐縮される必要は全くありません!我々も視聴者の皆さんと同じ立ち位置で楽しく意見交換できればと思っています。これからもコメントお待ちしておりますので、引き続きよろしくお願いいたします!
『ある男』の脚本担当のひとり、向井康介さんが、先日、『やまぶき』の山崎樹一郎監督との対談(Twitterスペース)で、「石川慶監督らしい作品なら🎦『アーク』。」と。で、配信で鑑賞可能なので、その『アーク』を鑑賞しましたが、思いがけず、衝撃を受ける傑作でした。この作品は、石川慶監督が、脚本も共同で。主演の芳根京子だけでなく、小林薫、風吹ジュンの演技、存在感が強く印象に。『ある男』だけでなく、石川慶監督を知るには、見逃せない作品かと。
「アーク」と本作を見比べると興味深いですね!
犬に懐かれない清野菜名さんに癒やされました。安藤サクラさんがXについて息子に伝えるシーンが好きです。妹にはいつか僕が伝える。って言うセリフで、ちゃんと父親について理解して受け入れた事が表現されてました。Xと過ごした時間が幸せな事と認識されてXもうかばれると思います。
随所に引き込まれるシーンがあり、観る人それぞれの受け取り方のできる作品でしたね。Xは家族になって幸せだったように思います。
とても良い作品でした。いろいろ語りたいことはありますが、一番印象に残ったのは、ラストシーンでの「彼と過ごした三年間は幸せでした」と言う里枝の台詞です。夫だった男にどんな過去があっても、大祐と出会って結婚してからの生活が幸せだったなら、過去は気にする必要はないですから。逆に、大祐がああいう人生を歩んできたから里枝と出会えたので、大事なのは過去がどうだったのではなく、これからどう生きるかなんでしょうね。観ている時に1つ気になったのが、城戸がボクシングジムを訪れるシーンです。雨が降っていて、城戸は透明なビニール傘をさしていましたが、その姿に違和感みたいなものを感じたんですよね。何か似合わないというか、見た目がアンバランスというか。でも突然の雨でコンビニで買ったんだろうと解釈して見続けたんですが、帰りにパンフの最初の見開きページの場面写真を見て、分かった気がしました。あの傘は、城戸は大祐と同じようになるという明示だったんだと感じました。大祐も透明のビニール傘を使ってましたし。
監督はあえてビニール傘を持たせているはずですから、ご指摘の通りかもしれませんね。
芥川賞作家の原作だから文芸作品だと思ってみました。違和感なく楽しめました。私も鑑賞直後は妻の浮気が発覚するシーンからラストの大祐の家族を語るシーンまでは、蛇足だと思いました。でも反芻しているうちにやはりあのラストこそが重要だと思うようになりました。アイデンティティって何かを考えさせてくれる良い映画でした。柄本明の関西弁は関西人の私からすると、もはや関西人の役を演じたのではなく、ああ言う独自の表現かと思えたので全く違和感ありませんでした。
関西の方からのコメント興味深いです。まさしく独自の小見浦という得体の知れない男でしたね。柄本さん流石ですね!
愚行録を見てないって…そもそも話しになってない…アンバランスという表現も納得出来ない。説明的なセリフ、演出を意識的に排除した所は同意する。世界基準の映画を作り、世界と国内映画の解離はしょうがないで済ましてはいけないはずだが…
コメントありがとうございます。監督の「愚行録」は残念ながら未鑑賞です。本チャンネルでは評論家とは違う立ち位置で映画について語っております。年間に膨大な作品数が公開される中で限られた時間の中で作品について言及しております。鑑賞も配信での鑑賞を極力排除して、公開ごの劇場での鑑賞を基本としております。アンバランスという表現にご納得いただけないのであれば、その理由もご提示いただければより議論が深まるのではと思います。日本の映画が国内だけでなく海外でも評価と収益を上げられれば素晴らしいですが、そこには様々な問題が山積しており解決するためには多くの方の力が必要だと思っています。これからもシネマサロンをよろしくお願いいたします。
脚本もキャスト/演技も、撮影やカットも素晴らしくて、人間社会の難しさ?も感じられて、、終盤で色んなことが繋がって、気持ちが揺さぶられて圧倒されました。自分の中ではほぼ完璧な作品で、もっと邦画も観なくては!と思いました。
ある男は、原作知らないで見ましたが、エンタメミステリーという触れ込みな作品かと思ったら社会派作品でしたね。弁護士が主人公で、在日、外国人、犯罪者家族、などの問題にフォーカスし、戸籍成りすまし犯罪で串刺ししたストーリーで謎もなく、サラッと観賞させて頂きました。リピーターが出る作品では無いよねっと思いつつ、上手く繋げてみせるなっと感じながら、事件を追い事件に染まり、過去を捨て生きる選択をした男たちと、それぞれの男に絡む女たち、男たちを誘う犯罪者という3+1の物語は、なかなかに秀逸でした。
おっしゃる通りエンタメミステリーではないのですが、男の履歴を追ううちに作品に引き込まれますね。観る人により受け取り方は様々でとても興味深いですね。
すごく面白い議論でした。やはり酒匂さんがくらいつくと話が盛り上がりますね。必ずしも肯定的な意見ではなかったですが、自分が見た後の印象よりも、映画の印象が良くなり、すごく好きな映画になりました。
私も鑑賞直後より収録時に3人で議論した事で印象が良くなりました!映画の不思議で面白いところですね。
言葉に出来ないくらいの衝撃な作品でした。豪華な俳優さんの中でも窪田正孝さんの扮する男性像に心を奪われ号泣してしまいました。誰かの人生がいいなんて簡単には言えない作品、学ばせて頂きました😢
コメントありがとうございます!窪田さん流石の演技でしたね。
聞いて納得出来たかもです市子見た後だったからか、思ってたのと違うのが出てきた感
コメントありがとうございます!お役に立てたのであれば何よりです!
自分のルーツ、出自など背負うものがある人を描く重いテーマで自身は今年の映画ベスト級だと思いました。それとジャパニーズコリアンを扱ているので『GO』も彷彿しました。オミウラ自身が「私がそもそも戸籍変えていないと考えてませんか?」みたいなイケメン弁護士へのセリフ言わせていますよね、オミウラ自身もNo nameなのか?と思わせるシーンでした。仲野太賀、窪田正孝共にNo nameでなりすましにならないと生きていけない生きづらさを感じさせました。自身としては大きなテーマはこの時代での“生きづらさ”かと思います。蛇足ながらソネザキはエンターテイメント映画とすれば誰?wですよね。唯一姿見せませんでしたね。酒匂さんが2004年より前と考察されましたが、劇中のヘイトデモを見ると私は川崎市のヘイトスピーチ規制条例可決の2019年、数年前と考察しました。最後に私見ですが石川監督の映画では竹内さん未見の『愚行録』が一番エンターティンしていると思います。
2013年の新語・流行語大賞でヘイトスピーチが候補に入っていることから、その辺りとも推測できますね。もし、2004年以降なら機内アナウンスは宮崎ブーゲンビリア空港にして欲しかった💦あの空港名に全く馴染めないので余計にそう思いますが、全く個人的な意見です💦
何が正解とかではなく、こういう話を重ねていくことで、わかること、まだわからないことが何かも気づき、更に考える、その楽しみを感じる、手応えある動画視聴となりました😏
観てきました!自分も関西出身なので柄本さんのセリフでええ~となってました。竹内さんみたいに読み取れてませんでした💦なるほど、あれを深読みすると奥行きが出ますね👌窪塚さんと安藤さんがお店のカウンターをはさんで、お互いに好意を感じているシーンが良かったです❗
戸籍仲介屋という設定から、胡散臭さたっぷりの柄本さんの演技ですからね。エセ関西弁に辟易として、作品の深みを見落とすと残念ですよね。胡散臭い柄本さんのシーンはなかなか良かったです!
良いチャンネルに出会えました😍すごく納得できました〜!!「母性」も時間があれば動画にして欲しいです〜!なんかすごくモヤモヤしてるんですが、他のRUclipsrの人を見ても納得できませんでした。
コメントありがとうございます!「母性」近々アップいたしますのでお楽しみに!毎週公開作品から動画収録する課題作品を決めています。リクエストも受け付けていますから「今週末公開作品」の動画もチェックしてみてください!
あるレビューで、柄本明の関西弁が下手すぎて見る気が失せたというのがありましたが、あれはわざと下手に喋っているという竹内さんの見方が正解だと思います。それらしく喋らせていても全然違っているのは宮崎弁の方ですね。だからと言ってそれは映画の本質とは何の関係もありません。
そのレビューされた方は、小見浦がエセ関西弁を操る人間との解釈にはどう考えるのでしょうね?宮崎出身ですが、途中まであの場所が宮崎とは全くわからなかったです。それでも全く気にならなかったですし、おっしゃる通り映画の本質とは関係ないですね。
@@cinemasalon さま。 私はエキストラ?の方の「〜こっせん」という言葉で宮崎かなと気づいたのですが、あの舞台の県北の山間部では「こっせん」は使いません。宮崎市周辺の若者言葉ですね。
都城出身の私には「こっせん」全くわかりません💦もう一度見返してみたくなりました!ありがとうございます!
夫の死後、彼がその名前の人物ではないことを、妻は告げられる・・・(ネタバレあり)訳あって、「名前」を他人と交換し別人となって生きた男と、彼の正体を探査する弁護士のストーリーが軸になった作品。スッキリしないところがありますが、とりあえず斜めの視線でごちゃごちゃ書きます(汗)他人と「名前」を交換したということは、その人物の人生の歴史も受け継いだということ。単に本人同定に使われる健康保険証・運転免許証・住民票・パスポート、などをどうするか以上のものがあります。ところで、こういうような設定はスパイ小説では、あるあるですが、その場合は、偽装がバレないように、事前の訓練や整形や、「組織」の陰ながらのバックアップ&サポートがあるのが一般的。一方、本作の場合は、「一般人」が偽装して一人で生きていくという点に特徴があります。なので(バレるのではないかという)緊張感が常に内面に潜んでいるはず。社会の片隅で生きていくと決めていたのに、結婚すると人のつながりは自然と広がり、「名前」の元の所有者の友人知人に出会う危険も増える・・・。私なら、同棲はしても、とても結婚には踏み切れません。その辺りに少し違和感がありましたが、私が小心者だけなのかも・・・(汗)弁護士の城戸章良(妻夫木聡)が在日三世の設定になっているのは、やはり理解が難しいです(本筋に関係ないようでいて、何かあるのでは?と思わせます)また、バーでの客との会話、城戸が自分を温泉旅館の二男坊と言って話すのも、深読みすると意味深です。あたかも、城戸章良という名がXと同じく本名ではないと示唆しているようにも、読み取れます。さらに、スナックのマスターの「北朝鮮に拉致されたんでは?」という台詞も引っかかります。原作者が大沢在昌さんなどなら、間違いなく、城戸は北朝鮮の潜入工作員ですね(汗)でなければ、城戸は日本国籍の「城戸章良」を公的には使っているが、本人は祖父や親に教えられた「李・・・(イ・なにがし)」が自分の本当の名だと思っている、のかもしれません。P.S.:大祐:X(窪田正孝)が結婚するだけではなく、自分の子供を作ったのは、ストーリーの都合のためでしょうね。死後に子供を残しておかなければ、DNA本人鑑定が不可能になります。(亡骸は、既に荼毘に付されている)戸籍が絡んだ偽装が含まれる作品には、東野圭吾さんの「片思い」がありますね。ジェンダー問題がテーマなので、ある意味本作より直接的で分かりやすく深く切実です(2001年刊行、2017年ドラマ化)
コメント拝読して「ジャッカルの日」を思い出してしまいました💦
マグリットの絵で始まりマグリットの絵で終わる。スケッチにあった顔のない顔はフランシスベーコンか?なんてのも考えると”愛した夫は別人だった”ってのは確かにシュールレアリズム的発想にも思いますね。関係あるのかな?(「未来惑星ザルドス」でマグリットの「ピレネーの城」が飾られてた事からたまたま見てた😅)。それはそうと当時者じゃないとわかりようもないけど、出自を変えたい人がいるんだろうと言うのは想像つきますね。でもあの事故が起きなかったら家族の幸せは続いていたんだろうか?となると、あの兄貴や真木よう子の親みたいのがいる限りダメでしょうね。何が悪いのかは明らかなんだけど、そもそも悪いと思ってない事が最も厄介ですね。と言う事で、私も竹内さん同様あまりカッチリ作ってないところが逆に好印象でしたね。そう言う意味ではやっぱり日本映画っぽくないと言えるかも。それにしても老舗の温泉旅館の息子である事が重荷の仲野太賀って、どうしても「ジャパニーズスタイル」連想しちゃって🤣
家族の幸せは続くと思いたいですが、おっしゃる通り周りの人間関係や外部環境で揺れ動くのは誰しもにあることなので、束の間の幸せになったかもしれませんね。
ラスト真木よう子さん役の奥さんが浮気して妻夫木さん役の旦那さんは離婚したんですか?
解釈は観客に委ねられているように思います!
配信するかDVD にするか
真木よう子は嫌な妻を演じていたのか。演技が下手なだけかと思った。
真木さんは演技お上手だと思います!
チラシだけの情報で見に行ったのでミステリーだろうと思っていきました。ところが、窪田+安藤の見事な演技に見惚れつつも、妻夫木がただの調査者でない描かれ方で、これはなんだ?と思っていたら、最後の展開で納得。アイデンティティをキーワードに窪田と妻夫木を描いていたのだと。非常に含蓄があり、かつエンターテイメントとしても自分は楽しめる映画でした。小学校、中学校、高校、大学、職場と自分のアイデンティティも微妙に変化したななどと思いました。
どの演技者も素晴らしかったですね。おっしゃる通り、いろんな受け取り方もできる含蓄のある作品でした。
相変わらず、音声がオフ気味で聞きづらい。
ある男あり得たかも知れないもうひとつの人生を追って「背を向けて重なる二人の男の絵」から始まる冒頭から何かの暗喩を感じその後の展開も意味慎重でした。最後にそれに魅入る城戸の後ろ姿で終わるのですが、この映画での城戸は案内人であり、ある男を追う探偵役です。ところが城戸にも秘められた闇の様な背景がありそうで日系3世というのはその一部でしょうが残された部分は明かされてはいません。あるのかもどうかは…?ある男を追っていた城戸はある男になってしまった。もしくはなりたいという願望が生じてしまった。それが最後シーンの意味合いでしょうか。となると最後に会っていた男はまた別の戸籍譲渡扱い者でしょうか。それとも妻の浮気相手でしょうか? 僕は鑑賞直後は後者でしたが…しかし今月の邦画はそのジャンルからしても、広く、豊かで、残された「母性」も楽しみです。フェイバリット選定には悩みますね。
城戸もある男でしたね。いろんな解釈や受け取り方があるので鑑賞後に考察する楽しみが沢山ある作品でした。
ラストシーン自体はさもありなんといった感じで意外性はなかったのですが、主人公の弁護士がそこに至った原因とのバランスに違和感がありました。主人公の人物造形から強い精神の持ち主との印象を受けていたので、そんなことがきっかけでそこまでやるものか、と感じました。主人公の大きさをどのように描くかは難しいですね。
強い精神の持ち主かと思いきや、既にバランス崩していたのかもしれませんね。あの妻と義父母なら、さもありなんです。
今回は 竹内Pさんが お勧めしてたのと映画の予告だけ観て 観たいなぁと思い観てきました。感想としては 気持ち悪い映画だと言うのが感想でした なんか 最後の最後で インパクトが強かったです。竹内Pさんの言う通り 商業での映画 作品としての映画。ふたつを併せ持つ 不思議な 映画でしたね。 感想レビューありがとうございました。
おっしゃる通り、不気味で気持ち悪さを孕んだ作品でしたね。Xの幸せな時間も事故により収束してしまいましたが、仮に彼が生きていても悲劇的な結末を迎えたかもしれませんね。
本日遅ればせながら鑑賞、監督の前作のアークがいまいち乗り切れなかったのですが今回はバッチリ楽しめました、そんなに大きなスクリーンじゃないけど(シネコン120席くらい)、いい絵だったと思います。早速動画を拝見したのですが、動画タイトルが映画を読み解く上で丁度良い補助線となってくれました。
お役に立てたのであれば何よりです!
私は私の人生を他人が生きたどうなるのだろう❓って思って観ていたなぁ🔛音声や画作りや編集などなど、映画らしい映画だと思ってみていました🎵ただ、映像的な同じようなチャレンジが繰り返し使われていて、しつこさを感じていました💦竹内P、アンバランスねぇ。なるほど👉私はシーケンスの構成がアンバランスで終始、監督の手の上でコロコロさせられているような気がしました。最後のシーンでジェットコースターの終点についた安堵感を感じたくらい(笑)━━━━━━ただ、一日で6本も観た日の最後の一本だったから、私の頭もウニョウニョだったのかもしれませんwww
1日6本とは凄いですね!
原作があるので仕方ないのですが、個人的には探偵役の弁護士が、在日としての葛藤に悩んでいる部分が必要なかったと思います。あくまでXという「ある男」の正体だけを追いかけるシンプルな作風が良いと思いました。しかも、「本物の谷口」が何故、戸籍を変更しなければいけなかったのか、そこら辺を詳しく描いてくれたほうが、自分としては満足でした。
そのように感じられた観客は多そうですね。
仲野くんの無駄遣いでは、とのお言葉がありましたが、清野さんを見つけた瞬間の表情、目の演技と涙は、さすが!となりました。Xの息子が「お父さんは自分の父親にして欲しかったことをしてくれていたんだと思う」「妹にはいつか自分が話してあげたい」という言葉に、彼の葛藤を乗り越えた成長が見え、救いに感じました。素晴らしい作品でした。
コメントありがとうございます!無駄遣いとは失言でした、仲野太賀さんの演技をもう少し観たかったと言うべきでした、お詫びして修正したいと思います。仲野太賀さんは少ない場面ながらも流石の存在感と納得の演技でしたね。
右の方の意見も素敵なのに左の方が話を遮って全否定してるのが心地悪かったです。「そういう考えもあるよね」,「僕は違う考察だよ」というトークが私は好き。
もう、顔から…なんか…ね
11/21山形フォーラムでみてきました。素晴らしい映画でした。名前を偽っていた男の過去をたどりながら、在日や犯罪者の家族の耐え難い差別のことや、ある人間の存在証明(ひいては自分自身の)について考えさせる映画でした。とても重苦しい映画でしたが最後男の義理の子供が「お父さんのことをいつか僕が妹に話して聞かせる」といってくれたことがとてもいい鑑賞後感にしてくれました。それとマグリットの絵が最初と最後に現れ色々考えさせられました。(額が二重になっていたり絵の中の男が後ろ姿だったり)
単純なサスペンスものかと思いきや、複雑な構造と示唆に富む滋味深い作品でしたね。
とても楽しくお話をお聞きしました。
以前から、関西弁をわざとらしく喋る人物は、何かおどろおどろしいものを抱えた恐ろしい人や事を表現しているのかなと思っていて、竹内さんのお話を聞きながら、その感覚は大切にしていいんだなと思いました。
作中、沢山窓のあるマンションのような建物を背景に城戸弁護士があるくシーンがとても印象に残りました。その窓の中でたくさんの家族がそれぞれの思いを抱えながら生きているんだと思って息が詰まりそうになりました。あと、カトウシンスケさんがとても良かったです!
柄本さんのエセ関西弁にはいろんなご意見がSNSでも見られますが、竹内さんのご指摘に納得しました。
カトウさん素晴らしかったですね!
日本映画は今年劇場で10本も見ていないですが、今年の日本映画の集大成的に感じました。
「人の多様性」「人は自分の思ったようにしか物事を見ない」ということを語っているところは『流浪の月』『死刑にいたる病』との共通性を感じました。後者に関しては、最後にくる心地良い後味の悪さも。
比較すると面白いのが『窓辺にて』で、どちらも人間の感情をしっかりと描くためワンショットで長めの会話がありますが、カメラを動かすか、どこから撮るかなどの構図で全然違いが出るんだなあとも感じました。
他作品との共通性、比較とても面白いですね!
城戸の感情を押し殺した作り笑顔と、谷口Xの宮崎で形成した家族の中で見せる心からの笑顔の対比が非常に印象的でした。妻夫木さんが後半に行くに従って不気味な佇まいになっていく演技が本当に素晴らしいと感じました。
谷口Xが絵を描くようになった動機が何なのかも含め、気になる点は色々とありますが見終わった後に語りたくなる映画です😊
コメントありがとうございます。
いろんな事を内包した作品ですから、鑑賞後の感想のやり取りは楽しいですね。
皆さんいろんな受け取り方をされてるようで、とても興味深いです。
仲野太賀役のロンダリング理由が詳しく描かれていないことで、逆にリアル感が増した気がしました(高等遊民的な動機の人、重い背景の人、お金だけの人とが戸籍を巡って漂っているような裏世界の得体のしれなさ)
ガラス越しにセリフの無い再会を見せる力のある役者を贅沢に配し、観客の理解力を信頼してくれているような感じも嬉しかった。
最後のくだりは、
戸籍ロンダリングは遠い話でも、あなたも旅先のBARで分人的な虚構に身をやつしたいような気分とか、ちょっとよぎったことぐらいあったでしょ?という観客への問いかけのようでした。
自分は一気に他人事が自分事になった状態で帰らされたので、あれこれ考える余白が楽しかったので削るパターンは考えられなかったのですが、
最後が余分に感じる右の方の意見ももう少し深く聞いてみたかったです。
コメントありがとうございます!
ご指摘の感想はとても納得のいくものですね。
あのくだりが不用と感じたのは、余韻を感じながら終盤鑑賞していたのにネタバレされたような感じがしてしまったからですね。
あの台詞も含めていろいろと考えを巡らせたかったのにダメ押しされた感がありました。
あの台詞があってもいろいろ考えるところはあるのですが。
あくまでも個人的な感想ですが。
@@cinemasalon ありがとうございます。最後の部分について、お考えを返信いただき恐縮しております(こちらの稚拙なコメントにご不快なところがありましたら、お許しください)
なるほど ある男の顛末に区切りがついたところで始まる余韻の中では、過剰な印象がある気持ちもわかってきました。城戸の感情のネタバレ感、という言葉がピッタリします。
時節柄1人で観て、感想を言いあえる環境ではなかったので、さらに深まりました。ありがとうございました。
恐縮される必要は全くありません!
我々も視聴者の皆さんと同じ立ち位置で楽しく意見交換できればと思っています。
これからもコメントお待ちしておりますので、引き続きよろしくお願いいたします!
『ある男』の脚本担当のひとり、向井康介さんが、先日、『やまぶき』の山崎樹一郎監督との対談(Twitterスペース)で、「石川慶監督らしい作品なら🎦『アーク』。」と。で、配信で鑑賞可能なので、その『アーク』を鑑賞しましたが、思いがけず、衝撃を受ける傑作でした。この作品は、石川慶監督が、脚本も共同で。
主演の芳根京子だけでなく、小林薫、風吹ジュンの演技、存在感が強く印象に。
『ある男』だけでなく、石川慶監督を知るには、見逃せない作品かと。
「アーク」と本作を見比べると興味深いですね!
犬に懐かれない清野菜名さんに癒やされました。
安藤サクラさんがXについて息子に伝えるシーンが好きです。
妹にはいつか僕が伝える。って言うセリフで、ちゃんと父親について理解して受け入れた事が表現されてました。
Xと過ごした時間が幸せな事と認識されてXもうかばれると思います。
随所に引き込まれるシーンがあり、観る人それぞれの受け取り方のできる作品でしたね。
Xは家族になって幸せだったように思います。
とても良い作品でした。
いろいろ語りたいことはありますが、一番印象に残ったのは、ラストシーンでの「彼と過ごした三年間は幸せでした」と言う里枝の台詞です。
夫だった男にどんな過去があっても、大祐と出会って結婚してからの生活が幸せだったなら、過去は気にする必要はないですから。
逆に、大祐がああいう人生を歩んできたから里枝と出会えたので、大事なのは過去がどうだったのではなく、これからどう生きるかなんでしょうね。
観ている時に1つ気になったのが、城戸がボクシングジムを訪れるシーンです。
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あの傘は、城戸は大祐と同じようになるという明示だったんだと感じました。大祐も透明のビニール傘を使ってましたし。
監督はあえてビニール傘を持たせているはずですから、ご指摘の通りかもしれませんね。
芥川賞作家の原作だから文芸作品だと思ってみました。違和感なく楽しめました。
私も鑑賞直後は妻の浮気が発覚するシーンからラストの大祐の家族を語るシーンまでは、蛇足だと思いました。でも反芻しているうちにやはりあのラストこそが重要だと思うようになりました。
アイデンティティって何かを考えさせてくれる良い映画でした。
柄本明の関西弁は関西人の私からすると、もはや関西人の役を演じたのではなく、ああ言う独自の表現かと思えたので全く違和感ありませんでした。
関西の方からのコメント興味深いです。
まさしく独自の小見浦という得体の知れない男でしたね。柄本さん流石ですね!
愚行録を見てないって…そもそも話しになってない…アンバランスという表現も納得出来ない。説明的なセリフ、演出を意識的に排除した所は同意する。世界基準の映画を作り、世界と国内映画の解離はしょうがないで済ましてはいけないはずだが…
コメントありがとうございます。
監督の「愚行録」は残念ながら未鑑賞です。
本チャンネルでは評論家とは違う立ち位置で映画について語っております。年間に膨大な作品数が公開される中で限られた時間の中で作品について言及しております。
鑑賞も配信での鑑賞を極力排除して、公開ごの劇場での鑑賞を基本としております。
アンバランスという表現にご納得いただけないのであれば、その理由もご提示いただければより議論が深まるのではと思います。
日本の映画が国内だけでなく海外でも評価と収益を上げられれば素晴らしいですが、そこには様々な問題が山積しており解決するためには多くの方の力が必要だと思っています。
これからもシネマサロンをよろしくお願いいたします。
脚本もキャスト/演技も、撮影やカットも素晴らしくて、人間社会の難しさ?も感じられて、、
終盤で色んなことが繋がって、気持ちが揺さぶられて圧倒されました。
自分の中ではほぼ完璧な作品で、もっと邦画も観なくては!と思いました。
ある男は、原作知らないで見ましたが、エンタメミステリーという触れ込みな作品かと思ったら社会派作品でしたね。弁護士が主人公で、在日、外国人、犯罪者家族、などの問題にフォーカスし、戸籍成りすまし犯罪で串刺ししたストーリーで謎もなく、サラッと観賞させて頂きました。リピーターが出る作品では無いよねっと思いつつ、上手く繋げてみせるなっと感じながら、事件を追い事件に染まり、過去を捨て生きる選択をした男たちと、それぞれの男に絡む女たち、男たちを誘う犯罪者という3+1の物語は、なかなかに秀逸でした。
おっしゃる通りエンタメミステリーではないのですが、男の履歴を追ううちに作品に引き込まれますね。
観る人により受け取り方は様々でとても興味深いですね。
すごく面白い議論でした。やはり酒匂さんがくらいつくと話が盛り上がりますね。必ずしも肯定的な意見ではなかったですが、自分が見た後の印象よりも、映画の印象が良くなり、すごく好きな映画になりました。
私も鑑賞直後より収録時に3人で議論した事で印象が良くなりました!
映画の不思議で面白いところですね。
言葉に出来ないくらいの衝撃な作品でした。豪華な俳優さんの中でも窪田正孝さんの扮する男性像に心を奪われ号泣してしまいました。誰かの人生がいいなんて簡単には言えない作品、学ばせて頂きました😢
コメントありがとうございます!
窪田さん流石の演技でしたね。
聞いて納得出来たかもです
市子見た後だったからか、思ってたのと違うのが出てきた感
コメントありがとうございます!
お役に立てたのであれば何よりです!
自分のルーツ、出自など背負うものがある人を描く重いテーマで
自身は今年の映画ベスト級だと思いました。
それとジャパニーズコリアンを扱ているので『GO』も彷彿しました。
オミウラ自身が「私がそもそも戸籍変えていないと考えてませんか?」みたいな
イケメン弁護士へのセリフ言わせていますよね、オミウラ自身もNo nameなのか?と
思わせるシーンでした。
仲野太賀、窪田正孝共にNo nameでなりすましにならないと生きていけない生きづらさを
感じさせました。自身としては大きなテーマはこの時代での“生きづらさ”かと思います。
蛇足ながらソネザキはエンターテイメント映画とすれば誰?wですよね。
唯一姿見せませんでしたね。
酒匂さんが2004年より前と考察されましたが、劇中のヘイトデモを見ると
私は川崎市のヘイトスピーチ規制条例可決の2019年、数年前と考察しました。
最後に私見ですが石川監督の映画では竹内さん未見の『愚行録』が一番エンターティンしていると思います。
2013年の新語・流行語大賞でヘイトスピーチが候補に入っていることから、その辺りとも推測できますね。
もし、2004年以降なら機内アナウンスは宮崎ブーゲンビリア空港にして欲しかった💦
あの空港名に全く馴染めないので余計にそう思いますが、全く個人的な意見です💦
何が正解とかではなく、こういう話を重ねていくことで、わかること、まだわからないことが何かも気づき、更に考える、その楽しみを感じる、手応えある動画視聴となりました😏
観てきました!
自分も関西出身なので柄本さんのセリフでええ~となってました。竹内さんみたいに読み取れてませんでした💦なるほど、あれを深読みすると奥行きが出ますね👌
窪塚さんと安藤さんがお店のカウンターをはさんで、お互いに好意を感じているシーンが良かったです❗
戸籍仲介屋という設定から、胡散臭さたっぷりの柄本さんの演技ですからね。
エセ関西弁に辟易として、作品の深みを見落とすと残念ですよね。
胡散臭い柄本さんのシーンはなかなか良かったです!
良いチャンネルに出会えました😍
すごく納得できました〜!!
「母性」も時間があれば動画にして欲しいです〜!
なんかすごくモヤモヤしてるんですが、他のRUclipsrの人を見ても納得できませんでした。
コメントありがとうございます!
「母性」近々アップいたしますのでお楽しみに!
毎週公開作品から動画収録する課題作品を決めています。リクエストも受け付けていますから「今週末公開作品」の動画もチェックしてみてください!
あるレビューで、柄本明の関西弁が下手すぎて見る気が失せたというのがありましたが、あれはわざと下手に喋っているという竹内さんの見方が正解だと思います。それらしく喋らせていても全然違っているのは宮崎弁の方ですね。だからと言ってそれは映画の本質とは何の関係もありません。
そのレビューされた方は、小見浦がエセ関西弁を操る人間との解釈にはどう考えるのでしょうね?
宮崎出身ですが、途中まであの場所が宮崎とは全くわからなかったです。それでも全く気にならなかったですし、おっしゃる通り映画の本質とは関係ないですね。
@@cinemasalon さま。 私はエキストラ?の方の「〜こっせん」という言葉で宮崎かなと気づいたのですが、あの舞台の県北の山間部では「こっせん」は使いません。宮崎市周辺の若者言葉ですね。
都城出身の私には「こっせん」全くわかりません💦
もう一度見返してみたくなりました!
ありがとうございます!
夫の死後、彼がその名前の人物ではないことを、妻は告げられる・・・
(ネタバレあり)
訳あって、「名前」を他人と交換し別人となって生きた男と、彼の正体を探査する弁護士のストーリーが軸になった作品。
スッキリしないところがありますが、とりあえず斜めの視線でごちゃごちゃ書きます(汗)
他人と「名前」を交換したということは、その人物の人生の歴史も受け継いだということ。単に本人同定に使われる健康保険証・運転免許証・住民票・パスポート、などをどうするか以上のものがあります。
ところで、こういうような設定はスパイ小説では、あるあるですが、その場合は、偽装がバレないように、事前の訓練や整形や、「組織」の陰ながらのバックアップ&サポートがあるのが一般的。
一方、本作の場合は、「一般人」が偽装して一人で生きていくという点に特徴があります。なので(バレるのではないかという)緊張感が常に内面に潜んでいるはず。
社会の片隅で生きていくと決めていたのに、結婚すると人のつながりは自然と広がり、「名前」の元の所有者の友人知人に出会う危険も増える・・・。私なら、同棲はしても、とても結婚には踏み切れません。その辺りに少し違和感がありましたが、私が小心者だけなのかも・・・(汗)
弁護士の城戸章良(妻夫木聡)が在日三世の設定になっているのは、やはり理解が難しいです(本筋に関係ないようでいて、何かあるのでは?と思わせます)
また、バーでの客との会話、城戸が自分を温泉旅館の二男坊と言って話すのも、深読みすると意味深です。あたかも、城戸章良という名がXと同じく本名ではないと示唆しているようにも、読み取れます。さらに、スナックのマスターの「北朝鮮に拉致されたんでは?」という台詞も引っかかります。
原作者が大沢在昌さんなどなら、間違いなく、城戸は北朝鮮の潜入工作員ですね(汗)
でなければ、城戸は日本国籍の「城戸章良」を公的には使っているが、本人は祖父や親に教えられた「李・・・(イ・なにがし)」が自分の本当の名だと思っている、のかもしれません。
P.S.:
大祐:X(窪田正孝)が結婚するだけではなく、自分の子供を作ったのは、ストーリーの都合のためでしょうね。死後に子供を残しておかなければ、DNA本人鑑定が不可能になります。(亡骸は、既に荼毘に付されている)
戸籍が絡んだ偽装が含まれる作品には、東野圭吾さんの「片思い」がありますね。ジェンダー問題がテーマなので、ある意味本作より直接的で分かりやすく深く切実です(2001年刊行、2017年ドラマ化)
コメント拝読して「ジャッカルの日」を思い出してしまいました💦
マグリットの絵で始まりマグリットの絵で終わる。スケッチにあった顔のない顔はフランシスベーコンか?なんてのも考えると”愛した夫は別人だった”ってのは確かにシュールレアリズム的発想にも思いますね。関係あるのかな?(「未来惑星ザルドス」でマグリットの「ピレネーの城」が飾られてた事からたまたま見てた😅)。
それはそうと当時者じゃないとわかりようもないけど、出自を変えたい人がいるんだろうと言うのは想像つきますね。でもあの事故が起きなかったら家族の幸せは続いていたんだろうか?となると、あの兄貴や真木よう子の親みたいのがいる限りダメでしょうね。何が悪いのかは明らかなんだけど、そもそも悪いと思ってない事が最も厄介ですね。
と言う事で、私も竹内さん同様あまりカッチリ作ってないところが逆に好印象でしたね。そう言う意味ではやっぱり日本映画っぽくないと言えるかも。
それにしても老舗の温泉旅館の息子である事が重荷の仲野太賀って、どうしても「ジャパニーズスタイル」連想しちゃって🤣
家族の幸せは続くと思いたいですが、おっしゃる通り周りの人間関係や外部環境で揺れ動くのは誰しもにあることなので、束の間の幸せになったかもしれませんね。
ラスト
真木よう子さん役の奥さんが浮気して
妻夫木さん役の旦那さんは
離婚したんですか?
解釈は観客に委ねられているように思います!
配信するかDVD にするか
真木よう子は嫌な妻を演じていたのか。
演技が下手なだけかと思った。
真木さんは演技お上手だと思います!
チラシだけの情報で見に行ったのでミステリーだろうと思っていきました。
ところが、窪田+安藤の見事な演技に見惚れつつも、妻夫木がただの調査者でない描かれ方で、
これはなんだ?と思っていたら、最後の展開で納得。
アイデンティティをキーワードに窪田と妻夫木を描いていたのだと。
非常に含蓄があり、かつエンターテイメントとしても自分は楽しめる映画でした。
小学校、中学校、高校、大学、職場と自分のアイデンティティも微妙に変化したななどと思いました。
どの演技者も素晴らしかったですね。
おっしゃる通り、いろんな受け取り方もできる含蓄のある作品でした。
相変わらず、音声がオフ気味で聞きづらい。
ある男
あり得たかも知れないもうひとつの人生を追って
「背を向けて重なる二人の男の絵」から始まる冒頭から何かの暗喩を感じその後の展開も意味慎重でした。
最後にそれに魅入る城戸の後ろ姿で終わるのですが、この映画での城戸は案内人であり、ある男を追う探偵役です。ところが城戸にも秘められた闇の様な背景がありそうで日系3世というのはその一部でしょうが残された部分は明かされてはいません。あるのかもどうかは…?
ある男を追っていた城戸はある男になってしまった。もしくはなりたいという願望が生じてしまった。それが最後シーンの意味合いでしょうか。となると最後に会っていた男はまた別の戸籍譲渡扱い者でしょうか。それとも妻の浮気相手でしょうか? 僕は鑑賞直後は後者でしたが…
しかし今月の邦画はそのジャンルからしても、広く、豊かで、残された「母性」も楽しみです。フェイバリット選定には悩みますね。
城戸もある男でしたね。
いろんな解釈や受け取り方があるので鑑賞後に考察する楽しみが沢山ある作品でした。
ラストシーン自体はさもありなんといった感じで意外性はなかったのですが、主人公の弁護士がそこに至った原因とのバランスに違和感がありました。主人公の人物造形から強い精神の持ち主との印象を受けていたので、そんなことがきっかけでそこまでやるものか、と感じました。主人公の大きさをどのように描くかは難しいですね。
強い精神の持ち主かと思いきや、既にバランス崩していたのかもしれませんね。あの妻と義父母なら、さもありなんです。
今回は 竹内Pさんが お勧めしてたのと
映画の予告だけ観て 観たいなぁと思い
観てきました。
感想としては 気持ち悪い映画だと言うのが感想でした なんか 最後の最後で インパクトが強かったです。竹内Pさんの言う通り 商業での映画 作品としての映画。ふたつを併せ持つ 不思議な 映画でしたね。 感想レビューありがとうございました。
おっしゃる通り、不気味で気持ち悪さを孕んだ作品でしたね。
Xの幸せな時間も事故により収束してしまいましたが、仮に彼が生きていても悲劇的な結末を迎えたかもしれませんね。
本日遅ればせながら鑑賞、監督の前作のアークがいまいち乗り切れなかったのですが今回はバッチリ楽しめました、そんなに大きなスクリーンじゃないけど(シネコン120席くらい)、いい絵だったと思います。早速動画を拝見したのですが、動画タイトルが映画を読み解く上で丁度良い補助線となってくれました。
お役に立てたのであれば何よりです!
私は私の人生を他人が生きたどうなるのだろう❓って思って観ていたなぁ🔛
音声や画作りや編集などなど、映画らしい映画だと思ってみていました🎵ただ、映像的な同じようなチャレンジが繰り返し使われていて、しつこさを感じていました💦
竹内P、アンバランスねぇ。なるほど👉
私はシーケンスの構成がアンバランスで終始、監督の手の上でコロコロさせられているような気がしました。最後のシーンでジェットコースターの終点についた安堵感を感じたくらい(笑)
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ただ、一日で6本も観た日の最後の一本だったから、私の頭もウニョウニョだったのかもしれませんwww
1日6本とは凄いですね!
原作があるので仕方ないのですが、個人的には探偵役の弁護士が、在日としての葛藤に悩んでいる部分が必要なかったと思います。
あくまでXという「ある男」の正体だけを追いかけるシンプルな作風が良いと思いました。
しかも、「本物の谷口」が何故、戸籍を変更しなければいけなかったのか、そこら辺を詳しく描いてくれたほうが、自分としては満足でした。
そのように感じられた観客は多そうですね。
仲野くんの無駄遣いでは、とのお言葉がありましたが、清野さんを見つけた瞬間の表情、目の演技と涙は、さすが!となりました。
Xの息子が「お父さんは自分の父親にして欲しかったことをしてくれていたんだと思う」「妹にはいつか自分が話してあげたい」という言葉に、彼の葛藤を乗り越えた成長が見え、救いに感じました。
素晴らしい作品でした。
コメントありがとうございます!
無駄遣いとは失言でした、仲野太賀さんの演技をもう少し観たかったと言うべきでした、お詫びして修正したいと思います。
仲野太賀さんは少ない場面ながらも流石の存在感と納得の演技でしたね。