セカンド・ワルツ(The Second Waltz)_ Chromatic Harmonica

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  • Опубликовано: 5 сен 2024
  • (Japanese)
    ソ連の作曲家ショスタコーヴィチが1950年代に作曲した『セカンド・ワルツ(The Second Waltz)』を演奏してみました。スターリンによる独裁と恐怖政治が終焉を迎えたとはいえ、まだ暗い世相の残る1950年代半ばに作曲されました。華やかさの中に物悲さが漂う不思議な魅力をもった曲です。
    * 構成
    クロマチックハーモニカ、オーボエ、ビオラ、チェロ、ピアノのアンサンブルです。
    ・アレンジ&伴奏音源:自作
    ・楽譜作成ソフト:Drico Element 5
    ・ハーモニカ:HOHNER Super 64X
    〇 曲について(出典:世界の民謡・童謡)
    『ワルツ第2番(The Second Waltz)』は、ソ連の作曲家ショスタコーヴィチ(Dmitri Dmitriyevich Shostakovich, 1906 - 1975)が1950年代に作曲した『舞台管弦楽のための組曲』の一曲。1956年のソ連映画「第一軍用列車」のために作曲された。
    『ジャズ組曲』第2番(1938年作曲)の一曲として紹介されることもあるが、『舞台管弦楽のための組曲』とは別の組曲。
    スタンリー・キューブリック監督による1999年公開の映画「アイズ ワイド シャット(Eyes Wide Shut)」では、この『ワルツ第2番(セカンド・ワルツ)』が劇中曲として用いられた。
    (雪解けの時代とセカンド・ワルツ)
    『ワルツ第2番(セカンド・ワルツ)』が作曲された1950年代半ばは、東西の冷戦状態が緩和の方向へ大きく動いた「雪解け」の時代だった。
    1953年のスターリン死去後、ソ連の最高指導者となったフルシチョフによって1956年に「スターリン批判」が行われ、スターリン時代の独裁と恐怖政治は終焉を迎えた。
    スターリンの死に合わせるかのように、ショスタコーヴィチは第9番を最後に中断していた交響曲の作曲を再開。スターリンによる粛清を恐れて封印していた交響曲第4番も、作曲から数十年ぶりにこの頃に初演が行われている。
    (クレズマーの影響)
    NHK交響楽団Webサイトによる解説によれば、『ワルツ第2番(セカンド・ワルツ)』は、東欧系ユダヤ人の音楽「クレズマー(クレズメル/クレッツマー)」の要素が織り込まれているという。
    クレズマーといえば、当サイトで紹介している『ドナドナ』もその一つであり、哀愁あふれる物悲しいメロディが特徴的。
    日本の歌謡曲もこのクレズマーから影響を受けた楽曲が多く、『ワルツ第2番(セカンド・ワルツ)』と同系統の作品としては、1902年(明治35年)に作曲された『美しき天然』がよく知られている。

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