万葉歌人 小林 泉翁 の生涯

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  • Опубликовано: 18 апр 2024
  • 小林 泉 こばやし いずみ(1882~1946)明治15年~昭和21年
    万葉歌人 号 食人窟(じきにんくつ) 不忘山人(ふぼうさんじん)
    長野県小県郡西内村大字平井字戸羽(現在上田市平井)出身
     日本には、神代の時代より脈々と、伝え継がれて来た民族の歴史、伝統と文化があります。なかでも言語である日本語は、上代よりコミュニケーションとは別の意味合いでもある、言霊(ことだま)と言われる不思議な魅力があります。
    小林泉さんは、少年の頃に読んだ歌集に感化され、それが生涯和歌の世界で生きる”火種”となりました。
     信濃の寒村から東京に出て、英語を学び米国に渡る。帰朝して横浜税務署勤務を経てシンガーミシン会社と、恵まれた生活環境を過ごされますが、そのような安泰な生活を捨て、赤貧の生涯を選ぶこととなります。
     小林泉さんは、多くの歌を詠み、歴史書、資料などの執筆をされますが、出版による利益を望まず、ほとんど自費出版をして、故郷の青年諸君や、知人関係者に進呈をしていました。出版の費用などは自らの労働や、多くの仁人の方々の賛助を受けています。その為に出版された書籍は限られており、少ない資料で小林泉翁の人物を辿るのは至難の業です。
     移ろう四季を楽しみ、歴史的遺構や、多くの知名人らを訪ね歩く旅の生活。時として青年や教育関係者らに万葉集の講義などをしている翁には、日本人としての大和心の重要性の認識を、後進の指導者としての使命感として説く。また農村更生や祖先崇敬と至誠努力など、身近なテーマでの講演もしている。
     泉翁は生涯を通じて、信濃を愛し故郷内村を愛していた。それは若くして故郷を離れ、異国の地アメリカで生活する中でも、泉青年の心には日本人として、また人として生きる根源は故郷であつたのだ。
     
     この動画の制作には、晩年泉翁を支えた永井政茂氏がまとめられた、”「小林泉全集」非売品 昭和31年発行”を参考にしました。泉翁は膨大な「旅日記」や一部の短歌や長歌などがこの全集に載せられています。永井氏がこの全集をまとめていなければ、万葉歌人小林泉は歴史の中に埋もれていたでしょう。動画映像30分と限られた尺での制作ですので、事細かな泉翁の動静には完璧さに欠けますが、全体像は描けたものと思います。物足りない点はご容赦願います。
     この書籍を薦めてくれた方は、家の前を泉翁が歩いて行く姿を見た記憶があるとおっしやっていました。それは子ども心にも早足で歩く異様な姿だったと話されていました。
     制作にあたり、真実に近い小林泉翁の人物像の再現の為に、誤解を招きかけない主観的な憶測や推測などは省き、又聞きなど正確性に欠ける事象には触れませんでした。動画内での泉翁の話されている言葉は、本人の書かれていた文を話されています。
    制作協力 齋藤 喜
    制  作 今井 裕
    使用音声ソフト かんたん!AITalK5

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