高速道路降りるとき「車のウインカー」左右どちらに?ほとんど間違えています(HBCもんすけ調査隊)2021年11月25日放送

Поделиться
HTML-код
  • Опубликовано: 8 сен 2024
  • (森田絹子アナウンサー)
     視聴者の疑問や悩み、暮らしの中のハテナを調査する「もんすけ調査隊」です。きょうのテーマはこちら!ドライバーの皆さん、正しいウインカーを出していますか?
    (クラちゃんさんからの投稿)
    「皆さんは高速道路を下りて一般道と交わるところで、ウインカー(車の指示器)はどちらに出しますか?」
     さっそく、札樽自動車道の札幌北インター出口で、調査開始!
     現場は、高速道路から、1車線の道路=ランプを降りて、国道5号線=札幌新道に交わる場所です。札幌新道は中央分離帯があるため、車は一方向にしか進めません。
    大佐賀南 調査員
    「高速道路を下りて一般道に入る車、ウインカーはどちらに出しているのでしょうか、実際に調べてみます」
     もんすけ調査隊が、車20台を調べたところ…すべての車が「右」にウインカーを出していました。ということは、「右」が正しいウインカーじゃないの?
     ”安全運転のプロ”、麻生自動車学校の指導員が運転する車に一緒に乗ってみると…? ウインカーは「左」! えっ、どうして?
     札幌市内を走る札樽自動車道の、札幌北インター出口。ほどんどの車が右にウインカーを出して、一般道に入っていきますが、正しいウインカーは…
    麻生自動車学校 菅井純 教務係長
    「左ウインカーをつけて…」
     「左」! その理由は…
    麻生自動車学校 菅井純 教務係長
    「道路と道路が交わるので交差点として扱う。ここに『止まれ』=『一時停止』の標識がある」
     高速道路のランプと札幌新道が交わるこの場所は、一時停止の標識があり、「交差点」なんです!交差点では、自分の車が曲がる方向にウインカーを出さなければいけません。つまり左に曲がるから、ウィンカーは左なのです。
     ちなみに、高速道路の本線に合流するときは「左折」ではなく「車線変更」なので「右」ウインカーが正解です。
     それにしても、札幌新道に入るとき、なぜほとんどの車が、間違った方向にウインカーを出しているのでしょうか。
     調査隊が、実際に運転してみました。
    大佐賀南 調査員
    「自分の車の方向と札幌新道が並行になっている、合流と勘違いしそう。なかなか入るタイミングがつかめない…けっこう混んでいますね」
     このような場所でウインカーをどちらに出すか、まちで聞いてみると…
    まちの人は…
    「ウインカーを後ろから来る車に見せたいので、後ろから来るほうのウインカーを出している」
    名古屋からの観光客
    「私は右に出しますね、ウインカー。右側に行きますよね」「車線変更みたいな感覚」
    調査員
    「自動車学校によりますと左ウインカーが正しいそうです」
    名古屋からの観光客
    「左なんですか。みんな右に(ウインカーを)出している気がする」
     交通工学に詳しい、北海道大学の萩原教授は、こう分析します。
    北海道大学大学院工学研究院 萩原亨 教授(交通工学)
    「(道路の)かたちは”合流”になるので、ドライバーは右側にウインカーを出したくなる、合流される車から見てもウインカーを出したほうが合流してくることがわかりやすい。ただ、ここのルールは一旦停止して左ウインカー。矛盾はある、交通ルールと、ドライバーの心理がずれてしまっている」
     わかりづらい「交差点」になったのは、どうしてなのでしょう。
    北海道開発局札幌開発建設部道路計画課 笠松周悟 課長
    「先に国道があって、そこに高速道路が新たに建設されることになった。周辺への支障がないようにコンパクトなインターチェンジを採用することになった」
     札樽道が東西でつながり、札幌北インターができたのは1992年。すでに札幌新道沿いの都市開発が進んでいたことから札樽道は、新道の上に高架で作られ、ランプもそれに沿うように作らざるを得ませんでした。
     道路の「合流」でなく、「交差点」になったのには、こんな理由も。
    札幌開発建設部道路計画課 笠松周悟 課長
    「接続される側の道路(札幌新道)の交差点間隔が短い。合流のかたちをとると、合流するときに(車の)速度が上がったところで信号交差点が目の前に現れるので危険があるという判断が当時あったのではないか」
     特殊な交差点の形と、「合流したい」というドライバーの”心理”による「右ウインカー」。
     しかし、麻生自動車学校は、ウインカーは、自分の車の「後続車」に対して曲がる方向を正しく伝えるために必要だと教えています。
    麻生自動車学校 菅井純 教務係長
    「車両が正しい方向に進むうえでウインカーは唯一の手段。安全にウインカーを出して曲がってもらえたら」
    (森田絹子アナウンサー)
     今回の場合、交差点を「左折」することになるのですが、道路交通法では、左折のときは「左」のウインカーを出すと定められています。違反した場合の点数は1点、反則金は普通車で6000円です。
    (堀内大輝アナウンサー)
     右ウインカーを出してしまう感覚もわかります。ほかの車が右ウインカーのなか、自分だけ正しい左ウインカーを出すと「あの車は何をやっているんだろう」と思われてしまうかもしれませんよね。
    (世永聖奈アナウンサー)
     左折、交差点、などの看板があれば、たまに運転する人もわかりやすいかもしれませんね。
    (堀啓知アナウンサー)
     交差点なので、左折の場合は左ウインカーだが、道路の形状を見ると合流に見えてしまうのですね。交通ルールは守らなければいけないが、このままほおっておくと、ドライバーの心理と交通ルールが合っていないので、事故につながる可能性もあるかもしれません。
    (森田絹子アナウンサー)
     取材した札幌新道は、交通量が多い道路で、道警によりますと、ことし1月にも追突事故で2人がけがをしたということです。皆さん、しっかり一時停止して、安全運転でお願いします。

Комментарии •