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立派なおばちゃん、は感慨深い言い方ですね。おばちゃんは今までの経験を俯瞰でき、ある程度微笑ましい経験(殿御は可愛い存在とまで認識出来る)に昇華出来る存在だと考えます。彰子はこれから色んな体験をして立派なおばちゃん、ゴッドマザーになっていくはずですが、その道標役がまひろだと、雨宿りのシーンから読み取りました。
「雨宿り」すると、皆家の中に入り予定していなかった場所で、一定の時間を共に過ごす。すると、雑談をしなければならないので、そこで本音を言ったり聞いたりすることになる。昔の雨宿りではまひろが男たちの本音を聞き、今回は彰子が聞いた。「殿御はかわいいもの」とまひろは言う。まひろはなぜ「かわいい」を強調したのだろうか。それは、彰子が敦康親王をわが子(または弟)のようにかわいがっている様子を見て、「かわいいものは好きになれる人」と見抜いているからであろう。その後、まひろは「若紫」を書く。そこには幼い頃の「かわいい紫の上」が登場する。それも、まひろが「かわいい登場人物がいれば彰子も物語を面白く思えるはず」と考えてのことだと推測できる。
立派なおばちゃん、は感慨深い言い方ですね。おばちゃんは今までの経験を俯瞰でき、ある程度微笑ましい経験(殿御は可愛い存在とまで認識出来る)に昇華出来る存在だと考えます。彰子はこれから色んな体験をして立派なおばちゃん、ゴッドマザーになっていくはずですが、その道標役がまひろだと、雨宿りのシーンから読み取りました。
「雨宿り」すると、皆家の中に入り予定していなかった場所で、一定の時間を共に過ごす。すると、雑談をしなければならないので、そこで本音を言ったり聞いたりすることになる。昔の雨宿りではまひろが男たちの本音を聞き、今回は彰子が聞いた。「殿御はかわいいもの」とまひろは言う。まひろはなぜ「かわいい」を強調したのだろうか。それは、彰子が敦康親王をわが子(または弟)のようにかわいがっている様子を見て、「かわいいものは好きになれる人」と見抜いているからであろう。
その後、まひろは「若紫」を書く。そこには幼い頃の「かわいい紫の上」が登場する。それも、まひろが「かわいい登場人物がいれば彰子も物語を面白く思えるはず」と考えてのことだと推測できる。