「久保建英にオススメのクラブとレアル・マドリー復帰のための最短距離」|木村浩嗣(在スペイン・ジャーナリスト)の移籍先診断【2】

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  • Опубликовано: 8 фев 2025
  • 今回の動画は大きく分けて以下の3テーマになっています。
    0:18 久保建英に合いそうなクラブ
    4:15 今季(19-20/マジョルカでの)久保の評価
    14:34 レアル・マドリー復帰の可能性
    日本のみならずスペインでもかなりの注目度の高さで、連日加熱報道が続く久保建英の去就ですが、このチャンネルにおいてはひとまず木村浩嗣さんの動画で打ち止めにします。
    おわかりの通り、現地のファビオ記者、島田徹さんの動画とは異なり、長年ジャーナリストとして第一線で活躍する木村さんの意見には、マジョルカでの出始めの頃の久保に対して厳しい、ジャーナリスティックな批評が含まれていました。
    「日本の皆さんはレアル・マドリーでスターになって欲しいと思っていると思いますが」と前置きした上での木村さんの「Rマドリー復帰のための最短距離」についての持論には、トップ・ジャーナリストとしての真髄を見た気がします。
    自戒を込めて言わせてもらいますが、SNSの発展によって今やメディアは大衆に迎合したコンテンツばかりを量産するようになっています。担い手である記者やメディア関係者もSNSでの「いいね」やRTなどのリアクション数ばかりを追い求めるようになりました。
    「サイレント・マジョリティー」という目に見えないその他大勢の存在を打ち消すかの如く、「ノイジー・マイノリティー」の声にメディアは過敏になり、時にはクレーマーのような声でも気にするようになってしまいました。
    日本の選挙を見て下さい。あれだけSNSでうねりのようなトレンドや動きがあっても選挙結果にはほとんど反映も変化もありません。SNSのアクティブユーザーなんて所詮は世論の中でごく一部、ノイジー・マイノリティーなのです。
    そういう私もおそらくSNSのアクティブユーザーに分類されると思いますし、SNSでの反応は気にしている方だと思います。ただ、そうした「一部の声」に迎合するようなことはしないように心がけています。
    今回の木村浩嗣さんは一切、SNSを使っていないジャーナリストです。今の時代珍しいですよね!?見方によっては、「SNSを使っていないなんて古い」、「時代に取り残されるよ」と言われるのかもしれません。
    でも私はそんな木村さんを心の底からリスペクトしています。
    なぜなら、SNSで人気取りをすることに割くリソースを、全て自らの記事やコンテンツに注入しているから。
    また、ジャーナリストとしてSNSで余計な声や反応に触れていない分、本音、言いたいことを言っている側面がよく見えます。
    有名人、芸能人に対する誹謗中傷がここ最近の日本で話題となっていますが、数の大小に関わらず人間というのは他人の声や反応に敏感になる生き物です。
    木村さんのように繊細で気が利く人にとって、おそらくSNSを使うことのメリットよりもデメリットの方が特に仕事面では大きいでしょうから、ある時期を境に知人との繋がりしかなかったFacebookまで止めてしまったのは正解だったと思います。
    話しが少し脱線しましたが、SNSでフォロワー数が可視化される時代だからこそ、是非ここを訪れ、わざわざ長文を読んで下さる皆さんには数字に惑わされることなく本物、プロを見極める姿勢と目を大切にしてもらいたいと思います。
    このRUclipsもSNSもある意味で、運営サイドのアルゴリズムによって数字は大きく変動します。ジャーナリズムや報道において、それは時に危険を生み出します。本来普遍的であるはずの価値や基準が歪められる可能性を含むからです。
    最後に、これまでの話しと全く対立、矛盾する話しをしましょう。
    フットボールもフットボールにまつわる移籍話や報道も所詮はエンタメです。特に移籍報道については、日本以上に欧州、海外では嘘やでっち上げがまかり通っています。
    ある意味でそうしたゴシップネタを楽しむために嘘やでっちあげ、海外と日本のマッチポンプ式の翻訳記事は必要悪だと私は思っています。
    だだ、残念ながら日本にはまだ、そうした必要悪を楽しむための文化もリテラシーも情報の読み手、受け取り手、「全員にはない」のが現状です。
    ジャーナリスティックな姿勢と視点で生真面目に移籍報道をしていこうと思えば、そんなものは扱わないほうがましです。
    だから、今回木村さんとの対談動画では生真面目に長くラ・リーガや今季を見届けてきた二人のジャーナリストで久保建英の去就を読み解くための「コンテクスト(文脈)」を皆さんにお届けしたつもりです。
    部外者の我々には久保の行き先など当てることはできません。いくら現地の報道を見聞きしても、正式発表があるまで皆さんと同じように「わからないものはわからない」のです。
    でもわからないなりの楽しみ方が、フットボールの周辺にはあります。
    フットボール文化を豊かに耕していかないと、このまま日本のサッカーメディアの先細りが続くとどうなるのかは、直近の欧州コンペティションの放映のある・なし問題でもわかりますよね?
    久保のような世界に誇れる日本人選手が出てきても、まだまだ日本のサッカーメディアは脆弱です。だから、皆さんの力が必要です。力を貸してもらうばかりでは駄目で僕たちも頑張ります。でも、助けが必要になった時のために今からフットボールの価値や文化をみんなで支えて下さい。今後ともよろしくお願いします。

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