「悪は存在しない」Evil Does Not Exist Movie Review 映画レビュー No Spoiler ネタバレなし
HTML-код
- Опубликовано: 7 ноя 2024
- 再編集字幕版 4月26日公開 By Ryusuke Hamaguchi 濱口竜介監督の最新作 ベネチア銀の獅子賞
?なぜか字幕が消えたので再配信します。編集も少し変えています。
予告篇 • 予告編-濱口竜介監督『悪は存在しない』4.2...
US Trailer • EVIL DOES NOT EXIST - ...
「ドライブ・マイ・カー」Drive My Car Movie Review 映画レビュー "Drive My Car "Movie Review
• Drive My Carドライブマイカー M...
レビューしてない新作や日本公開前の映画、見ている映画のコメントをしています。ツイターもご覧ください。 / nobinobimovie
*映画をA,B,Cで評価します。
評価の基準
A+ この映画に恋した
A とてもとても感動した
A- とても感動した
B+ 質がよい
B 楽しめた
B- ビミョウ
C 見なくても良かった
私にとってのいい映画
1)感動させる、泣いて笑えた
2)作り手の情熱、伝えたいメッセージがある
3)新しさ、個性、作家性、芸術性がある
#EvilDoesNotExist #アカデミー賞 #Oscar #oscars #venicefilmfestival #悪は存在しない
冒頭の森の場面、私はなぜか「去年マリエンバートで」の淡々として美しい宮殿の描写を思い出してしまいました。残念なのはこの素晴らしい映画が日本ではミニシアターでしか上映されていないことです。私はゴールデンウィーク明けの平日に見にゆきましたがほぼ満席の盛況でした。どういう事情があるのかは知る由もありませんが、多くの人に鑑賞してもらいたいものです。
「去年マリエンバード」は幻想のような映画だったとしか記憶にないのですが、冒頭の森は幻想のようでしたね。この映画は世界中どこでもミニシアターで上演されています。配給会社の関係でしょうか?独立系アート映画をサポートしているミニシアターが時々こう言うふうに当てて儲けてくれてうれしいです。そして観客がミニシアターの映画に興味を持ってくれたらうれしいです。映画文化をミニシアターから広げていってほしいです。
説明会の区長さんのシーンは働いていると心当たりのある言葉でした。(上から流れた~、のくだり)
物事を「良くする」ことと「都合よく」するということは似て非なることです、その時は良くても何の解決にもなっていないので後にその問題が振り返し、下の者が苦しむのです。
「悪は存在しない」、掘り下げるといろいろ出てくるのでしょうが今は物語の話で言う下流の領域のことと解釈しました。それは人間同士だけでなく、人間と自然ということについてもあるのだろうと思いました。
濱口監督は「会話」を巧みに使いこなす監督だなと改めて感じました、淡々としながらも喜怒哀楽を織り交ぜずっと引き込まれていました。うどん屋のシーンの「温まりました」「それって味のことじゃないですよね」はちょっと笑いそうになりました。あと、薪割りのシーンで説明会に来た社員が簡単なアドバイスであっさり割るところでは役者さんの背景(俳優業を中断して鳶職をしているときに大ハンマーを扱っていたそうで、割れたシーンはテイク1を使ったそうです)を知って納得しました、むしろ割れないように演じるのが難しかったようです。
説明会の討論はとても自然でした。濱口監督のセリフはめりはりがあってうまいです。今回特に説明的でなかったです。薪割りは山に住んでいる友人が日常的にやっていますがむつかしいですよね。都会の人が1発で割ってしまった時には信じられませんでした。そういう事なんですね。
邦題は哀れなるものですよー!笑
またまた、すみません。ご指摘ありがとうございます。