時を紡ぐ歌 / 野呂望
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- Опубликовано: 7 фев 2025
- 2021年、大江戸シンフォニックウィンドオーケストラは創団10周年を迎えました。
厳しい情勢の最中ながらも、2021年、22年と定期演奏会を開催し、個性的な選曲とサウンドによる唯一無二の音楽を、現在まで絶やさずに鳴り響かせています。
私自身は途中から入った人間ですが、それでも既に多くの貴重な経験をさせていただきました。特に作曲家としての私の活動に理解を示し、後押ししてくれる事実は大きく、既に3つの作品がこの大江戸により彩られています。
《時を紡ぐ歌》は、作曲家 野呂 望の出せる最大の敬意を音に乗せた、大江戸シンフォニックウィンドオーケストラへの献呈曲です。
非常にゆったりとしたテンポの中、回想するような暖かいメロディーが静かに歌い出され、繰り返すごとに大きく膨らんでいきます。やがて頂点を迎えたのち、この先進んでいくであろう一歩を見据えながら、消え入るように曲を閉じます。
最低21人〜のやや少ない編成から演奏可能ですが、和音の組み合わせ、各楽器の動かせ方などに隅々まで気を配りながら、層の厚く奥行きのある音楽に仕上げました。
何故か懐かしく涙が出てくる