【Corridor of Lights】住民の思いがつまる約10万本のキャンドル 雪と生きる「灯(ともしび)の回廊」【新潟・上越】スーパーJにいがた3月6日OA
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- Опубликовано: 10 фев 2025
- 上越市で冬の風物詩となっている「灯の回廊」が2月、開催されました。イベントの規模が拡大した一方で、参加を断念した地域もありました。
上越の冬の風物詩「灯(ともしび)の回廊」。柔らかい無数の灯りが、雪景色に浮かびます。
■神奈川県から
「すごいきれいでした。思ったより規模が大きくて。」
■南魚沼市から
「本当にここの会場の灯りが好きで癒やされます。」
積雪量が最も多くなる2月、2日間に渡り約10万本のキャンドルが冬の上越を優しく照らします。
県内でも屈指の豪雪地帯、安塚区。キャンドルは、ここから灯されました。
■旧安塚町長 矢野学さん
「(安塚は)豪雪地帯。世界に名だたる豪雪。そういう中で住んでいるひとたちにとって「雪」は嫌なもの。それではふるさとを語れない。雪の壁が除雪の後にできるのでそこに穴をくり抜いてキャンドルを灯そう。簡単な発想だった。」
約30人が暮らす安塚区細野地区。住民が手作業でキャンドルを作り上げていきます。目標は1500個のキャンドル。冷い重い雪が、体力を奪います。
今年は、市内の7つの地域に規模も拡大。三和区も新たに加わりました。
■実行委員会メンバー
「(Q.紙コップでキャンドルに見立てる?)そう。雪があればバケツで作ったんだけど雪がないから。」
■三和区会場実行委員会 佐藤正春委員長
「地域がコロナだった部分も含めて閉塞感がある。地域の交流の場が少ない。それをどうにか作っていこうと話し合ったらこのような形になった。」
■市内から親子
「少雪だと言ってたのでキャンドルが作れないって聞いてたからどうなるかと思ったけど、紙コップでも幻想的できれいでよかったです。」
キャンドルの灯火が消えた集落があります。
■伏野集落 和栗勝美町内会長
「今年もやる予定はないですね。みなさん高齢になったので毎年だとキャンドルの時期は寒いので『もういいや』という人がいっぱいいるので。」
人口19人の、伏野集落。住民の高齢化を理由に今年は、参加を見送ることにしました。
■伏野集落 和栗勝美町内会長
「やりたいという思いは…集落の人がみんなで『やれば』という声があればやってもいいんだろうけど、個人的にももう長くやってきたからもういいのかなっていう考えはあります。」
伏野集落は30年にわたり、住民総出で来場者をもてなしてきました。これからは、次の世代にバトンを託します。
■伏野集落 和栗勝美町内会長
「『灯の回廊』といっても雪がなくてもできるようなアイディアを出しながら、あちこちでやってもらえるのは安塚区民にとっては良いこと。自然体で盛り上げてもらえれば、これから違う世代で色んなアイディアを出してやればいいんじゃないですかね。」
■細野集落 細野町内会長
「午後からは高崎経済大学の学生さんも一緒にやりたいと思います。よろしくお願いします。」
長年、安塚区細野集落と交流が続いている群馬県の大学生が、応援にかけつけてくれました。
■学生
「(Q.キャンドルづくりはどう?)めちゃくちゃ楽しいです。あまり雪に触れる機会が無くて。そういう意味で新鮮。」
■地元の男性
「(Q.学生たちの協力は大きい?)でかいですね。若いもん。楽しくなるしね。」
日が暮れて、棚田が柔らかい光に包まれます。
■神奈川県から
「本物の火を使ってるんですよね。温かみがあって綺麗。」
■市内から
「妻と初めてここに見に来たときにとっても綺麗だった。子どもにもここを見せてあげたかった。」
■学生
「住民の方々と和気あいあいと楽しく(準備が)できていい経験だったし、天気も安定してたくさん来て頂いてるので頑張った甲斐があったなと思います。」
■細野集落 細野町内会長
「なかなか良くなりましたね。(Q.キャンドルはこれからも灯していきたい?)気持ちはね。気持ちはあるけどいつまでできるかね。学生さんたちも協力してくれているから。やれば綺麗だし、お客さんからも『おー』って喜んでもらえればやろうという気持ちになるがそういう気持ちですね。喜んでもらえれば。」
住民の思いがつまる、キャンドルの光。これからも雪の中で輝き続けます。
2024年3月6日放送時点の情報です。
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