【寺社参詣】#87 功山寺(山口県下関市/中国19番/曹洞宗)~明治維新発祥の地・長府の名刹~ Kozanji Temple

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  • Опубликовано: 28 дек 2024
  • 神社仏閣巡り「寺社参詣シリーズ」第87回は、本州の最西端、関門海峡を挟んで九州と接する山口県下関市にある、曹洞宗寺院、金山功山寺です。
    功山寺は、嘉暦2(1327)年、臨済宗の長福寺として、虚庵玄寂禅師によって創建されました。正慶2(1333)年には後醍醐天皇の勅願寺となり、建武3(1336)年、足利尊氏から寺領が寄進されるなど崇敬を得て繁栄しました。
    室町時代、周防大内氏から庇護されましたが、弘治3(1557)年、周防大内氏最後の第17代当主大内義長が境内で自害した後、衰退していきます。
    慶長7(1602)年、長府藩(長州藩の支藩)の初代当主毛利秀元が曹洞宗の僧侶・金岡用兼禅師を招き、曹洞宗の笑山寺として再興。慶安3(1650)年、秀元の没後に寺号を功山寺に改めました。
    功山寺のある下関市長府は、日本の歴史、特に幕末から明治にかけて、その表舞台によく登場する土地です。中でも、高杉晋作は尊皇攘夷派の志士で、長州藩を討幕運動へと方向付けた人物として有名です。高杉晋作はここ功山寺で俗論派(幕府への絶対恭順)を打倒するために挙兵(功山寺挙兵)、後に倒幕から明治維新へと繋がりました。
    功山寺の仏殿は、鎌倉時代の禅宗様建築として、建築年代がはっきりしていて現存する国内最古の建築物で、和歌山県海南市にある善福院釈迦堂とともに、国宝に指定されています。
    山口県内にある国宝建築物は、功山寺仏殿の他に、下関市の住吉神社本殿、山口市の瑠璃光寺五重塔がありますが、その中でも最古のものです。
    境内には、周防大内氏の墓や、長府藩藩主毛利家の墓所、また尊皇攘夷運動に倒れた志士たちを祀っていた「長門尊攘堂」など、激動の幕末を知ることができる遺構が数多くあります。「長門尊攘堂」は、後に社会教育施設の長府博物館とされ、その役目を下関市立歴史博物館へ引き継ぎました。「長門尊攘堂」の建物は、現在も功山寺境内にあり、国の有形文化財に指定されています。
    「人が動く時代」の日本史は面白い と言われますが、日本の歴史の中でも、特に大きく動いた幕末から明治維新にかけて、新生日本が誕生するきっかけとなった場所・長府に佇む名刹、中国三十三箇所観音霊場第19番札所、金山功山寺の動画をご覧下さい。
    撮影機材:GoPro HERO 8
    【使用BGM】
    「初夏のソネット」(ノスタルジア(甘茶の音楽工房別館))
    nostalgiamusic....
    【Webサイト】
    功山寺公式Webサイト
    kouzanji.org/
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