パイロットの優先順位は常にAviate, Navigate, and Communicateです。 Engine failure after take offはエマージェンシー手順の中でもクリティカルなもので、プロシージャが山盛りなのに時間がないという非常に忙しい仕事になります(汗) 着陸後に消防がフォローしたのは、ハードブレーキによる出火または油圧系の損傷を機にかけたからでしょう。 飛行機乗りとしては、着陸に8R(8Lよりも長く、幅が広いです)をリクエストしなかった理由を聞いてみたいところですね。油圧には不安がなかったのかな?
10:46以降について、正しくはPAN-PANを3回前置してから状況説明に入るということが望ましいという説明でした。
【AIM-J 733.遭難通信および緊急通信】
遭難通信は"MAYDAY"、緊急通信は"PAN-PAN"の信号で開始しなければならない。
〜中略〜
日本では、"EMERGENCY" の用語によって緊急事態を宣言すれば管制上の優先措置がとられるが、国際的には"PAN-PAN"の用語を使用することになっている。
とてもわかりやすかったです。今後もこのシリーズ楽しみにしています!
機長とデパーチャーの交信だけ聞いてると安心感ありますね!いい勉強になりました。タワーはほんとパニくってる感じが伝わってきますよー
今回機上でレディオを担当されたのは機長なんですかね。
終始冷静で、声音も一定なのが、プロって感じです。
とにかく、管制官が我慢してパイロットに時間を与えてあげる事が重要なんですね
交信する理由は指示と情報収集になるわけですけど、大変なときほど無駄に交信してる余裕はないはずで、交信が増えれば増えるほど追い込まれます。にもかかわらず、思いついたことは聞いておかないと不安に襲われて、なんでも聞きたくなってしまう心理に陥ります。
平常心を保てること、が管制官の適正の一つと言われる所以かもしれません。
最後の「ただ中で患者がもだえてるだけだったら出てこないですねー」ってところで、なんか妙にツボってしまいました😹
パイロットの優先順位は常にAviate, Navigate, and Communicateです。
Engine failure after take offはエマージェンシー手順の中でもクリティカルなもので、プロシージャが山盛りなのに時間がないという非常に忙しい仕事になります(汗)
着陸後に消防がフォローしたのは、ハードブレーキによる出火または油圧系の損傷を機にかけたからでしょう。
飛行機乗りとしては、着陸に8R(8Lよりも長く、幅が広いです)をリクエストしなかった理由を聞いてみたいところですね。油圧には不安がなかったのかな?
いつも詳しい解説ありがとうございます
楽しく拝見させていただいています。
一つ質問があるのですが、スクランブルがかかった時は管制はどのように行っているのでしょうか。
もちろんレーダーで対照機の位置などを把握している前提でスクランブルはかかるものと把握していますが、離陸許可は良いとして、フライトプランなどの承認はもちろんない状態で離陸するものと思いますし、周辺に他の民間機等が飛行している際は間隔等の調整をもちろんしなくてはいけないと理解しています。
もちろん答えられる範囲で結構ですが、もしこの辺の事情をご教授いただければ幸いです
よろしくお願いします
前半のATCだけだと素人としては「あー、これはみんなドタバタだなあ」くらいですが、
タワーマンさんの解説を聞くと、物事は常にメリハリが大事だと思い知らされます
TWRに諭すべきは「ピンチでこそ緊張感を持つことと慌てることは別物」ってところでしょうかね
タワーマン激おこ回面白いwまたお願いします
取り乱しました笑
これオリジナルを見てましたが、エマ時のこなすべきチェックリストの時間がかかるって事が、TWR女性はダメで、DEP・RDR・APPはよくわかってた感じですね。
ド素人ですみません。よく分かりませんでしたが緊迫感が伝わってきました。それでお聞きしたいのですが会話の中で頻繁に出てくる「ヘビー」とはどういう意味でしょうか。単純に重いっていうことでしょうか。素人質問で恥ずかしいのですが教えていただけたら嬉しいです。
ぼくも管制官なるまではど素人でした。マニアでなくても興味を持つ解説を心がけています。ヘビーは後方乱気流区分の一つです。これを付加することで、無線聞いてる他機のパイロットなどがあの飛行機はデカい機材だ!って認識できます。
詳しくはwiki↓
ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E6%96%B9%E4%B9%B1%E6%B0%97%E6%B5%81%E5%8C%BA%E5%88%86#:~:text=%E5%BE%8C%E6%96%B9%E4%B9%B1%E6%B0%97%E6%B5%81%E5%8C%BA%E5%88%86%EF%BC%88%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%BB%E3%81%86,%E3%81%AB%E5%88%86%E3%81%91%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE%E3%80%82
解説ありがとうございました!
管制官のことは全くわからないけど、とりあえず管制官は聖徳太子みたいな才能があることはわかった
ぜんっぜん普通の人ですよ!焦れば早口にもなるし言い間違いも日常です。確かにパイロットの無線は自分が喋る周波数でやり取りしつつ、多数の無線を聞いて理解する必要はあります。聖徳太子がどうやってたか分からないですが、全部の交信内容を事細かに聞くとオーバーフローするので、ルーチンの交信は聞き流して自分のトラフィックに関連するものやイレギュラーな喋りがあった時には「おやっ?」ってなって、聞き流しから注視モードに少し切り替えているので濃淡つけて聞いてるのがまるで全体を把握してるように思われるのかもしれないですね。
あとは、航空無線だけでなく一緒の空間にいる周りの管制官同士で喋ってることも聞いてるので盗み聞きは上手になります。これもあくまで管制に関してだけです。
ほんと普通の人が普通に訓練重ねれば出来る仕事なので、目指している方がいればどうぞチャレンジしてください。
DEPが燃料投棄のタイミングと空域を知らせる無線を飛ばしたところについて質問です。
普段と異なる飛び方をする飛行機がいることを知らせるため、またその付近の空が燃料で汚染されるということを伝えるためのものだと愚考しましたが、投棄された燃料が他機に与える物理的な影響にはどのようなものがあるのですか?
今回のケースは高度が低いので、当該機の下をくぐる航空機はいないと予想されますが、燃料投棄は5000-6000フィートくらいの高さで行わないと、燃料が気化せずに地表に到達すると聞いたことがあります。そのため、近い高度で下を通過してしまったら、エンジンが燃料を吸い込む可能性はあるかと思います。
@@TV-gw4sl 返信ありがとうございます!
ということは最悪、エンジントラブルがさらに他の飛行機のエンジントラブルを誘発する可能性もあると…想像するだけで恐ろしいです
MAYDAY-MAYDAY-MAYDAY が速すぎて、日本語でヤバいヤバいヤバいと言っているように聞こえます。日本の空港ならこれでも通じそう
日本の空港で日本の航空機であれば、やはり日本語でやり取りするんですよね?
基本は英語ですね。よほどコミュニケーションに齟齬がでない状況でなければ、英語のほうが単純で効率的なので。エンジン故障くらいなら英語でやっちゃいます。
ちょっと知識あるんだろうけど思い込みで11000ftを間違って言ってるよはずい
方エンジン停止はメーデーなのか?
パンパンな気もしなくもないけど
はい、MAYDAYは遭難(不時着)でPAN-PANが飛行機の緊急状態のとき、で正しいのですがこの無線でもある通り、PAN-PANの認知度というか、一般的な認識における緊急性の弱さからか、MAYDAYのほうが使われている実態があるように思います。
@@TV-gw4sl 参考になりました
平均してですが、飛行機には年間50回くらいは乗ります。別動画のJFKもそうですが、このDイノウエのような大きな空港でさえ
このように勉強やり直しとダメ出しを食らうような管制官しかいないのであれば、もう怖くて乗れなくなりますね。
あらゆる乗り物のなかで死亡率がもっとも低いのが飛行機なので、他の乗り物のるよりは安全です。
ということは、管制官がもっとまともであればもっと安全になるということですね。
教育のシステムの問題なのか本人の資質なのかはわかりませんが、うまくいくように願っています。
お邪魔します。釈迦に説法でお恥ずかしい限りですが。。。
海外の法律まで熟知していませんが「メーデー」3回は、電波法(国内法)で言うところの「非常通信」の類いと承知するところです。
「エマージェンシー」の宣言とは別の話だと思います。
非常(遭難、緊急、安全)通信は、他の通信より優先されますが、国内だと非常通信にしなくても優先してくれるとか、そういうお国柄が影響しているンだと思います。
ただ、乗客の生命に関わる通信ですから、躊躇無く非常通信で呼び出すべきというご意見には同意です。
失礼しました。
ありがとうございます。あらためて調べてみたら過去に公でも議論されてました。
atcaj.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/11/H29_ATS_Symposium.pdf
こちらのP28以降も参考になります。
www.japa.or.jp/public_data/36th-ATS2014-10-Rev1.pdf
@@TV-gw4sl さま。返信ありがとう御座います。
ICAO でも通信について触れているのですね。知りませんでした。
斜め読みですが、JAPA の PDF でも「メーデー」「パンパン」が通信上の呼び出し、「エマージェンシー」が非常事態の宣言となっていると読み解きました。
間違っていたら、ご指摘下さい。
同じ通信業務で使用する用語ですが、背景となる法律や制度は違って来ます。
パイロットはこれらを的確に理解し使用している事になりますね。