老後の生活費はどう変わる?家計調査で分かった増える出費と減る出費

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  • Опубликовано: 3 сен 2020
  • 一般的に年齢が上がると消費金額は減ると言われていますが、本当でしょうか。
    そこで今回は、総務省統計局が公表している家計調査のデーターより実態はどうなっているのか、グラフにして分析をしてみました。
    なお、今回使ったデーターは令和元年のもので、最新のデーターになります。
    また、このデーターの調査対象については、単身世帯と2人以上世帯に分かれていますが、今回は2人以上の世帯に絞って解説しました。
    また、今回紹介する内容はすべて年代別になっていて、対象は50代、60代、70歳以上の3つの年代に絞っています。
    1.年代別の消費金額(2人以上世帯)
    金額を見ますと、50代で35,4万円、60代で29,2万円、75歳以上は24,1万円になりました。
    ということで、消費金額は年代が上がるにつれてどんどん減っているんですね。
    因みにこの金額は、一ヶ月当たりの世帯の方全員の消費金額の合計になります。
    50代と70歳以上比べると、約3割も消費が落ちていました。
    これは一体 どうゆうことなのでしょうか
    2.消費支出の内訳
    各項目別に見ますと、ほとんど右肩下がりになっていますが、中でも特に落ち込みが大きいのは教育費です。
    金額を見ますと、40代の時は毎月2万5~6千円あったのが60代、70歳以上になるとほとんどゼロに近くなります。
    詳細データーを見ましたところ、この教育費と言うのは、ほとんどが子供の授業料とか塾代でした。
    だから子育てが終わる年代になると、ガクンと下がったと思われます。
    次に注目したいのは、「その他の消費支出」です
    金額のボリュームが大きくて、各年代で大きく落ちています。
    「その他の消費支出」の内訳は、いろいろありますが、金額的に大きいのは交際費です。
    さらに詳しく調べると、交際費の中でも金額がダントツに大きいのは「食料」となっています。
    交際費の中の食料ですから、これはおそらく外食の出費だと思われます。
    つまり年代があがるにつれて、外食に行く回数が減っていると考えられます。
    次は、「自動車関係」、これも落ち込みは大きい方です。
    詳細データーをみましたら、自動車関係というのは主に車の維持費とか車の購入代になっていました。
    つまり年代が上がるにつれて車を手放す人が増えたと考えられます。
    最後は食費です。
    食費は金額的に一番ボリュームがありますが、落ち込みはそれほど大きくはありません。
    ということで、年代が上がるにつれて消費が下がる主な要因は、教育費、交際費、自動車、食費が下がったからということがわかりました。
    3.非消費支出の金額(2人以上世帯)
    非消費支出というのは、社会保険料や税金などのことになります。
    金額を見ますと、50代で14.2万円 60代で8万円 70歳以上で4.7万円となっていて、年代が上がるにつれて金額が下がっていることが分かります。
    因みに50代と70代以降を比較すると、1/3まで減っていることが分かります。
    因みにここで言う税金とは、主に所得税や住民税のことで、また社会保険料と言うのは主に、年金保険料や健康保険料介護保険料などのことになります。
    #老後 #生活費 #収入

Комментарии • 7

  • @kakatata3017
    @kakatata3017 3 года назад +1

    いつも図も大変わかりやすくて、優しい口調のご講義すごく勉強になります。
    ここにコメントするのが、適切でないかもしれないのですが、すみません。
    年金生活の両親の口座を初めて見せてもらったのですが、年金はそれぞれの口座に振り込まれていて、母のお金を生活費に使っていて残高が少なく、父の方は貯蓄のような形になっていました。父の方が7才歳上です。母のお金が少ない状態を是正しなくてはならないと思っているのですが、まとめて移すなどの行為は、譲渡のようにとられてしまうのか? また、男性が奥さんにお金のことは全部任せて、おこずかいをもらう ということを年金暮らしになっても続けている方が多いのかもしれないのですが、望ましい形は、毎月 各々の口座から 「今月の生活費」を出し合い、現金で持つ方がお互いの財産を適正に持っていられるのかもしれませんが、どのようにされている老夫婦が多いのか? どちらかの死去後のトラブルの実例などの ご講義を企画していただけるとありがたいです。

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  3 года назад +1

      KaKa TaTa様 コメントありがとうございます。そうなんですねぇ。夫婦間のお金の問題は、難しいですよね。ご質問の趣旨に沿った調査データーがあればいいのですが・・・。もし、そのような調査を目にしたら、動画発信しますね。僕も興味があるので(^^;)。 よろしくお願いいたします。

  • @TW-gv6mm
    @TW-gv6mm 3 года назад +1

    いつも役立つ情報有り難うございます。
    色々な統計がありますが、他の情報も含めて住居費が少ないのはどうしてでしょうか。
    一戸建て持ち家は毎月の負担は少ないと思います。
    マンションでも管理費、修繕積み立てがきります。
    賃貸では種類は?ですが5〜10万円かかると思います。
    地方、大都市を平均すると2万円位になるのでしょうか。
    お時間のある時にお教え下さい。

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  3 года назад +1

      渡邊泰造さま コメントありがとうございます。僕も渡邊泰造さまと、まったく同じ感想を持ちました。それで調べてみたのですが、イマイチ原因が分かりません。今後、何か分かったら連絡しますね。よろしくお願いいたします。

    • @TW-gv6mm
      @TW-gv6mm 3 года назад +1

      返信有り難うございました。
      宜しくお願いいたします。

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  3 года назад +1

      渡邊泰造 さま 原因が分かりました。調査対象になっていた方の8割以上の方が「持ち家」の方でした(^^;)。調査対象の持ち家比率が元データーに出ておりました。連絡が遅くなってすみません。

    • @TW-gv6mm
      @TW-gv6mm 3 года назад +1

      お調べ頂き有り難うございます。
      賃貸やマンション所有はさらに生活費が増える事となりますね。