【家づくりは夏と冬どちらを前提に?】夏の猛暑を快適に過ごせるかがポイント!

Поделиться
HTML-код
  • Опубликовано: 4 фев 2025
  • 今回は 『家は夏を旨とすべし?または冬を旨とすべし??』 がテーマです。
    現代の家づくりは、夏と冬のどちらを前提に考えるべきなのでしょうか。
    住まう方が長く快適に毎日を過ごせる家づくりについて、ヒノキヤの思いも交え話していきます。
    ▼『徒然草』の時代の家づくり
    ー 『家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪え難き事なり。』
    これは、吉田兼好の徒然草の一節です。家は、夏を考えて つくるべきである、冬はどんな場所にでも住める。暑い時、悪い家は耐え難い。・・・ということを言っています。これは今から700年前の話で当然冷房がなかった時代です。冬は火を囲むことでなんとか寒さをしのげますが、夏の暑さだけは風通しを良くしていないと湿気でカビたり腐ったり大変なことになり、不快なだけではなく家の耐久性すら損なわれてしまう。そんな時代に吉田兼好はこのような文章を書いています。
    ▼現代の家づくりは、夏と冬どちらを前提にするか
    では、現代の家づくりというのは夏を前提に考えるべきか、それとも冬を前提に考えるべきなのでしょうか。最近は我々ももちろんですが、各社とも断熱性能が非常に高性能で、とかく外皮性能といったような建物の外回りの性能を非常に重視する。そういった傾向が強くなっています。また、住宅メーカーによっては、関東地方でさえも窓ガラスを三枚にする三重サッシを使って高性能を売りにする会社もあります。ドイツや北海道といった寒い地域の家が高性能で良い住宅であり、そういったものを参考にするような流れがある気がしてなりません。高気密・高断熱・高性能住宅というのは、もともと寒い冬を想定した家づくりだということが言えます。つまり、今の家づくりは冬を旨としているのでは?と思ってしまいますよね。
    ▼今後の気候の動向を考えてみよう
    みなさんは、これから日本の気候はどうなっていくと 考えますか?昨今、地球温暖化の影響がいろいろなところで叫ばれています。夏はこれからどんどん暑くなり、冬は少しずつ暖かくなってくる。そういう風に考えるのが大多数の方ではないでしょうか。
    ここで、たまたまインターネットで見つけた、環境省が出している 『2100年 未来の天気予報』(※1)という動画をご紹介します。少しユニークというか、でも、よくよく見てみると将来不安になってくるような内容になっています。このまま地球温暖化が進むと、2100年の日本の天気予報はどうなっているか想定して作られたものです。
    これが2100年の全国の最高気温です。札幌と福岡を除くと、他の地域は全て40℃オーバーです。日本全国もこのように40℃超えが当たり前という状況です。そして、熱中症などの熱ストレスによる国内死亡者数は1万5千人を超えてしまうといったニュースがあっても、おかしくないということです。また、35°C以上の猛暑日の日数も沖縄以外は60日を超える、つまり2ヶ月間ですよね。ここまで夏は酷暑になるかもしれないということなのです。
    これはもちろん、このまま何の対策もせずに地球温暖化が進んだ前提で作られていますので、必ずこうなるというわけではありませんし、2100年という今から80年以上先の予想ですから、急に来年再来年、5年後10年後にそうなるというものではありません。
    ▼現代の家づくりは『夏を旨とすべし』
    これから家をつくるということは少なくとも30年、人によっては50年~70年という長い期間住むことを前提に考えられていると思います。そうすると、やはり地球温暖化の影響で夏がこれからどんどん暑くなっていくであろうということを、しっかり考えた家づくりが必要なのではないかと考えます。したがって我々の考えとしては、 これからの家づくりも『夏を旨とすべし』と考えるわけです。
    Z空調の開発をしていた時に、夏と冬それぞれ埼玉と長野で実証実験を行いました。夏の暑い埼玉と冬の寒い長野、これを両方しっかりカバーできるエアコンの能力を測定したとき、実は夏の埼玉の方が条件としては厳しかったのです。じつのところZ空調は、夏の埼玉の暑さをしっかり冷房で賄えるだけのエアコンの能力を前提に設定しています。埼玉の冬もそこそこ寒いのですが、夏をしっかり賄えるエアコンのパワーがあれば、冬はほとんど問題なくカバーできてしまいます。このようなことからも、やはり夏の暑さの方が厳しいという事を我々は感じていました。
    誤解のないよう申し上げますが、冬はどうでもいいと言っている訳ではありません。高気密・高断熱 はいまや当たり前ですし、当社もそういった住宅をつくっています。『冬を快適にしていく』ことは、『夏の冷房の効きを良くしていく』ということにも繋がりますので、 両方とも賄えるということが言えます。ただ、夏はそれだけでは不十分で、夏をしっかり快適に過ごすためには何と言っても空調が欠かせません。
    ▼これからのご提案『日射遮蔽』
    また、暑さを極力家の中に入れず熱をできるだけ遮断してあげる。そういったことも考える必要があると思っています。遮熱または換気、そして窓を通して入ってくる夏の日射。こういったものは極力、直接入れないような『日射遮蔽』という点も、これから考えていかなければいけないと思っています。ヒノキヤグループでは夏の暑さを極力抑えるため、例えば軒やブラインド、シャッターといった開口部の対策について、これから『日射遮蔽』という考え方をもとにお客様の各プランに応じてご提案をしていこうと考えています。
    ▼Z空調体感ラボ『ZOOON(ゾーン)』で夏の暑さを体感しよう
    我々は、これからますます長く厳しくなると予想される真夏でも、快適に過ごせる住宅をご提案していこうと考えています。夏の暑さが一年中体感できる『ZOOON(ゾーン)』という体感型施設が、埼玉にオープンしています。以前は冬の寒さを一年中体感できるというコンセプトでやっておりましたが、今回、夏も体感できるといったものにリニューアル しました。
    Z空調の家とZEH(ゼッチ※2)の家で、実際に40°Cぐらいの暑い夏を想定した空間をつくり、各部屋にしっかり冷房をかけて温度を下げています。リビングダイニングの居室の方はそれほど温度差がありませんが、そこから扉一枚を隔てて洗面所やトイレに行くと、Z空調はリビングと同じように冷房した空気が回っているのですが、一般の家ではどうしても6°Cぐらい温度差が生じ、ムシムシした感じになります。冷房している部屋としていない部屋では、 かなり体感が違うということを感じ取っていただけると思います。
    こちらのZOOON(ゾーン)は埼玉の蓮田にありますので、ぜひお近くの方はこちらで体感していただけたらと思います。また、これから各地に夏と冬の両方体験できるこの施設を展開していこうと考えています。そういった体感を通して、ぜひこの夏の暑さ、これにしっかりと対応できる家づくりをお考えになってはいかがでしょうか。
    -----------------------------
    【 ※1】
    出典:環境省ホームページ
    ondankataisaku...
    <2100年 未来の天気予報 『1.5℃目標』未達成・達成 夏>
    • Video
    ※『動画チャンネル環境省COOL CHOICE』で公開中の、上記動画の一部を抜粋・引用しています。
    【※2】
    ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。
    出典:環境省ホームページ
    www.enecho.met...
    【このチャンネルについて】
    ヒノキヤグループの膨大なデータから、家づくりに役立つ情報を社長自ら定期的に発信していきます。是非チャンネル登録の上、次回以降もご視聴ください。
    ▼展示場検索
    www.hinokiya.j...
    ▼Z空調体感ラボ『ZOOON(ゾーン)』
    www.hinokiya.j...
    ▼Z空調スペシャルサイト
    www.hinokiya.j...
    ▼新時代冷暖システム Z空調 |桧家住宅
    www.hinokiya.j...
    ▼ヒノキヤグループ
    www.hinokiya-g...
    ▼公式Instagram
    / hinokiya_group
    ▼公式facebook
    / hinokiya.group
    #Z空調 #日射遮蔽 #新築一戸建て

Комментарии •