【なぜ?】『旭川の電柱は、ぐんにゃりと曲がっているのか?』・・・もんすけ調査隊(今日ドキッ!2022年12月16日放送)
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- Опубликовано: 27 окт 2024
- 依頼者(今日ドキッ!スタッフ・40代・札幌在住)
「旭川に行った時に、ぐにゃっと電柱が折れ曲がっていました。なぜでしょうか?」
電柱が曲がっている・・・しかも、ぐにゃっと!?
これは、ハンドパワーなのか?
札幌から車でおよそ2時間、旭川中心部の現場に急行した。
調査員
「見てください!あちらの電柱ぐんにゃりと曲がっています!あれで大丈夫なのでしょうか?」
これはなんということだ!
そこには、まるで画像加工に失敗したかのような、
「ぐにゃり」と曲がった、電柱が立っているではないか!
場所は、旭川市4条通8丁目。
いわゆる3・6街と呼ばれる繁華街だ。
調査員
「見てください!奥の電柱も曲がってしまっています。さらに、その奥の電柱も、ずらっと曲がってしまっています」
通りを調べてみると、
なんと!1本だけでなくほとんどの電柱が曲がっているではないか!
何本曲がっているのか、調べてみると・・・
調査員
「12、13、14、15、16、17、18。曲がった電柱は18本ありました」
旭川市の2・3仲通と3・4仲通の6丁目から8丁目にかけて、
なんと!18本もの電柱が曲がっていたのだ!
誰が、なぜ、電柱をこんなに曲げてしまったのか?
調査員
「電柱は、なぜ曲がっている?」
街の人
「なんでなんだろう?曲がっているのも今気づいた。全然わからない」
街の人
「私も初めて知った。なぜあそこだけ曲がっているんだろう。なんかありそう」
その時!調査員は重要なことに気がついた!・・・
北海道三大ラーメンの調査でお世話になった醤油ラーメンの名店、
旭川らぅめん青葉が近くにあるではないか!
きっと・・・いや必ず・・・何か知っているに違いない!
旭川らぅめん青葉 村山有一 三代目
「たぶん北海道だから、特に旭川は雪が多いから・・・雪の重みとかの可能性もあるよね。だって、あんな曲がり方しないでしょ。もしかしたら、ひとつのアートみたいにしたのかなと。あとは考えつかない」
この、ぐんにゃりと曲がった電柱、
果たして誰が、なんのためねじ曲げたのか!?
旭川市に聞いてみると・・・
旭川市
「電柱は北海道電力の所有物なので、そちらにお問い合わせください」
電柱の管理を行っている北海道電力ネットワークに話を聞いた。
調査員
「3・6街で電柱が曲がっていたが?」
北海道電力ネットワーク 南波 諭 副長
「あそこの部分はS型組立鋼管柱という電柱で、1987年に建柱したもの」
調査員
「曲がってるが強度は大丈夫?」
北海道電力ネットワーク 南波 諭 副長
「強度も、1987年に計算して問題ないということで設置している」
この曲がった電柱は、S型組立鋼管柱という。
確かに「S」に見えるような気もする。
でも、どうして曲がっているのか?
北海道電力ネットワーク 南波 諭 副長
「道路工事に伴った形で水道管や下水管のからみもあって、人家側にやむを得ず建てなければならなかったが、ビルの突き出し看板などがあり、それとの離隔を確保するためにS型の電柱を建てた」
発端は、1987年の道路工事。
しかし、道幅が狭く、地下に上下水道の管などが埋まっていたため、
電柱を建て替えるスペースが、建物の近くしかなかった。
さらに、その建物には、多くの看板が設置されていたため、
電線と看板の距離を確保するために、曲がった電柱が設置されたのだ。
調査員
「他の土地にはない?」
北海道電力ネットワーク 南波 諭 副長
「他にも岩見沢の方にもあると聞いている」
実は、岩見沢の繁華街、3条通りなどにも、
旭川市と同じ理由から、曲がった電柱10本が建てられている。
一方、京都の花街・先斗町では、
無電柱化事業で、電柱をすべて撤去して「こざっぱり」してはります。
では、旭川の電柱は大丈夫どすか?
調査員
「今後も残していく予定?」
北海道電力ネットワーク 南波 諭 副長
「2年に1度の定期巡視で確認していって、建て替えが必要なら、その時に考える形にはなるが、今のところ撤去の予定はない」
35年に渡り旭川を見つめ続けた電柱は、
これからも町を見守り続ける。
調査依頼はこちら↓
lin.ee/pYvxEEm
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