【寺社参詣】#63 岡寺(奈良県明日香村/西国7番/真言宗豊山派)~悪龍を封じた、日本最初厄除観音~ Oka-dera Temple

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  • Опубликовано: 13 янв 2025
  • 神社仏閣巡り「寺社参詣シリーズ」第63回目は、奈良盆地の南部、古代遺跡の郷、奈良県高市郡明日香村にある、真言宗豊山派寺院 東光山 岡寺です。「岡寺」という名称は通称で、正式には「東光山 真珠院 龍蓋寺」と呼びます。
    「龍」の「蓋」という寺号には伝説があり、飛鳥の郷に、田畑を荒らす悪い「龍」が現れ、民を困らせていました。岡寺の開祖、義淵僧正が、その法力で龍を岡寺境内の池に封じ、大きな石で蓋をして悪龍の厄難を取り除いたといいます。龍を封じた(封じている?)池を、「龍蓋池」と言い、いまでも本堂前に存在しています。またこの伝説から、日本最初の厄除霊場とも言われています。
    岡寺の創建は7世紀末頃で、先述の義淵が、草壁皇子が住んでいた岡本宮の跡に寺を建てたと言われています。
    創建当時は、現在よりも西側、今の治田神社のあたりに伽藍があり、橿原考古学研究所の発掘調査で、建物の基壇が見つかっています。また、その周辺は「岡寺跡」として、国の史跡に指定されています。
    開祖の義淵僧正は法相宗の僧侶で、父母が長年観音菩薩に祈願して授かった子で、天武天皇により草壁皇子とともに岡本宮で養育されたという伝説が残っています。出家後は元興寺で唯識や法相を修め、岡寺など5箇寺を創建。東大寺開創の良辨、後に菩薩と言われた行基など、奈良時代の高僧と言われる人物の多くは、義淵の弟子や門下生であったと伝えられています。
    境内には、埋蔵文化財が豊富な明日香村にあって、建造物としての国の重要文化財に指定されている2件の建物が、両方とも岡寺に存在しています。(仁王門と書院) また、築造に30年もの時間を要した本堂や、その本堂に安置されている、日本最大、像高4.6mの塑像、塑造如意輪観世音菩薩坐像、第二次大戦の金属回収令で、供出のために検査用の穴を開けられた梵鐘(結局、錫の含有率が加工に適さないとかで、供出は免れた)、旧境内にあって台風で倒壊した後に再建されず、およそ510年ぶりに再建された三重宝塔、弥勒菩薩を祀る小さな洞窟「弥勒の石窟」など、見所がたくさんあります。また、岡寺は西国三十三所観音霊場第7番札所として、年間を通して巡礼者や参拝客が多く訪れます。
    境内には約3,000株の石楠花が植えられており、毎年4月中旬からゴールデンウィークにかけては、鮮やかなピンクの花が境内を彩ります。また、牡丹も数百株植えられており、仁王門を入ってすぐの池や手水舎・鉢には天竺牡丹(ダリア)を浮かべて、参拝者を迎えるなどの行事が行われます。また、飛鳥地方では数少ない紅葉の名所として、本堂から奥の院、三重宝塔周辺などは、紅葉のトンネルのようになるとのことです。
    古代遺跡の郷・飛鳥の、日本最初の厄除観音 西国三十三所第7番札所、東光山岡寺の動画をご覧ください。
    撮影機材:GoPro HERO 8
    【リンク】
    岡寺 公式Webサイト
    www.okadera330...
    【使用BGM】
    「あの日に帰れたら」(甘茶の音楽工房)
    amachamusic.ch...
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