ハナミズキ(May your happiness last forever)

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  • Опубликовано: 24 сен 2024
  • マリンバ、フルートなどを使って、リズミカルなマイナー曲を作りました。
     日本にも自生する落葉樹で、「ミズキ(水木)」という木があります。早春に地中から多くの水を吸い上げて、枝を切ると大量の水のような樹液が流れ出ることからそう呼ばれてきましたが、同じ仲間の「ハナミズキ」は、このミズキよりもやや小ぶりで、多くの花を咲かせることから、頭に「花」をつけて「花水木」と呼ばれるようになりました。
     
     「ハナミズキ」は、4月中旬から5月中旬にかけて、白や赤、ピンクの花を咲かせます。花びらに見える部分は総苞片と呼ばれるもので、散りにくいので観賞期間も長く、秋には紅葉も楽しめます。また、樹形が整った木であることから、街路樹や、公園の木のほか、庭園のシンボルツリーとしても広く植樹されています。秋になると、赤くて小さな実をつけます。人間は食べられませんが、小鳥たちがついばんでいるのが見られます。
     元々、北アメリカ原産のミズキ科の落葉樹で、「ヤマボウシ」に似ているため、「アメリカヤマボウシ」とも呼ばれ、バージニア州とノースカロライナ州の州花にもなっています。英語で「dogwood」というのは、犬の皮膚の治療に この木の樹皮を煮てできた汁を使ったから、とのこと。
     風水で、「ハナミズキ」は縁起が良いとされています。この木から発せられる「鎮気」が、人の心をポジティブにさせるというのです。
     「ハナミズキ」を一躍有名にしたのが、歌手・一青窈さんの大ヒット曲でした。アメリカで同時多発テロが起こり、その衝撃的な光景を見たのがきっかけで、アメリカに住む友人と、その恋人の幸せを願って作られました。花言葉としては、「私の愛を受け取ってください」や「永続性」、「逆境に耐える愛」といったものがあります。「幸せがずっと続きますように」という想いが込められた曲は、それらの花言葉にぴったりです。
     「ハナミズキ」は、キリストを磔にした十字架の材料としても使われたそうで、キリスト教世界ではネガティブに受けとめられている面もあるようです。そこから、こんな逸話が生まれました。
     「ハナミズキ」が十字架の材料として使われたことをひどく嘆いたとき、キリストは、「これからは、十字架に使われるほど大きな木にはならないだろう」と言います。その後、この木は細く曲がり、また花も苦しみを癒すために十字架の形になったというのです。植物にも、人を思う気持ちがあることを思わせる素敵なお話ですね。

Комментарии • 2

  • @園田伸雄
    @園田伸雄 4 месяца назад +1

    タンゴの調べに乗って、ノスタルジックな世界に誘ってくれるナンバーですね。

    • @flyingship
      @flyingship  4 месяца назад

      お聞きいただきまして、ありがとうございました。