京大英作文[2003年(前期)第3問(1)]
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- Опубликовано: 22 окт 2024
- ◆入試現代文と同じ◆
京大英作文に最も必要な力は日本語力である。
最低限の英単語と英文法は必要だが、それは中学レベルで足る。
入試現代文においては、文章に引かれた傍線部の意味を自分の言葉で詳しく説明する力が求められるが、京大英作文においても同じ力が求められる。
「英訳せよ」と問われた日本語の具体的意味を、自分の言葉でいかに分かりやすく説明するか。
京大英作文においてはその力しか問われない。
このような基本的な力を問うのが京大である。
こう言うと、いかにも簡単そうに聞こえるが、実はこれが最も難しい。
先入観や偏見なく、難しい日本語の内容をそのまま素直に捉えて簡単に表現しなおすことはなかなかできない。
誰にでもできそうに見えて、いざ実際に取り組んでみると、これが何よりも難しい。
基本に遡り、子どもでも分かるようなシンプルな表現で説明するためには、その内容すべてを包括的に基本から理解できていなければならない。
自分の中でただ分かったつもりになっているだけの事柄のいかに多いことか。
京大入試はその盲点を私たちに問いかける。
それが真骨頂なのである。
誰にでも理解できる簡単な基本の中にこそ真理がある。
京大は、そういう大学なのである。
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