【完全解説】全てのもやもやスッキリ!『怪物』考察レビュー【おまけの夜】
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- Опубликовано: 15 янв 2025
- 坂本裕二脚本是枝監督最新作『怪物』を映画まるっと一本解説考察レビュー
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#怪物
#考察
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勘違いさせちゃったかもしれませんが、最後二人とも亡くなったとは思ってません!そういう描写が続くことでそれを感じさせるって言いたかっただけで、たぶん無事助かったんだと思います。物語上の死と再生ビッグクランチを起点に、二人の環境が変わったらいいなと思ってます!
そういう描写が続いたってことはそういう結末(死)だということでしょう、作劇のロジックとしては。
でも生存エンドの解釈の余地もあって、私なんかも「いやでもお母さんや先生が2人の遺体を確認したわけじゃないし」と期待してしまいます。2人の子どもにもみなとママにも、もちろんホリ先生にもなんとか幸せになってほしいんです。でもこの願いは虚しい願いかもなぁ。
「先入観」や「わかったつもり」のこわさ。
「この映画をこう思った」という観点さえ入れ子状態で「危ういよね」と。
ラストシーンの解釈も「分かったつもり」になった瞬間に、この作品から指をさされて「それはあなたの感想ですよね?」と言われる気分。
脚本の最終稿には、「保利先生と母親が二人を呼ぶ声が背後から聞こえた」とあるそうです。
映画ではカットになりましたが、二人が生き残ったとして、
相変わらず世界は二人にとって厳しい場所だろうけれど、
それでも自分たちを少し肯定できるようになった二人として生きていってほしい。
そんな願いを込めてこの作品のラストを捉えたいと思います。
想像力のない私にめちゃくちゃわかりやすい考察をありがとうございます!笑
1番わかりやすい考察でした!😊
怪物探しをしていた私こそが作品の術中にハマっていました😂
銀河鉄道の夜にラストがめちゃくちゃ似てて、まさか?!!って思いましたが2人の幸せを願います🌟🙏
どういう解釈も可能なように作られているので、いかなる解釈も間違っていないと思っています。母と先生が気絶している二人を救い出す。そのとき二人が見ていた夢、という解釈もあれば、そもそも依里は風呂場のなかで虐待死していた。湊はその遺体を抱いて廃車に向かったのだという解釈もできる(普通、衰弱した恋人を豪雨の中に連れ出さないよねというところからの解釈)。
異端かもしれませんが私は「小さな恋のメロディ」のエンディングを想起しました。あれも現実なのかどうなのかは解釈だと思っているからです。
『テレビを観てるからドッキリだってわかるんだよ』という描写があるように自分も映画という前提でこれを観る側じゃなくて作品の世界に居たら怪物になってたと思う
そういう意味では色んな考察でお母さんが悪者サイドで描かれているけど、現実的に考えてあんなに息子が居なくなったり車から飛び降りたりした直後もあれだけ冷静に優しくできるっていうのは母親として凄いことだと思う
エンドロールが流れた瞬間、期待外れだとばかりに席を立つ人たちと、じっとスクリーンを見ながら深い溜息をつく人たちの対比がまた良かった。
お母さんと先生が
転覆した電車の窓の泥をかき分けて
助けようとするシーンが
星空みたいで綺麗だなあと
1番印象に残っています
僕は生きてる派です。
生まれ変わったのかな→変わってないは、彼らにとってのビッグクランチを経ても何も変わらなかった=同性のままだけどあなたを愛する気持ちは変わってないという意味で、お互いの気持ちを確認し合えた、これからも一緒にいれるかもという喜びで走り出したのだと思います。
走り出した先に、以前のバリケードはなくどこまででも二人で進んでいけると感じた。
しかし現実では二人は大人達にいつももの日常に連れ戻されるのだけど、そんなことはわかっているけど、
それでも今は何かが変わったと信じたい、そんな一瞬の儚い幸せを全力で感じているんだと思いました。
現実から目を背けて、世界は変わったんだと自分たちを偽っているようにも見えました。
初っ端のシーン、「白線を出たら地獄だよ」って、親が子に言うの、メタファーだなあと思った
すごい表現力だよね
あと、早織が事故の後白い線の上を歩いていて、バランスを崩して「あ、地獄だ」と言った時に、シングルマザーとして必死に普通になろうとしても普通の概念からずれてしまう事を表現したのかと思いました
自分、小学生5年ぐらいのころ、女の子みたいな髪や服装でちょうど、依里みたいな感じの子でした。そして、当時から好きになる子は必ず男子。自分は変わってるんだ、幸せになれないんだという思いはそのころから明確に感じてましたね。だから、この映画は100%当事者感覚で見ました。いろんな解釈があるみたいですけど、私の解釈はこの動画の解釈とまったく同じです。自分はもう55歳のおっさんですよ。そのおっさんが小学生だったころ、自分のセクシャリティを自覚して肩身の狭い思いをしていたというと、ああ、やっぱりね、昔はそうだったよね、ってなるじゃないですか。2023年に公開の映画で描かれている世界なんて、もっと先進的で開かれた自由な世界になってるだろうと思うじゃないですか。でも、日本の学校の教室のリアルっていうか、いじめっ子たちの言動って、いつの時代もそうそう変わらないんじゃないかって。(ジャイアンみたいにいかにも悪そうな奴らじゃない、普通な子達なのもリアル)。だから、2023年時点の教室の描写としては、これでいいんだと思いました。たぶん、ゲイの子たちって、自分もそうだったけど、「男子って精神年齢低くてサイテー」とか思ってて、それがなんか他の男子の気に触るのかもしれませんね。ゲイの子は女子と普通に友達になれますからね。そうしたくてもなかなかできない男子にとっては、宇宙人に見えるのかも。この作品見た感想としていっぱいいっぱい書きたいことあるんですが、キリがないので。というか、言い表したいこと、この動画で全部言ってくれて、ありがとう、っていう感じです。ちなみに、私も最後のシーンで少年たちが死んだとは思いません。2回目に見た時、電車の床に開いた穴(出口)を見た時に、ああ、あそこから脱出したんだ、って分かりました。暗いシーンなので見えづらいですけど。母親と先生が一緒に覗き込んだ列車の底に空いている出口を確認することができます。あと、子役の子達もなんかの取材で、何度も見てください、新しい発見があるはずです、そしたら最後のシーンがより喜びに満ちたものに見えてくるでしょう、みたいなこと言ってましたよ。私は、死んでないというこの動画の作者の意見に賛成です。
様々な考察を見ましたが、一番作品に愛のある、優しい(易しいではない)考察でした。ありがとうございます。
すごい解説ありがとうございます!
この解説がまた素晴らしい作品のようで感動してしまいました。
すごい解説、本当にそうですよね!
柿沼さんの解説にはいつも感心(偉そうな表現になってしまいますが適当な言葉が浮かばず😅)してしまいます。
一時間があっという間に感じるほど面白くて興味深い解説でした。
映画も二回見ましたが、この解説を見終えた今、再度劇場に足を運んでみようと思いました。
楽しませて頂きありがとうございました。
保利先生はお母さんの抗議中に飴舐めたり小馬鹿にしたように笑ったり(精神的に不安定だったんだろうが)、アンケートでも「はい」を書かれていた。校長はスーパーで子供に足掛けて転ばせたり、お母さんや保利先生への対応だったり、実はいい人だった!と済ませてしまっていいのだろうかという描写もいくつかあったなあ
保利先生は発達障害だと思います。空気読めない、ひとの気持ちがわからない、こだわりが強い、発達障害を暗示しています。校長先生は認知症だと思います。同じ場所を磨く、折り紙を折るなど。皆弱さを抱えてる、多様な人生があるということだと思います。
怪しい人に見えて実はそんなこと無かったり、だからといって常に正しいことをしているかれるものでもない。
そんな表現として受け止めました。
あの状況でお母さんから見たホリ先生と校長の姿であり、もしかしたら疑いのバイアスがかかってそのように見えてしまうこともあるのかなあ、と思いました。
自分もその二つのシーンがノイズのように感じてしまいモヤっとしてます。特に保利先生は湊母への謝罪シーンで頭おかしい奴に描きすぎて、第二章で見た時、え?めっちゃまともな先生やん!ってなりました。ミスリードさせたいがためだけにキャラを捻じ曲げたカットに思えてなんかやだなーって思っちゃいました。
逆に校長に関しては終始嫌な奴として描いていたので、途中でいい人感だしてきても、結局子供転ばせたたり、孫の写真を同情引くための道具として使っとるやん、結局この人は怪物だって認定になっちゃいます。お孫さん轢いたのは校長だと思ってます。
子供の足を引っかけたのは、孫を轢いたことでかなり精神的に参っていたことも考えられるのではないのかなと。駐車場で子供が遊んでいたことが一因なので、同じように危ない行為をしている子に、無意識に警告する意味合いもあったのかなと思いました。
@@tkym1129そう思わせる演出にまんまと引っかかってますね。
私は認知症の旦那が轢いたのかなと思ってます。本当のことは分からないのに、あいつが犯人だ!絶対あいつがやってる!というミスリードだらけの世界を観客にまで演出させる凄さ
消しゴムを拾うシーンが印象に残っています。
母親がぽん酢だか胡麻油だかを買いに行っている間、湊がずっと消しゴムを拾おうとしている姿勢で止まってるシーンです。
あれは怪物ゲームのナマケモノとリンクしているのか、(追い込まれた末何も感じないようにナマケモノの真似をしている)
自分が感じている気持ち(作文)を消したくない(消しゴム)ということなのか、他の意味があるのか分かりませんが。
ありがとうございます!
素晴らしい考察をありがとうございます。
私は二人で怪物ゲームやってる場面がとても印象に残りました。
ナマケモノを語る星川くんが切なくて…敵に襲われた時に力を抜いて諦める…感じないようにする…あれは自分のことを言っているんだろうなぁ…
私の見間違いかもしれませんが、お母さんと先生が2人を探しに来て、電車の窓を開けた後に中が少し映ったんですが、湊のカッパしかなかったような…
星川くんは父親から虐待されたお風呂場で力尽きてたんじゃないかな…
実際は電車には湊だけが乗ってたんじゃないかな…
とか、いろいろ考えてしまいました
この考察めちゃくちゃしっくり来ました🥲
銀河鉄道はカムパネルラだけ既に亡くなっていますからその考察も納得出来ますね
「誰に言われたの!?」に「先生」と答えたのは、
先生ならなんとかしてくれるんじゃないかという希望があったのかもしれないですね
待ってましたー!
鑑賞済みなのでこれ見てもう一回見に行きたいと思います
もう一度観たくなりました。
長尺解説ありがたいです!!
作文で一方の名前が鏡文字だったのは、性別をかえるという隠喩だったのかなと思いました。
深読みかもしれませんが、好きな人同士の名前を連ねて書いて、第三者に提出するという行為から、あの作文は、二人にとっての婚姻届のようにも思えました。
婚姻届、、素敵な考えです…読んでいてまた涙しました。ほんとですね、、😢
@@kuri9007 小さい時、好きな子の苗字と自分の名前をくっつけたり(その逆もしかり)相合傘の下に名前を並べたりしましたよね。それに近い遊びなのかと。お互いが異性であったら結ばれたのかもしれないと思うと切ないですね。
素敵すぎる考察ですね… 鳥肌立ちました。。💐
@@koyo314 ありがとうございます!
猫のシーンについて 木田さんはなぜ先生に嘘をついたのか?というのが疑問だったんですが
2度見したら木田さんは嘘をついていなかったんですよね。
木田さんは先生に「ミナトくんが死んでいる猫を見てました」と知らせていたのだけど、
その話を聞いて先生は「ミナトが猫殺しをしている」と勝手に解釈変換してたんですよね。
初見の時は自分のまったく同じように解釈変換してたことに驚かされました。
つまり自分も、この映画の大人たちを一緒なんだと・・。
言葉の危うさが、この映画を通じて感じた次第です
34:22 の湊がついた早織への嘘が、実はよりくんの受け売りだったんじゃないか、という考察はまさに目から鱗でした.....一から作り上げたにしてはできすぎているし、湊がこんなにも饒舌に嘘を語れるだろうか、とずっと不思議に思っていたのですが、よりくんがお父さんから言われた言葉だと考えたら、とっても納得できました。新しい視点をありがとうございます!
あえて言及していないだけかもしれませんが、
①湊くんが堀先生に言われたと嘘をついた理由
→組体操や星川くんとの仲直りのシーン、トイレから出てくるシーン等で度々「男らしく」「男なんだから」と強調され軽く恨みを抱いていたのでは?と考察しています。
②校長先生が孫を轢いたかどうか。
→ホルンを吹く時に湊くんの嘘をついた告白に対して「私と一緒だ」との発言からかなり黒だと考えられます。
ただこの視聴者の断片的な考察自体「怪物」の元凶だとするとかなり良く出来た映画だと思いました。
「保利先生にやられた」というのがどこまで具体的に湊君自身の口から説明したのか、その描写は無かったような気もするんですよね。「誰に言われたの?」と問われて「保利先生に…」言っただけだったような。
あのお母さんは客観的にやはり過保護で「保利先生に殴られた」「豚の脳だと言われた」と勝手に解釈してしまったのかな、と思いました。
@@ht8243
@ht8243 反論したい訳では無いんですが、思いついてしまったことがあるので聞いて欲しくて!!
湊(と、なんなら星川くんも?)が、ほり先生が原因であるかのように振る舞う動機として、「湊もあわよくば星川くんのいる学校に転校したい」という理由があるのでは無いでしょうか。
途中、星川くんから「おばあちゃん家に行くから転校する」というセリフがあり、その後実際に星川くんの席が空いていたことからも、転校は確実に起こった事実でした。行かないで欲しいとまで思った湊は、ほり先生、つまり学校側に問題があるということを母親に匂わせることで、転校を目論んでいたのかもしれません。知ってか知らずか星川くんも「ほり先生は湊くんに暴力をふるっています。みんなは先生が怖くて黙っているだけです。」と言っていましたし、湊ママも「先生たちがこんな調子なら転校しか…」と言っていました。
そんなの先生が変わるだけで解決じゃん。と思わなくもないですが、そこは子供の考えたプランということで…
どうでしょう!?こじつけ感ありますが、ちょっとは説得力無いですか?
堀先生への嘘は男らしくの型への反抗もあると思いますが、私は「この先生なら気付いてくれるかもしれない」という無意識のヘルプだったように捉えました。
星川くんは割と諦め気味で鏡文字の作文も、最初に相談してみたら?と言われた時も否定したんですが
湊くんは「良い先生だから相談してみなよ」や「堀先生気付くかな?」と期待が残る発言をしてるんです。
自分がなれない「普通」の型をナチュラルに押し付けてくるから苦しめてくる先生だけど
子供のことはちゃんと向き合う人だと無意識下で信じていたのではないかと。
湊君は知らない角度ですがちゃんと鏡文字に気付いて台風の中もう生徒でもない、寧ろ陥れてきた子供に謝罪を叫びに来るくらい堀先生は真摯な先生でしたから。
映画観た時は泣かなかったのに、考察きいたらなんか泣けてきた、、
考察きいて良かったです。また観に行きたくなりました。
終盤になってから、ほりせんの「男らしくないぞ〜」とか、お母さんの「普通の家族"で"いいのよ〜」とかのセリフ思い出してウワァ……って思っちゃった。
面白く拝見しました。ここまで解像度高く分析できるのはすごいですね。感動しました。
麦野くんが吹いていた楽器はトロンボーンですね。トロンボーンは昔のキリスト教の教会で吹かれることを許された数少ない金管楽器でした。天使の楽器とも言われてて神による苦境からの救済という意味としてこの映画では登場したのかもしれません。田中裕子も永山瑛太も楽器を吹いた本人の麦野くんも束の間とはいえ救われた理屈を超えた人間らしいシーンだと思います。まあたまたまそこにあったのがトロンボーンだったのから映画に出たのかももしれませんが(笑)
次の映画解説動画楽しみに待ってます
1番納得のいく解説で新たに気付かされることもあり大変楽しい動画でした!あの美しい光景を思い出してまた泣いてしまいました…。本当に素晴らしい映画です。
保利先生はいい先生だけどすごい頻繁に男なんだから〜と言っていて麦野くんの悩みや心のモヤモヤを加速させていく要因になっていたと思います。無意識に追い詰めていたのかなと
男じゃないって言われた→豚の脳って言われた
になっちゃったんですよね。
そう思ってます。
@@佐々木さささ
「豚の脳」発言は清高のものだから、衣里が父から迫害されているという苦しみと自分に対して男らしさを強制してくる保利や早織に対しての苦しみを混同しちゃった結果なのかな、と思いました。
@@明日も曇り空です なるほどですね、、、。
どっちが必ず正しいとも言い切れないと思いますが、そういうのも含めて何度もみたい作品ですよね!
丁寧な解説ありがとうございました。色んな仕掛けに気付かれて、凄いなぁとあっという間に見終えました!
勝手な考察ですが、いつも教室でBL漫画読んでる女の子だけは唯一2人の関係性に気づいていたのでは‥と思ったりしてました。
お風呂場から星川君を助ける描写に言及してくれて嬉しい!好きなシーンなのに他のRUclipsrとかであまり言及されてなかったので!最後の死を連想させる所では画面の左側から白い光が出てその中に2人が入っていく描写もありこれは完全に意図されているなと思いました。
ミナトの部屋が青一色なのにジェンダー的な意図を感じた
怪物の正体は、登場人物それぞれの視点を線で繋いでできた星座みたいな事実なのではないかと思いました。「誰が」ではなく認識のずれた解釈で点同士が結びついてしまって、俯瞰して見ると異形のものになった。
素晴らしい解説ありがとうございます。怪物の解説動画は一通り観ましたが、新たな視点で深掘りされていて、とてもためになりました。最後におっしゃっていた怪物の正体についても、なんて切なく愛おしい物語なんだろう…と、うるっときてしまいました。
こんなメタファーがあったとは、、!
解説のおかげでクリアになり、2回目見に行きたいと思いました!
土に埋められることを「死」として定義していたので、土砂崩れに呑まれた電車が死の表現だと思っています。
同じくです!
死んでないという解釈も素敵ですが、作品として見るならば猫を埋葬するシーンと土砂崩れのシーンがリンクしていて然るべきと思います!
ハッピーエンドが好きなので、土砂崩れの時に子供達の思い描いた理想の世界線へ移行したと思うことにします。
マルチバース理論ですね。
@@tratrazis9755 詳しい言語化ありがとうございます!猫と父とを紐付けたところでやっぱりそこが連想されますよね。。。
@用 プライベート 柵までは気がつかなかったです!私も同感で、二人とも一心同体としてカムパネルラになったんだなぁと感じてました!
@@マーヴェ-n9z 「誰にでも手に入る幸せ」は今世では諦めているようなニュアンスも感じたので、マルチバースで考えるのも面白いですね!
自分では言語化できなかった感覚を、整理してもらえているようであっという間の1時間でした!
とても興味深い考察でした
共感したりなるほどと思ったりで面白い動画でした‼︎
いつもすばらしい考察、ありがとうございます!自分の考察では考えが及んでなかった部分が多々あり、非常におもしろかったです。今回の考察を踏まえて、また2回目を、観るのが楽しみになりました。
あえて言及されてないだけかもしれませんが、26:08 あたりの描写について、
湊くんが急に星川くんを突き飛ばしたシーンや星川くんの「僕もたまに“そう”なるから」という言い回しから、あのシーンで湊くんは勃起してしまったんだろうなと鑑賞中に考えていました
だからというわけではありませんが、セリフでも性行為を匂わせていたとも捉えられる、というのは特に面白い着眼点だと感じました
小説版だと明確に書かれてますね
@@ぼきぼ
そうだったんですね、ありがとうございます!
小説版も時間を見つけて確認させていただこうと思います
死んで、あの細いトンネルは産道で、「生まれ変わったのかな?」は産声。
何か凄く的を得てる‼️そんな感じで皆回ってる気がしました。
ラストの映像の美しさと2人の哀しさ(2人にとっては幸せ)に嗚咽するほど泣いてしまいました
私の中で今年一番です
素敵な解説ありがとうございます 42:43
今日観てきたばかりですが、ご解説聞いてまた観に行こうと思いました。ありがとうございます。
本当に保利先生が正義感の強い優しい先生だとしたら、生徒たちにしたアンケートの結果だったり湊の母からみた保利先生のなよなよとした印象、同僚の先生?からみた「保利先生じゃストーカーと思われちゃいますよ」みたいな他者からの印象と矛盾があるかなって思う
それは保利先生は正義感の強い人だけど、教師としてはやはり未熟な人だから。だって依里くんをいじめているのは、湊くんだと思っていじめの実態を把握していませんでした。教室の生徒はそれをみているから、ああいうアンケート結果になったんですよ。雨の中保利先生は「先生がまちがっていた」と謝ったのはそう言う事を依里くんが書いた作文で初めて気づいたから。
素晴らしい解説でした。
2回目を観に行こうと思います😢
今日やっと観てきました。LGBT+当事者の自分は、車からナギサ君が飛び降りる直前に母が語る「普通に結婚して家族を持って欲しいだけ」という言葉が、悪気などある訳ないのはわかってるけど、男の子に恋して「お父さんのようにはなれない」と告白するナギサにどれほど残酷な言葉か、当事者じゃない人には伝わるかなぁ、なんて思いました。「なんで生まれてきたの?」も多くのLGBT+の人が思春期に抱く気持ちだったりするし。
台風の中、廃電車の天窓を開けようとする母と先生。その時の天窓はワイパーのように手を動かしても泥ですぐ埋まり、打ち付ける雨粒が星のように点となっていました。これはサンドアニメーション作品のような見え方で、まるで星が瞬く宇宙の中を走る電車の軌跡のようにもみえました。
まさに「銀河鉄道の夜」だなぁと思いました。
電車の下部扉からナギサくんとヨリくんが地下水路を伝って外に出た時、走り出す2人にカメラがフォローすると露出オーバーで画面が一瞬真っ白になりますよね。そこまでがきっと現実のことで、次のカットは、今でないどこかで彼らが望む世界のことなのかと思い、目がじんわりしてしまいました。
違う立場、違う場所で「火事」「ホルンの音」というキーポイントを主要人物が見聞きしているのが秀逸。
同じ時間軸を別々の視点で描くのは「羅生門」的ではありますが、もう1本ガス・ヴァン・サントの「エレファント」的構造だなと。
「怪物」は、少年2人を取り巻く人間社会。悪意があったり全くなかったりだけども、、小学生の恋は一生ものじゃないよねと思ってしまう自分も「怪物」の一味なのに気づいてしまいました。(ホリ先生の彼女「小学校の先生の名前覚えてる?」ってのも現実だけど)
「怪物」とは自分と他人のとらえ難い「心」かな、、と感じました。
何度も観返したい映画です。
「ガヤが邪魔すんな。幸せは自分で決める。」って映画なんですね。改めて泣けます。
映画もそうですが、柿沼さんの感想動画からも掘り下げることができて、印象深い作品でした。
ラストはここで終わるのかーと思いつつ、音楽に浸って感情が整理できないながら泣きそうになりました。
星川くんがトイレに閉じ込められた時の『怪物だーれだ』は、2人にしか分からない、湊に助けを求めているのかなと思いました。
作文の鏡文字をホリ先生がわかるか?について、「ホリ先生はわからないよ」と言っていた気がする…ちがうっけ?
たくさん観た解説動画の中で、唯一共感できました。ありがとうございます😊
初めて動画見ましたが、話がお上手でホワイトボードも使っていてわかりやすかったです。
この映画なかなか難しくて、でもすごく美しくて印象的で、分かりたくて色々な人の考察を見て自分なりに納得しています!
自分では気付けなかったことが沢山あってドキドキしました…
何より私も『銀河鉄道の夜』が大好きなので、オマージュかもしれないことを知れてよりこの映画の美しさを感じました。
1つ発見したのが、湊と依里が絵の具で取っ組み合いになるシーン、湊による性的接触のメタファかもしれないなーということです。
キスしかけて依里に対する性的な感情を自覚した湊が、昨日出来なかった性的接触を、依里を「汚す」という行為を通して果たそうとしていたのではないかと……苦しい…
最初ミナトのお母さんがヨリに話を聞きに行く時にヨリは子供のくせにしっかりしすぎてて、ミナトくんいつ学校来るの?お手紙書くよとか言っていい子ぶってる感じしたし、鏡文字を指摘された時直すことも無く返事もしないでしれーっとお水入れに行ったりしてるシーンとか見ると、あれ?こいつは子供だけどめっちゃ賢くて大人を操るようなやつかって見てしまってたのも引っかかってたんやな。くそーやられたぜ
鏡文字を指摘されて無視するのは君は反転してると大人から指摘されるメタファーのシーンなのかなと思いました!
私は、ミナトのお母さんに悟られないように、ミナトにだけわかるメッセージ(反転文字)を送ろうとしたら、すぐに指摘されちゃって、本当の思いを手紙にかけなくなったと感じたシーンだと解釈しました!
@@yuric4976すごい
シンプルにSLDでダヴィンチと同じ発達障害の特性だとおもった
スキップせずに最初から最後まで楽しく拝聴させて頂きました!おまけの夜は自分の考えでありつつもある種答えを言われてるような気がするので1番最後に聞くようにしてます。自分が知らないことを色々教えてくれるので映画に対する理解がより深まりました。
2回目の鑑賞がさらに楽しみになりました。ありがとうございます!今後も動画のアップ楽しみにしてます!
今日見てきたがここ数年で個人的ベストな作品だった。
そういえば今気づいたこと・・
依里が書いている鏡文字って「み」「な」「と」だけだったような(作文がアップになるシーンで、みなとの3文字が反転していた気がする)
もしかしてあえて鏡文字を書いてる?湊だけに分かるメッセージとして鏡文字を利用してる?
だとしたらとんでもない映画だ・・(驚愕)
もし、そうだとすると凄いですね。
結構、緻密に練られた設定や脚本だから、そこまで考えているかもしれませんね。
作文用紙の1番上にくる文字の「みなと」だけを鏡文字にしています。1番上以外の作文内の「み」は普通に書けていました。
将来の夢がシングルマザーも意味が出てくる
私は校長は孫を轢いたと思いました。ミナトとの会話で「嘘をついた」と明言してましたし、校長なのに玄関で床の汚れを落としてる描写は罪悪感のメタファーなのではないかと思ってました。
いつもみています。
解説ありがとうございました。尺の話もあると思いますが、もっと聞きたいと思いました。
絵の具布巾を湊に投げた女の子や机を消しゴムで消してる男の子とか何細かなことも考察があれば嬉しいです。
私は、女の子は彼らの関係に気づいてて、星川を守らない湊に憤りを感じてたのかなと思ってます。
他の動画のコメント欄にあの子はBLの本読んでたらしいので、それを理解してる価値観持ってる女の子だったのかもね。
髪の毛切ったシーンは、病気が映るって思ったからか、その直後物音がして誰かが見ていたっぽかった描写があったから、誰だか分からない目撃者(恐らくあの少女)に対して、”俺は髪触られて不快だったんだよ!”っという本心を隠すメッセージだったのかなとも思った。
校長先生に「好きな人ができた。でも好きになっちゃいけない」の告白は、
冒頭のお母さんの「あんたが結婚するまで面倒見るってお父さんと約束したの」=「男の子を好きになってはいけない」とすれ違う解釈をして絶望した主人公に共感し衝撃を受けた。発達障害とトランスジェンダーにふれたテーマは私に響きました。
初めてチャンネル見ました。すばらしい。これからも楽しみにしてます。
この動画見て、さらに麦野君と星川君が愛おしく感じました。
綺麗にジャムをパンに乗せるシーンがとても印象的だったのですが、いじめという現実との対比となっているという考察に納得し、胸が苦しくなりました。
この動画で映画の本質に近づけた気がします。
素敵な解説ありがとうございます
いろんな事を考えながら観てたけど、最後、あー解放されたんだなあと
思った瞬間に坂本龍一の曲が流れだし、エンドロール中に涙があふれだした
初めての感覚に浸った素敵な作品やったよ
共有はむりやけど、誰かに話したい気持ちがあり、理解したい気持ちがあふれてたから
この考察動画にたどり着いて、本当良かったよ
「怪物だーれだ」の質問の意味
①「誰が怪物だ?」の意
→誰が怪物なのか?という怪物を特定するための質問になる
②「怪物ってどんな人?」の意
→怪物の特徴やパーソナリティーを聞き出すための質問になる
一般的に大人が言葉の意味を解釈すると①になるけど、子供に話しかける言葉とか、お遊びの言葉だとしたら
②の使われ方も許容できる。(ストーリー中で二人がやるゲームではこっちの意味でつかわれている)
だとしたら「本当の怪物はだれだ!」みたいな深刻でシリアスな問じゃなくて
「かいぶつ」ってどんなかいぶつ?ってほっこりする会話の一部になし、
世界は厳しくて辛くて逃げだしたい地獄なんじゃなくて、
いろんなかいぶつがいっぱいいる、にぎやかで楽しくてわくわくする明るい場所ってことで
世界(と作品のメッセージ)を肯定できるんじゃないかな。
怪物の正体ですが。。
実はみんなの「思い込み」からトラブルに発展しているように見えました。そしてもう一つは「正義感」(しかも思い込みで間違っている)。この2つが合わさって、みんな良い人たちの歯車が。。この思い込みと正義感の組み合わせが怪物なのかなと。。
映画の中でよくわからないシーンや台詞があったので、考察していただき参考になりました。
私は2人は生きていると思います。
生きづらい人の救済が死でしか無いのは、あまりにも辛すぎるので、そう思いたいです。
他の考察動画も見ましたが、この動画がダントツでよかったです!オマージュがたくさんあったんですね!
電車でのゲーム、一枚目ホシノくん→カタツムリ、ムギノくん→ブタのところからあの瞬間の状況認識として、相手のことを指しているのではないかと思ってます!ムギノくん(カタツムリ)は自分がどいう感情になっているかわからず殻に閉じこもるという部分でカタツムリはムギノくんのことを指しているのではないかと映画を見て思いました、説明下手でごめんなさい笑
ラスト、生まれ変わりなんてないと思うと子供たちの中でひとつ結論めいた話をしていたのは、死の向こうに到達してしまったことを表現したのかな…と思ってしまいました。
柿沼さんの考察大好きです。
これまで受動的に映画を見ていたので今回の能動的に見る映画は新鮮で楽しかったです
感動を与えてくれ、じゃなくて自分の考えと見方で感動に気づくっていうことだから確かに能動的ですね…素敵な表現です。
めちゃくちゃわかりやすかったです。自分が気づかない部分もフォローされていて、もう一度この映画を観たくなりました。
宇多丸がなんて言うか、批評待ってたんですが、もうこの動画で十分ですね!
みなとの「僕はカワイソウじゃないよ」とほりせんの「ぼくは可哀想じゃないよ」もシーンの切り替わりと同時で両者の心境をシンクロさせていましたね。
「しょうもないしょうもない、誰かにしか手に入らないものなんて幸せって言わない、誰にでも手に入るものを幸せって言うんだよ」
っていう校長先生の言葉は、聞く人それぞれの人生を駆け巡る雷の様な言葉でした。
でも人って、自分が見つけたものや、自分が貰ったもの、自分が作ったもの、自分が占有できるものに喜びや幸せを感じ易く出来ていますよね。
誰にでも手に入る、誰かが手に入れたものを一緒に喜べる、そんな心は一体どうやったら手に入るのかなって、逆に考えさせられました。
全ての罪を許し傷を癒す力強い言葉なだけに、己の汚れた部分を浮き彫りにされた様な気持ちにもなりました。
タイムラインを作って説明してもらい、ありがとうございます。とても知識的に作られた作品何で高感動の反面、繋ぎ出来なかった部分もあって自分でもタイムラインを作って見てました。super thanks !
生きてても死んでたとしてもふたりには幸せと感じながら過ごして欲しい
素晴らしい内容でした。
これから劇場に観に行きます
台湾で観ました。映画館に着くと上映中の「怪物」という作品が2作品ありました。1つはこちらの「怪物」、もう1つは「フランケンシュタイン」でした。
えぇっ、そういうことだったのか!!
割と古株の是枝ファンの者です。空気人形の話をたくさんしてくれてありがとうございました。銀河鉄道の夜の解説もありがとうございます!高校の現代文の授業ばりにわかりやすかったです。
フランケンシュタインの映画も、見たいと思います!
それからもう一回怪物見に行きます。、
私は、ドッキリ番組のシーンでオカマキャラが出てきたところが印象的だったな、オカマみたいな同性愛者をネタにする風潮が、湊を更に辛くさせてるんだなって
これは観たくなる解説だった
靴を片方だけ貸すシーンは『マイフレンドフォーエバー』を想起させました。
ラストシーンのピアノが流れるシーン、新海誠作品や細田守監督作品ならば奇跡や魔法が起きて『お、発車するのかな?』て台詞も素敵な物になるはずでしたが、この映画は悲しくて悲しくて泪がとまりませんでした。
依くんがブタの脳だと父に言われているのは
依くんがゲイであるとお父さんにバレているからだと思ってて(湊が豪雨の日家に来たとき好きな子がいるんだよね?とわざわざ女の子の名前を言わせているから)なんとなく自分が依くんを好きだということに気づきかける(映画の一番最初の人間に豚の脳を入れたらどうなる?)から依くんとの大丈夫だよのシーンで気持ちを確信+大丈夫だよという事は依くんも自分と同じ=僕も豚の脳、となったのかと思ってました!
しっくりきました
待ってました❤ありがとうございます
素晴らしい解説ありがとうございます
タイトルと是枝作品という先入観に引っ張られて観てしまっていたことに気づかされました
もう一度観に行ってきます
2回目観た時に、お母さんと保利先生が向かった電車の場所と、子供達がいた電車の場所が少し違って見えた。実はあの世界のあの辺りには何箇所か似た場所があって、雨が上がった時にお母さんたちが探していた場所とは違う場所から子供達は無事に出てきたのかな〜とか思っちゃいました。
同性愛者です。恋人と話題になってるなってだけで怪物観たら自分達にも当てはまる内容で…
映画を観た後公演で2人で映画について語り合いました。
/小説、映画を愛好するおじさんです。1週間前に観て、ずっと考えて、映画評も見ていました。おまけの夜さんのご説明が一番腑に落ちました。ありがとうございます。
映像配信が増えて自宅で映画を見る人も多くなっています。周りの人達に言っていますが、映画は視聴ではなく経験ですよね。映画という作品にお金を払って観る経験をこれからも楽しんでいきたいと思っています。深堀りした解説、楽しくみさせていただきました。
映画の後にこれも上映してくれ…
キャラクターの中に怪物がいない事には同意です。
でも個人的に怪物とは何か?の問いに対する答えは全く違いました。
作中前半、ミナトの母のパートのラストでミナトとヨリが作った怪物カードが散乱します。その中にまさに「怪物」と題されたカードが映ります。その絵柄が何だったか覚えてますか?それと類似する図像が作中に何度か出てきます。
怪物は、明示されています。
是枝さんと坂元さんともに社会を鋭く風刺する作風だと私は思ってます。ぼんやりとどこにも怪物はいなかった、というような温いミステリー作品を作る二人ではない。
是非、もう一度観てみてほしいです。
確認しましたが、確かに怪物のカードありましたね!
ハートから手足が生えたような不思議な造形。
愛が1人でに動いてしまう、暴走してしうようなものなのかなと思ったけど、解釈が難しい😂
ホルンのお話、将来の夢の作文のお話、浴槽からビッグクランチまでのお話、わたしの中でよく分からなかったものが点と線で繋がりました。
実は思いがけず泣いてしまったのがまさに怪物ゲームをしているシーンで、マンボウのカードを額にあてながら寝そべる依里君が可愛らしくて切なくて。。
仲良しの2人がおやつを食べながらゲームをする
「誰にでも手に入る幸せ」
が、美しくて悲しくて胸が苦しかったです。
ラスト解釈は色々ありますが、湊君と依里君が生まれ変わって幸せになって欲しい気持ちと同時に、残された母親のことを考えると居た堪れなくなるのが正直な感想です。
丁寧な考察をありがとうございました。
とてもよい解釈。なんか深すぎる 見に行けたら行きたいです。
解説のラスト,湊=カタツムリというところで心を閉ざした少年であることと共に,雌雄同体であることにもかかってるんだろうなぁ
48:16 怪物は人間
どんな行いをしても誰かにとっては怪物に見えることがある
とても良い作品だなと思いましたが、こうやって雁字がらめにする事が社会にとって良い事なのかなと不安にも思う映画でした
「怪物は人間」「誰の心に寄り添っても誰かにとっては怪物」
それを伝えられた様な気がして。
身動き取れなくなる事が正解じゃない
考え続ける事も気付く事も正義とは思わない
ここ最近こう言う類の映画が増えたけど解決策まで導く映画は皆無で苦しくなる
いつも楽しませていただいています!ありがとうございます!
校長先生が何を守ろうとしていたのか先週映画観終わったときに考えたことなのですが、
火事の日に校長先生がミナトくんか星川くんのどちらかに遭遇しているシーンがたしかあって、
そのときチャッカマンを手にしているのを校長先生が目撃していたので、
放火の犯人を彼だと校長先生は考えていて、それに周りの人が気づかないように守ろうとしていたのかな?と思いました。
憶測かつ、かなり校長先生を好意的に見た解釈ですが!
あの校長とチャッカマンのシーンはよく分からなかったんですが、そういう意図のシーンと見たら腑に落ちますね。ありがとうございます。
港を演じた黒川くんはこれからに期待
大きな水辺が見えるし台風の被害から海辺の街かと思ったけど、見返したら火事のシーンで上諏訪駅の歩道橋が映ってた。
なるほど、あの水辺は諏訪湖だったのか〜と思い何気なく地図をみたら、上諏訪から諏訪湖を挟んだ対岸に湊という村がありゾグっとしました。
何よりも、字がキレイ。ありがとうございますー!
ヨリがからかわれている時に教室の後ろで湊が暴れたのは
「環境とかにせまられた時に暴れて表現してしまう」
そういう性質なのではないですよね。
ヨリへのからかいを阻止するために、自分に目をむけてヨリを救ったんですよね。
暴れて表現する子、ではないと思います。
だから後の
湊のごめん、は断れなくて机を汚したことに対して、
ヨリのごめん、は自分を助けるために叱られることになってごめん、
ですよね。
「ごめん」
直接的に助ける勇気までは無いものの大好きな相手を助けたいという精一杯の行動に感じました
校長先生の件も結論つけられてはいないけど、やはりそうだったんんだろうなと思わされます。
映画の冒頭で聞こえてくるのが「ブォー」という静かなホルンの音。
それが後半の音楽室での話に繋がっていくのですが、嘘をついた告白するミナトに校長も「私も一緒」と言い、
「嘘をついた時は息を吹くんだよ」とミナトにも吹かせ音を重ねていくんですよね。
このシーンは校長先生は嘘をついていることを提示する(=本来の姿に戻った)シーンで圧巻でした。
あと刑務所で旦那さんと話しているシーンですよね。
ここで孫を笑顔で想い出話をしているんだけど、ここはどう解釈していいのかわかりませんでした。
ただ校長先生は実に多面的な姿を見せていますよね。
学校を守ることに徹する鉄仮面のような姿
学校の玄関の汚れ掃除し続ける学校自体を大切したいと思う姿
身を投げ出そうな雰囲気を漂わせ川を見つめる姿
ミナトに優しい言葉をかける姿
そして夫とくったくなく話す姿
校長先生は孫を殺してしまった、嘘をついたことで
精神状態は破綻しているんではないのかなと推察しました!