対話の効能〈わたし〉と〈あなた〉のあわい|回復共同体:毛利真弓+藤岡淳子[臨床心理士]
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- Опубликовано: 7 ноя 2024
- 0:00:00 自己紹介|毛利真弓・藤岡淳子
0:01:10 映画の感想の分かち合い
0:04:05 【講演】回復共同体:毛利真弓
映画『プリズン・サークル』について|島根あさひ社会復帰促進センター
受刑者処遇の流れ|年表|映画の内容について|被害者加害者対話のロールプレイ
0:15:42 治療(回復)共同体とは|Therapeutic Community(TC)とは
0:18:46 治療共同体の歴史
0:20:44 何が治療の核か
0:23:20 島根あさひの TC|役割構造|罪種・年齢|学びのツール
0:26:41 受刑者たちの体験と語りによる回復|被害体験|過酷な体験の影響|玉ねぎ構造
|男性受刑者とトラウマ|
0:32:30 本当の気持ちを語れるようになるまで
0:33:47 エモーショナル・リテラシー
0:36:07 TC出所者18名へのインタビュー調査より|犯罪をした人に限らず
0:38:00 【対話】講師×ファシリテーター
「回復共同体」では参加者にどんなことが起きているのか?
0:47:07 話すことだけでなく様々な感覚を刺激する
0:52:20 「その気持ちを抱えてください」
1:00:06 「回復共同体」における参加者との距離感
1:07:13 安心・安全な場を作るためには
1:16:17 【ここまでの感想・質問】
TC は刑務所以外でも行われている?
1:19:57 支援者・職員へのケアはどのようにされている?
1:22:35 TC を受けて変化していく自分と、刑務所という変わらない環境に対するギャップはあるか?
1:24:43 加害者の被害者性に注目し、尊厳を大切にするどのようなスタンスで活動しているか?
1:30:28 体験 | 感情のタペストリー
1:45:05 体験 | アファーメーション
1:56:04 クレジット
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予想外の新しい視点や関係を創造したり、自分の信念に変化が起こるなど、様々な効能が注目されている「対話」。その多様なアプローチについて学び・体験しながら、日常における「対話」の可能性を再考する全4回のセミナーです。
【公式サイト】www.setagaya-l...
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誰かとじっくり「対話」をしたことはありますか。それは、日常のありふれたコミュニケーション行為の一つだと思われるかもしれません。しかしその経験をあらためて思い起こしてみるとどうでしょうか。例えば、他人の体験談の中に自分を見つけて共感したり、人々の語りに触発されて自らの感情や言葉が引き出されたり、その場からユニークな発想が生まれる経験をした人も多いのではないでしょうか。
「対話」には、別々に存在している〈わたし〉と〈あなた〉の分け目を揺るがし、多面的な自らの思いを発見させ、自分一人では辿り着かない新たな地平に導くような不思議な効能があるのかもしれません。
近年、学校・企業・カフェなどで開かれる「哲学対話」、精神医療のケア手法として拡がる「オープンダイアローグ」、刑務所の更生プログラムとして導入されている「回復共同体」など、既存の枠組みでは進展の難しい状況に多声的対話を取り入れることで、事態を好転させるような実践的取り組みが注目を集めています。また芸術分野では、聞く・語ることを重視し、それらが引き起こす生きた相互作用や変様をつぶさに編み込む手法を取り入れた新時代の映画・演劇・ダンス作品などが高い評価を得るなど、私たちの日常生活における「対話」の可能性が再認識されています。
本企画は、「対話」を中心に据えた多様なアプローチの実践者とともに、〈わたし〉と〈あなた〉のあわいから生まれる「対話」の効能について学び体験するセミナーです。誰にでも開かれた日常行為である「対話」が、自己を更新し、新しい視点や関係を創造する可能性について考えます。
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『対話の効能 〈わたし〉と〈あなた〉のあわい』3.回復共同体
【開催日】2023年3月4日(日)10:00~18:00
【会場】生活工房ワークショップルーム
【出演】毛利真弓[臨床心理士、同志社大学准教授]、藤岡淳子[臨床心理士、大阪大学大学院名誉教授]、山内泰[NPO法人ドネルモ代表理事、一般社団法人大牟田未来共創センター理事] 、セミナー参加者の皆さん
【撮影・構成・編集】三行英登
【主催】公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
【協力】合同会社 東風、一般社団法人もふもふネット
【後援】世田谷区、世田谷区教育委員会
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「回復共同体(Therapeutic Community:別名「治療共同体」)」は、対等性と自由が尊重された集団での対話をベースに、自らの過去の記憶や感情を見つめ直し、相互に影響し合いながら新たな価値観や生き方を身につける回復アプローチです。1940年代に英国で始まり、医療・司法・福祉領域で進化を遂げ、世界中に拡大しつつあります。この回では、前半に「回復共同体」のプログラムを日本で唯一導入している刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」に密着したドキュメンタリーを鑑賞します。後半では、同所にてプログラムに関わった毛利真弓さんに、「回復共同体」の歴史や理念を解説いただき、対話が人を変様させ、新しい自分を発見していく実例について伺います。また、「回復共同体」のプログラムを体験します。
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▶GUEST
毛利真弓 Mori Mayumi
1977年生まれ。同志社大学心理学部准教授。臨床心理士、公認心理師。名古屋少年鑑別所で法務技官兼法務教官として勤務後、約10年にわたり日本で唯一「回復共同体」を導入する官民協働刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」にて、支援員のリーダーとしてプログラムを実践。広島国際大学心理臨床センター特任助教を経て2019年より現職。主な著書に『治療共同体実践ガイド』、『アディクションと加害者臨床:封印された感情と閉ざされた関係』(ともに共著、金剛出版)、『ようこそ、心理学部へ』(共著、ちくまプリマー新書)など。
藤岡淳子 Fujioka Junko
1955年生まれ。臨床心理士、公認心理師。一般社団法人もふもふネット代表。少年鑑別所、少年院、刑務所で20年間、非行少年・受刑者の査定と教育に携わった後、2002年4月から大阪大学大学院人間科学研究科教授。2021年4月から名誉教授。専門は、非行・犯罪心理臨床。現在は、児童相談所、児童自立支援施設、刑務所などで、非行や犯罪行動のある少年と成人の教育プログラムの実施およびスーパーバイズを行っている。主な著書に、「非行少年の加害と被害」、「性暴力の理解と治療教育」、「非行・犯罪心理臨床におけるグルーの活用」(いずれも誠信書房)、「アディクションと加害者臨床」、「治療共同体実践ガイド」(いずれも金剛出版)など。
▶FACILITATOR
山内泰 Yamauchi Yutaka
1977年生まれ。NPO法人ドネルモ代表理事。一般社団法人大牟田未来共創センター(通称:ポニポニ)理事。株式会社ふくしごと取締役。東京大学先端科学技術研究センター特任研究員。芸術工学博士(美学)。地域で対話の場づくりに取り組む一方で、問いと対話のメディア「湯リイカ」(主催:ポニポニ)などさまざまな有識者との対話企画をコーディネート。主な論文掲載に『デザインに哲学は必要か』(共著、武蔵野美術大学出版)、「『わたしの役柄』が表現すること 哲学者・國分功一郎さんとの対話から」(「精神看護」23巻4号、医学書院)など。
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