【NO.44】銘「信州油屋」のナイフ。しかし実は....?

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  • Опубликовано: 4 фев 2022
  • 信州打刃物を購入しようと思い、その本場の信濃町古間を訪問した時に買ったもの。北國街道に面したこの地域は、450年程の打刃物の歴史を持ち油屋は老舗ブランドで地域に根付いている。
    しかしこのナイフはどこかで見たような気がして、調べてみたら播磨の国、三木市の池内刃物の大量生産製品だった。このナイフは後日、別の地方でも違った銘を刻んで販売されているのを見かけた。言わばOEM製品なのだった。
    刃長17センチ、幅3センチ、刃厚6ミリ、切れ味はそんなに悪くない。表には「信州油屋」の銘入り、裏には「青鋼付」とある。槌目があるが、これは鍛冶屋さんが槌で鍛錬したものでは無くて型押しプレスによるもの。鋼材も利器材を使用か?
    あとは、砥ごうとしたら、砥石にかからない。ハマグリ刃かと思ったら、Vフラットな刃面で、それに小刃をつけてあるのだった。
    信州打刃物のナイフが欲しかったが、残念な結果となった。意外と産地なのに他の産地のものを持ってきて、黙って販売している事がある。

Комментарии • 13

  • @japanknifemuseum5646
    @japanknifemuseum5646  3 месяца назад +1

    ご視聴ありがとうございます。これは、池内刃物のOEM製品だと思います。例えばスズキの軽四は、名前と意匠を少し変えて、マツダでも販売されています。この場合、知ってて買えば問題無いのですが....。例えば有名な京の「有次」の包丁は、堺の職人さんが作製して、有次に納めています。公言していれば問題無いのですが、さも自分の所で作ったように宣伝したとすれば、産地偽装?の恐れがあります。ただ、商習慣として、刃物店の権勢が強い昔は、自社で鍛治設備を持たず、見込んだ鍛治職人に製品を作らせ、自社ブランドで販売する慣習があり、現在もあります。従って、完全に黒と言う訳でも無く、グレーゾーンと言うところでしょうか。

  • @japanknifemuseum5646
    @japanknifemuseum5646  2 года назад +4

    詳細は説明欄に記載してありますので、よろしければご覧になってください。

  • @lindberg008
    @lindberg008 5 месяцев назад +1

    私も引っ掛かった口です。こういった販売手法を取るのは非常に残念でなりません。

    • @japanknifemuseum5646
      @japanknifemuseum5646  5 месяцев назад +1

      そうですね。ご当地ものと信じて買ったら、実は全国同一のものだったとはガッカリです。小生も事前に知っていたら、買わなかった可能性が高いです。ご視聴ありがとうございました。

  • @iwateshironeko7056
    @iwateshironeko7056 Год назад +3

    どう見ても池内刃物ですね……

    • @japanknifemuseum5646
      @japanknifemuseum5646  Год назад +2

      ご視聴ありがとうございます。
      まあ、これは大人の事情という事なのでしょうね。島根の方にも、実はこれ土佐ものじゃない?というものがあります。本来は、告知すべきものと思います。

    • @Camposterity
      @Camposterity Год назад +1

      日本の刃物業界のネットワーク!

  • @user-wp1tb9sp3q
    @user-wp1tb9sp3q Год назад +1

    刃物や砥石はゴマっぽいところがありますよね。良し悪しを見極められないとブタ掴みますね。

    • @japanknifemuseum5646
      @japanknifemuseum5646  Год назад +1

      ご視聴ありがとうございます。刃物もけっこう、気をつけて買わないと、とんでもない高値を付けられて売られていたり、土佐ものを、シレッと出雲で売っていたりします。まあ、大人の事情という事なんでしょうけれども、結局は買い手の側が気をつけて買わなければならないのが実情だと思います。

  • @HS-lv8dh
    @HS-lv8dh 11 месяцев назад

    ヤフオクで良く見るやつや

    • @japanknifemuseum5646
      @japanknifemuseum5646  11 месяцев назад +1

      ご視聴ありがとうございます。その通りです。大量生産品です。これは当時、信州の田舎の鍛治の盛んで有った地域で購入しました。購入した時は、信州鍛治の伝統の一本と、喜んだのですが、後でガッカリしました。また鋼材も利器材と思われます。上の方の言われるように、しっかり見る目を持たないと、自分の思いと違うものをつかまされる恐れがあります。

  • @mintiadrink
    @mintiadrink 5 месяцев назад

    こういう胡散臭いことを老舗が平気でするから素人はこういうところを避けて安くて高品質な中国製が幅を利かすんですよね
    最近の中華ナイフは安いのでも良いのがあります
    それはそれで見極めて買わないとゴミ掴まされますが…(笑)そういうのはまだ安いだけマシです

    • @japanknifemuseum5646
      @japanknifemuseum5646  5 месяцев назад +1

      そうですね、最近は日本の鋼材メーカーも中国への売り込みを図っているようですから、部材は日本製で組み立ては中国でのノックダウン方式なのもあります。ただ中国は広い国なので、粗悪品を売る悪徳業者も多いようです。最近、釣り具メーカーのガマカツの中国madeの折りたたみナイフを安価で買いましたが、なかなか良いナイフです。それはある程度の部品持ち込みのノックダウン方式なのか、あるいは中国の刃物製造メーカーに仕様書を渡して作らせたものか、分かりません。ただ言える事は、ここ20年位の間に民生品にも急激な技術の進捗が見られる事です。ある意味、今が優秀な品を玉石混交の中から見出して、安く買える最後の時代なのかも知れません。また、安価なので実用に使うにもためらう事無く使えます。
      アマゾンで手軽に買えるのも便利です。