殺害された「妹」に誓う‼️犯罪者の更生。そして、犯罪被害者遺族が精神的・経済的支援が出来る「社会」に…

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  • Опубликовано: 10 сен 2024
  • 今、全国の刑務所や少年院で公開前のドキュメンタリー映画が先行上映されています。
    【部屋中血みどろです。絶対に再犯をするな!】
    この映画は、妹を殺された兄が元犯罪者の更生を支えてきた葛藤の10年を追ったものです。【ここ警察署どこやったっけ?】
    先月の三重刑務所で上映後、主人公が受刑者の前に登壇しました。
    【草刈健太郎さん】
    「犯罪者なんかみんな死んでしもたらええねんと思っていました。でもいろんな縁を紡いでいくうちに、これ(更生支援活動)は、妹にやれと言われている気がした」
    受刑者からは…
    【受刑者】「命をすごく大切にされているなと感じまして、涙がこみあげて来ました」
    塀の中だけの限定上映反響が広がっています。
    映画の主人公で更生支援活動を10年以上続けてきた大阪の建設会社社長、草刈さんをスタジオにお招きしてお話を聞いていきます。
    グラフをご覧ください。刑法犯の認知件数は減少傾向にあるのですが、再犯者率つまり、刑務所に収容されている中で、2回目以上の受刑者の比率はおよそ50%と高止まりの傾向にあります。
    草刈健太郎氏
    「私がこの活動を初めてきっかけが職親プロジェクトに誘われたことだったのですが、発足したのが11年前の2月、関西の企業が中心になって再犯者を減らそうと、仕事と住まいを用意して元受刑者たちを雇用し、更生支えてきました」
    当初、関西の中小企業7社で始まった取り組みが、今では全国で400社が参加するまでに増えたそうですが…
    刑罰も大きく変わることになりました。懲役・禁固刑から「拘禁刑」へ。2025年6月1日から施行されます。刑法が明治40年に制定されて以来、新しいタイプの刑罰が創設されるのは初めてです。従来の罰を与えて「懲らしめる」から「再犯防止」へとシフトしていきます。
    草刈健太郎氏
    「刑務作業で家具やバッグなどを作る義務を廃止し、実際に社会に出た後に生かせるような教育を重視していこうということですね。それが再犯防止へと繋がるんです」
    でも世間の風潮では、やはり罪を犯した人には刑罰を重視してほしいという声もあると思うのですが…
    草刈健太郎氏
    私も、更生するまで絶対に社会に出してほしくないとずっと思っていました。でも、更生する場所は刑務所や少年院の中ではなく、我々が暮らすこの社会なんです。
    社会で働いて自律する、これができて初めて更生といえるんですね。
    草刈健太郎氏
    仕事と住まいを提供してアクセルを踏んでもガソリンがないと走れない。。社会に戻るための準備、刑務所と社会の中間施設が必要なんです。
    いきなりではなく徐々にということですか…
    草刈健太郎氏
    実は去年の夏、北欧、ノルウェーとスウェーデンの刑務所を視察してきたんですけどこの写真、刑務所に見えますか?実際に北欧では日本とは違って受刑者と刑務官が対等でびっくりしたのは受刑者のことを「クライアント」と呼ぶんです。
    顧客ですか…
    草刈健太郎氏
    教育も充実していて、たとえば、料理も受刑者が一流のほんまもんのシェフに指導してもらえるんです。味も抜群でした。即戦力を刑務所の中で養っているんです。勉強もできて、出所してからも継続して授業が受けられるんです。教育の充実で再犯率も減ったそうです。(スウェーデンでは25%減少)
    草刈健太郎氏
    すべてがこんなスタイルではなく出所が1~2年に迫った受刑者がこの刑務所に移動し、社会生活をする予習をするという感じです。日本も北欧のような開かれた刑務所にすべきといっているのではありません。罰を与えるだけではなく、社会に出てくるわけですから、そのための準備を刑務所にいる時から訓練しておいてほしいのです。
    草刈さんたちは、そのための革新的な活動も刑務所の中や少年院で実践してきました。
    (VTR)
    大阪府内の少年院。少年たちが取り組んでいるのは 国語と算数の公文式です。
    【ルートやってる。大学まで行けるんちゃうか、このままのペースでやっていったら】
    草刈さんたちが始めたのは少年院での学び直しです。ほとんどが一桁の足し算から始めました。
    【在院生】
    「元々勉強は嫌いだったけど、問題が解けるようになってから自分の自信にも繋がって楽しくなりました」
    半年間続けて、この日が最後の教室です。
    【在院生】
    「終わるとなるとさみしくて…ここで草刈社長とも出会えて、少年院に来ることは良くないんですけど、出会いにはすごいここに来た意味があるというか」
    出院した後も、相談してもらえるよう連絡先を書いた会員カードも手渡しました。
    【事務局・井上陽一さん】
    「ご飯食べたかったら電話ください。まず、(少年院を)出たら一回電話ください。そしたらみんな発狂するくらい喜んでくれるんですよ」
    【和泉学園 刑務官 本田さん】 
    「元々虐待を受けたり大人不信の子が非常に多いように思いますので、信用できる大人を見つけるひとつの突破口が見つかる会になった」
    おととしから始まったこの取り組み実施する施設も増え、卒業生が職親プロジェクトの企業で働くなど支援が繋がっています。
    少年院を出てからも連絡がくるんですか?
    草刈健太郎氏
    それがうれしいんです。先日も卒業生と十日えびすにみんなで行ってきました。少年院の子の多くは算数など基礎学力は小学校低学年程度で、学校に行かなくなって非行に走った子が、やればできるという自分に自信を持つことも更生のために大事なんです。
    受刑者の6割が高卒以下というデータもあります。
    草刈健太郎氏
    職親プロジェクトでは6年前から刑務所の中で建築の技術指導も行ってきました。塗装や解体、防水など25業種を5週間ほどかけて教えています。おととしからは、飲食や美容・介護も始めています。刑務所の中でお好み焼きを焼いたり、加古川刑務所でエステとヘッドスパの講習をしています。まさに「大人のキッザニア」。実体験で、働く意義を学び、それが就職にもつながっています。ただし、スキルだけではだめです。私が大切にしたいのはやはり、犯罪したということは被害者がいるということですから、それを忘れずに反省し、被害者のこともきちんと考えてほしいのです。
    法務省が先月から新たに始めたのは、加害者が自分の被害者から心情を聞いて更生に生かす取り組みです。これも初めてのことです。
    草刈さんの妹は、2005年ロサンゼルスでアメリカ人の夫に殺されました。夫は15年服役、仮釈放を決める審議会には被害者遺族も出席し意見を述べることが許されています。
    直接、加害者にも向き合い、言葉で伝えてきたんですね
    草刈健太郎氏
    しんどいことですが、伝えることで、自分の罪と向き合い更生に繋げてほしいと思っています。これまで加害者側の更生支援の話をしてきましたが、被害者の支援に関しては率直に言って遅れていると感じています。北新地ビルの放火事件でも目の当たりにしましたが、残された被害者遺族の補償、犯罪被害者支援も十分とは言い難いです。
    犯罪被害給付金の問題ですね。2022年度の遺族への給付金は平均743万円でした。金額は被害者の事件前の収入に応じた基礎額に家族の数をかけるなどして算出しているので、休職中であったり子どもであれば基礎額が低くなり、逸失利益は含まれない。国も去年6月、大幅増額する方針を決めました。
    草刈健太郎氏
    1人平均743万円…お葬式代や裁判費用…精神的な負担だけでなく経済的にも追い込まれます。賠償金の問題もあります。私もそうですが加害者を法的に訴えて勝訴したとしても加害者から賠償金が支払われるケースは少ないといっても過言ではありません。これは国が立て替えて支払い、加害者が出所した後国が取り立てる、これを早急に行ってほしいです。ノルウェーやスウェーデンなどでは「犯罪被害者庁」があり、すでに実施されています。
    賠償金を被害者遺族が加害者に連絡して振り込んでもらうお願いをするというのは遺族にとって本当に過酷なことだと心情を察するに余りあります。
    草刈健太郎氏
    ある日突然、いつだれが被害者になってもおかしくない世の中です。加害者の更生支援と被害者遺族を守ることこの両輪が揃ってこそだと思います。
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Комментарии • 4

  • @user-uo1rg5rg2t
    @user-uo1rg5rg2t 7 месяцев назад +12

    この人は神の生まれ変わりだと思う

  • @happinessforeveryoneintheworld
    @happinessforeveryoneintheworld 7 месяцев назад +16

    草刈さんや、他の経営者が、こんなに努力されてるのに、国が変わってくれないし、国も悪いことしてるから…😓それで良いのだろうか?国が変わらず、草刈さん達が、ずっと忙しい日々を過ごすのは良いのか?🤔今は感じます。

  • @WhiteTiger600
    @WhiteTiger600 5 месяцев назад +2

    私は割と友達とかが罪犯しても出てきてから
    また通常通り仲良くできる派なのよね。
    職場の仲間が実は前科があるって打ち明けられても気にしない。
    私は出てきたならまた再スタートして頑張って欲しいと思う。

  • @masahiro6876
    @masahiro6876 7 месяцев назад +2

    なんなら、本気で稼ぎたい方向けの為に刑務所・少年院でビジネススクールも設けた方が良いと思います。出所後・出院後、権利収入・不労所得を得たい受刑者もいるでしょう。