仙台市を襲った津波を再現=津波浸水シミュレーション

Поделиться
HTML-код
  • Опубликовано: 16 авг 2011
  • 仙台市は17日、東北大とIBMが行っている津波浸水シミュレーションの中間結果を公表し、道路の盛り土が津波を食い止める一方で、場所によっては浸水区域や浸水の深さの拡大につながることが分かったと発表した。結果は20日から始まる住民説明会で提示し、沿岸地区のまちづくりや市の避難計画に反映させる。
     シミュレーションでは、東日本大震災の津波を再現したパターンと県道を現在の位置で6メートルかさ上げしたパターンの2種類を用意した。
     東日本大震災の津波を再現した結果では、国土地理院が発表した浸水ラインとほぼ重なり、シミュレーションの精度が高いことが確認された。
     一方、県道をかさ上げした場合では、沿岸から道路までは4メートル以上の深さで浸水していたが、道路より内陸では浸水区域が大幅に縮小。同時に、盛り土した道路で波がはね返され、道路の南北では浸水していなかった区域が浸水したほか、4メートル以下だった浸水深が4メートル以上になった場所があった。東北大によると、浸水深の深さは1メートル程度の誤差があるという。
     震災復興本部は「3月11日の津波では浸水していなかった場所が浸水するなど、道路を単純にかさ上げしただけでは新たな課題が生まれることが分かった」と指摘した。浸水マップのほか、動画を用意したことで水が滞留する時間なども把握できるため、土地利用の方針の検討などに幅広く活用する。今後はシミュレーションの条件設定を増やし、建築制限区域などを決める材料にする。【仙台市提供】

Комментарии •