會田瑞樹作曲/中山昌樹作詩《心臓の小太鼓 -歌唱を伴う小太鼓独奏のための-》(2024/1926)
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- Опубликовано: 7 ноя 2024
- 2024.3.5 狛江エコルマ6階
おんまちラボ Season3
〜衝撃の打楽器〜
小太鼓(スネアドラム)編
Snare Drum solo.會田瑞樹
主催:(一財)狛江市文化振興事業団
企画制作:音楽の街ー狛江 エコルマ企画委員会
中山昌樹(1886-1944)は明治学院を卒業後、多くの賛美歌の翻訳を行なったことで知られる牧師、神学者である。この詩は『宇宙の微笑』 ( 新生堂/1926)の中の一編であり、小太鼓の持つ勇壮さや悲哀を描き出した見事な詩であり、すぐに作曲のイメージが湧いた。小太鼓演奏と歌唱を奏者一人が独白の様に行い、この楽器の持つ様々な可能性を投影したいと願った。(會田瑞樹)
心臓の小太鼓 (中山昌樹)
狭霧ふかき朝の高原を
ただひとり私は辿りゆく
花咲かず
鳥啼かず
されど心のうちの樂隊は
勇壮なる行進曲を奏し
心臓の小太鼓がこれに調をあはす
冷氣迫る夜の高原を
ただひとり私は辿りゆく
星見えず
蟲鳴かず
されど心のうちの暖爐は
こんこんと燃えつづけ
あかあかと魂の頰をほてらす