【俳句さんぽ・第140回】月光[二](秋の季語)橋本多佳子 月の美しさと作者の心情を17音で表現🌕

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  • Опубликовано: 29 окт 2024

Комментарии • 14

  • @ながたにじゅん-c7z
    @ながたにじゅん-c7z Месяц назад +2

    やはり月は秋だな〜。
    月の俳句は沢山有りますね、色々紹介と鑑賞有り難うございます。
    僕も負けずに駄句ながら一句。
    葉を叩くひとしほ激し雨の月。
    もう一句。
    貰はれた犬の鎖や月明かり。
    m(_ _)m。

  • @An-On_Ym
    @An-On_Ym 28 дней назад +1

    「月光」という季語と、月のように輝いた一人の女流俳人にフォーカスを当てての編集、とても印象深く視聴させて頂きました。有難うございました。♪✨♪
    ちこさんの思い入れの深さもあったのでしょうか、「橋本多佳子の愛と生涯」とでもいう小説を読んだかのようなずっしり感が残りました。月光の中で直面する「死」に対し、搾乳という生々しい「生」の温度差がとりわけ濃く表出されていて素晴らしかったです。
    「月光にいのち死にゆくひとと寝る」
    面目もなにもかも捨てて俳句という清水に裸で飛び込むような、冷水に打たれる滝行でもするような果敢さ!そんな彼女のパッションの前に自分の生ぬるさが恥ずかしくなってしまいます。私だと幽体離脱でもしなければとてもそんな勇気は出そうにありません…
    「月光に一つの椅子を置きかふる」
    俳句を学ぶ過程で「一つ」とか「一人」などの措辞はよほど気をつけないと安っぽくなると聞きますけれど、ここでの「一つ」はワサビのように効いていますね!凄いです!
    点滴のつなぐいのちや月光る 桉音

    • @benikuzutobe
      @benikuzutobe 28 дней назад +1

      桉音さん、御句からは点滴の袋に月光が明るく反射している映像が目に浮かびました。この月光は怜悧な感じでなく、温かみを感じる月光ですね。秀句だと思います。

    • @An-On_Ym
      @An-On_Ym 27 дней назад +1

      @@benikuzutobeさん 有難うございます。家族の者が点滴で細々と命を繋げていただいております。本人が希望していた “無延命治療” です… 次の満月の光を待ち望みつつ。

    • @benikuzutobe
      @benikuzutobe 26 дней назад +1

      桉音さん、何とそうでしたか。句から迫力の様なものが感じられるのは上句が桉音さんの境涯句であり、俳句が生きる杖と成っているからなのですねー。ご家族の方が是非次の満月の光もご覧になれる様に御祈り申し上げます。

    • @An-On_Ym
      @An-On_Ym 26 дней назад +1

      @@benikuzutobeさん あたたかいお言葉、嬉しくいただきました。有難うございます!🌙🥲✨

  • @takashitakiguchi1628
    @takashitakiguchi1628 Месяц назад +1

    月は秋の季語なんですよね。年中出てる月なのに、と不思議に思いましたが、秋の月が一番美しい、ということでしょうか。橋本多佳子さんの夫を悼む句が、月によって強調させてくれますね。なんて、俳句一年坊主の勝手な解釈ですが〜。
    神々しい(こうごうしい)

  • @benikuzutobe
    @benikuzutobe Месяц назад +2

    こんにちは~。今回も素晴らしい朗読と深い鑑賞をありがとうございます。d(^-^)/
    一人の俳人の一季語に絞っての句の鑑賞というのも良いアイディアですねー。今回、橋本多佳子という俳人の一部ではありますがその境涯を知って大変勉強になりましたねー。
    ・御主人の死に臨んで詠んだ冒頭の3句はちこさんが仰る通り、実に冷静に怜悧に情景を淡々と詠んでいる感じで、その分季語「月光」に重ねる作者の押し殺した心情が読み手に哀しみを強く感じさせる秀句となっていますねー。対象物を冷静に観察する俳人の一種”恐い”眼の様にも感じましたね。
    ・「がばがば」「びしびし」のオノマトペの2句ですが、これも冷静な客観写生という感じなのに句中主体となっている人物の暮らしぶりというか境涯みたいなものまで読み手の脳裏に映像として浮かんでしまうのが凄いですねー。オノマトペ下手な当方にとってお手本としたい両句かに思いました。
    ※オノマトペの勉強に、但し眼前の月光から発想を飛ばしたファンタジーで詠んでみましたw。
    月光をひゅんひゅん柵に卑弥呼の骸 紅屑φ(- - )

    • @羊似妃
      @羊似妃 Месяц назад +2

      「ひゅんひゅん」のオノマトペは確かなオリジナリティですね!物体の高速スピード感と強く吹く風の感覚を併せ持つような語感です。吉野ケ里遺跡の集落を囲う柵の一本ずつをもれなくすり抜けてゆくような幾筋もの美しい月の光。骸の着地でファンタジーの世界からまさに「ひゅん」と現実に引き戻されたような気分に!オノマトペは成功すると佳句になるのですね。

    • @benikuzutobe
      @benikuzutobe Месяц назад +2

      @@羊似妃 さん、コメントありがとうございます。
      フレイザーの『金枝篇』にもある様に、大昔は神占を司る巫女は霊力が衰えて占いが外れ始めたら味方によって残虐に〇害されたとの事で、卑弥呼にもそれが当て嵌まるという説がある様です。今回のオノマトペには多数の矢が飛び交うイメージも加味してみました。

    • @羊似妃
      @羊似妃 Месяц назад +2

      @@benikuzutobe
      霊力の衰えで、そんな事になるなんて知りませんでした!
      御句、矢が飛び交うイメージも含まれているとは!そうすると「ひゅん」の語感の中に鋭く射抜かれてゆく生々しい音も内包されているのですね。現代と違い光が少なかった時代に、月の存在感は大きかったことを思うと、更に鮮明な映像が脳裏に立ち上がってきました!

    • @benikuzutobe
      @benikuzutobe Месяц назад +2

      @@羊似妃 さん、重ねてありがとうございます。

    • @An-On_Ym
      @An-On_Ym 28 дней назад +1

      今では橋本多佳子の生前とは比べものにならないほど女性が開放されてきたとはいえ、彼女のパワーには現代人も圧倒されてしまいますね。いつものように深掘り解説・鑑賞をありがとうございます。
      御句
      「月光をひゅんひゅん柵に卑弥呼の骸」
      も橋本多佳子のような凄いパワーです。「ひゅんひゅん」に、今だに卑弥呼の呪文が風の音となって吹きつけているような、そんな寒々とした魔力を感じます。羊似妃さんとの交信も興味深く拝読しました♪ 魔力の衰えた巫女を生贄にするなど、凄まじい世の中だったのですね!😱 でも大変勉強になりました。有難うございました!