高校生物「自由交配の計算(配偶子を集めて計算する方法)」

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  • Опубликовано: 2 фев 2025

Комментарии • 2

  • @knowledge-hd9ix
    @knowledge-hd9ix Год назад

    地道に計算する方法で、F1のRr:rr=1:1でない場合の解き方も知りたいです。(例えば、Rr:rr=3:4の時など)
    遺伝子を集めてやる方法なら楽なのはわかるのですが、地道にだと実際にはどうやって計算するのかわからないので、よろしければ教えていただきたいです。

    • @kembiology
      @kembiology  Год назад +2

      コメントありがとうございます!!
      「地道に計算して、合っているか確かめたい」という発想が良いですね。
      科学の世界は言われたことをそのまま鵜呑みにせず、疑ってみるという発想が非常に重要です。
      それではRr:rr=3:4の場合を考えてみます。
      まずは「配偶子を集めて計算する方法」で考えてみます。
      Rr:rr=3:4の配偶子を集めると、Rが3個、rが3個と4個と4個なので、
      「3R」と「11r」として計算することができますね。これを交配すると、
      (3R+11r)(3R+11r)=9RR+66Rr+121rrになりますね。
      つまりRR:Rr:rr=9:66:121が答えです。
      これを地道に計算してみると・・
      Rrとrrの自由交配なので、
        Rr rr
      Rr ◯ ◯
      rr ◯ ◯
      のように、4通りの交配が考えられます。
      (Rr×rrが2つ分あることに注意して下さいね!)
      では4通りの交配をすべて書いてみますね!
      Rr×Rr=1RR:2Rr:1rr
      Rr×rr=2Rr:2rr
      Rr×rr=2Rr:2rr
      rr×rr=4rr
      上の比率において、皆さんはよく2:2だったら、1:1に変換しますよね?
      でもそれだと他の比率とのバランスがおかしくなってしますので、
      生じる個数をすべて書いています。
      そして、ここでRr:rr=3:4を使います。
      つまり、交配に使用したRr:rr=3:4の比率で存在しているので、
      生じる個体数は以下のような比率になります。
        3Rr 4rr
      3Rr 9 12
      4rr 12 16
      では先ほどの比率に、これらを比率をかけていきます。
      Rr×Rr=1RR:2Rr:1rr →×9をすると・・Rr×Rr=9RR:18Rr:9rr
      Rr×rr=2Rr:2rr →×12をすると・・ Rr×rr=24Rr:24rr
      Rr×rr=2Rr:2rr →×12をすると・・Rr×rr=24Rr:24rr
      rr×rr=4rr →×16をすると・・rr×rr=64rr
      これをすべて集めてみて下さい!
      RR:Rr:rr=9:66:121 になりましたかね。