4K映像 ふくい足もと遺産「天狗党の 髷（まげ）」

池田町にある善徳寺。1000年以上前から続く寺には、幕末の戦乱に翻弄された天狗党の侍のものと伝えられている2人の髷（まげ）が残っている。
侍の命ともいえる髷がここに残されている背景には、悲しい物語があった。
天狗党は、1864年、水戸藩で尊王攘夷を目指し挙兵。家老の武田耕雲斎を大将とし、天皇のいる京都を目指したと言われている。
寺や民家を渡り歩く中で、善徳寺にも30人ほどの浪士が訪れた。そのうちの2人が髷を切り住職に渡したとのこと。
これ以上の内乱は日本のためにならないと考えた天狗党は、敦賀で降伏。353人が処刑され、約470人が遠い島へ追放された。
福井の地で儚く散った天狗党の2人の侍の心も残されている。
4K映像。
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